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病室編
貧血
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その後、やっと病室に戻りましたが、8時間以内には看護師付き添いでトイレに行かなければなりませんでした。
トイレの個室に入るとき、看護師さんが言います。
「終わったら呼び出しボタンを押してくださいね。迎えに来ますから」
そして用を足すと、壁にあったボタンを押した私。なのに、誰も来ない。
「あぁ、先に手を洗っておこうかな」
そう思って個室から出て手を洗った直後でした。今まで感じたことのない気分になったかと思うと、気がついたときにはタイルの床が視界に入りました。
起き上がってみると、なんと私はトイレで倒れていたのです。どうやら頭を打ったらしく鈍痛がしていました。
「これが倒れるってことか!」
頭を打ったこともわからないものなんだね、と驚愕。そしてどれくらい気を失っていたのか知らないけれど、ボタンを押したのにいまだに看護師さんが来ていないことにも驚愕。
ズキズキ痛む頭に顔をしかめて呼び出しボタンをもう一度押すと、さっきの看護師さんが来てくれました。
「あの、なんか貧血で倒れて頭打ったみたいなんですけど」と、おそるおそる言うと、彼女はきつい口調で「だからボタン押してくださいって言ったじゃない!」と叱り飛ばします。
よっぽど「押したけど来なかったじゃない!」と言いたかったですが、面倒になって「はぁ」とだけ答えました。
とりあえず、そのことによる支障はなかったので、そのまま病室に戻って休むことになりました。
今まで貧血で倒れた経験がなかったので、創作にいつか倒れる描写を使ってやると誓ったのはいい思い出です。
それにしても、すそを切ったり、更に裂傷があるものですから、歩くどころか起き上がるのもやっとの痛みでした。
産後一ヶ月ほどは、『悪露』と呼ばれるものが出てくるので、トイレに行くたびに消毒しなければなりません。それも傷口にしみて、しばらくは辛い思いをしたのでした。
トイレの個室に入るとき、看護師さんが言います。
「終わったら呼び出しボタンを押してくださいね。迎えに来ますから」
そして用を足すと、壁にあったボタンを押した私。なのに、誰も来ない。
「あぁ、先に手を洗っておこうかな」
そう思って個室から出て手を洗った直後でした。今まで感じたことのない気分になったかと思うと、気がついたときにはタイルの床が視界に入りました。
起き上がってみると、なんと私はトイレで倒れていたのです。どうやら頭を打ったらしく鈍痛がしていました。
「これが倒れるってことか!」
頭を打ったこともわからないものなんだね、と驚愕。そしてどれくらい気を失っていたのか知らないけれど、ボタンを押したのにいまだに看護師さんが来ていないことにも驚愕。
ズキズキ痛む頭に顔をしかめて呼び出しボタンをもう一度押すと、さっきの看護師さんが来てくれました。
「あの、なんか貧血で倒れて頭打ったみたいなんですけど」と、おそるおそる言うと、彼女はきつい口調で「だからボタン押してくださいって言ったじゃない!」と叱り飛ばします。
よっぽど「押したけど来なかったじゃない!」と言いたかったですが、面倒になって「はぁ」とだけ答えました。
とりあえず、そのことによる支障はなかったので、そのまま病室に戻って休むことになりました。
今まで貧血で倒れた経験がなかったので、創作にいつか倒れる描写を使ってやると誓ったのはいい思い出です。
それにしても、すそを切ったり、更に裂傷があるものですから、歩くどころか起き上がるのもやっとの痛みでした。
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