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第3章 鴉
第59話 吹雪
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――翌朝
ムクリと起き上がり、周囲を伺うと、昨日の酔いつぶれた二人はくたばったような姿で寝ている。
まだ外は薄暗らい。外を覗くとアリンとハンクは既に起きており、家畜の世話に朝食の準備に忙しそうにしている。
「すいません。起こしちゃいましたか?」
アリンが俺が起きていることに気が付き話しかけててきた。
「いや、勝手に目が覚めただけだよ。早くから大変だね」
「ここで生きていくためにはこれぐらいしないとだめなんですよ」
「なるほど…」
アリンは手際よく朝食を作っている。
「手伝おうか?」
「いえいえ昨日も手伝ってもらいましたし、お客様にそんなこをさせるわけにはいきませんよ。兄さんに怒られます」
あっという間に6人分の朝食が出来上がる。
朝食が出来上がる頃に、ハンクが家に入ってきて、他の3人も起きて食卓を囲む。
少し難しい顔をしたハンクがリリカに話しかける。
「天気が怪しいですね。壁に戻られるなら早めに出たほうがよろしいかと」
リリカはそれを聞き
「そうか。分かった朝食を頂いた後立つことにする」
俺たち3人を見る。
「了解です」
アルク返事をし、俺とバルジが頷く。
「どうですか?スープ」
アリンが心配そうに尋ねてくる。
「うん。とても美味しいよ。いつもの二日酔いに効くやつだろ?」
アルクが返事をし俺も頷きながら話をする。
「さっぱりとして美味しいよ」
「ええ、二日酔いに効くヨークの葉のスープですよ」
「この辺でも取れるの?」
「いえ、昨日リリカさんがくれた物の中に必ず入っているので」
そういってアリンはリリカの方を見て微笑む。
「お前らが飲みすぎるからな」
一言そういってスープを飲み干し立ち上がる。
「支度を急げ」
そういってリリカは別室に向かった。
スープを飲み干し、荷造りを始める。アルクは頭を抑え
「あーまだ頭いてぇ」
「飲み過ぎですよ」
荷造りを終え、馬に荷物を結わえる。太陽の光が眩しく感じるが東の空には暗雲が立ち込めているのが見える。
兄妹二人の見送りを受け俺たち出発する。
壁までは丸二日掛かるらしい。途中例の洞窟で夜を明かす予定であるという話を聞いた。
2,3時間歩くと空を真っな雲が覆い、辺りが暗くなってくる。
「こりゃまずいな…ハンクの言ったとおりか…」
アルクが苦い顔をしている。そして荷物の中なから縄を出す。
「ほれ、これを体に結びつけろ」
「分かりました」
言われたとおりに縄を体に結びつける。先頭のリリカ、アルク、俺、バルジの順に縄で結ぶ。
「これから吹雪が来る。1メートル先も見えなくなるからその体の縄が引っ張る方向へ進め」
「吹雪…」
すると風が吹き出し、地面の雪が舞い始め、空からも横殴りの雪がふりはじめる。
そしてアルクの行ったとおりに1メートル先も全く見えなくなる。
左手には馬の手綱、右手には体に結びつけた縄。
先頭を行くのはリリカだ…この全く前が見えない中、副長に俺たちの命を預けるということか…
風の轟音と雪で視界と聴覚を奪われる。そして気温もぐっと下がる。
右手体を引っ張られる縄だけが頼り…
俺は大声で叫ぶ
「アルクさーーーーん!!!」
風の轟音の中微かにアルクの声が聞こえる。
「口を開くな!!舌を噛むぞ!」
その声が聞こえ、俺は少しだけ安心をする。
嵐は全く止む気配もなく、俺は一体どこを進んでいるのかすらわからない。そして何時間経ったのかすらもわからない。
微かに見覚えのある風景が広がる。山肌にある洞窟。
その中に吸い込まれるように入っていく。
洞窟に入ると風が止む。俺は体に結びつけていた縄を外し、地面に座り込む。
「助かった…」
俺は安堵の中ポツリと呟いた。吹雪の中どこを進んでいるのか全く分からなかった…先頭で俺たちを誘導をしたリリカは何者なんだ…
俺の考えを見透かしたようにアルクが話す。
「副長のおかげだな」
「あの吹雪の中で正確にこの場所がわかるなんて…」
「副長はわかるんだってなぜかは知らんけど、前が見えなくても大まかな方角はわかるらしい」
「バケモンかよ…」
リリカが冷たい視線で俺を見て抑揚のない声で話す。
「誰がバケモンだ」
アルクがリリカに見えないように渋い顔をして
「ほら地獄耳」
と声に出さず言った。
リリカは外を見て呟く
「あと2,3日は続きそうだな」
「ハンク達のところに居たほうが良かったのでは?」
アルクがそう言うと
「細々と生活をしている二人の家にそれほど長く厄介になれるはずがなかろう」
「そうですね…幸いあと3日は食料も持ちますし」
「うむ」
話しながらアルクは焚き火を起こす。吹雪の中で冷え切った体を暖める。それからは4人共何も言わず、その場で座り込み干し肉を食べ、酒を口にする。
「今日は見張り必要なし」
そういうと、リリカは毛布にくるまり横になる。
「だってよ」
アルクがそう俺に向かって話す。
「この吹雪だったら祖人も襲ってこないってことですか」
「そうだな。まあ今日は安全ってことだ」
アルクもそう言って、毛布にくるまる。
3人はあっという間に横になり寝息を立て始める。
俺は外を眺める。暗闇からごーーーっという風の音だけが聞こえてきた。
ムクリと起き上がり、周囲を伺うと、昨日の酔いつぶれた二人はくたばったような姿で寝ている。
まだ外は薄暗らい。外を覗くとアリンとハンクは既に起きており、家畜の世話に朝食の準備に忙しそうにしている。
「すいません。起こしちゃいましたか?」
アリンが俺が起きていることに気が付き話しかけててきた。
「いや、勝手に目が覚めただけだよ。早くから大変だね」
「ここで生きていくためにはこれぐらいしないとだめなんですよ」
「なるほど…」
アリンは手際よく朝食を作っている。
「手伝おうか?」
「いえいえ昨日も手伝ってもらいましたし、お客様にそんなこをさせるわけにはいきませんよ。兄さんに怒られます」
あっという間に6人分の朝食が出来上がる。
朝食が出来上がる頃に、ハンクが家に入ってきて、他の3人も起きて食卓を囲む。
少し難しい顔をしたハンクがリリカに話しかける。
「天気が怪しいですね。壁に戻られるなら早めに出たほうがよろしいかと」
リリカはそれを聞き
「そうか。分かった朝食を頂いた後立つことにする」
俺たち3人を見る。
「了解です」
アルク返事をし、俺とバルジが頷く。
「どうですか?スープ」
アリンが心配そうに尋ねてくる。
「うん。とても美味しいよ。いつもの二日酔いに効くやつだろ?」
アルクが返事をし俺も頷きながら話をする。
「さっぱりとして美味しいよ」
「ええ、二日酔いに効くヨークの葉のスープですよ」
「この辺でも取れるの?」
「いえ、昨日リリカさんがくれた物の中に必ず入っているので」
そういってアリンはリリカの方を見て微笑む。
「お前らが飲みすぎるからな」
一言そういってスープを飲み干し立ち上がる。
「支度を急げ」
そういってリリカは別室に向かった。
スープを飲み干し、荷造りを始める。アルクは頭を抑え
「あーまだ頭いてぇ」
「飲み過ぎですよ」
荷造りを終え、馬に荷物を結わえる。太陽の光が眩しく感じるが東の空には暗雲が立ち込めているのが見える。
兄妹二人の見送りを受け俺たち出発する。
壁までは丸二日掛かるらしい。途中例の洞窟で夜を明かす予定であるという話を聞いた。
2,3時間歩くと空を真っな雲が覆い、辺りが暗くなってくる。
「こりゃまずいな…ハンクの言ったとおりか…」
アルクが苦い顔をしている。そして荷物の中なから縄を出す。
「ほれ、これを体に結びつけろ」
「分かりました」
言われたとおりに縄を体に結びつける。先頭のリリカ、アルク、俺、バルジの順に縄で結ぶ。
「これから吹雪が来る。1メートル先も見えなくなるからその体の縄が引っ張る方向へ進め」
「吹雪…」
すると風が吹き出し、地面の雪が舞い始め、空からも横殴りの雪がふりはじめる。
そしてアルクの行ったとおりに1メートル先も全く見えなくなる。
左手には馬の手綱、右手には体に結びつけた縄。
先頭を行くのはリリカだ…この全く前が見えない中、副長に俺たちの命を預けるということか…
風の轟音と雪で視界と聴覚を奪われる。そして気温もぐっと下がる。
右手体を引っ張られる縄だけが頼り…
俺は大声で叫ぶ
「アルクさーーーーん!!!」
風の轟音の中微かにアルクの声が聞こえる。
「口を開くな!!舌を噛むぞ!」
その声が聞こえ、俺は少しだけ安心をする。
嵐は全く止む気配もなく、俺は一体どこを進んでいるのかすらわからない。そして何時間経ったのかすらもわからない。
微かに見覚えのある風景が広がる。山肌にある洞窟。
その中に吸い込まれるように入っていく。
洞窟に入ると風が止む。俺は体に結びつけていた縄を外し、地面に座り込む。
「助かった…」
俺は安堵の中ポツリと呟いた。吹雪の中どこを進んでいるのか全く分からなかった…先頭で俺たちを誘導をしたリリカは何者なんだ…
俺の考えを見透かしたようにアルクが話す。
「副長のおかげだな」
「あの吹雪の中で正確にこの場所がわかるなんて…」
「副長はわかるんだってなぜかは知らんけど、前が見えなくても大まかな方角はわかるらしい」
「バケモンかよ…」
リリカが冷たい視線で俺を見て抑揚のない声で話す。
「誰がバケモンだ」
アルクがリリカに見えないように渋い顔をして
「ほら地獄耳」
と声に出さず言った。
リリカは外を見て呟く
「あと2,3日は続きそうだな」
「ハンク達のところに居たほうが良かったのでは?」
アルクがそう言うと
「細々と生活をしている二人の家にそれほど長く厄介になれるはずがなかろう」
「そうですね…幸いあと3日は食料も持ちますし」
「うむ」
話しながらアルクは焚き火を起こす。吹雪の中で冷え切った体を暖める。それからは4人共何も言わず、その場で座り込み干し肉を食べ、酒を口にする。
「今日は見張り必要なし」
そういうと、リリカは毛布にくるまり横になる。
「だってよ」
アルクがそう俺に向かって話す。
「この吹雪だったら祖人も襲ってこないってことですか」
「そうだな。まあ今日は安全ってことだ」
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