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18.侑斗の両親
侑斗の助けもあって通信制の大学を無事卒業した私は、ついに侑斗と付き合っていることをお互いの親に報告することになった。
もちろん、結婚を見据えてである。
大学を履修した今なら、きっと侑斗のご両親も、お付き合いを認めてくれるはず。
そう思いながらも、子供の頃に味わった「侑斗を遊びに誘わないで。」と言われて抱いた気持ちは、今でも胸に消えない棘のように残っている。
それを私はまだ、侑斗に打ち明けられずにいた。
だから、隣で両親に祝福してもらうつもりで浮かれている侑斗に、この思いをどう説明していいかわからない。
「ほら、そんなに緊張するな。
華のことはうちの両親だって、よくわかっているんだから、喜んでくれるさ。」
「そうかな?
不安だよー。」
侑斗の実家へ行く道すがら、落ち着かない私を見て、彼はくしゃりとはにかんだ。
「俺と結婚したいって、不安そうにしてる華すごく可愛いよ。
大好き。」
そう私の耳元で囁いて、侑斗は道の真ん中で、頰に素早くキスをする。
「もう、侑斗、私真剣に悩んでいるのに。」
「そう思うならさ、ウチの両親の前で、俺のことを好きで好きでたまらないって言って、抱きついて。
そしたら親も、反対するのがアホらしくなるだろ?」
「ふふ、確かにそこまで言い切る二人に、ダメなんて言っても無駄だと思うかも。」
「だろ?
俺もそれ以上の熱量で返すからさ。」
「わかった。
反対されたらやってみる。
でも、私の親の前では侑斗がやるんだからね。」
「おう。
受けて立つ。」
「ふふ、私の母は反対しそうもないわ。」
見つめあった二人は、クスクスと笑い合う。
周りから「あの二人はバカップルだ。」と思われたら、呆れてもう誰も止めようなんて思わないよね。
一生に一度くらい恥ずかしくても、お互いに好きなんだから、夢中で想いを伝え合ってもいい。
二人が同じタイミングで、恥ずかしいを通り越して好きなことって、長い人生でもそんなにないことだと思うんだ。
だったら、もういい。
侑斗の浮かれた気分が伝染して、私の心もフワフワとしてきた。
彼に導かれ、弾むような足取りで、実家にお邪魔する。
「ただいま、母さん、華を連れて来た。」
侑斗は私と手を繋いだまま居間のソファに座る。
「あら、おかえり。
華ちゃんも久しぶりね。」
笑顔を向ける侑斗の母は、以前と変わらぬ上品な佇まいで、キッチンから声をかけた。
「話があるんだ。
座ってよ。
父さんは?」
「書斎にいるわ。
ねぇ、二人はお茶でいい?」
「はい。」
「俺、父さん呼んで来る。」
「うん。」
侑斗は立ち上がると、すぐにお父さんを連れて居間に戻って来た。
そして、再び私の隣に座ると、切り出した。
「俺達、今付き合ってる。
タイミングを見てになるけれど、結婚するつもりだから。
今日はその報告をしに来た。」
「あら、そう。
良かったわね。」
「やっとだな。」
「お許しいただけるんですか?」
「もちろん。」
侑斗の両親は揃って当然だというように頷いた。
私は驚いて、全員の顔を見渡す。
「なっ、大丈夫って言っただろ?」
「…そうだね。」
「ごめんね。
華ちゃんが戸惑うのは私のせいだわ。」
驚く私に、侑斗の母は少し気まずそうに微笑んで言った。
「えっ、どう言うこと?」
侑斗は先ほどまでの浮かれたようすから一転して、声を落として問いかける。
侑斗の母は小さく息をつき、話し始めた。
「説明すると長くなるんだけれど、侑斗は幼い頃から華ちゃんのことをずっと好きだったのよ。
だから昔、私はその侑斗の気持ちを利用したの。
夫が弁護士だから、侑斗にもなってほしくて、本人のやる気を引き出そうといろいろ試してみたけれど、結局どれもうまくはいかなくて追い詰められていた時に見つけたのよ、侑斗のほしいもの。
ほら、華ちゃんがご両親の離婚問題で悩んでいた時があったでしょ。
あの時、どうしたら助けれるかなぁと侑斗が聞くから、弁護士になったら助けれるって教えたの。
そしたら、侑斗は初めて華を守るために弁護士になる、って言い出したわ。
あの当時から、侑斗は華ちゃんのためになら努力することを私は知っていたから。
どんな手を使っても、嫁としてのプライドで、侑斗を絶対に弁護士にすると決めていたわ。
だから私は、もし将来、侑斗が華ちゃんを選んだら、祝福しようと決めていたの。」
「でも、私には侑斗を遊びに誘わないでって言ってましたよね?」
私は胸の奥に刺さっていた言葉を、勇気を出して口にした。
この先は、侑斗との間に、秘密を作りたくない。
「ええ、あの時は私も必死だったから。
華ちゃんと遊んで、侑斗の勉強が疎かになるのが怖かった。
何よりもあなたとの時間を優先するのは、わかっていたから。
司法試験はそう簡単に受かるものじゃない。
試験に合格するまで、集中しないとダメなのよ。
だから、悪いと思ったけど、侑斗から一度、華ちゃんを遠ざけたの。
侑斗の気持ちを利用したのに、ズルいのはわかっていたわ。
でも、あなたが誘ったら、侑斗は勉強に集中しないから。
華ちゃん、嫌な思いをさせてごめんね。
私も辛かったの。」
「華にそんなことを言ったのか?」
侑斗は険しい表情で母を見た。
「そうよ。」
「だから華は、自分からはほとんど遊びに誘ってくれなかったのか。
俺が誘えば遊んでくれるけれど、よっぽど追い込まれた時しか、俺に連絡して来ない。
いつも会いたいと思うのは俺だけと、悲しんでいた時もあったけど、なるほどそう言うことだったのか。」
侑斗は、私と繋いだ手に頭をつけ、堪えるように目を瞑る。
「ごめん、華。
ずっと華に気を使わせてたんだね。」
「いいの。
だって、侑斗にとって勉強が大事だったことは、私が一番わかっていたから。
それでもピンチの時は、いつも駆けつけてくれたし。」
「華が俺と一緒に遊びたくても、我慢してたの知らなかった。
なのにずっと友達でいてくれたね。」
「うん、不思議とあんまり会えなくても、侑斗と離れ離れになるって、全然思えなかったから。」
「ありがとう、少ししか遊べなくても、ずっと友達でいてくれてありがとう。
大好きだ。」
「うん、私も。」
私達は侑斗の両親の前だということも忘れ、抱き合った。
友情、恋愛、長い付き合いのすべてが含まれる親愛の気持ちだった。
「もう離れたくない。」
「うん、これからは二人の思い出をいっぱい作ろう。」
「うん。」
二人が抱き合いながら話していると、侑斗の両親の声がする。
「ねぇ、それ以上は後にしてくれる?
私達見てられないわ。」
「今、良いところなのに…。」
「あっ、すいません。」
侑斗は不満そうに渋々私を腕の中から離した。
「それともう一つ謝らないとダメなことがあるの。」
侑斗のお母さんは再び申し訳なさそうな顔で、切り出した。
「何、まだあるの?」
「侑斗が華ちゃんを好きな気持ちは知っていたけど、華ちゃんが遠慮していたのも知っていたし、侑斗のことをどう思っているか知りたくて、お見合いの写真を見せたの。」
「えっ、俺に勧めて来たやつ?」
「そう、それを見たら、華ちゃんがどんな反応するかなぁと思って。」
「勝手なことするなよ。」
「でも、その時、何も言って来なかったから、脈なしだと思って、侑斗にお見合いを勧めたのよ。
試すようなことをして、ごめんね。」
「いいえ、あの時実はショックだったけれど、ご両親が求めているお嫁さん像がわかったので、かえって良かったです。
あのことがなかったら、大学を履修しようと思わなかったし、もし侑斗と付き合えても、ずっと引け目を感じていただろうから。」
「えっ、それで急に釣り合うようになりたいって思い始めたの?
俺、そのせいで付き合えないって言われて、人生で初めての挫折味わったんだぞ。
あの頃、華の気持ちが何故か全然わからない時で、すごい辛かった。
母さんのせいかよ。」
「ごめんね。
華ちゃんが、そこまで侑斗のために頑張る子だって、知らなくて。
とにかく、私達は二人を祝福するわ。」
「まあ、言いたいことはわかった。
納得してないけどな。」
「侑斗、いいじゃない。
今は認めてくれているんだから。
ありがとうございます。
侑斗と結婚してもいいんですね?」
「もちろんよ。
それが侑斗の長年の望みだから。」
もちろん、結婚を見据えてである。
大学を履修した今なら、きっと侑斗のご両親も、お付き合いを認めてくれるはず。
そう思いながらも、子供の頃に味わった「侑斗を遊びに誘わないで。」と言われて抱いた気持ちは、今でも胸に消えない棘のように残っている。
それを私はまだ、侑斗に打ち明けられずにいた。
だから、隣で両親に祝福してもらうつもりで浮かれている侑斗に、この思いをどう説明していいかわからない。
「ほら、そんなに緊張するな。
華のことはうちの両親だって、よくわかっているんだから、喜んでくれるさ。」
「そうかな?
不安だよー。」
侑斗の実家へ行く道すがら、落ち着かない私を見て、彼はくしゃりとはにかんだ。
「俺と結婚したいって、不安そうにしてる華すごく可愛いよ。
大好き。」
そう私の耳元で囁いて、侑斗は道の真ん中で、頰に素早くキスをする。
「もう、侑斗、私真剣に悩んでいるのに。」
「そう思うならさ、ウチの両親の前で、俺のことを好きで好きでたまらないって言って、抱きついて。
そしたら親も、反対するのがアホらしくなるだろ?」
「ふふ、確かにそこまで言い切る二人に、ダメなんて言っても無駄だと思うかも。」
「だろ?
俺もそれ以上の熱量で返すからさ。」
「わかった。
反対されたらやってみる。
でも、私の親の前では侑斗がやるんだからね。」
「おう。
受けて立つ。」
「ふふ、私の母は反対しそうもないわ。」
見つめあった二人は、クスクスと笑い合う。
周りから「あの二人はバカップルだ。」と思われたら、呆れてもう誰も止めようなんて思わないよね。
一生に一度くらい恥ずかしくても、お互いに好きなんだから、夢中で想いを伝え合ってもいい。
二人が同じタイミングで、恥ずかしいを通り越して好きなことって、長い人生でもそんなにないことだと思うんだ。
だったら、もういい。
侑斗の浮かれた気分が伝染して、私の心もフワフワとしてきた。
彼に導かれ、弾むような足取りで、実家にお邪魔する。
「ただいま、母さん、華を連れて来た。」
侑斗は私と手を繋いだまま居間のソファに座る。
「あら、おかえり。
華ちゃんも久しぶりね。」
笑顔を向ける侑斗の母は、以前と変わらぬ上品な佇まいで、キッチンから声をかけた。
「話があるんだ。
座ってよ。
父さんは?」
「書斎にいるわ。
ねぇ、二人はお茶でいい?」
「はい。」
「俺、父さん呼んで来る。」
「うん。」
侑斗は立ち上がると、すぐにお父さんを連れて居間に戻って来た。
そして、再び私の隣に座ると、切り出した。
「俺達、今付き合ってる。
タイミングを見てになるけれど、結婚するつもりだから。
今日はその報告をしに来た。」
「あら、そう。
良かったわね。」
「やっとだな。」
「お許しいただけるんですか?」
「もちろん。」
侑斗の両親は揃って当然だというように頷いた。
私は驚いて、全員の顔を見渡す。
「なっ、大丈夫って言っただろ?」
「…そうだね。」
「ごめんね。
華ちゃんが戸惑うのは私のせいだわ。」
驚く私に、侑斗の母は少し気まずそうに微笑んで言った。
「えっ、どう言うこと?」
侑斗は先ほどまでの浮かれたようすから一転して、声を落として問いかける。
侑斗の母は小さく息をつき、話し始めた。
「説明すると長くなるんだけれど、侑斗は幼い頃から華ちゃんのことをずっと好きだったのよ。
だから昔、私はその侑斗の気持ちを利用したの。
夫が弁護士だから、侑斗にもなってほしくて、本人のやる気を引き出そうといろいろ試してみたけれど、結局どれもうまくはいかなくて追い詰められていた時に見つけたのよ、侑斗のほしいもの。
ほら、華ちゃんがご両親の離婚問題で悩んでいた時があったでしょ。
あの時、どうしたら助けれるかなぁと侑斗が聞くから、弁護士になったら助けれるって教えたの。
そしたら、侑斗は初めて華を守るために弁護士になる、って言い出したわ。
あの当時から、侑斗は華ちゃんのためになら努力することを私は知っていたから。
どんな手を使っても、嫁としてのプライドで、侑斗を絶対に弁護士にすると決めていたわ。
だから私は、もし将来、侑斗が華ちゃんを選んだら、祝福しようと決めていたの。」
「でも、私には侑斗を遊びに誘わないでって言ってましたよね?」
私は胸の奥に刺さっていた言葉を、勇気を出して口にした。
この先は、侑斗との間に、秘密を作りたくない。
「ええ、あの時は私も必死だったから。
華ちゃんと遊んで、侑斗の勉強が疎かになるのが怖かった。
何よりもあなたとの時間を優先するのは、わかっていたから。
司法試験はそう簡単に受かるものじゃない。
試験に合格するまで、集中しないとダメなのよ。
だから、悪いと思ったけど、侑斗から一度、華ちゃんを遠ざけたの。
侑斗の気持ちを利用したのに、ズルいのはわかっていたわ。
でも、あなたが誘ったら、侑斗は勉強に集中しないから。
華ちゃん、嫌な思いをさせてごめんね。
私も辛かったの。」
「華にそんなことを言ったのか?」
侑斗は険しい表情で母を見た。
「そうよ。」
「だから華は、自分からはほとんど遊びに誘ってくれなかったのか。
俺が誘えば遊んでくれるけれど、よっぽど追い込まれた時しか、俺に連絡して来ない。
いつも会いたいと思うのは俺だけと、悲しんでいた時もあったけど、なるほどそう言うことだったのか。」
侑斗は、私と繋いだ手に頭をつけ、堪えるように目を瞑る。
「ごめん、華。
ずっと華に気を使わせてたんだね。」
「いいの。
だって、侑斗にとって勉強が大事だったことは、私が一番わかっていたから。
それでもピンチの時は、いつも駆けつけてくれたし。」
「華が俺と一緒に遊びたくても、我慢してたの知らなかった。
なのにずっと友達でいてくれたね。」
「うん、不思議とあんまり会えなくても、侑斗と離れ離れになるって、全然思えなかったから。」
「ありがとう、少ししか遊べなくても、ずっと友達でいてくれてありがとう。
大好きだ。」
「うん、私も。」
私達は侑斗の両親の前だということも忘れ、抱き合った。
友情、恋愛、長い付き合いのすべてが含まれる親愛の気持ちだった。
「もう離れたくない。」
「うん、これからは二人の思い出をいっぱい作ろう。」
「うん。」
二人が抱き合いながら話していると、侑斗の両親の声がする。
「ねぇ、それ以上は後にしてくれる?
私達見てられないわ。」
「今、良いところなのに…。」
「あっ、すいません。」
侑斗は不満そうに渋々私を腕の中から離した。
「それともう一つ謝らないとダメなことがあるの。」
侑斗のお母さんは再び申し訳なさそうな顔で、切り出した。
「何、まだあるの?」
「侑斗が華ちゃんを好きな気持ちは知っていたけど、華ちゃんが遠慮していたのも知っていたし、侑斗のことをどう思っているか知りたくて、お見合いの写真を見せたの。」
「えっ、俺に勧めて来たやつ?」
「そう、それを見たら、華ちゃんがどんな反応するかなぁと思って。」
「勝手なことするなよ。」
「でも、その時、何も言って来なかったから、脈なしだと思って、侑斗にお見合いを勧めたのよ。
試すようなことをして、ごめんね。」
「いいえ、あの時実はショックだったけれど、ご両親が求めているお嫁さん像がわかったので、かえって良かったです。
あのことがなかったら、大学を履修しようと思わなかったし、もし侑斗と付き合えても、ずっと引け目を感じていただろうから。」
「えっ、それで急に釣り合うようになりたいって思い始めたの?
俺、そのせいで付き合えないって言われて、人生で初めての挫折味わったんだぞ。
あの頃、華の気持ちが何故か全然わからない時で、すごい辛かった。
母さんのせいかよ。」
「ごめんね。
華ちゃんが、そこまで侑斗のために頑張る子だって、知らなくて。
とにかく、私達は二人を祝福するわ。」
「まあ、言いたいことはわかった。
納得してないけどな。」
「侑斗、いいじゃない。
今は認めてくれているんだから。
ありがとうございます。
侑斗と結婚してもいいんですね?」
「もちろんよ。
それが侑斗の長年の望みだから。」
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