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4.モナンジュの新しい仲間
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「このドレス素敵ですね。
いつもありがとう。」
「こちらこそありがとうございます。」
王宮で案内された先には、侍女達が数人待機していて、出来上がったドレスを受け取った。
貴族令嬢に「破局するドレス。」と呼ばれたモナンジュのドレスも、職業婦人である王宮の侍女達にとっては問題なく、注文をいただいているそうだ。
しかし、令嬢達のドレスを一着作るよりも利益が少ない。
そして、求められる色は灰色や黒、茶色など地味で機能的なドレスばかりなので、レオニーはあまりやる気が出ず、内心は渋々作っているらしい。
「あなたのところ大変だって、噂を聞いたわよ。」
「はい、こちらまで噂が届いていましたか?」
「ええ、ここは噂などあっという間に広がるところだから。」
「とりあえず、資金繰りの目処はつきましたので、店を閉めることはありません。
これからもよろしくお願いします。」
「そう?
なら頼んでもいいかしら?」
「はい。」
それから、いくつかの注文をもらい、レオニーとアレシアは帰路についた。
「彼女達のドレスを作るために、生地屋に寄って帰ってもいいでしょうか?」
「もちろんよ。」
「そちらは、エイダにも紹介したんですよ。
お邸のカーテンなどを新調するとかで。」
「トラヴィス様の青色のカーテンを買ったお店ね。」
「そうです。」
二人は更に生地屋へと向かう。
レオニーと歩きながら、いつもはこんなに出歩くことがない私は、どんな瞬間も新たな発見で、この時間も貴重だと感じた。
「いらっしゃいませ。」
王都で一番大きな生地屋に足を運び、侍女達のドレス用の生地を探していると、突然後ろから声をかけられた。
「今日はお忍びで、ドレスの生地選びですか?」
「カーライル、珍しいわね。
店頭にいるなんて。」
振り向いたその先で、レオニーと男性が話している。
カーライルと呼ばれるその男性は、繊細そうな緑色の瞳とほっそりとした体つきで、女性に好まれ易い爽やかな青年だった。
そして、私をじっと興味深そうに見つめて、視線を外さない。
「この女性は?」
「あら、本当にカーライルの目利きは素晴らしいわね。
もうバレてしまったけれど、この方は貴族でいらっしゃるの。」
「やっぱりそうだよね。
普通の民とは纏う雰囲気が違う。」
「そうなの?
私、そう見えないように努力しているつもりなのだけど。」
私の民のフリを見抜かれてしまったことがショックだった。
王宮では、誰にも気づかれなかったのに。
「大丈夫ですよ。
普通なら気づかないと思いますから。
僕は正しい目利きをすることで、事業をしている。
それだけですから。
お名前を伺ってもいいですか?
ぜひお近づきになりたい。」
「どうして?」
「あなたが素敵だからですよ。
民のフリをしているのも気になりますし。」
「私はアレシアよ。
よろしくね。」
「美味しいお茶を一緒にいかがですか?
ぜひお話してみたい。
さあ、奥へ参りましょう。」
カーライルは、あっという間に、奥の応接室へと私達を案内する。
「待って、私達、生地を探している途中なの。」
「アレシア様、お望みの生地を応接室にお持ちします。
あなたは希望の生地を伝えてくれるだけでいい。
それをお持ちしますので。」
「ありがとう。
アレシア様がいるから、わかりやすく特別扱いなのね。」
「アレシア様には、いつでも特別待遇いたします。」
カーライルは応接室のソファに私達を座らせると、ニコリと笑って私を見つめる。
「カーライル、あなた勘違いしているかもしれないけれど、アレシア様は結婚しているのよ。」
「えっ、そうなのですか?
それは最近聞いた中で一番残念です。」
カーライルは、大袈裟に手を額に当てて、悲しげに下を向く。
「それもお仕事の一貫なの?
だって、私達は今会ったばかりよ。」
「違いますよ、本当にアレシア様に心を奪われたんですよ。
誰にでもこうしているわけではありません。
でも、…わかりました。
そもそも貴族でいらっしゃるなら、高嶺の花ですよね、諦めます。
だけど、親しい知人にはなれますよね?
僕は生地のことに関しては、誰よりもお役に立ってみせます。」
「それは嬉しいわ。
実は私、今モナンジュでお手伝いさせてもらっているの。」
「何故、噂をご存知では?」
「ええ、聞いているわ。
レオニーの友人にとてもお世話になっているの。
それで、何か私にもできることがあるかもしれないと思って。」
「なるほど。
正直、あの悪い噂を消し去ることは、かなり難しいでしょう。
レオニーには悪いが、再建はなかなか困難だと思っていました。
でも、アレシア様が関わるならば、僕が力になりますので、何なりとお申し付けください。
僕がモナンジュ担当になります。」
「えっ、カーライル、私にはそんなこと言ってくれたことないじゃない。
酷いわ。
私の方が付き合いが長いし、今まで生地を沢山買ってきたのに。」
「レオニー、モナンジュで買われている生地の量は、うちの店にとってはそれほど多い方ではない。
でも、モナンジュにアレシア様がいれば、工房は立て直され、いずれ売り上げが確実に上がるだろう。
だから、担当になるのさ。」
「それって、アレシア様への個人的な好意ではなく?」
「もちろんそれもある。
でも、それだけではないよ。
僕の直感が言ってるんだ。
アレシア様はきっとモナンジュの売り上げを大きく伸ばすよ。」
「ありがとう、でも、どうしてそう思うの?」
「アレシア様は今、ただのワンピースを来ている。
けれども、彼女が着るととても質が良くて上品に見えるんだ。
アレシア様が新しいドレスを着て街を歩けば、それ自体が良い宣伝になるからね。
きっと、皆の視線を集め、ドレスの売り上げを伸ばすだろう。」
私はカーライルの目線を追い、今自分が来ているワンピースを見下ろす。
私は背は高くないが、ほっそりとしており、ワンピースのサイズにぴったり合う体型だ。
「そう言うものですか?」
「僕を信じて。」
カーライルは私を見つめながら、微笑む。
「ふふ、だから、私達さっき会ったばかりですって。」
「僕は生地の専門家ですよ。」
「そうでした。
信じます。」
そう答えると、カーライルは満足そうに頷いた。
それから、彼はレオニーが欲しがっていた女官用の生地を探し出し、モナンジュに届けてくれるよう手配してくれた。
「モナンジュは今どのような状態ですか?」
「みんなで話し合って、経営不振に対する打開策を検討しているところよ。」
「なるほど。
では早速、僕もその仲間に加わります。
生地に関しては詳しいので、必ずお力になれると思います。」
「でもそれだと、あなたが望むほどの報酬を、いつまで支払うことができるかわからないから申し訳ないわ。」
「いいじゃないですか、アレシア様。
報酬は出さないけれど、この先のモナンジュで使う生地はすべてこの店から買う契約にするわ。
カーライルはここの店のオーナーでもあるから、いい話でしょ?」
「そうですね。
モナンジュの売り上げが上がれば、確実にうちの生地も売れる。
だから、こちらも利がある。
僕は勝てると思う勝負しかしない人間です。
ですから、売り上げを伸ばすための努力は、惜しみません。」
「さすが、二人は商売人ね。」
「カーライルは一見、人懐っこいただの店員に見えるけど、実はやり手なんです。
だからアレシア様、彼がそういうなら、仲間にしておいた方がいいですよ。
王都のこの店も、他の地の店もすべてカーライルの手腕で広げているんです。」
「すごい人なのね。」
一見、爽やかなこの店の店員と思っていたカーライルは、実は優れた経営者であるようだ。
「では早速だけど、カーライル、明日時間がある時にモナンジュに来てもらえる?
話し合いたいことがあるの。」
「喜んで。」
いつもありがとう。」
「こちらこそありがとうございます。」
王宮で案内された先には、侍女達が数人待機していて、出来上がったドレスを受け取った。
貴族令嬢に「破局するドレス。」と呼ばれたモナンジュのドレスも、職業婦人である王宮の侍女達にとっては問題なく、注文をいただいているそうだ。
しかし、令嬢達のドレスを一着作るよりも利益が少ない。
そして、求められる色は灰色や黒、茶色など地味で機能的なドレスばかりなので、レオニーはあまりやる気が出ず、内心は渋々作っているらしい。
「あなたのところ大変だって、噂を聞いたわよ。」
「はい、こちらまで噂が届いていましたか?」
「ええ、ここは噂などあっという間に広がるところだから。」
「とりあえず、資金繰りの目処はつきましたので、店を閉めることはありません。
これからもよろしくお願いします。」
「そう?
なら頼んでもいいかしら?」
「はい。」
それから、いくつかの注文をもらい、レオニーとアレシアは帰路についた。
「彼女達のドレスを作るために、生地屋に寄って帰ってもいいでしょうか?」
「もちろんよ。」
「そちらは、エイダにも紹介したんですよ。
お邸のカーテンなどを新調するとかで。」
「トラヴィス様の青色のカーテンを買ったお店ね。」
「そうです。」
二人は更に生地屋へと向かう。
レオニーと歩きながら、いつもはこんなに出歩くことがない私は、どんな瞬間も新たな発見で、この時間も貴重だと感じた。
「いらっしゃいませ。」
王都で一番大きな生地屋に足を運び、侍女達のドレス用の生地を探していると、突然後ろから声をかけられた。
「今日はお忍びで、ドレスの生地選びですか?」
「カーライル、珍しいわね。
店頭にいるなんて。」
振り向いたその先で、レオニーと男性が話している。
カーライルと呼ばれるその男性は、繊細そうな緑色の瞳とほっそりとした体つきで、女性に好まれ易い爽やかな青年だった。
そして、私をじっと興味深そうに見つめて、視線を外さない。
「この女性は?」
「あら、本当にカーライルの目利きは素晴らしいわね。
もうバレてしまったけれど、この方は貴族でいらっしゃるの。」
「やっぱりそうだよね。
普通の民とは纏う雰囲気が違う。」
「そうなの?
私、そう見えないように努力しているつもりなのだけど。」
私の民のフリを見抜かれてしまったことがショックだった。
王宮では、誰にも気づかれなかったのに。
「大丈夫ですよ。
普通なら気づかないと思いますから。
僕は正しい目利きをすることで、事業をしている。
それだけですから。
お名前を伺ってもいいですか?
ぜひお近づきになりたい。」
「どうして?」
「あなたが素敵だからですよ。
民のフリをしているのも気になりますし。」
「私はアレシアよ。
よろしくね。」
「美味しいお茶を一緒にいかがですか?
ぜひお話してみたい。
さあ、奥へ参りましょう。」
カーライルは、あっという間に、奥の応接室へと私達を案内する。
「待って、私達、生地を探している途中なの。」
「アレシア様、お望みの生地を応接室にお持ちします。
あなたは希望の生地を伝えてくれるだけでいい。
それをお持ちしますので。」
「ありがとう。
アレシア様がいるから、わかりやすく特別扱いなのね。」
「アレシア様には、いつでも特別待遇いたします。」
カーライルは応接室のソファに私達を座らせると、ニコリと笑って私を見つめる。
「カーライル、あなた勘違いしているかもしれないけれど、アレシア様は結婚しているのよ。」
「えっ、そうなのですか?
それは最近聞いた中で一番残念です。」
カーライルは、大袈裟に手を額に当てて、悲しげに下を向く。
「それもお仕事の一貫なの?
だって、私達は今会ったばかりよ。」
「違いますよ、本当にアレシア様に心を奪われたんですよ。
誰にでもこうしているわけではありません。
でも、…わかりました。
そもそも貴族でいらっしゃるなら、高嶺の花ですよね、諦めます。
だけど、親しい知人にはなれますよね?
僕は生地のことに関しては、誰よりもお役に立ってみせます。」
「それは嬉しいわ。
実は私、今モナンジュでお手伝いさせてもらっているの。」
「何故、噂をご存知では?」
「ええ、聞いているわ。
レオニーの友人にとてもお世話になっているの。
それで、何か私にもできることがあるかもしれないと思って。」
「なるほど。
正直、あの悪い噂を消し去ることは、かなり難しいでしょう。
レオニーには悪いが、再建はなかなか困難だと思っていました。
でも、アレシア様が関わるならば、僕が力になりますので、何なりとお申し付けください。
僕がモナンジュ担当になります。」
「えっ、カーライル、私にはそんなこと言ってくれたことないじゃない。
酷いわ。
私の方が付き合いが長いし、今まで生地を沢山買ってきたのに。」
「レオニー、モナンジュで買われている生地の量は、うちの店にとってはそれほど多い方ではない。
でも、モナンジュにアレシア様がいれば、工房は立て直され、いずれ売り上げが確実に上がるだろう。
だから、担当になるのさ。」
「それって、アレシア様への個人的な好意ではなく?」
「もちろんそれもある。
でも、それだけではないよ。
僕の直感が言ってるんだ。
アレシア様はきっとモナンジュの売り上げを大きく伸ばすよ。」
「ありがとう、でも、どうしてそう思うの?」
「アレシア様は今、ただのワンピースを来ている。
けれども、彼女が着るととても質が良くて上品に見えるんだ。
アレシア様が新しいドレスを着て街を歩けば、それ自体が良い宣伝になるからね。
きっと、皆の視線を集め、ドレスの売り上げを伸ばすだろう。」
私はカーライルの目線を追い、今自分が来ているワンピースを見下ろす。
私は背は高くないが、ほっそりとしており、ワンピースのサイズにぴったり合う体型だ。
「そう言うものですか?」
「僕を信じて。」
カーライルは私を見つめながら、微笑む。
「ふふ、だから、私達さっき会ったばかりですって。」
「僕は生地の専門家ですよ。」
「そうでした。
信じます。」
そう答えると、カーライルは満足そうに頷いた。
それから、彼はレオニーが欲しがっていた女官用の生地を探し出し、モナンジュに届けてくれるよう手配してくれた。
「モナンジュは今どのような状態ですか?」
「みんなで話し合って、経営不振に対する打開策を検討しているところよ。」
「なるほど。
では早速、僕もその仲間に加わります。
生地に関しては詳しいので、必ずお力になれると思います。」
「でもそれだと、あなたが望むほどの報酬を、いつまで支払うことができるかわからないから申し訳ないわ。」
「いいじゃないですか、アレシア様。
報酬は出さないけれど、この先のモナンジュで使う生地はすべてこの店から買う契約にするわ。
カーライルはここの店のオーナーでもあるから、いい話でしょ?」
「そうですね。
モナンジュの売り上げが上がれば、確実にうちの生地も売れる。
だから、こちらも利がある。
僕は勝てると思う勝負しかしない人間です。
ですから、売り上げを伸ばすための努力は、惜しみません。」
「さすが、二人は商売人ね。」
「カーライルは一見、人懐っこいただの店員に見えるけど、実はやり手なんです。
だからアレシア様、彼がそういうなら、仲間にしておいた方がいいですよ。
王都のこの店も、他の地の店もすべてカーライルの手腕で広げているんです。」
「すごい人なのね。」
一見、爽やかなこの店の店員と思っていたカーライルは、実は優れた経営者であるようだ。
「では早速だけど、カーライル、明日時間がある時にモナンジュに来てもらえる?
話し合いたいことがあるの。」
「喜んで。」
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