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13 第一王子の失脚
その時だった。
レスト・ファブロス伯爵令息がシエルを庇うように殿下の前に出たのだ。
「なんだ貴様は!」
第一王子が激昂する。
「ファブロス伯爵が長男レストと申します。シエル・フルーガ子爵令嬢の婚約者です。不敬覚悟で直答ご容赦ください」
「──あぁ」
これまで不敬覚悟で第一王子にこのような物言いをしてくる者などいなかったのであろう。レストの勢いに押され、第一王子が承諾する。
「彼女が犯人であれば、先ほど殿下が証拠とおっしゃったシラソル男爵令嬢の証言はともかく、全ての目撃証言をもみ消すことなどできないのではないでしょうか」
正論ぱーんち!
以前令息に絡まれていた時もそうだが、彼はシエルの言いたいことを言ってくれる。
しかもいくら婚約者とはいえ自分の身の危険も顧みず庇ってくれるなんて──。
思ってもみなかった出来事にシエルは殿下に冤罪を掛けられたこと以上に驚いてしまった。
「くっ!それは・・・」
「そこまでです、兄上」
突然会場に響いた声にみんなが振り向いた。
そこには隣国に留学していたはずのファシアス・リドラーン第二王子殿下の姿があったのだ。
「なぜお前がここに?」
「おや。兄上は聞き及んでおられませんでしたか?国王に呼び戻されたのですよ。来年度からこの学園の三年次へ編入します。今日は学園の見学を兼ね来賓としてパーティーに参加することになったのですが──公衆の面前でフィリー・ワイスハイツ公爵令嬢と婚約破棄ですか」
意味深に嗤う第二王子殿下に、第一王子殿下は自信ありげに言い放つ。
「そうだ。毎度毎度私が昼食を摂っていると現れヒステリックに叫び、か弱き男爵令嬢を権力を使い集団で甚振る──そのような心根のものは次期王妃に相応しくないだろう。
私はフィリー・ワイスハイツ公爵令嬢と婚約破棄し、ラフィー・シラソル男爵令嬢を婚約者に迎えることとする」
(言ってしまった!)
すでに取り返しはつかない気はしていたが、先程のやり取りを忘れたのか同じ王族の前でそんなことを宣言しては後戻りは出来ないだろう。
そもそも第一王子は婚約破棄とは言っていなかった。
第二王子に「公衆の面前で婚約破棄ですか」と問われたため、その流れではじめて口にしたのだ。この違和感に、第一王子本人は気付いていないようだった。
もしかしたら、第二王子は矛先が予想外にシエルたちに向いてしまったため、手遅れになる前に出てきてくれたのか──とは考えすぎか。
しかし、第一王子がはじめから婚約破棄を画策していたことは察せられた。
簡単に発言を誘導され、施政者に向いてないことも。
しかし当人不在でこのような話。ラフィーは大丈夫なのだろうかと心配になる。
そもそも了承の上の宣言なのだろうか──階段落ちの話もラフィーの言い分を全く聞いていないようだし、それすら怪しい。
「ラフィー・シラソル男爵令嬢?」第二王子殿下がわざとらしく首を傾け記憶を呼び覚ますようなフリをして続ける。
「──あぁ、今朝方除籍の申し出があった男爵家の令嬢がそのような名前でしたね」
「「「ラフィーが除籍!?」」」
第一王子と側近が声を上げるが、それに驚いたのは彼らだけではない。
(ラフィー様が除籍!?)
怪我をしているというのに男爵家を追い出されたというの?
シエルは今すぐにでも探しに行きたいと思ったが、この状況で会場を後にすることは出来ない。
「そうです。そしてフィリー・ワイスハイツ公爵令嬢との婚約破棄を宣言し、ワイスハイツ公爵の後ろ盾を失った兄上は廃太子となります」
「な、なんだとっ!」
その言葉に食い下がろうとする第一王子だったが、その言葉は表情を険しくし、自身を睨みつける第二王子の眼光にたじろぎ、続けることが出来なかった。
「シラソル元男爵令嬢との婚約を宣言されていましたが王族は伯爵以下の令嬢との婚約は認められていません。それでも平民となったシラソル元男爵令嬢との婚姻を望まれるのであれば、兄上には王籍を抜けていただかなければなりません。よく考えてからご自身で国王陛下に話されてください」
「王籍を抜ける・・・」
言われたことが衝撃過ぎてかその場で膝を付いた第一王子たちを一瞥すると、第二王子は言い放った。
「王族の言葉は簡単に人を殺せます。自身の発言の重さも理解していない者に国王は無理です。
勿論後ろの二人もお役御免ですよ。そもそも主のあり得ない行動を咎められず、簡単に分かりそうなことすら考えることのできない側近などはじめからいないようなものでしたが」
それから第二王子はシエルたちの方を見た。
「ラフィー・シラソル男爵令嬢の階段の件は事故であると、『王家の影』も証言しているので犯人は存在しません。──それに、彼のように王族が過ちを犯しそうになった時に不敬覚悟で意見を言える人材は貴重なんですよ。兄上」
第一王子殿下に視線も向けずにそう言うと、第二王子は穏やかにシエルたちに告げた。
「──そういうわけであなた方は不敬には問われません」
(よ、よかった)
シエルはいつの間にか握っていたらしくシワシワになってしまったレストの上着の袖口を伸ばしながら、「守ってくださりありがとうございます。そして申し訳ございません」とつぶやいた。
「君が無事でよかったよ」
そう言ってレストはシエルにほほ笑んだが、シエルは顔を上げることが出来なかった。
結局第一王子は廃太子となったが、男爵家を除籍され平民となったラフィーを彼が身分を捨ててまで追いかけることはなかった。
考えることは出来ないが勉強は出来るため王族として籍は残し、今後は簡単な書類仕事のみを任せるのだという。
側近たちは学園ではAクラスだろうと王族から「必要ない」と言われた以上未来はない。当然後継からは外され、婚約は解消となった。
その後領地へ蟄居となったが、能力がないため代官として領地経営も任せることも難しいとされ、その後の処分は当主へと一任されることとなった。
ちなみに元婚約者の令嬢たちは、自身の婚約者として不適切な行動をとる彼らを諌めはしたが、元々政略による婚約であり側近たちに何の思い入れもなかったらしく、彼らの代わりに後継ぎとなった者とさっさと再婚約を結ぶこととなった。
そして次の治世は、第一王子に代わって立太子した第二王子と、その婚約者に指名されたフィリー・ワイスハイツ公爵令嬢に託されることとなった。
パーティーでの采配を見る限り、この国の未来は安泰なはずである。
レスト・ファブロス伯爵令息がシエルを庇うように殿下の前に出たのだ。
「なんだ貴様は!」
第一王子が激昂する。
「ファブロス伯爵が長男レストと申します。シエル・フルーガ子爵令嬢の婚約者です。不敬覚悟で直答ご容赦ください」
「──あぁ」
これまで不敬覚悟で第一王子にこのような物言いをしてくる者などいなかったのであろう。レストの勢いに押され、第一王子が承諾する。
「彼女が犯人であれば、先ほど殿下が証拠とおっしゃったシラソル男爵令嬢の証言はともかく、全ての目撃証言をもみ消すことなどできないのではないでしょうか」
正論ぱーんち!
以前令息に絡まれていた時もそうだが、彼はシエルの言いたいことを言ってくれる。
しかもいくら婚約者とはいえ自分の身の危険も顧みず庇ってくれるなんて──。
思ってもみなかった出来事にシエルは殿下に冤罪を掛けられたこと以上に驚いてしまった。
「くっ!それは・・・」
「そこまでです、兄上」
突然会場に響いた声にみんなが振り向いた。
そこには隣国に留学していたはずのファシアス・リドラーン第二王子殿下の姿があったのだ。
「なぜお前がここに?」
「おや。兄上は聞き及んでおられませんでしたか?国王に呼び戻されたのですよ。来年度からこの学園の三年次へ編入します。今日は学園の見学を兼ね来賓としてパーティーに参加することになったのですが──公衆の面前でフィリー・ワイスハイツ公爵令嬢と婚約破棄ですか」
意味深に嗤う第二王子殿下に、第一王子殿下は自信ありげに言い放つ。
「そうだ。毎度毎度私が昼食を摂っていると現れヒステリックに叫び、か弱き男爵令嬢を権力を使い集団で甚振る──そのような心根のものは次期王妃に相応しくないだろう。
私はフィリー・ワイスハイツ公爵令嬢と婚約破棄し、ラフィー・シラソル男爵令嬢を婚約者に迎えることとする」
(言ってしまった!)
すでに取り返しはつかない気はしていたが、先程のやり取りを忘れたのか同じ王族の前でそんなことを宣言しては後戻りは出来ないだろう。
そもそも第一王子は婚約破棄とは言っていなかった。
第二王子に「公衆の面前で婚約破棄ですか」と問われたため、その流れではじめて口にしたのだ。この違和感に、第一王子本人は気付いていないようだった。
もしかしたら、第二王子は矛先が予想外にシエルたちに向いてしまったため、手遅れになる前に出てきてくれたのか──とは考えすぎか。
しかし、第一王子がはじめから婚約破棄を画策していたことは察せられた。
簡単に発言を誘導され、施政者に向いてないことも。
しかし当人不在でこのような話。ラフィーは大丈夫なのだろうかと心配になる。
そもそも了承の上の宣言なのだろうか──階段落ちの話もラフィーの言い分を全く聞いていないようだし、それすら怪しい。
「ラフィー・シラソル男爵令嬢?」第二王子殿下がわざとらしく首を傾け記憶を呼び覚ますようなフリをして続ける。
「──あぁ、今朝方除籍の申し出があった男爵家の令嬢がそのような名前でしたね」
「「「ラフィーが除籍!?」」」
第一王子と側近が声を上げるが、それに驚いたのは彼らだけではない。
(ラフィー様が除籍!?)
怪我をしているというのに男爵家を追い出されたというの?
シエルは今すぐにでも探しに行きたいと思ったが、この状況で会場を後にすることは出来ない。
「そうです。そしてフィリー・ワイスハイツ公爵令嬢との婚約破棄を宣言し、ワイスハイツ公爵の後ろ盾を失った兄上は廃太子となります」
「な、なんだとっ!」
その言葉に食い下がろうとする第一王子だったが、その言葉は表情を険しくし、自身を睨みつける第二王子の眼光にたじろぎ、続けることが出来なかった。
「シラソル元男爵令嬢との婚約を宣言されていましたが王族は伯爵以下の令嬢との婚約は認められていません。それでも平民となったシラソル元男爵令嬢との婚姻を望まれるのであれば、兄上には王籍を抜けていただかなければなりません。よく考えてからご自身で国王陛下に話されてください」
「王籍を抜ける・・・」
言われたことが衝撃過ぎてかその場で膝を付いた第一王子たちを一瞥すると、第二王子は言い放った。
「王族の言葉は簡単に人を殺せます。自身の発言の重さも理解していない者に国王は無理です。
勿論後ろの二人もお役御免ですよ。そもそも主のあり得ない行動を咎められず、簡単に分かりそうなことすら考えることのできない側近などはじめからいないようなものでしたが」
それから第二王子はシエルたちの方を見た。
「ラフィー・シラソル男爵令嬢の階段の件は事故であると、『王家の影』も証言しているので犯人は存在しません。──それに、彼のように王族が過ちを犯しそうになった時に不敬覚悟で意見を言える人材は貴重なんですよ。兄上」
第一王子殿下に視線も向けずにそう言うと、第二王子は穏やかにシエルたちに告げた。
「──そういうわけであなた方は不敬には問われません」
(よ、よかった)
シエルはいつの間にか握っていたらしくシワシワになってしまったレストの上着の袖口を伸ばしながら、「守ってくださりありがとうございます。そして申し訳ございません」とつぶやいた。
「君が無事でよかったよ」
そう言ってレストはシエルにほほ笑んだが、シエルは顔を上げることが出来なかった。
結局第一王子は廃太子となったが、男爵家を除籍され平民となったラフィーを彼が身分を捨ててまで追いかけることはなかった。
考えることは出来ないが勉強は出来るため王族として籍は残し、今後は簡単な書類仕事のみを任せるのだという。
側近たちは学園ではAクラスだろうと王族から「必要ない」と言われた以上未来はない。当然後継からは外され、婚約は解消となった。
その後領地へ蟄居となったが、能力がないため代官として領地経営も任せることも難しいとされ、その後の処分は当主へと一任されることとなった。
ちなみに元婚約者の令嬢たちは、自身の婚約者として不適切な行動をとる彼らを諌めはしたが、元々政略による婚約であり側近たちに何の思い入れもなかったらしく、彼らの代わりに後継ぎとなった者とさっさと再婚約を結ぶこととなった。
そして次の治世は、第一王子に代わって立太子した第二王子と、その婚約者に指名されたフィリー・ワイスハイツ公爵令嬢に託されることとなった。
パーティーでの采配を見る限り、この国の未来は安泰なはずである。
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