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01「波乱なスケベ」
なんの巡り合わせかは分からない......でも、俺の目の前には確かに美少女が立っている。
「ーー 一年間よろしくね! 月城(つきしろ)君......」
「お、おう、よ、よろしく......」
取り敢えずロボットの様な、なんともぎこちない挨拶を全校生徒の前で交わす。
ーー生徒会長の成れの果て。
五月の序盤。とっくに桜は散っていて、でも春の陽気な風はまだどことなく残っているこの季節、俺みたいな高校生には、早速槍が降り注いでくる。
○
「はぁ!? 本気で言ってるんすか......!?」
耳にスマホをあてながら、思わず電話越しに叫んでしまった。
俺の大声に、下から母ちゃんの怒号が聞こえてきたが、今はそれどころではない!
「あぁ、本気。まっ、どのみちお前しかいないしな......」
呑気な声でスマホ越しから喋ってるのは担任である馬淵(まぶち)先生。
やる時はちゃんとやり、力を抜く時はその言葉の通りになるメリハリの良さと教師生徒問わない人望の厚さから、学校では"まぶっちゃん"と愛称が付けられている。
俺はそんなまぶっちゃんの一声を聞いて、ベッドの上で頭を抱えていた。
「なんでよりによって一年生の俺が生徒会長なんですか! 三年生は受験云々でともかく、普通は二年生から選ぶでしょっ!」
ーー生徒会長......文字通り、現代ではどこの学校にもあるだろう学年問わず生徒代表として全ての学校行事を仕切る重要機関。
ーー新入生歓迎会、定例生徒会、文化祭進行、秋の運動会設営、年間予算会計、それに卒業式進行......。
まぁ、細かいものを集めれば、それこそ数え切れないくらい仕事がある訳で、端的に言うと俺の青春がものの見事に潰される悪魔的役職だということ。
「いやぁ、それがさぁー、二年生みんな拒否っちゃててね。ぶっちゃけそういった奴らに任せるよりも、月城に託した方がこっちも安心なんだわ......な?」
なにが、な?だよ......。
こっちだって拒否ってるんだよ鬼畜教師!
「だからって、なんで俺に投げるんだよ! もっとまともな人間、一年生の中にもいるだろ!」
頭をぽりぽり掻きながら俺は、眉間に皺を寄せて呆れ始める。
「いやさ、月城真面目じゃん? 勉強は嫌いとか運動も苦手でしたくないとかほざいてる割には、成績も平均以上取ってるし案外生真面目なやつだなぁと思って......」
「入学してまだ二ヶ月の人間に向かってそんな事言うんじゃない......」
「いやいや、もう何年も付き合ってる仲だろ?」
「彼女みたいに言うな、気持ち悪い......」
すると「はぁ」と一呼吸ついてからまぶっちゃんが真剣に語り始める。
「いや、悪いとは思ってるよ。役人集められないのはこっちの力不足だしな。それは認める、ただーー」
「ただ......?」
まぶっちゃんの雰囲気の変わりように、俺も思わず身構えてしまう。
さっきまでの堕ちた口調とは違う張った声音になっていた。
「僕、生徒と極力関わりたくないんだよね。 イジメとか恋愛とか青春だとかホントにイマイチ分からないし、他社の面倒ごとに関わるのはごめんだよ......」
「それ、実の生徒である俺の前で言う台詞じゃないし、そもそも教師が言っちゃあかんやつや......」
「えぇ~、いいじゃん! やってよ、生徒会長ー。成績も上がるよ?」
「......うぐっ」
担任から直々に成績という言葉を聞くと、思わず躊躇ってしまった。我ながら情けない。
しかし、どんなに勉強が嫌いだろうが、スポーツ音痴であろうが高校生活を送る上で成績という概念は切っても切れないもので、成績に関しては絶対に上位を保っておかなければならないのだ。
たとえ、どんな手を使ったとしてもーー。
「はぁ、賄賂みたいで乗り気がしません......」
「そうやって、頑固だからクラスメイトから嫌われてるんじゃないの?」
「......ふんぐっ!」
無様な声を上げながら、唇を結ってしまった。
なぜか。
まぶっちゃんの言っていることが嘘偽りの無い事実だからである。
自分が入学間もなく嫌われ始めたことなんて、意識しなくても気付くものだ。
でも、今はそんなことはどうでもいい。
俺は自分の成績さえ保っていれば、十分青春なんて謳歌できると確信している。
周りの目を気にするなんて、所詮は生まれて暇を持て余しているバカのやることなのだから。
「やるか......? 生徒会長......」
さっきまでの自分が嘘みたいだ。
最早、何も考えずに断ることができなくなっている。
というか、まぶっちゃんも俺が成績厨という事を知っていてわざわざこんな電話してきたのか?
そんな感じに若干気概の良いまぶっちゃんの声がスマホ越しから聞こえてきたので、俺はため息を吐いてから続ける。
「どうせ賄賂するなら派手にいきたいですよね......」
「というと?」
まぶっちゃんの一言を聞いてから、俺はスッと大きく息を飲む。
母ちゃんの怒鳴り声もとっくり消え去り、静寂が自分の部屋に満たされる中、時が止まった感じさえした。
そして、俺は答えるように言葉を紡ぐ。
「副生徒会長は超絶美少女で頼む。なお、学年は問わない!」
深夜0時、俺のスケベ過ぎる言葉が部屋に静かに溶け込んでいった。
「......承知した。それだけでいいのか?」
彼の理解と切り返しの速さに思わず感激してしまったが、俺はベッドから立ち上がり一言。
「俺にも青春は必要だからな......」
「はぁ、お前もめんどくさい奴だな。俺が一番関わりたくないタイプだよ......」
「話持ち込んできたのはそっちだろうが!」
「まったく......」と呆れながらも、俺が生徒会長の仕事を引き受けたことに安堵したらしく、まぶっちゃんはトーンを上げて口を開く。
「それだけでいいのか......?」
「何が......?」
「生徒会長という役柄と取り引きするのが、成績と女だけで?」
「女って言うなし......」
まぁ、成績さえ有れば俺にとってはこれ以上ない報酬なのだが、こんなおいしい機会今後あるかどうか分からないので、取り敢えず追加でまぶっちゃんにそう注文しておいたのだ。
「ということで、月城千夏(つきしろ ちなつ)君。生徒会長就任おめでとう」
まぶっちゃんは最後にそんなことを言い残し、上機嫌のまま通話を切った。
よっぽど困ってたんだろうな......。
そっと窓を開けると、無数の星々が俺を見下すように、或いは照らすように輝いている。
『ーーそうやって頑固だから、クラスメイトから嫌われてるんじゃないの?』
ふとまぶっちゃんの言葉が脳裏をよぎる。
どこか突っ掛かってしまう、現実味を帯びたその台詞はどこか俺の鼓動を速まらせてしまう。
「俺には成績さえあればいい......」
夜空を見上げながら、ボソッと呟く......とポケットから妙な振動が伝わってきた。
何かと思えば、"馬淵から一件のメッセージ"とスマホの画面に映し出されている。
恐る恐る画面をタップしてLINEを開けば、一文だけ端的に綴られていた。
(ーー相方見つけた。美少女か知らんが、それはお前の感性次第だ。あと、言い忘れたが後から色々言うのは無しな?)
と、軽く脅迫されたものの、仕事の速さにひいてしまった。
それはともかく、ちゃんとすべき事をやってくれたのでそこは素直に感謝するとして、気になる相方の名前を聞いてみるも......。
(ーーそれを言ったらネタバレになるだろ? 楽しみは取っておけ!)
なんて焦らし文がまぶっちゃんから速攻で返ってくる。
まだ入学して二ヶ月、可愛いだとか美人だとかそういった優劣の話はあまりお聞きにならないが、少なくともやる時はやる担任だ。
恐らく俺のことも考えて中々の美少女を誘ったのであろう......。
照り輝く星々を後にして、俺はベッドに戻る。
眠りの体勢になるも、成績一番とか言いつつ、否応無しにスケベ心が生じてる自分に少し苦笑してしまった。
「ーー 一年間よろしくね! 月城(つきしろ)君......」
「お、おう、よ、よろしく......」
取り敢えずロボットの様な、なんともぎこちない挨拶を全校生徒の前で交わす。
ーー生徒会長の成れの果て。
五月の序盤。とっくに桜は散っていて、でも春の陽気な風はまだどことなく残っているこの季節、俺みたいな高校生には、早速槍が降り注いでくる。
○
「はぁ!? 本気で言ってるんすか......!?」
耳にスマホをあてながら、思わず電話越しに叫んでしまった。
俺の大声に、下から母ちゃんの怒号が聞こえてきたが、今はそれどころではない!
「あぁ、本気。まっ、どのみちお前しかいないしな......」
呑気な声でスマホ越しから喋ってるのは担任である馬淵(まぶち)先生。
やる時はちゃんとやり、力を抜く時はその言葉の通りになるメリハリの良さと教師生徒問わない人望の厚さから、学校では"まぶっちゃん"と愛称が付けられている。
俺はそんなまぶっちゃんの一声を聞いて、ベッドの上で頭を抱えていた。
「なんでよりによって一年生の俺が生徒会長なんですか! 三年生は受験云々でともかく、普通は二年生から選ぶでしょっ!」
ーー生徒会長......文字通り、現代ではどこの学校にもあるだろう学年問わず生徒代表として全ての学校行事を仕切る重要機関。
ーー新入生歓迎会、定例生徒会、文化祭進行、秋の運動会設営、年間予算会計、それに卒業式進行......。
まぁ、細かいものを集めれば、それこそ数え切れないくらい仕事がある訳で、端的に言うと俺の青春がものの見事に潰される悪魔的役職だということ。
「いやぁ、それがさぁー、二年生みんな拒否っちゃててね。ぶっちゃけそういった奴らに任せるよりも、月城に託した方がこっちも安心なんだわ......な?」
なにが、な?だよ......。
こっちだって拒否ってるんだよ鬼畜教師!
「だからって、なんで俺に投げるんだよ! もっとまともな人間、一年生の中にもいるだろ!」
頭をぽりぽり掻きながら俺は、眉間に皺を寄せて呆れ始める。
「いやさ、月城真面目じゃん? 勉強は嫌いとか運動も苦手でしたくないとかほざいてる割には、成績も平均以上取ってるし案外生真面目なやつだなぁと思って......」
「入学してまだ二ヶ月の人間に向かってそんな事言うんじゃない......」
「いやいや、もう何年も付き合ってる仲だろ?」
「彼女みたいに言うな、気持ち悪い......」
すると「はぁ」と一呼吸ついてからまぶっちゃんが真剣に語り始める。
「いや、悪いとは思ってるよ。役人集められないのはこっちの力不足だしな。それは認める、ただーー」
「ただ......?」
まぶっちゃんの雰囲気の変わりように、俺も思わず身構えてしまう。
さっきまでの堕ちた口調とは違う張った声音になっていた。
「僕、生徒と極力関わりたくないんだよね。 イジメとか恋愛とか青春だとかホントにイマイチ分からないし、他社の面倒ごとに関わるのはごめんだよ......」
「それ、実の生徒である俺の前で言う台詞じゃないし、そもそも教師が言っちゃあかんやつや......」
「えぇ~、いいじゃん! やってよ、生徒会長ー。成績も上がるよ?」
「......うぐっ」
担任から直々に成績という言葉を聞くと、思わず躊躇ってしまった。我ながら情けない。
しかし、どんなに勉強が嫌いだろうが、スポーツ音痴であろうが高校生活を送る上で成績という概念は切っても切れないもので、成績に関しては絶対に上位を保っておかなければならないのだ。
たとえ、どんな手を使ったとしてもーー。
「はぁ、賄賂みたいで乗り気がしません......」
「そうやって、頑固だからクラスメイトから嫌われてるんじゃないの?」
「......ふんぐっ!」
無様な声を上げながら、唇を結ってしまった。
なぜか。
まぶっちゃんの言っていることが嘘偽りの無い事実だからである。
自分が入学間もなく嫌われ始めたことなんて、意識しなくても気付くものだ。
でも、今はそんなことはどうでもいい。
俺は自分の成績さえ保っていれば、十分青春なんて謳歌できると確信している。
周りの目を気にするなんて、所詮は生まれて暇を持て余しているバカのやることなのだから。
「やるか......? 生徒会長......」
さっきまでの自分が嘘みたいだ。
最早、何も考えずに断ることができなくなっている。
というか、まぶっちゃんも俺が成績厨という事を知っていてわざわざこんな電話してきたのか?
そんな感じに若干気概の良いまぶっちゃんの声がスマホ越しから聞こえてきたので、俺はため息を吐いてから続ける。
「どうせ賄賂するなら派手にいきたいですよね......」
「というと?」
まぶっちゃんの一言を聞いてから、俺はスッと大きく息を飲む。
母ちゃんの怒鳴り声もとっくり消え去り、静寂が自分の部屋に満たされる中、時が止まった感じさえした。
そして、俺は答えるように言葉を紡ぐ。
「副生徒会長は超絶美少女で頼む。なお、学年は問わない!」
深夜0時、俺のスケベ過ぎる言葉が部屋に静かに溶け込んでいった。
「......承知した。それだけでいいのか?」
彼の理解と切り返しの速さに思わず感激してしまったが、俺はベッドから立ち上がり一言。
「俺にも青春は必要だからな......」
「はぁ、お前もめんどくさい奴だな。俺が一番関わりたくないタイプだよ......」
「話持ち込んできたのはそっちだろうが!」
「まったく......」と呆れながらも、俺が生徒会長の仕事を引き受けたことに安堵したらしく、まぶっちゃんはトーンを上げて口を開く。
「それだけでいいのか......?」
「何が......?」
「生徒会長という役柄と取り引きするのが、成績と女だけで?」
「女って言うなし......」
まぁ、成績さえ有れば俺にとってはこれ以上ない報酬なのだが、こんなおいしい機会今後あるかどうか分からないので、取り敢えず追加でまぶっちゃんにそう注文しておいたのだ。
「ということで、月城千夏(つきしろ ちなつ)君。生徒会長就任おめでとう」
まぶっちゃんは最後にそんなことを言い残し、上機嫌のまま通話を切った。
よっぽど困ってたんだろうな......。
そっと窓を開けると、無数の星々が俺を見下すように、或いは照らすように輝いている。
『ーーそうやって頑固だから、クラスメイトから嫌われてるんじゃないの?』
ふとまぶっちゃんの言葉が脳裏をよぎる。
どこか突っ掛かってしまう、現実味を帯びたその台詞はどこか俺の鼓動を速まらせてしまう。
「俺には成績さえあればいい......」
夜空を見上げながら、ボソッと呟く......とポケットから妙な振動が伝わってきた。
何かと思えば、"馬淵から一件のメッセージ"とスマホの画面に映し出されている。
恐る恐る画面をタップしてLINEを開けば、一文だけ端的に綴られていた。
(ーー相方見つけた。美少女か知らんが、それはお前の感性次第だ。あと、言い忘れたが後から色々言うのは無しな?)
と、軽く脅迫されたものの、仕事の速さにひいてしまった。
それはともかく、ちゃんとすべき事をやってくれたのでそこは素直に感謝するとして、気になる相方の名前を聞いてみるも......。
(ーーそれを言ったらネタバレになるだろ? 楽しみは取っておけ!)
なんて焦らし文がまぶっちゃんから速攻で返ってくる。
まだ入学して二ヶ月、可愛いだとか美人だとかそういった優劣の話はあまりお聞きにならないが、少なくともやる時はやる担任だ。
恐らく俺のことも考えて中々の美少女を誘ったのであろう......。
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