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鬼姫の始まり
十二話
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ミコト達が建物のなかに入ると、室内は広いレンガ作りの、奥行きのあった。
ミコトは驚いた、左右には高くつまれた木箱がずらりと並んでいたのだ、その上や下で荷物を運ぶもの、受けとるもの、中身を調べているもの、影に隠れて休憩しているもの、荷物の中身の食料を摘まみ食いしているものなど、様々な人たちがいた。
つまみ食いやこっそり休憩していたものたちは、上司であろう人にみつかって殴り飛ばされていたが。
暫く進むと作業員の中に一人ものすごく目立つファンキーな老人がいた。
その老人は、何処にでもいそうな人なのに、ミコトは、目が放せなかった。
「お!ミコト嬢ちゃん、気づいたか?」
「…あれ、なに?」
ミコトは指を指して聞いた。
「え、どういう事ですか?何故ミコトさんはそんなに警戒してるのですか?」
キアラは、アルフレッド船長とミコトの言っていることがよく分からないみたいで頭に?を浮かべている。
「ガハハ!キアラ嬢ちゃんは、まだ分からないみたいだな、ありゃ~爺の覇気だ。」
「…凄い、強い」
奥の方に作業員に混じってそのファンキーな老人が指示をだしていた。
「オーイ、爺来たぞ!」
「あぁ!………なんだアル坊じゃないか、戻ったのは聞いとるぞ、それに…………フム強いな。」
目の前の老人がミコトを見て呟いた。
「ガハハハハ!、どうだ?爺い?」
ファンキーな老人はやって来たアルフレッド船長とミコト、の後ろに隠れていたキアラを見て笑った。
「フム…………ん?キアラ嬢ちゃん、いたのかね。」
「いましたよ!もう……それで、バーン爺様お久しぶりです。」
「うむ、どうしたんだ?二人揃って、それに………やはり強いな」
「ガハハハハ!、爺に紹介状を書かせれば言いと思ってな、連れてきたんだ。」
「なに?…………そうか、そう言うことか。うむ、では自己紹介に、……フム、会頭の、フェデリコス・バーンだ、バーン商会の三代目になる、よろしくな、鬼人族の少女よ。」
「…ん、私は、ミコト」
「そうかミコトか、良い名だ。」
「それで、どうする?、わしとしては紹介状を書くのはやぶさかではないが、……………ミコト嬢ちゃん、ちょと、わしと一戦交えてみないか?」
「ガハハハハ!爺、いいのか?」
「なーに、久し振りに血がたぎるわい。ん?キアラ嬢ちゃんは?」
「ガハハハハ!、それなら、あそこで係りのやつらと何か値引き交渉してるぞ。」
「ハハハ、本当だ気がつかんかったわい。それじゃあ、どうするかね………おい!グレット!」
バーン爺さんが作業員の一人に大声で呼び寄せた。
「あいよ、どうしたんだ。」
グレット、と呼ばれた作業員は、どちらかと言うと秘書のような役職の四十代位の眼鏡がよく似合う人であった。
「おお、グレットよ、どこかで暴れても大丈夫なところないか?」
「は?……暴れるって……………あぁ成る程、強いですね。分かりました会頭。ちょっと待っててください。」
グレットはバーン爺さん、船長、ミコトの順に見て、どことなくミコトの強さを感じとると笑顔でどこかに行ってしまった。
ミコトは驚いた、左右には高くつまれた木箱がずらりと並んでいたのだ、その上や下で荷物を運ぶもの、受けとるもの、中身を調べているもの、影に隠れて休憩しているもの、荷物の中身の食料を摘まみ食いしているものなど、様々な人たちがいた。
つまみ食いやこっそり休憩していたものたちは、上司であろう人にみつかって殴り飛ばされていたが。
暫く進むと作業員の中に一人ものすごく目立つファンキーな老人がいた。
その老人は、何処にでもいそうな人なのに、ミコトは、目が放せなかった。
「お!ミコト嬢ちゃん、気づいたか?」
「…あれ、なに?」
ミコトは指を指して聞いた。
「え、どういう事ですか?何故ミコトさんはそんなに警戒してるのですか?」
キアラは、アルフレッド船長とミコトの言っていることがよく分からないみたいで頭に?を浮かべている。
「ガハハ!キアラ嬢ちゃんは、まだ分からないみたいだな、ありゃ~爺の覇気だ。」
「…凄い、強い」
奥の方に作業員に混じってそのファンキーな老人が指示をだしていた。
「オーイ、爺来たぞ!」
「あぁ!………なんだアル坊じゃないか、戻ったのは聞いとるぞ、それに…………フム強いな。」
目の前の老人がミコトを見て呟いた。
「ガハハハハ!、どうだ?爺い?」
ファンキーな老人はやって来たアルフレッド船長とミコト、の後ろに隠れていたキアラを見て笑った。
「フム…………ん?キアラ嬢ちゃん、いたのかね。」
「いましたよ!もう……それで、バーン爺様お久しぶりです。」
「うむ、どうしたんだ?二人揃って、それに………やはり強いな」
「ガハハハハ!、爺に紹介状を書かせれば言いと思ってな、連れてきたんだ。」
「なに?…………そうか、そう言うことか。うむ、では自己紹介に、……フム、会頭の、フェデリコス・バーンだ、バーン商会の三代目になる、よろしくな、鬼人族の少女よ。」
「…ん、私は、ミコト」
「そうかミコトか、良い名だ。」
「それで、どうする?、わしとしては紹介状を書くのはやぶさかではないが、……………ミコト嬢ちゃん、ちょと、わしと一戦交えてみないか?」
「ガハハハハ!爺、いいのか?」
「なーに、久し振りに血がたぎるわい。ん?キアラ嬢ちゃんは?」
「ガハハハハ!、それなら、あそこで係りのやつらと何か値引き交渉してるぞ。」
「ハハハ、本当だ気がつかんかったわい。それじゃあ、どうするかね………おい!グレット!」
バーン爺さんが作業員の一人に大声で呼び寄せた。
「あいよ、どうしたんだ。」
グレット、と呼ばれた作業員は、どちらかと言うと秘書のような役職の四十代位の眼鏡がよく似合う人であった。
「おお、グレットよ、どこかで暴れても大丈夫なところないか?」
「は?……暴れるって……………あぁ成る程、強いですね。分かりました会頭。ちょっと待っててください。」
グレットはバーン爺さん、船長、ミコトの順に見て、どことなくミコトの強さを感じとると笑顔でどこかに行ってしまった。
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