転生王子の常識は非常識らしいです!

四六くま

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特別編・おまけ・NGシーン

おまけ 3月9日はサンキュー!

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「キーン先生、いつもご指導ありがとうございます。サンキューー!」





「······え?急にどうされましたか、ルーク様」

「今日は3月9日でしょ?だからサンキューって想いを身近な人に伝えるんだよ」

「なるほど、語呂合わせというヤツですか。なかなか面白いですね。
では、私もいつもルーク様の行動には感謝してますよ、サ·····サン、キュウ、です····!」

「そんな照れるくらいなら無理して言わなくてもいいよ!顔が真っ赤だよ」
「うう、すいません」

一回お茶飲んで落ち着こうか。


「ほういえば、ほはのひははんひは━━」
「ごめん!猫舌だったね!熱かった?」
「いえ、大丈夫れふ。そういえば、他の皆さんにはもう同じようにサンキュー!って伝えたのですか?」

「あー、言うには言ったんだけどね━━━━」

【ルイス・グランバートの場合】

「ルークゥゥゥーーーーー!生まれてきてくれて、ありがとぉーーーーー!!」


「いやー、あの時はびっくりしたのなんのって。まさか兵士達があんなにガチで兄様を取り押さえるとは」
「脚の骨折以来、ルイス様はルーク様にベタ惚れですもんね」
その結果、兵士達が僕の身の危険を感じとってくれたらしい。


【シータ・グランバートの場合】

「え?ホントにー?もうっ、ルークってば可愛すぎるのよ全く!そんなかわいいルークにはご褒美として、お膝で寝んねをし━━━━」


「僕は全力で逃げました」
「まあ、気持ちは分からないでもないですが」
「確かに子供だけど!お膝で!寝んねは!無いっ!もう二度としない!」
「ルーク様····前に何かあったんですか·····」
「寝てる途中に羽交い締めされて体中触られた記憶が鮮明に」
「ご愁傷さまでした」

【ルーン&ローズ・グランバートの場合】

「ほほお、サンキューの日とな。なかなか面白い事思いつくもんだ」
「男ってのは素直じゃない生き物なので、この日くらいは素直になれていいんじゃないですか」
「つまり?」
「正式に今日を感謝の日に制定してみては」


「あれから話がどうなったのかは」
「このあとのお楽しみ、ですかね」
「まともなのは先生だけでしたよ」


ため息しか出ないよ全く、ウチの家族は。
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