4人

涼雅

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お墓参り

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お墓参りをしに来た

ふたりを、同じお墓に入れてあげた

翔くんが、もしも俺が_って、悟ったように言ってた時、同じお墓に入りたいって、呟いてたんよ

縁起でもないこと言うなやって、怒ってごめんな

言ってくれてありがとう

冷たい水を墓石にかける

陟さんに柄杓を手渡す

ちょっと触れた指先は、まだ温かくて。

「……水が冷たいーって、凍えてないといいな」

「あー、ふたりなら仲良く寒い寒い言ってそうやな」

なんて、軽く笑いながら。

「時々、拓也が見えるってゆーてたもんね」

「そだな…拓也が迎えに来てくれたんなら、幸せだな」

「絶対そうやで…」

肯定するように深く頷く

「…翔くん、笑ってたね」

「せやな……きっと、拓也と一緒やね」

「…絶対、な」

確かめ合うように絶対、そう繰り返した

俺らは抱き合い、何回目かも分からない涙を流した



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