魔☆かるちゃ～魔王はこたつで茶をすする～

８９２．熟練のテクニック

　ハンターは剣士の誘いに乗った。モトバの妖艶さに辛抱堪らず、何よりダンジョンポイントを稼ぎたかった。
　ところが撮影を始めて直ぐにモトバの熟練のテクニックに翻弄され、溺れてしまう。撮影のことなど頭から消えた。
　一方、モトバはカメラの存在を忘れず、カメラに向けて挑発的な仕草を繰り返す。
　カメラ視線を意識してではない。剣士を挑発しているのだ。
　すると剣士もモトバの淫靡さに下半身の収まりがつかなくなった。

「くそっ！　このままじゃ撮影もできやしねぇ！」
「いらっしゃ～い」

　剣士がカメラを置いて二人に近付くと、モトバは喜色を浮かべて誘った。
　剣士もまたモトバのテクニックに溺れて行く。
　残されたカメラは何故か剣士が連れ歩いているゴーレムが拾い上げ、そのレンズを三人に向けた。