魔☆かるちゃ~魔王はこたつで茶をすする~

浜柔

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1040.ダンジョン庁

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「ところで貴様はいつまで俺を長官と呼ぶつもりだ?」

 元ダンジョン庁長官はあくまで元であって今はもう長官ではない。

「確かに現状を鑑みれば不適切ですが、私にとって長官は長官であり、長官以外の誰も長官ではないのです」
「貴様の言い回しはさっぱり判らん!」
「有り体に言えばこれからもずっと長官と呼ばせていただく所存です」
「……まあ好きにするがいい」

 元長官は若干照れが入った様子だ。

「ありがとうございます」
「それでは早速深層を目指す準備をするぞ!」
「かしこまりました」

 元長官と元秘書は町へ繰り出した。
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