魔☆かるちゃ~魔王はこたつで茶をすする~

浜柔

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1655.気合

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「ふん!」

 魔法使いは気合で身体強化の魔法を増強してみた。
 気合で行うとの回答はあながち間違いではなかったのだ。
 魔法使いの身体がうっすら光るが、魔法使いは冷や汗を垂らし、脱力した。

「この間魔王に感じさせられたお陰でできなくはないけど、ずっとつま先立ちしてるような感覚だわ」

 魅了の魔力は制御できたのだから身体強化もできなくはない。
 しかし慣れないので要領が掴めない。

「地道に努力するしかないですわね」
「とにかくやってみようよ」

 モトバとオリエも加わって3人で気合を入れる。

 スーパー◯◯◯人?

 居間から様子を見ていた魔王は異世界の漫画を連想した。
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