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「え? もう終わり?」
階層を増やすのに費やされたのはほんの数分であった。
今は20階層増えて108階層になっている。
「そう言えばこの場所も移動したことになるのよね? 全く揺れも何も感じなかったんだけど」
魔法使いには違和感があったらしい。
「地上とは隔絶された世界故な」
「……そりゃま、そっか。箱庭なんてもろ異世界だもんね」
「箱庭の実体は第3階層の東の端に在るがな」
「え? 初めて聞いたんだけど。そしたら箱庭から直接第3階層に出られるってこと?」
「隔壁を通り抜けられればな。逆に見れば隔壁によって第3階層から浸入される虞も無い」
「そう言う見方もあるのね」
「そう言えばハーメさんって第3階層に出入り自由なんだったっけ?」
オリエが思い出したように言った。
「うむ。箱庭に閉じ込めたままにもできぬ故な」
「じゃあ、3階の町に来ることもあるかも知れないんだね」
「可能性はな。しかしそれは当分あるまい」
「どうして?」
「今は5人目の子を宿しておる」
「〃「ええ……」〃」
階層を増やすのに費やされたのはほんの数分であった。
今は20階層増えて108階層になっている。
「そう言えばこの場所も移動したことになるのよね? 全く揺れも何も感じなかったんだけど」
魔法使いには違和感があったらしい。
「地上とは隔絶された世界故な」
「……そりゃま、そっか。箱庭なんてもろ異世界だもんね」
「箱庭の実体は第3階層の東の端に在るがな」
「え? 初めて聞いたんだけど。そしたら箱庭から直接第3階層に出られるってこと?」
「隔壁を通り抜けられればな。逆に見れば隔壁によって第3階層から浸入される虞も無い」
「そう言う見方もあるのね」
「そう言えばハーメさんって第3階層に出入り自由なんだったっけ?」
オリエが思い出したように言った。
「うむ。箱庭に閉じ込めたままにもできぬ故な」
「じゃあ、3階の町に来ることもあるかも知れないんだね」
「可能性はな。しかしそれは当分あるまい」
「どうして?」
「今は5人目の子を宿しておる」
「〃「ええ……」〃」
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