魔法道具はじめました

浜柔

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後日譚

一夜明けて

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 ふんふんふーん。
 ご機嫌な様子で朝食の仕度をするのはチーナである。
 昨日は色々と充実した日だった。鼻歌も混じろうと言うものだ。
 累造はまだ起こしていない。昨夜は遅くまで眠らせなかったので、起きるまで待つ。
 どうしてこうまで累造に懸想してしまったのか。どうして今まで待つことができたのか。自分でも謎だ。レストランにしたことで客層が変わり、出会いらしきものも無くはなかったのだがピンとこなかった。そしてずるずると帰る見込みの薄い相手を待ち続けてしまった。
 だけど、待っていて良かった。
 そんな風に空虚だった日々をも回想しつつ、チーナは幸せを噛み締めた。
 そして昨夜の事を想い出しつつ少しだけ赤面する。
 ぐへへ。
 変態は抜け切れていないようである。
 今朝も素肌にエプロンだけと言う、累造が食い付きそうな格好で起きてくるのを待とうかとも考えたが自重した。今でもルゼが自由に出入りできるようにしてあり、そのルゼが客人を連れてくる場合もあるので出会すと気まずいことになる。

  ◆

 累造は目を覚ました時、目に映る光景に驚いて飛び起きた。昨日の朝とは違う光景。自分はどこに居るのか。
 しかし直ぐに周りを見回して安堵する。
 帰ってきたのだ。
 それは奇妙な感覚であった。一年余りを暮らしただけのこの部屋の方が生まれてからずっと住み慣れていた部屋よりも懐かくさえある。ルゼの母の影響かと考えを巡らせてみてもしっくりとはしない。彼女はもう成仏しているのだ。
 パジャマを着て着替えを持ち、まずは食堂へと向かう。
 食堂には思った通りに食事の準備をするチーナの姿が有った。昨日の様子からしてもっと挑発的な格好をしているかと思えばそうではなく、残念なような安心したような複雑な気分である。
 割りと似たもの同士なのだ。
「おはよう。風呂は空いてる?」
 昨日のことを考えればルゼが入っているかも知れないのでその確認だ。
「あら、おはよう。思ったより早かったわね。お風呂なら大丈夫よ」
「それじゃ、浴びてくる」
 チーナに軽く手を振って累造は風呂場へと向かった。

 一風呂浴びてさっぱりした後は朝食である。二人だけの朝食は気恥ずかしくもあれば、寂しくもある。以前はいつも四人だったのだ。その内の一人、ニナーレに至っては遠い海の向こうである。
 心情的にはそうなのだが、これはどうしたことか。食卓の上は寂しさの欠片も無い。四人分を優に超えるだけの料理が並んでいる。
 スープ、ベーコンエッグ、煮豆、チーズ、パン。この辺りは朝食としてありがちなものだ。ところが初めてこの世界に来て直ぐの頃はこれだけでも信じられない贅沢だった。ベーコンエッグはまずあり得ない。チーズも稀だ。スープの身も干し肉の欠片とエンドウ豆かキャベツが入っているだけのもので、目の前にある豚肉、人参、葱、この町では売っていない筈の牛蒡、大根、油揚げなどが入っている味噌仕立てのものからは程遠かった。
 尤も、金銭面はともかくとして、手に入らない筈の食材を使ったスープが今ここに在ることは本来ならば異常である。それが通常となっているのは、そうできる魔法道具が有ったればこそだ。今も無事に動いているらしい。
 要するに、鎮座するは豚汁である。豚汁とパンの組み合わせに感じる微妙な違和感は、恐らくチーナにもルゼにも無いのだろう。新しい味を食卓に載せるにはどうしても食べ慣れた味との共演になる。豚汁であれば慣れ親しんだスープに置き換わる形でぽつんと加わるのだ。それが許容できないほどの違和感なら、新しい味が食卓に加わることからして無いに違いない。
 累造からすればクリームシチューと白飯の組み合わせに大した違和感が無いのと似たようなものか。
 こんもりと糠漬けが盛られた皿も有る。未だ糠床を維持しているのだ。チーナもルゼも妙に好んでいたので然程不思議でもない。ただ、有れば有るだけ糠漬けを食べる二人の口から「美味しい」とはついぞ聞いたことが無い。
 朝からの豚汁は若干ヘビーながら許容範囲だ。問題は大皿で並ぶ料理達である。
 ローストビーフが一ブロック分どーん。から揚げや天ぷらが山盛りでばーん。大ぶりな魚のパイ包み焼きがででーん。
 その三皿だけを食べたとしても二人で食べきれるものではない。残りは昼食あるいは夕食となり、それでも食べきれなければ翌日の食卓に上がることになる。冷蔵庫が有るので毎食こればかり食べなくても良いだろうが、暖め直して何度も食べていると食べさせられている感が出てしまうものだ。
 最初は美味しいお節料理も三日目には飽きてしまうのと似たようなものか。
 だからと、食べる前から余り物について考えていては美味しい料理も不味くなる。後で考えれば良いことだと頭の中から追い出した。
「ちょっと作り過ぎちゃった」
 てへっと可愛く舌を出すチーナはもう三十路間近で、そんな仕草は少々苦しくなっている。そこに一抹の寂寥感を味わいつつも、後先考えずに料理してしまったチーナの思いは心に染み渡るように嬉しくもある累造である。
「ありがとう。嬉しいよ」
「沢山食べてね」
「勿論」
 パイ包み焼きはチーナに取り分けて貰いつつ、自らはローストビーフ、から揚げ、天ぷらを取り分ける。他の料理が肉類なためか、天ぷらは野菜ばかりだが、茄子や玉葱と言った馴染み深いものの他にキャベツやバジル、キュウリと言ったものも有る。若干手が怯みつつもそれらもまた取り皿に盛る。馴染みが無いだけで日本でもきっと誰かが食べている筈だ。
 物は試しでバジルの天ぷらから食してみれば、案外と悪くはない。肉料理の合間に食べると、口直しに良さそうであった。
 その他の料理もレストランを開くだけあって記憶に有るより格段に美味しい。
「美味い!」
 自然と手の動きも速くなり、食も進む。
 朝からちょっと食べ過ぎた。

 食事中、食後と皆の近況について話をした。
 ルゼとケメンの間には既に子供が二人居る。
 そのルゼは子供を義母のチャコラに預けて頻繁に風呂場を使いに来る。ただ、預けているのか取られているのかは定かでない。チャコラに子供を取られ気味なことを時折愚痴ったりもするのだ。尤も、笑いながらなので惚気みたいなものである。
 雑貨店についてはマレタとチーナが中心になって雑貨店を切り盛りし、ショウが魔動三輪を駆って仕入れをしていた。
 ただそれも二年ほど前にショウとマレタが結婚し、マレタが身重になる前までのこと。魔動三輪の商談が増え、仕入れを担っていたショウの手が回らなくなっていたこともあって閉店の運びとなった。ルゼが雑貨店から離れて以降、売り上げが下降傾向だったのも理由である。それほどまでに雑貨店にとってルゼの存在は大きかったのだ。
 そうと決まっても、ただ閉店しては仕入れ先や常連客に迷惑を掛けると言うことで、全てを引き継ぐ形でゴッツイ商会の店舗が近所に開設された。そしてそれに合わせて雑貨店はその歴史に幕を下ろしたのである。
 その後にケメンの発案とルゼの勧めによってチーナがレストランを開くこととなった。ケメンには思惑も有ったらしい。商売相手をレストランに招待して商談を順調に進めようと言うものだ。レストラン開店を持ち掛けた理由の筆頭として言った割りには笑っていたため、後付けでレストランに足を運ぶ理由として思い付いたのかも知れない。
 恐らく一番の理由は、他の店には無い料理の数々を作るチーナの腕を食べる者が殆ど居ないままに遊ばせておくのが惜しかったのだ。
 レストランの件を聞きつつ累造が想像したのは、油断すれば丸々肥え太る自分の未来であった。
 そしてルゼが少し人見知りをしている件についても話した。これから暮らす上での喫緊の課題だ。だからちょっとしたイベントを催すことにした。
 レストランは臨時休業である。

  ◆

 呼び出すまでもなくルゼが訪れたのは昼前であった。ケメン、テンダー、ショウも一緒だ。
「チーナのことだから、料理を作り過ぎたんじゃないかと思ってね」
 ケメンの後ろに隠れ気味に言ったルゼに内心で拍手喝采半分、苦笑半分の累造である。
 そんなルゼの様子に怪訝な顔をするケメンやテンダーだが、単純に旧交を温めに来たのではないらしい。
「やあ、本当に累造君じゃないか。久しぶりだね。見違えたよ」
「ああ、もう小僧とは呼べねぇな」
「ボウズとも呼べないでやすね」
「皆さんお久しぶりです」
「早速で悪いんだけど、相談が有るんだよ。車輪のことでね」
 累造も気になっていたため否はない。早速タイヤについて説明した。
 概念を説明し終えた頃にはもう昼で、朝の残りと更にチーナが追加した料理に皆で舌鼓を打った。
 そして昼食の後はまたタイヤの話である。
 タイヤにはパンクの危険が付き纏うので、予備のタイヤの常備やパンク修理の作業性などが重要になる。車輪を簡単に脱着できる機構も今まで以上に求められる。あれやこれやと話し合う間に時間は瞬く間に過ぎていった。
 尤も、根本的には道路整備が進まなければ解決しない問題であるため、如何に迅速に修理できるようにするかを中心に話し合った。

「あっちのお話は長くなりそうですね」
「何が楽しいんだかね」
 ルゼが呆れ半分に評する通り、男四人は真剣ながらもどこか楽しげであった。
 チーナもその様子にどこか懐かしさを感じる。
「だけどああやってると……」
 ルゼが何かを言い掛けて止めた。歪んだ眉根はどこか戸惑いを感じさせる。
 累造が以前より大人に、そして凛々しくなったと感じるばかりのチーナからすればルゼがどんな違いを感じ取っているのかは不明だ。男達の様子からすれば彼らも特に違和感など無いらしい。
 それはともかくである。
「時間が掛かりそうでちょうど良かったです。会長、お暇でしょうから手伝ってください」
 差し出したのは魚の入った擂り鉢と擂り粉木。そう、擂り身を作って貰うのだ。
「これはまた懐かしいね」
 受け取りながらルゼが言った。いつかの雪の日以来であるから数年ぶりになる。
「これを擂るってことはもしかして?」
「はい。季節外れですが今日はおでんにしようと思っています。ニナーレが居ないので巾着作りも頼みますよ」
「任せな」
 ニカッとルゼが笑って請け負った。
 累造と一緒にした事は幾つか有るが、具材の仕込みに時間が掛かる上に味の監修役たる累造やニナーレが不在となったおでんばかりは二人が居なくなった後には作っていない。尤も、二人が居た時でもあの雪の日に作っただけであるが。

 日も沈もうかと言う時間。
「累造、そろそろ……」
 チーナがおでんの仕込みが直に終わるのを知らせに来た。
 それに「判った」と頷いた累造は男達へと声を掛ける。
「皆さん、すいません。他に少しする事が有りますので、話から抜けさせていただきます」
「もうこんな時間なんでやすね」
 外はもう暗くなり掛けているのに気付いたらしいショウが言った。
「ここで話してるだけじゃ先に進まねぇからな。ここらでお開きとするか」
「そうですね」
 テンダーが話を切り上げるのを提案してケメンが同意したことで、結局は解散となった。
「すいません、無理に終わらせたみたいになって」
「いいや、こっちこそ長々とすまなかったな」
「そうだよ、累造君」
 ケメンが累造の耳元に顔を寄せた。
「それより、今日のところはルゼを任せるよ」
 そうささやき掛ける声に累造は「はい」と頷いた。

  ◆

「あれ? もうみんな帰っちゃったのかい?」
「はい。皆さん先程帰られました」
「何だよ、あたしに断りもせず……」
 少しむくれるルゼは昔に戻ったように見えた。最近はゴッツイ商会の若女将としての凛々しい姿の方が印象に深い。それだけ話す機会も少なくなってしまっていたのだ。
 それどころか、人と話す機会そのものが減っていたことにも気付かされて若干黄昏れるチーナである。
 気を取り直して夕食の仕度を進める。
 食卓の準備が整う頃には累造の準備もできたらしく、食堂に幾つかの道具を運んできて組み立て始めた。棒を立て掛け、その棒に紙を巻いた棒を引っ掛けて紙を広げる。
「あれは……」
「懐かしいですね」
「ああ……」
 魅入られたようにルゼは累造の様子を見続ける。
 やがて累造の準備も終わり、まずはおでんを食す。
「やっぱり擂り身を丸めたやつが一番だな」
「お豆腐を揚げたものに決まってるじゃないですか」
 そう言って笑い合い、そこそこ腹が満たされたところで累造が先程の紙へと魔力を籠める。
 映し出されたのは雪景色。どことも知らない場所の光景だ。木々を彩る雪がきらきらと輝いている。
 あの雪の日の再現には雪景色こそが相応しいと考えた結果だ。
 それは正解だったらしい。
「本当に累造なんだな……」
 ルゼの顔が泣きそうに歪む。
「はい。もう『お母さんみたい』ではなくなってると思いますが」
 累造がそう言った途端、今度は焦ったように顔を真っ赤にして俯く。
 そしてぼそりと「おかえり」を言った。
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