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第三章 騎士学園/騒乱編
144「洗脳魔法完成」
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【告知】
誠に申し訳ありませんが、仕事が忙しくなってしまい
現在のペースでの投稿が難しくなってしまいました。
なので、次回からしばらくの間は
「自重知らずの異世界転生者」
「異世界ハズレモノ英雄譚」
どちらも「不定期投稿」となります。
大変恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いします。
2022年6月6日(月)
mitsuzoエンターテインメンツ
********************
「じゃあ、まずは⋯⋯⋯⋯『仮初めの記憶』から作っていくか」
いよいよ、『本来の記憶』の上に重ねる『疑似的な記憶』⋯⋯『仮初めの記憶』を魔法で作る作業に入る。
そこで、俺はその『仮初めの記憶を作る』というイメージを、『闇属性魔法』で作るということもあったので『黒色の粘土のイメージ』にする。
ちなみに、実験をする際ソフィア室長から「実験が必要な場合、ボクが最初に被験者となるから」と言っていたので、それも考慮して、『仮初めの記憶』には『マイルズ、シーファ、セイラ、三人の研究員の記憶を消したイメージ』を作った。
具体的には、俺が『第一級特別研究室にはソフィア室長しかいないというイメージと暗示』を埋め込んだ。
俺の『イメージと暗示』が詰まった『仮初めの記憶』が出来上がると、それを『黒い粘土』へ保存。そして、それを『大脳皮質』『海馬』両方の箱の中の記憶の一番上に重ねるイメージで作った。
「これで⋯⋯どうだ?」
そうして、俺の脳内で『洗脳魔法のイメージ(仮)』が完成した。
「そうだ。魔法名⋯⋯どうしよう?」
俺は、うんうん考えた末、『偽装記憶』という魔法名にした。
********************
一通り、『洗脳魔法っぽいもの』が完成したことをソフィア室長に報告すると、被せ気味に『よし! では早速ワシにかけてくれっ!』と言ってきた。
「わ、わかりました。⋯⋯ちなみに魔法が成功すれば『ある記憶』が欠如した状態になると思います。そして、その『仮初めの記憶』は俺しか知らないので、魔法発動後にソフィア室長の様子を見てそれらしい反応をすれば成功⋯⋯というやり方で検証しようと思っているですけど、いかがでしょう?」
「うむ。それでよいと思うぞ」
「わかりました」
カイトとソフィア室長が『洗脳魔法実験の準備』をする横では、マイルズ、シーファ、セイラが心配そうな顔で二人を見つめている。そんな三人にカイトは、
「大丈夫。もし、何か異変があればすぐに魔法は解除するから」
「あ、ああ、わかった⋯⋯」
「頑張ってください、カイト君、室長⋯⋯」
「何か必要があれば言ってよね!」
「ああ、わかった」
最後に声をかけたセイラに返事をした俺は、一度深呼吸をしてリラックスする。
「それでは行きますね、ソフィア室長」
「うむ!」
そう言って、俺は両掌をソフィア室長の頭のほうへ向けながら、
「闇属性魔法⋯⋯『偽装記憶』!」
魔法を発動した。すると、
パシーン!
「っ!?」
俺の両掌から『白い光』が飛び出し、ソフィア室長の頭部分に当たる。すると、一瞬、ソフィア室長の体が硬直したような反応を見せた。⋯⋯そして、
「ど、どうですか、ソフィア室長⋯⋯」
「うん? 何が起きたんだい、カイト君?」
「あれ?」
ソフィア室長に魔法効果を尋ねたが、ソフィア室長自身は「特に何も起こっていないぞ?」というような反応。⋯⋯あれ、失敗?
「ん? なんだね、君たちは?」
「え?」
「は?」
「はい?」
お? ソフィア室長が三人を見て『知らない素振り』を見せた!
成功だ!
俺は、ソフィア室長の反応を見て、洗脳魔法として作った闇属性魔法『偽装記憶』が成功したことに一人歓喜していると、
「ここは『第一級特別研究室』ですよ?『ボクが認めた生徒』以外は、ここへは立ち入り禁止のはずですが? というか、あなたたち、どうやってここまできたのですか? もしかして、他国の侵入者ですか? とりあえず捕まえてから、いろいろと尋問させていただきましょうか?」
おや? な、なんか、ソフィア室長の様子がおかしいぞ?
気のせいか、やたらとぶっそうな雰囲気を感じるのですが⋯⋯⋯⋯と思った瞬間、
ズワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァっ!!!!!!!!!
「っ!?」
ソフィア室長が魔力を一瞬で爆発的に増幅させ、戦闘体制に入った。
い、いやいやいやいや! ソフィア室長って『敵認定した相手』にはこんな攻撃的になるのぉぉぉ~~~っ!!!!
ソフィア室長の意外な一面⋯⋯⋯⋯というより、危険な一面を知った俺は、そんな『狂戦士ソフィア』の姿を見て呆気にとられる中、ソフィア室長が即座に魔法攻撃を仕掛けようと手から魔法を発動しようとした。
「「「きゃあああああああああああああ~~~~~~~~っ!!!!!!!!!!!」」」
「ま、まずいっ!!!!」
ガシィィィィィィィィィィィィィィィンっ!!!!!!
ソフィア室長が魔法を発動するタイミングですぐに間に入った俺は、ソフィア室長の魔法と同じ『属性と威力』を瞬時に判断し、それを自分の両掌に作り出すと、そのままソフィア室長の魔法攻撃に合わせて『相殺』させた。
「む? 何をする、カイト・シュタイナー?」
「せ、成功です、ソフィア室長!」
「成功?」
その後、ソフィア室長にかけた『偽装記憶』を解除し、『洗脳魔法』の作成が成功した旨を伝える。
「「「こ、殺される⋯⋯かと⋯⋯思った(思いました)」」」
その後、マイルズ、シーファ、セイラの三人から「思わぬとばっちりだ(です)っ!!!!」ということで、軽くシメられました。
ま、まあ、何はともあれ⋯⋯⋯⋯『洗脳魔法』となる闇属性魔法『偽装記憶』が完成した。
誠に申し訳ありませんが、仕事が忙しくなってしまい
現在のペースでの投稿が難しくなってしまいました。
なので、次回からしばらくの間は
「自重知らずの異世界転生者」
「異世界ハズレモノ英雄譚」
どちらも「不定期投稿」となります。
大変恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いします。
2022年6月6日(月)
mitsuzoエンターテインメンツ
********************
「じゃあ、まずは⋯⋯⋯⋯『仮初めの記憶』から作っていくか」
いよいよ、『本来の記憶』の上に重ねる『疑似的な記憶』⋯⋯『仮初めの記憶』を魔法で作る作業に入る。
そこで、俺はその『仮初めの記憶を作る』というイメージを、『闇属性魔法』で作るということもあったので『黒色の粘土のイメージ』にする。
ちなみに、実験をする際ソフィア室長から「実験が必要な場合、ボクが最初に被験者となるから」と言っていたので、それも考慮して、『仮初めの記憶』には『マイルズ、シーファ、セイラ、三人の研究員の記憶を消したイメージ』を作った。
具体的には、俺が『第一級特別研究室にはソフィア室長しかいないというイメージと暗示』を埋め込んだ。
俺の『イメージと暗示』が詰まった『仮初めの記憶』が出来上がると、それを『黒い粘土』へ保存。そして、それを『大脳皮質』『海馬』両方の箱の中の記憶の一番上に重ねるイメージで作った。
「これで⋯⋯どうだ?」
そうして、俺の脳内で『洗脳魔法のイメージ(仮)』が完成した。
「そうだ。魔法名⋯⋯どうしよう?」
俺は、うんうん考えた末、『偽装記憶』という魔法名にした。
********************
一通り、『洗脳魔法っぽいもの』が完成したことをソフィア室長に報告すると、被せ気味に『よし! では早速ワシにかけてくれっ!』と言ってきた。
「わ、わかりました。⋯⋯ちなみに魔法が成功すれば『ある記憶』が欠如した状態になると思います。そして、その『仮初めの記憶』は俺しか知らないので、魔法発動後にソフィア室長の様子を見てそれらしい反応をすれば成功⋯⋯というやり方で検証しようと思っているですけど、いかがでしょう?」
「うむ。それでよいと思うぞ」
「わかりました」
カイトとソフィア室長が『洗脳魔法実験の準備』をする横では、マイルズ、シーファ、セイラが心配そうな顔で二人を見つめている。そんな三人にカイトは、
「大丈夫。もし、何か異変があればすぐに魔法は解除するから」
「あ、ああ、わかった⋯⋯」
「頑張ってください、カイト君、室長⋯⋯」
「何か必要があれば言ってよね!」
「ああ、わかった」
最後に声をかけたセイラに返事をした俺は、一度深呼吸をしてリラックスする。
「それでは行きますね、ソフィア室長」
「うむ!」
そう言って、俺は両掌をソフィア室長の頭のほうへ向けながら、
「闇属性魔法⋯⋯『偽装記憶』!」
魔法を発動した。すると、
パシーン!
「っ!?」
俺の両掌から『白い光』が飛び出し、ソフィア室長の頭部分に当たる。すると、一瞬、ソフィア室長の体が硬直したような反応を見せた。⋯⋯そして、
「ど、どうですか、ソフィア室長⋯⋯」
「うん? 何が起きたんだい、カイト君?」
「あれ?」
ソフィア室長に魔法効果を尋ねたが、ソフィア室長自身は「特に何も起こっていないぞ?」というような反応。⋯⋯あれ、失敗?
「ん? なんだね、君たちは?」
「え?」
「は?」
「はい?」
お? ソフィア室長が三人を見て『知らない素振り』を見せた!
成功だ!
俺は、ソフィア室長の反応を見て、洗脳魔法として作った闇属性魔法『偽装記憶』が成功したことに一人歓喜していると、
「ここは『第一級特別研究室』ですよ?『ボクが認めた生徒』以外は、ここへは立ち入り禁止のはずですが? というか、あなたたち、どうやってここまできたのですか? もしかして、他国の侵入者ですか? とりあえず捕まえてから、いろいろと尋問させていただきましょうか?」
おや? な、なんか、ソフィア室長の様子がおかしいぞ?
気のせいか、やたらとぶっそうな雰囲気を感じるのですが⋯⋯⋯⋯と思った瞬間、
ズワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァっ!!!!!!!!!
「っ!?」
ソフィア室長が魔力を一瞬で爆発的に増幅させ、戦闘体制に入った。
い、いやいやいやいや! ソフィア室長って『敵認定した相手』にはこんな攻撃的になるのぉぉぉ~~~っ!!!!
ソフィア室長の意外な一面⋯⋯⋯⋯というより、危険な一面を知った俺は、そんな『狂戦士ソフィア』の姿を見て呆気にとられる中、ソフィア室長が即座に魔法攻撃を仕掛けようと手から魔法を発動しようとした。
「「「きゃあああああああああああああ~~~~~~~~っ!!!!!!!!!!!」」」
「ま、まずいっ!!!!」
ガシィィィィィィィィィィィィィィィンっ!!!!!!
ソフィア室長が魔法を発動するタイミングですぐに間に入った俺は、ソフィア室長の魔法と同じ『属性と威力』を瞬時に判断し、それを自分の両掌に作り出すと、そのままソフィア室長の魔法攻撃に合わせて『相殺』させた。
「む? 何をする、カイト・シュタイナー?」
「せ、成功です、ソフィア室長!」
「成功?」
その後、ソフィア室長にかけた『偽装記憶』を解除し、『洗脳魔法』の作成が成功した旨を伝える。
「「「こ、殺される⋯⋯かと⋯⋯思った(思いました)」」」
その後、マイルズ、シーファ、セイラの三人から「思わぬとばっちりだ(です)っ!!!!」ということで、軽くシメられました。
ま、まあ、何はともあれ⋯⋯⋯⋯『洗脳魔法』となる闇属性魔法『偽装記憶』が完成した。
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