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終焉の森
レベル上げ ①
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朝食を食べ終えたレイとソロモンは今、外に向かっていた。
そばにはダリスも控えていてお見送りをしようとしている。
「いやぁ、やっとレイのレベル上げだね。才能なしでのレベル上げは簡単だからここの魔獣や魔物を数体狩るだけでレベルはマックスになると思うよ。」
「そんなにすぐ上がるものなんですか?999なんて簡単なものなんですかね?」
「それがね魔獣や魔物は共食いなどで強くなるけど、人間や亜人たちは魔獣や魔物を狩ったらより強くなれるんだ。」
「そうなんですね。なら、楽しみです。」
などと話しているうちに門についた。
「ソロモン様、レイ様まもなく門に着きます。私はここでお別れですが、ソロモン様がいるので安全だとは思いますがお気をつけていってきてくださいませ。」
「うん、見送りをありがとう。夕方には帰ってくるから、屋敷はよろしくね。では、レイ行こうか」
「はい。ダリスさん行ってきます。」
「いってらっしゃいませ。」
門を出たソロモンとレイの景色は変わった。
この屋敷の不思議なところが、門を通る前と通った後も景色が変わる。屋敷が見える景色と魔獣や魔物がいる終焉の森が見える景色。
(っというか、武器とか渡されてないから忘れてたけど、素手で倒せって言われるのかな?)
「ここから少し歩くか、僕の時空間転移かどっちで移動する??」
「少しなら歩きたいです。それに忘れてたんですけど武器って後で渡してくれますか?」
「了解。歩こうか。そうだね、武器なんだけど今渡そうか。はい、この刀だよ。」
渡されたのは一本の刀。
鞘、鍔、柄は真っ黒で、刀身の部分は普通の刀の刃の色だった。
しかし、手に取ったレイにはとても手に馴染む。まるで昔からこの刀が相棒で振るっていたかの感覚を覚えた。
(鑑定してみようかな。鑑定!!)
装備名:◯神の刀(封印状態)
品質:希少級
性能:品質は低くても切れ味だけは神話級である。しかし、壊れやすさは希少級である。
持ち主の魔力を吸収することで、たとえ折れても元に戻る。
◯神が装備すると時空間ごと切ることもできると言われている。
一般のものが装備すると斬撃を飛ばせるようになる。
「これまたすごい刀ですね。心なしか、この刀が懐かしく思えます。。」
「おぉ、手に馴染む感覚あったかな?その刀は一定上に刀を扱えるものが持つと違和感がなく、その刀を振るえることが出来るんだ。だからレイはその刀に認められたってことだね。おめでとう!」
「そうなんですね。なんだか嬉しいです」
と、照れながらレイは言った。
そのまましばらく歩いているとソロモンが
「レイ、ついたよこれが魔獣だよ。弱らしてくるからここで待っててね。」
その言葉を残して去っていった。しかもすごいスピードで。
レイは待つことしかできなかった。
一方その頃、ソロモンの屋敷ではダリスが側近の侍従達と何かを話していた。
「ダリスさん。ソロモン様のあんな楽しそうな顔は久しぶりに見ましたね。」
そのような侍従の話に対し、ダリスは嬉しそうに答えた。
「そうですね。以前、敵対する神々に殺されたあの方が居なくなってからのソロモン様は何処となく元気がなかったですからね。しかし、レイ様はどういった方でしょう。彼の方にそっくりなだけでなく、武芸にも達者である。その実力は本当に高すぎる。才能なしとは思えませんでしたね。」
「ソロモン様の客のレイ様ですが、そんなに似ているのですか?」
「似ているどころか、瓜二つだ。ソロモン様のことを知らないのと異世界から来たと言っていたのであの方とは別人なのはわかるが、私もあの方と間違えそうになりましたからね。」
続けてソロモンがしゃべる。
「それに久しぶりのお客様というのもありますからね。ソロモン様も張り切っていましたしね。」
「まぁ、元気になられたので私たちからしたら良いことなんですがね。」
「そうですね。あとは帰りを待つだけです。お前達は仕事に戻りなさい」
「了解しました。」
そばにはダリスも控えていてお見送りをしようとしている。
「いやぁ、やっとレイのレベル上げだね。才能なしでのレベル上げは簡単だからここの魔獣や魔物を数体狩るだけでレベルはマックスになると思うよ。」
「そんなにすぐ上がるものなんですか?999なんて簡単なものなんですかね?」
「それがね魔獣や魔物は共食いなどで強くなるけど、人間や亜人たちは魔獣や魔物を狩ったらより強くなれるんだ。」
「そうなんですね。なら、楽しみです。」
などと話しているうちに門についた。
「ソロモン様、レイ様まもなく門に着きます。私はここでお別れですが、ソロモン様がいるので安全だとは思いますがお気をつけていってきてくださいませ。」
「うん、見送りをありがとう。夕方には帰ってくるから、屋敷はよろしくね。では、レイ行こうか」
「はい。ダリスさん行ってきます。」
「いってらっしゃいませ。」
門を出たソロモンとレイの景色は変わった。
この屋敷の不思議なところが、門を通る前と通った後も景色が変わる。屋敷が見える景色と魔獣や魔物がいる終焉の森が見える景色。
(っというか、武器とか渡されてないから忘れてたけど、素手で倒せって言われるのかな?)
「ここから少し歩くか、僕の時空間転移かどっちで移動する??」
「少しなら歩きたいです。それに忘れてたんですけど武器って後で渡してくれますか?」
「了解。歩こうか。そうだね、武器なんだけど今渡そうか。はい、この刀だよ。」
渡されたのは一本の刀。
鞘、鍔、柄は真っ黒で、刀身の部分は普通の刀の刃の色だった。
しかし、手に取ったレイにはとても手に馴染む。まるで昔からこの刀が相棒で振るっていたかの感覚を覚えた。
(鑑定してみようかな。鑑定!!)
装備名:◯神の刀(封印状態)
品質:希少級
性能:品質は低くても切れ味だけは神話級である。しかし、壊れやすさは希少級である。
持ち主の魔力を吸収することで、たとえ折れても元に戻る。
◯神が装備すると時空間ごと切ることもできると言われている。
一般のものが装備すると斬撃を飛ばせるようになる。
「これまたすごい刀ですね。心なしか、この刀が懐かしく思えます。。」
「おぉ、手に馴染む感覚あったかな?その刀は一定上に刀を扱えるものが持つと違和感がなく、その刀を振るえることが出来るんだ。だからレイはその刀に認められたってことだね。おめでとう!」
「そうなんですね。なんだか嬉しいです」
と、照れながらレイは言った。
そのまましばらく歩いているとソロモンが
「レイ、ついたよこれが魔獣だよ。弱らしてくるからここで待っててね。」
その言葉を残して去っていった。しかもすごいスピードで。
レイは待つことしかできなかった。
一方その頃、ソロモンの屋敷ではダリスが側近の侍従達と何かを話していた。
「ダリスさん。ソロモン様のあんな楽しそうな顔は久しぶりに見ましたね。」
そのような侍従の話に対し、ダリスは嬉しそうに答えた。
「そうですね。以前、敵対する神々に殺されたあの方が居なくなってからのソロモン様は何処となく元気がなかったですからね。しかし、レイ様はどういった方でしょう。彼の方にそっくりなだけでなく、武芸にも達者である。その実力は本当に高すぎる。才能なしとは思えませんでしたね。」
「ソロモン様の客のレイ様ですが、そんなに似ているのですか?」
「似ているどころか、瓜二つだ。ソロモン様のことを知らないのと異世界から来たと言っていたのであの方とは別人なのはわかるが、私もあの方と間違えそうになりましたからね。」
続けてソロモンがしゃべる。
「それに久しぶりのお客様というのもありますからね。ソロモン様も張り切っていましたしね。」
「まぁ、元気になられたので私たちからしたら良いことなんですがね。」
「そうですね。あとは帰りを待つだけです。お前達は仕事に戻りなさい」
「了解しました。」
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