39 / 72
2章
◆1章の後半を含む2章のあらすじ(約940字バージョン)
しおりを挟む
主人公・紗季音は、とある事情(※くわしくは1章にて)から、あやかし(オキツネサマと呼ばれる、興常という名の妖狐とリンという名の燐火)といっしょに暮らすことになった女子大学生。
興常とリンは、紗季音は「過去の記憶を失い、自分があやかしであることすら忘れてしまったタヌキのあやかし」なのだと告げる。
このタヌキのあやかしの娘は興常の恋人。
だが、キツネとタヌキという種族の違いから仲を反対され、駆け落ち。1年間、人の世で暮らしたが、娘はタヌキの里に連れもどされてしまったという。
離れ離れとなった恋人たち。
タヌキのあやかしの娘は、興常に再び会うため、強大な神通力で里を抜けだしたものの、その際、記憶も神通力も失ってしまった可能性があるらしい。
興常は恋人であるタヌキのあやかしをずっと探していたが、その記憶喪失のあやかしこそ、紗季音なのだと言う。
(いやいや、まさかそんなわけないよ)と思う紗季音は「自分はただの人間であり、タヌキが変身してるわけじゃない」と説明するが、興常もリンも、ちっとも信じようとしない。
そんなとき紗季音は、興常の恋人のあやかしは、料理がとても下手だったと聞く。1年間、懸命に料理の腕をあげようと頑張ったものの、さっぱり上達しなかったというタヌキのあやかし――。
今の紗季音も料理は得意ではない。しかし多分それは経験が不足しているから。
遅くとも1年以内においしい料理をつくれるようになれば……興常やリンは、紗季音とタヌキのあやかしは、別の存在であると気がつくのではないか。
そう考えた紗季音は、料理の腕をあげようと決意する。
こうして、興常たちと同居しつつ、料理力をアップさせようと誓った紗季音だが、家での食事は、料理上手の興常が毎日つくってくれる。
というか、興常は紗季音が料理するのは危険だと警戒してるようだ。
自宅が料理のしづらい環境ならば……と、紗季音は大学で「料理研究部」に入る。
料理そのものにも、紗季音は興味を持ちはじめる。一方、当初の予定より食費がオーバーしてることもあり、紗季音は大学図書館の学生アルバイトも始めることに。
料理研究部の活動もアルバイトもがんばる紗季音。
そして紗季音は、興常とともに暮らすうちに、段々と彼に心をひらいていく。
興常とリンは、紗季音は「過去の記憶を失い、自分があやかしであることすら忘れてしまったタヌキのあやかし」なのだと告げる。
このタヌキのあやかしの娘は興常の恋人。
だが、キツネとタヌキという種族の違いから仲を反対され、駆け落ち。1年間、人の世で暮らしたが、娘はタヌキの里に連れもどされてしまったという。
離れ離れとなった恋人たち。
タヌキのあやかしの娘は、興常に再び会うため、強大な神通力で里を抜けだしたものの、その際、記憶も神通力も失ってしまった可能性があるらしい。
興常は恋人であるタヌキのあやかしをずっと探していたが、その記憶喪失のあやかしこそ、紗季音なのだと言う。
(いやいや、まさかそんなわけないよ)と思う紗季音は「自分はただの人間であり、タヌキが変身してるわけじゃない」と説明するが、興常もリンも、ちっとも信じようとしない。
そんなとき紗季音は、興常の恋人のあやかしは、料理がとても下手だったと聞く。1年間、懸命に料理の腕をあげようと頑張ったものの、さっぱり上達しなかったというタヌキのあやかし――。
今の紗季音も料理は得意ではない。しかし多分それは経験が不足しているから。
遅くとも1年以内においしい料理をつくれるようになれば……興常やリンは、紗季音とタヌキのあやかしは、別の存在であると気がつくのではないか。
そう考えた紗季音は、料理の腕をあげようと決意する。
こうして、興常たちと同居しつつ、料理力をアップさせようと誓った紗季音だが、家での食事は、料理上手の興常が毎日つくってくれる。
というか、興常は紗季音が料理するのは危険だと警戒してるようだ。
自宅が料理のしづらい環境ならば……と、紗季音は大学で「料理研究部」に入る。
料理そのものにも、紗季音は興味を持ちはじめる。一方、当初の予定より食費がオーバーしてることもあり、紗季音は大学図書館の学生アルバイトも始めることに。
料理研究部の活動もアルバイトもがんばる紗季音。
そして紗季音は、興常とともに暮らすうちに、段々と彼に心をひらいていく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる