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22の扉 生成の場
その 場所
しおりを挟む「場」
そう、「場」よね
うん 「場所」ではない
そして「実在」もしてない
だって「実在しちゃったら」
「行く」という「行為が発生する」からして
幾許か私は縛られることになる
ふむ
「ねばならない」じゃないけど
まあ「行為」は 発生するからな
だ か ら
「そこ」は 「実際の場所」じゃなくて
ふむ?
「想像」?
「スペース」?
「虚空」、まあ そうなんだろうけど
う~ん
でも「これまでの位置」とは
ちょっと違うんだよね
「スペースの中で位置を創る」とかでもなくて
なんか
なに ?
わざわざ「行く」とか
「思い浮かべる」ですら ない様な
そんな感じの「ところ」
「それ」って。
う~ん
なに どこ だろう か 。
「 ふむぅ ?」
「乾燥させておいた葉」、それを選り分け終わって。
「お茶にする用」と「畑に使う用」、
それぞれをザルに入れると パチリと灯りを消し
キッチンから玄関へ 向かう。
あれから 「今ここではまだ視えない」と感じた私は
とりあえず普段の日常を過ごすことにしていて。
まあ 「いつも通り」とも言うけれど
相変わらず魔女の店にて、ハーブティーの試作を行っている ところだ。
「 ♪ ふんふふ~ん♪ じゃあ、行ってきまーす。」
一旦店を出て、「カラン」と鳴る扉のベルに見送られ
「よいしょ」と木々の間に潜り込みながら まじない畑への道を進む。
薄桃色の湖と空
そこから若草と紫の混じる、また一段違った空へ
なにか
どこかが「異なる境界」を抜けて草の中へ足を踏み入れると
また「その移動を自然と行っていた自分」の感覚が鋭くなっていることが判り、
それもどれもを納得で取り込みながら テクテクと「いい感じの場所」まで 進んで ゆく。
「 さて、 と ?」
今 私が向かっているところは
「乾燥が上手くいかなかったもの」
若しくは「向いていなかった葉」を
「畑に肥料として戻す工程」で
イストリアから教わったハーブティーの作り方を実践しながら 私の畑も作ってみようという、
「自分循環を極めれば どうなるんだろう実験」の 現場だ。
実際「自然」には 「無駄なもの」は
一切存在していない。
だからそれを、「実践」する為に
「自分の行為から発生したものを何処迄も循環させる」
それを心してやっている「ところ」で
今は「新しい関係性を創っている途中である」とも
言えるだろう。
「 そう、 なんだよね。 うんうん、いい感じ。 もっと砕いてからの方が良かった? でも大丈夫か。 うん、水を少し、ね。」
そして 畑の土に フカフカと乾燥葉を混ぜると。
こんな時はここぞとばかりに、石達に協力して貰い
水をまじないで降らせて畑を潤す。
「 ありがとう。」
みんなは もう「どういたしまして」とは言わないけれど
これは姫様の腕輪と繋がっている筈で
「私がここでこうして実践していること」と
「姫様が儀式を経て 標としてあそこに在ること」
それもまた繋がっており、私達は共同作業をしていると言える。
だから 丁寧に 葉を入れてきた袋を畳んでポケットに仕舞うと。
生き生きしている小さな野菜達を眺め、「ポン」と膝を叩き
すっくと 立ち上がって大きく息を 吐いた。
「場所」
「場」
「ところ」
「異空間」?
ふむ
さて
今日は どう かな
そんないろを巡らせながら
再びテクテクと 畑を見回りながら帰り道を歩く。
道と いう道もない「いろんなものがある畑」
実際「畑」というのも
「ここ」の三分の一くらいだ ろうか。
後は 「花畑」「名も知らぬ草達」そんな感じで
「背の高い草エリア」と「低い芝生みたいなエリア」が混在するここは
「緑の生命力」と「この世のものではない空」
それが同時に存在している不思議な空間で
実際 こうして改めて「その二つ」を感じながら呼吸をして いると。
"あっち と こっち"
その「体感」が出来ている気がして、少し立ち止まってゆっくりと 呼吸を繰り返して みる。
「 。」
上を観て 下も観て
ずぅっと遠くまで 観ると
「彼方に在る 様に視える石柱」が眼に入り、
その異空間へとスルリ 想像は展開してゆく。
そう ね
「宇宙」
まあ
私の場合は「宇宙」と言うより 「せかい」
その「せかいが展開している場所」よね
うん
そんで
「まだ観ぬところ」「枠外の存在」と
「出会える場所」
でも やっぱり
私にとって「それ」は
「宇宙人」とか「神」とか
なんか
「特定の存在」じゃない
「かたちとして現れない」 多分
「見えるかたち」じゃ ないんだな
いや
でも?
これからは 「そう」じゃない かもよ?
どう なんだろうな
いっつも
「なんかわかる」 が
「あ そうか」って 気付いて
「成る程やはり」って 使える様になって
「なんだ 初めから知ってたじゃん」になる
からな
ふむ
ま
「見える」「見えない」は 実際どっちでもいいけど
その「ところ」は 視えないとまずい
視認 はしなくていいけど
「設定する」必要は あるよね
うん
「 ふむ ?」
「そこ」は 「考えてでてくるもの」では ないけれど。
私はこうして「日常問い掛けることが必要」であるし
「こたえ」は「既にあり」
「ただ私に視えないだけ」であるからして
合間合間にこうしてスペースを練っておけば、きちんとタイミングで「それ」は落ちてくる。
だからこうして 帰り道にも
ぐるりと辺りを見渡しながら スペースもくるくると廻していたのだけど。
「 うん?」
なんの脈絡も なく
突然「こたえ」はそこにあって、
それに気付いた私は「えっ?」「なんで?」と思っているが
みんなは「だって それしかないじゃん」と言っているし
光達はそれを当然のこととして受け止めているから
スペースは「ただ順調に廻っている だけ」だ。
「 えっ 」
だから 先ずは「そのこたえ」を自分に受け入れながら。
「不思議の空」と重ね合わせてみたり
「石窟のなか」と 照らし合わせてみたり
いろんな 角度から それを確かめつつ、
テクテクと 進んで行ったので ある。
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