透明の「扉」を開けて

美黎

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8の扉 デヴァイ 再

視点と機転 応用から拡大へ

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「見えないもの」って。

「見えない」と

だけど 実際「ある」から それは起こり
「現象」として 出てきて いる。


それ即ち 「視点」の変更が 必要
「機転」を効かせ 「応用」し そしてまたそれを「拡大」して。


「「大いなるもの」「見えないもの」を、って。こと、なのかなぁ………?」


ぼんやりと呟くマシュマロの上
私の上空には薄金と 薄銀の丸がある。

 あれは私の 「太陽」と「月」
 きっと普通地球の理とは 違うのだろうけど。


 あちら と こちら

左右に視線を振り分けながら、舞っている蝶達を眺める。

時折共に風に舞う花弁や木の葉、その木の葉は勿論「魂の木」の葉で。
薄く透ける葉脈、「緑」ではなく「白」が優しい色のそれは時折舞って 私を楽しませてくれる。

 蝶が舞うのは 羽があるから
 木の葉が舞うのは 風が あるから。

フワフワと舞う蝶 翼を殆ど動かさず旋回しているキラル。
その 違いはなんなのか。

それをじっと眺めながら「見えないもの」について考えていた。



「ん?てか、「精霊達と協力して」みたいなこと、言ってたよね??」

ふと、思い付いて一人 ムクリと起き上がる。

私が思うに「風の精霊」は いる筈だ。
白い魔法使いが言っていた様に、「風の法則」があるならば、「風の精霊」も いるだろうと思ったのだ。

「ふむ??」

「見たこと」は、無いけれど きっと「いる」それ
ここ神域に キラルが風を運んできたこと
他の元素 「土」や「炎」「水」もよく考えれば揃っているし。

 て 言うか。

 キラルとか アンカーとか 黎 が?

 「精霊」?? いや でもあれは 「私の光」。


「 んんんん ????」


 しかし 「祈り」は 「光」で「チカラ」で「エネルギー」だし
 「風」「水」「炎」「土」も 言い換えれば
 「エネルギー」

私 自身だって。

 ある意味 「それ元素」で 出来ていて
 それ即ち「エネルギー」「チカラ」
 
考え方 解釈の 違いはあれど。


って。別に、便宜上、分けてるだけだよね…………???」

「学問」には分野がある。

似た部分、重なる部分、殆ど同じ様な部分も「誰かが決めたルール」の上では「別の分野」だ。

しかし。

「せかい」に「区切り」「壁」は ない。


「ふむむ。」

  なん っか。

  この辺りに  ヒント が ???

 ありそう   だけど  ?????



「  っ、ふぅ。」

「何をしている。」

 あ。

息を止め、腕組みをして考えていた私を背後から抱き竦めるのはあの色だ。

「ごめん、ありがとう。」

「あまり、「考えるな」と。言ったろう?」

「うん、まあ。そうだよね…………。」

ついついぐるぐるの沼に嵌ろうとしていた私を、いけない色で嗜める彼。

その魅力的な瞳から急いで目を逸らしながら、掠めた「ヒント」に頭を戻した。

 いかんいかん。


「なにしろ、お前がまた「変容」すれば。自ずと、解ろうよ。その辺りは、な。」

 まあ そう  ですよね、はい。

背後から聴こえる甘い声に、頷きだけ返してポスリと横になった。

確かに「考えて」わかる 問題じゃないんだ。
それは わかる。

 多分  「感じて」「わかって」「沁み込んでくる」

 そんな感じの こと なんだろう。


このまま 解し 融け 融け込み 流れ

  この 空間 私の 場を  舞っていれば。


 自ずと 「わかる」「訪れる」のだろう。

 「その時」は。



「うん。」

私の目の前を過るのは 白い葉
透明のそれは葉脈が白いから、「葉」だと解り
それ」にもチカラが流れているのだと、知れる。

 「せかい」「私」「葉」「脈」「根を張る」。

私が「融け込む」、「すべて」とは
きっと「自然」も含まれていて大事な要素の一つでも、ある。


「だから…………雲間もいいけど?もっと、なんか、こう、風が吹いて雨が降って、焚き火?いや?なんかそんな感じの………」

「こら。」

すると
再び 沼にハマりかけた私を くるりと回した腕
その暖かみを感じ自動的に融ける 私のなかみ。

顔を上げ 彼の美しく揺れる、しかし揺らがない瞳を見て決定打が下される。

そうして私はとりあえず 絡まってきた頭のなかみをポンと、投げて。

大人しく暖かい腕の中に、吸い込まれることに したので ある。





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