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5の扉 再びのラピス 森へ
なんのために 生まれて
しおりを挟む「なんのために 生まれて」
「なんのために 生きていくのか」。
この旅に出てから折に触れて 出てきたこの思い
ずっと心にあった 疑問。
その 答えなのか なんなのか。
私はその想いを胸に抱きながら フワリヒラリと森の中を飛んでいた。
遠くの 景色
生成 山吹 黄色 薄桃
何処までも広がる 柔らかな色の 森の中
木々の間を縫いながら
フワリ フワリと飛んでいる わたし
スイスイと 通り抜けてゆく 幻想的な
小鳥 蝶 動物達
実際には ない 色合いの森の 景色。
その中で 沢山の「ひかり」、「カケラ達」がキラキラと囁き合っていた様な 気がする。
姿は見えねど 声は 聴こえる
ぼんやりとした 印象
そんな中 徐々に頭が、働き始めて。
「 ゆめ 、か ?」
なんだか色々 「言われた様な」気がして、目を閉じたままその夢の内容を反芻し始めた。
沢山の言葉と受け取ったイメージ、それが私への大切なヒントだと わかっていたからだ。
「これから」
「道」 「やっていくこと」 「方向」
「特異性」
「性質」
「必要であるから 持っているもの」
「奉仕」
「ひかり」
「修正」 「解く」
「降ろす」 「祈り」
「浄め」 「流す」
「繋ぐ」 「繋がる」
「内」 「外」
「二面」 「即ち それ ひとつ」
「繋げる」「同時展開」「すべてを 含む」
「わたしの 道」。
その受け取ったイメージは、どれも「わたしの道」を指すもので
少しずつ 自分の光を集めながら辿る旅の
次の段階への、道標で。
ポツリポツリと飛んでいるカケラの色を追っていると
私の道とは「知るからこそ 歩める道」で
「誰も前を歩いていない 特殊な旅路」なのだと 暗にさし示している様に 見えた。
「 まあ。そう、だよね 。」
なんとなく、ポツリと呟く。
そうして気持ちを切り替える為
自分の中をぐっと落ち着かせ 平坦にし
「大変そう」、という出てきた澱を流し
改めてそのヒントをクリアに 映す。
その光が特に差しているのは「私だから」の部分
その「性質」「特異性」、それを無意識に活かして
進んでいる道のこと。
いつでも先頭を切って 突っ込んで行く 私
誰も 通らない場所
選ばない道
「不可能に見える」壁。
それはきっと
「どうして」「なんで」
色んなこと 色んな「時代」
様々な「わたし」で 思ってきたことが
今の私に集大成されているからだ。
だからこそ 気付く部分 譲れない場所
大切にしなければならないと知っていること。
そうしてカケラを順に辿っていくと、光が先導していた答えが 見えてくる。
その、「私色」を持って 次にやるべきこと
「 ああ それで、なんだ。」
そう、また少しだけズレていた 私の進むべき道がわかったんだ。
微細なズレを 修正する為
くるくる と 回り始めた カケラ達
その「かたち」と「なかみ」がスルリ スルリと
交差し やはり合っていなかった色が見えてくる。
沢山の 「透明」 「未知」
「まだ見ぬ 見えぬ」
けれども「知っている」から 「ある」「それ」。
きっと、それは「これから色付く」 カケラ達で。
「ふむ。」
多分、それは「次の扉」を 開ければ見えてくる「いろ」なのだろう。
そう だが しかし。
「 そういうこと、だよね 。やっぱり、またちょっとズレてたんだ。いや、ズレてたと言うよりは、今また わかったのか。」
私が 「より 光って見えたカケラ」、それは
「内」 と 「外」。
その、意味するところ それはきっと
私が 「出て行く」のは「開ける」のは
「そと」「未知」へ行く扉
「10の扉」でも あるけれど
それ即ち 「私の なか」「内の扉」でも
あるということ
「すべて」は 「じぶんのなか」に。
そう、ずっとずっと 思っていたけれど。
やっぱり そうなんだ。
思い浮かぶは まだ残る 体感
あの、夢の中では「ぜんぶの中の私」だった 感覚
それは私を「外へ出て行く」のではなくて。
「私は ぜんぶの中」
「ぜんぶは 私の中」
それを わからせるため
それを伝える為の、景色だったんだ。
なんとも言えない 心地の良い感覚
なんでもできる なんでも知ってる
「ここは 私の場所」
そう知っている 夢の中の意識
見えない私が創った 無限空間で
私が遊んでいる それが解る 景色。
あれは「ゆめ」だったけれど、夢なのか現実なのか
それはきっと光が伝えたかった事じゃなくて。
そう やはり
目を 閉じれば「なんにもない」し
五感が無ければ 「なにも 感じない」
「知る事ができない」
それ以上を知るには踏み込む必要がある
「私」とは
「存在」とは
「肉体」が消えても 「魂」は あるけれど
しかし、その「魂」が「閉じていたならば」。
即ち 「見えない」「なにもない」世界
きっと だから ほんとのほんとに。
魂を ハートを 開けば。
「ぜんぶ。 見えるって、ことなんだよね 多分。」
大分、「わかってきた」とは 思っていたけれど
私の認識しているものなんて きっと半分以下なのだろう。
この「せかい」の 中では。
だからこれからは 自分を拡大し 未知へ出て
「見えない部分」を 見て。
「 うん?目で、見える のか??それで結局、そこに、行って。いつもの様に、楽しんで?ぐるぐるしたり、くるくるして反応させて、遊んで? 学ぶって、ことだ?」
でも。 「そういうこと」だよ ね??
私が 「そこ」へ行って
どう なるのか
なにが見えるのか
なにも見えないのか それは勿論 わからない。
けれども
でも そう
諦めずただ真っ直ぐにその透明のカケラの色を探しに行って
その、「全体像」が完成したならば。
「私の 本当のこと」が わかるんだ。
くるくると中で回っていた カケラ達の決着がついて
パッチリと目を 開けた。
「ふーーむ?いや、おはよう「せかい」。今日もよろしく。」
この頃恒例の「せかいに挨拶」をして、体全体を伸ばし 起き上がる。
くるくる くるくると 修正
微調整をする 私のカケラ達
日々「定まってゆく方向」「新しいかたち」
より「明るく」「美しく」「上に」
「繊細に」「緻密で」「清廉な」
「最高の 新しいわたし」へ 進むために。
それは正に出発前のチェック、全身くまなくピタリと合うまで飛び立てない、「飛行体」の様で ある。
納得しないと 進めない
なにしろ細かい そして全てが 揃うのを待つ忍耐力
「完璧」ではなく 「自分の納得」
私がわたしを把握し 自己最高のパフォーマンスを
発揮できると 「わかった」ら きっと進む道。
でも。
「そう言えば、そうだね?」
思えばずっと 私は「全体像を把握しないと気のすまない性格」だ。
何か 作業をする時
計画を立てる時
組み立て 工作 経験すること
勿論「興味のあること」には限られるけれど。
全てを把握し、その中であらゆる可能性を検討し 調整し ベストの道を選んで進まないと気が済まないのである。
まさか。
こんな所でも その「性質」が 発揮されようとは。
「ふむ。」
でも 結局それって。
「? 「ひかり」?「魂」?が? ? 「開く」、って こと??」
考えて みると。
10の扉へ どうやって 行くのか とか
何処にあるのか とか
「それ」って 見えるの? とか。
思う事は あるんだ
確かに。
「確かに自分の「なか」にあると、思えば。納得は いくけども?」
実際 一体
「どうやって」「光を開く」「魂を 開く」のか
それは全く 「今は」 分からないけど。
「 それもまた、うん。」
きっと
「私達は 「大いなる なにか」の 一部」
「とてつもなく 大きなもの」
「見えない 認識できない なにか」
それは わかるのだけど。
多分 これまでの様に
まだ 「言葉にできない」だけで。
この道を 進めばきっと また 「見える」もの
「見えなかったもの」が 「見えてくる」こと。
自分の歩む道のり、サイクルがある程度解る様になってきたのも大きいし、
なにより「楽しい」んだ。
「それなら、それが 一番 だよね。」
少しずつ 少しずつ
「満ちて」 「昇って」
「無限に近づき」 くるくると 練られる わたし
その 螺旋は美しい光を放ち
順に 足りなかった 光を補完して。
今 正に 「何処かに開く」準備をしているのだと わかる。
きっと 「無限」に放っていた カケラ達が
次々と帰ってきて 私のかたち創りを進めているんだ。
その
同じ様に 見えて 何度もしつこくやってくる
光は
「まだ わかっていないよ」の サイン
「微細なズレ」「微妙な齟齬」それを
修正して行く為の パーツで。
そろそろ
そうだよ
できて きたよ
時間だ
謳って もっと
謳えば もっと 揃う
「私色」の カケラ ピース
だから もっと 柔らかく 開いて。
なに をも 受け入れ 「すべて」を
取り込んで。
「 うん。」
進む、「私の道」。
なにしろそれならそれで、引き続き私のやるべき事は
そう ない。
「リラックス? 謳う、踊る? いや 踊るは違うか 。いや、踊っても、いい筈。」
そう一人で呟いて、思わずツッコミが来るかと
辺りを見回して みるけれど。
見えるは 紫紺
無限の 虚空
不思議 と 魔法に 渦巻く
未知の せかい 。
「うーん。でも、これ。私の空間でも、あるからなぁ あっ。」
て いうか。 そうか 確かに。
そういうこと なんだ ね??
「なんだい、宇宙くん。やはり「私が宇宙」は、なんちゃってじゃ なかったってこと??」
きっと「自分の中」にある 「無限」「宇宙」「虚空」の不思議
魔法の空間と 未知の 領域。
「えっ、でもな? なんだ ろう 多分、もう一声。」
自分の納得には、もう一押し欲しいらしい
どうやら 別視点の私
でもこうして 多角的に自分を確認 できるから。
ここまでこうして、やって来れたのだろう。
「うーーーーーーーむ。なにしろ、深い 。」
そうして 腕組みを解いて、ふと気付くと。
虚空の切れ目から 覗いている「青い目」
あ あれ また。
完っ全に 呆れてるわ。
きっとなにか、差し入れを持ってきてくれたのだろう。
見慣れた灰色の毛並みがチラリと見えると、そっと隙間が消えて扉が閉じられたのが、わかる。
うん そろそろ 起きましょう
そうしましょう。
そうして
やっとこ ノコノコと。
朝の支度を始める事に したのである。
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