透明の「扉」を開けて

美黎

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8の扉 デヴァイ 再々

私の道

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その日の、夜。

一人 神域へ帰ってみても、あの色の気配は見えず
しかし自分の空間で安堵した私は のんびりとマシュマロの上 宇宙遊泳を楽しんで、いた。

 今日 は なんだか
 ある意味 拍子抜けしたけど

 結果オーライ だった気も するし

   なんなら アラルとアリスが ふふふ

 的な はなし でもあるし 。

「てか、アラルとアリスって。似てるね、名前。」

今更そんな独り言を言いながら、「アラルエティーとアリススプリングスってどっちも長いな」なんて 思って。

二人の子供ならば やはり「ア」が付くのか
余計なことまで考え始める「無限」にある あたま。

「ま、いいのよ。ハッピーな色は 沢山あっても。」

うん。


そうして意外と、結局彼の訪問目的が あの封筒だった事を思い出して、チラリと銀を思い出す。

 魔女部屋に 置いてきた 銀の封筒
 それには「お茶会の誘い」が アリスの名で
 刻まれていたけれど。

 他意は あるのだろうか 。

 今更 ?  
       どう なんだろう な ?


結局 なんだか楽しい色が浮き出てきた 今回の訪問
やはり「移動してみないとわからないこと」
   「結局 先入観」
それは何度繰り返しても、私の頭の中にあった それだ。

 それも大分、薄れてきたとは 思うけれど。


「でも。今回、それを。流してまた織り直す為に 来たのもあるし 。うん。」


 キラキラと 流れ始めた 箒星

   未知の色    馴染みのある 色

  予想外の 色

 でも  「わからないから」面白いんだし。

 「好奇心」も 私の原動力の 一つなんだ。


改めて目に映す ウンの色
  私の光の色  

宇宙そらには沢山の光があるけれど

 勿論まだわからない色の方が 圧倒的に 多くて。


ボーッと それを見ながらふと湧き出てきた光を探り、それを口に出してみる。
それは、昔から自分が無意識で 思っていた色のカケラで見知ったもので。

だからこそ、また 今ここで私の前に現れて
「そうだよ」って 示して いるんだ。


 て 言うか そうなの。

 「わからないまま 進んでいい」って
 思ってたけど。

「てか、そもそも。私 昔から「知ってる道なんて通って何が面白いんだろう」って 思ってたわ  。」

そうなんだ
確かにいつも 例えば「将来の夢」、そんな話の 時に。

 学校 卒業 仕事 結婚
 サラリーマン マイホーム

そんな「見慣れた道」「決まりきった 道」「敷かれたレール」の様な それを。

全く やる気がなかった 自分
そもそも「知ってるならば やらなくともいい」「つまらない」
「同じ経験を しなくていい」と。

思ってたんだ 昔から。


「 ははぁ~ 。」

 未知だ 未知だと いちいち騒いで
 手探りで進んでいた 自分 

だがしかし それは
 やはり ある意味「自分で知っていた」

 元々 「決めていた 道」で。


 "わかりきった道など そもそも通る気がない"のだ。


ここに 来てまた「答え合わせ」が 行われる
自分の道
きっと   何処かにある 自分のゴール 。


「成る程。。」

 だから 迷いながら進んでも いい
 少し怖くても当たり前 それをやりに来たから
 だから「誰もやってないから無理」では
 絶対 なくて。

 それをやりに来た 自分
  まだ どの私も通っていない最高の道を通り
  自分のゴールに 辿り着くこと。

  その「今の私」を 最大限 謳歌すること。


「それで。みんな私の光が。光り合って、応援してくれてて。なるほど、ここで怖気付いたらみんなの応援が、無駄になるってことだ?」

 でも それならそれで 誰も どの私も責めない
 だけどまた。

 「次の私」が やり直すんだ きっと。
 
 それをしない為に させない為に
 わかる ために 終える ために
 今度こそ 本当に「次の道」へ進む為に。


  "全てのことは 起こっている"


 私という「宇宙ぜんぶ」が
  「見えない私」が そう全力で頑張ってるんだ。


ある意味それは「天の導き」
「天啓」「見えないチカラ」「流れ」、色々な言い方があるのだろう。

 でも なんとなく私が思うのは
 やはり「天」も「宇宙」も「源」も「流れ」も
 「自分」でもあって「見えないなにか」で。

 「まるっとぜんぶ」がひとつ だから
 「結局 どこかの私」なのか「光の女神」なのか
 それが私に「こっちだよ」ってヒントを流していて
 それを私がカケラとしてキャッチして
 くるくると読み解いて 進む

 そんな感じなんだ。


そう、心底納得できることの 喜び
わかる様になった 自分
誰に「わかってもらう」必要は無いけれど
自分が納得しないと進めない、私の性質
 でもそれが「生きて」。

 ここまで来て 今があって。


「なんか やっぱり。宇宙って、凄いな? 宇宙なのか源なのか、そもそも自分自身なのか。 ま、なにしろ。とりあえず 全部が全部ってことだ、やっぱり。」

ここに来て、恐ろしい程ピースのハマりがピッタリきっちりと 合ってきていて。

なんだか 自分でも ウケる。

「そうよ、「怖い」じゃなくて「ウケる」ってとこがポイントなのよ。」


 結局「こたえ」は やはり、自分の中にあって。

「内に入り」「見えないものを見る」と言うのは、それも含む「大きな なにか」で
「未知」で「謎」で「不思議」でもあって、昔から自分が、好きな それなんだろう。

 ずっとずっと 昔から
 きっと私に囁いていた みんな


キラキラと舞うカケラ達の中に、小さな私が本を読んでいる場面が 浮かんで来る。


  本   文字

      歴史
            絵本

 物語      伝承    
               記録


   「伝えたいもの」「残したいもの」。


それに付随し 今 ふと降りて来た思い

 「歴史は としては残らない」

以前も思ったそれ
「歴史は繰り返すから見ていれば 分かる」
そう言っていた ウイントフーク。


それはきっと、ずっと昔の何処かの私も知っていたこと
これまでの歴史から見ても、そうだ。

 ならば どうする?

 どう 残す?

 きっとなにか あった筈だ

 「方法」「失われた なにか」

 いや でも 決して。

 「私達は 

 だからなにかヒントが ある筈なんだ
 そこに。


そう、それもきっと「残さなければ」と、思えば「外に」「以外の方法で保存する」と思えば 難しいけれど、もしそれが「残るもの」「内包されてゆくもの」で
私のカケラと同じ様に 元々「私達に自分に含まれているもの」だと すれば。

ただ、それを今 見失っているだけなのだろう。


「 なるほど なぁ 。」


   くるり くるりと
  再び回り始めたカケラを眺め

 次々と降りて来てくれた カケラヒントを思い
 胸に手を当てる。


 ふむ。  やはり。


じっと自分の中に耳を澄ませていると「必要な時」に降りてくる それ

 「私は未知を歩くもの」
 「自分の中に全てが刻まれている」
 「自分という 本を解読してゆくこと」。

何処かで耳にした事のある言葉、しかしそれがを伴い、今 私の中に「知っていること」として あるのだ。


「不思議、だよねぇ 。だから。 面白いんだけど。うん。」

結局、何処かで「本当のこと」に気付いた先人達が 残してくれた言葉が未だ残っているものも、あって。

でもそれは人によって「合う合わない」「沁みる沁みない」があって、ただの格言として終わるのか 
それが実感を齎し鍵となり、誰かの扉を開けるきっかけとなって世界へ波及していくのか それはやはり

「神のみぞ知る。ふむ。」

 
 伝わることで 開く 扉
 伝わることで 薄れる本来の色
 「誰かの言葉を伝える」事で混じる 「伝える人の色」
 「その中に残る 本当の色」
 薄れるのか 反応して強くなるのか
 それとも 未だ別の効果を 齎すのか。


「はぁ~ なにしろ。せかい は 面白い  てか むん ?」

「まだ起きていたのか。」

「 うん  まあ。」

しかし、私の瞼は半分閉じていて
この色が現れた事で殆ど閉じようとは、しているのだ。

 まあ うん 色々あって
   その後 考え事?  してた から

  うん 。


「まあいい。どれ。」

そう言って、私を胸の中に入れる 安心の腕
直ぐに馴染んで 融けそうな自分
なんだか 流し込まれている金色。

 ぅん?

「大丈夫、起こしはせぬよ。」

 いや あなた

   そう は いいますけど  ね ?


しかし、私の瞼は既に ピッタリと仲良くしているし
心地良過ぎて 不都合は カケラも見つからないし
彼は彼で 今日私がどうだったか 確かめたい
のか なあ ?


そこまで、想像が進むと。

少しだけ 力が入っていた腕をパタリと下ろし
全身を彼に許し 意識も解放する。


 そう この色になら

 ぜんぶ 見せられるし

 融け込めるし 安心 安全

   わたしは わたしであれば いいし

  なにも 守らなくて
      着なくて
      構えなくて
      思わなくて
      考えなくとも

  ただ    いい



  なんなら 澱があったら よろしく

    お願い  しま  す  ?


なんとなく「了」の色を 見つけた所までしか
記憶が無いけれど。


とりあえず、次の日起きたら「金ピカ」になっていたから。

 それは それで オールオッケーと いうことなのだろう。

 うむ。





 
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