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10の扉 わたしの せかい
光の骨格
しおりを挟む「成る程、光の骨格、ね。」
「そうなんですよ。 なんか、それがしっくり くる。」
お昼の 食堂
久しぶりにかち合った ランチタイム
私達は 始め結婚式の話をしていたのだけど。
案の定、私とイストリアの話が脱線しない事は ない。
そうして私がこの頃の心情をつらつらと述べていた時、彼女の琴線に触れたのは「光の骨格」
この 言葉だった。
「しかし、君の言う光の骨格とはやはり。これまでのここの様に、ただ慣習に囚われてあることとは違う、生き方だろう?私達はこれからそれをやって行く、という事だな。」
「ええ まあ そうなりますね。 でもイストリアさんなんかは、もう歩き始めてると思いますよ? まあ、最たる者は 「あの人」かもだけど。」
自由な光
それを 自分の中に 透して思う
「やはり 違う」いろ
私と似た様な 「その道しか 歩めない いろ」。
そんな 私達の話が 聞こえているのか
いないのか。
久しぶりに大人姿の千里と二人で 話しながら昼食を摂っている姿が
なんだか新鮮に感じられてつい まじまじと眺めてしまう。
「なにしろ全ては、これからという事だね。」
「 はい。」
そう 沢山の意味を含む相槌を打ちながらも。
私は 「自分にとっての 光の骨格」
「見えているもの」「見えていると 思っていたもの」
「今の自分の視界」
その「全体像」が気になり出して。
食後の お茶を啜りながらも
改めてそれを一度 広げて観る 必要があると
考えて いた。
そもそも
「私にとっての せかい」は 独特で
「宇宙」や 「世界」
所謂「共通の認識」とは違い
「違いある 部分」は きっと 殆ど全て で
「感覚問題」
その ばっくりとした「イメージ」だ。
所謂 どこの世界に住んであっても
今いる場所が どこであっても
「敷かれたレール」に乗ってあるのは
「ドラマを楽しむため」であり それは
光の骨格を作り上げる道とは 少し違う。
その「少し」の部分
それもまたポイントで
「世界で遊ぶ」という事は「カケラを集める」こととも同義だからだ。
ただ 「目的地がずれている」だけで
「やっていること」は 「見た目は同じ」
だが「なかみ」が「どうあるか」それだけで
「世界で遊びある」のか「光の骨格を創っている」のかは 異なる。
その 「カケラ」は「やること」でしか
集まらないし
それを集めて 「道を創る」、それはやはり
何処にあっても同じで。
その「目的地」をずらさない
大事なことはやはり この一点のみだ。
それは いつの間にか ずれている
始めから 遊んでいる
道を創りある
そのそれぞれにまた様々なルートがあって
その「どこを通るのか」はそれぞれの自由であり
ここにある 私達が選択できる、始めから持ってある「権利」でも ある。
そうして 自分の好きな道を 通って。
「いつかは 必ず 辿り着く」、「本当のこと」
その「真実の光」への行程で創られるのが「光の骨格」
その「地図」の 様なもの
それを視れば「どんな光か わかる」ものだ。
だがそれも 違う視点から観れば
「来た道を帰る」様なことで。
「私達は 皆 光」、その「原初」を辿る 道であるからして
「惹かれる色を回収する」、その自分のカケラを集め 元に戻るという道を 逆に辿っている だけなので ある。
そんな 風に
世界へ 思いを馳せながら 観る
流れくる エネルギー
渦巻く チカラ
無数の 色
そうして
世界に起こる 様々な 現象
それは 「無数の光」が創り出したもの
その 集合体
これまで創ってきた 積み上げてきた
その「結果」を 受け取りある 今
世界を眺めていて ふと 思ってしまうのだけど。
「 本当の 目的地 とは 。」
それは一体 どこ なのか
そもそもそれを 目指して あるのか
何故 それすら忘れて。
ただ 「味わうこと」に 嵌って しまったのか 。
今 ここから観れば
きっと 私達は 最終的にはどの光も
「せかいの中で 世界を楽しむ」光であり
"今 ここにある"という事は
この「過渡期」を渡り 「光の道へ進む」、それを目的にした光も多かった 筈だ。
「 だが しかし なあ ?」
まだ 「遊びある 沢山の光」
それも目にしている私自身は 「みんながそう」だと 思ってあったけれど
意外とそうでもないのかも知れない
そうもこの頃 感じている。
「 まあ それは。 いや、それも。 自由 だけど。」
そう
その気持ちもやはり わかるんだ。
何度も 何度も 繰り返しても
やって来る 「揺り戻し」の 様な風
「もっと遊びたい」「味わいたい」
「まだ 味わい尽くしていない」
そんな
私の中にもまだある「共感する 色」
遊びある 色
その独特の鮮やかさは。
やはり一筋縄ではいかない、そんな世界の奥深さも表していて
「それもまた 遊びか」そう思いながらも 行きつ 戻りつ
私自身 日々を くるくると回して いるのだ。
「 ね。 」
そう 安定した日々と共に 並行して走る
私のぐるぐる時間
一定のサイクルでやってくるそれは「わかっちゃいるけど」必ず落ちる、「道の上にある 超えるべき 山」だ。
ふとした瞬間
隙間に 訪れる 「不安」
「家族」 「学校」 「将来」
「大丈夫か」
「できるのか」 「ほんとうか」
「いきなり夢から 覚めないか」
「私」「あの色」
「みんな」 「現世」
「扉の中」 「想像」
「物語」
「イリュージョン」
「妄想」 「わたしのせかい」
その 「沢山の 色」が ないまぜ
ごちゃ混ぜに なって。
上がったり 落ちたり する事はあるけれど
しかし 「聴こえる」のは
「そうじゃ ない」
「そこじゃ ない」
「それでは」「そこでは」
「ないのだよ」
「そういう問題じゃ ない」と いう 。
きっとそれは 「魂の こえ」
「私の なかみ」「光達」
「一番高い私」 からの 反響音
自分の「なか」に 響き渡る 確固とした「おと」
それは「色」も「形」も 何も無いのだけれど
「新しい眼」で 視ればわかる もの
「それが 私のほんとうである」こと
それだけは わかる。
「私は 違うせかいを 進む」
それは わかったつもりだけれど
まだ「かたちとして はっきりと見えない」それを
ヨチヨチと進む私にやって来る 遠くからの風
それを受け しっかりと靡く自分
でも それをも無視せずに しっかりと眼前に置いて
「新しい眼」で 視て。
ひとつ ひとつを超えて いくこと
だから 時折訊かれる「石を取っておかなくていいのか」とか
「蓄え」「備え」「準備」「保険」、そんな様な 事も きちんと真ん中に据え考えてみるけれど
やはりそれは 私にとって あまり意味はなくて。
「どれだけ「物」「事」「構え」を備えていても
意味がない」
「そこ」ではなくて 「なかみ」
それが自分の真ん中へ なにより深く組み上がっているのが わかるから
その都度自分を置き直し 微細なズレを修正していく。
しかし
それでも 慣れ親しんだ彼が持ってくる
「不安」や「心配」に囚われてしまう時も あるんだ。
「わかっちゃいるけど」
「そうじゃないけど」
「頭の中が 混乱する時」
「ごちゃごちゃが 出て行かない時」
「澱のカケラ達が 踊り出す時」
そんな時も やっぱりあって。
その 様子をある意味冷静に眺めながらも
「なんで 出て行かないんだろう」そうも思って
「 そんな時は 寝るが 勝ち。」
そう切り替え 一晩超えるけれども
まだ 居座る「やあやあ どうだい」という気安い「心配君」
しかし 裏側から来てくれた「最善しか 起こらない私」がそれを助け
二つが並ぶと途端に「心配君」の光は縮小する。
「 面白いな。」
そんな 自分の中での攻防戦を 見守りながらも
流しながらも。
ふわりと揺れる、自分の表に
「真ん中を 見る」
「全ては 最善へ向かってある」
「一番高い私の シナリオ」それを 言い聞かせながら。
なにしろ「次」が来るまで じっと流れあること
その呪文を 繰り返していた。
その「見えない道」をマスターするには 時間が必要
それを
流されながらも ヒシヒシと感じていたからで ある。
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