透明の「扉」を開けて

美黎

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12の扉 狭間

天から伸ばされた 手

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「   どう した?」

 そうやって。

私の 好きな訊き方をして
 首を傾げて 。


  絶対  わざとだ よね? ?


 そう 思いながらも「わかっていて訊いている」、その声を無視して
 そのままじっと 美しい色を眺め始める。


いや
それまでも 眺めていたのだけど。


 「いい声で」、質問をしてくるものだから
私の集中が途切れたのだ。


 いや  しかし
 
    別に。


  「集中して」「観るものでも」。

   ないんだ ろうけど。




そうして久しぶりに
 何故 私がこの人を眺めているのかと 言うと。


 その「越境」「超えて」、「新しい自分」で

「初めて観る 金色の光」

  それは どんなかと 思っていたけれど。


それは 存外 「眩しくて」。

 私は
 何故
 「この色が」
 「今ここ」で
 「こうして私の前に 在り」
 「楽しそうに」。

   
   "私のことを 眺めて いるのか"。


 それがまるっと わかって。



「      ふぅむ。」

 そう 唸って いた。






今 ここで観れば。

 私は「この人が私のことを好きだから好き」な訳でもないし
 だがしかし「他の子を好きになる」とも思っていない。


 なんと言っていいか わからないけど。


確かに私は「彼を創った」んだろう。

 そういう意味で 言えば
 「あの二人姫様とシンラ」が言うこともわかるし
 しかし「私が」「生まれた」
  それもわかる。


でも。

 なんて言うか。

その「独占欲」みたいなものは もう無くて
 始めはあった気がするけど。

でも それもきっと「そうじゃなかった」んだ。


 だってきっと
 「どの 私」も 「求めていた人間ひと」には
  会えなくて
 だから「最終的に 今ここ」で わかって気付いていて。


 「私の欲しいいろは ここ世界にない」
  と思って 入ってきたから。

それは
 とても「自然なこと」だったんだ

 
 「

      のは」。





でも なにか。

 自分のなかを ぐるり探ってみるけれど

 「この色の他に合う色は ない」のがわかるし
 「それがお互い」なのも わかる。



多分 それは「タイミング」で

 私達が「ものである限り体を持つ限り
  「ある持つ」「刻限」それに付随する「半分であること」

きっと私達が「今 光」だったなら。

 それは「絶対」ではなく
 「他に合う光」もあるだろうし
 「変幻自在である」からして「限定」は されないのだ。


 だけど 今は「肉」を持つから。

  それは 同時に「唯一無二」であることも
    示し

 その「成分」「粒子」「細胞」「構成」
  なにしろいろんな「部分」が
   「「ピタリ合う」」のは この色だけ

 それがわかる。


まあ 「他にない」訳じゃない。

 でも それは「妥協」であるし
 しかし「妥協ができないからこそ」、「生み出した」「世界現実になかった 反対側」

だからやっぱり。


 私は 「生み出せる」と 思うんだ

  「から 引っ張ってきた 光」を。





「   成る程  そうか。」

   そう  きたか 。


 自分で 「自分のなかみすべての光」に
 そうツッコミをして。

ただ 
 それを楽しそうに見守る、この人の有り難みを噛み締め
 幸せに浸る。


 そう「瞬間は 私の道を創る」から。


それに
 きっと 「このいろ波長」は 「最高」の筈だ。


  だって 「私が自分で生み出した」。

  「最善 最高の いろ」だからだ。




「      ふむ。 」

「ほら。」

  
   うん    ありがとう 。



だから
 なにしろ 今日も。

 伸ばされた手を 掴んで ゆっくりと。


  その とびきりの腕の中に 

     飛び込んで行ったんだ。








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