透明の「扉」を開けて

美黎

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18の扉 光の領域

ゼロの恩恵

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「   そうね、「世界」って。 いや、「世界」 とは。」

 改めて「自分の 今いる空間」
  それを 認識してみると。


  「つい 先日まで新しかった 古い自分」

  それを終わりにする為に
 「新しい部屋へ扉を開けて入り」、
  「その狭間の空気が流れるで」
 「これまでの景色」と「これからの光」を 眺めて いる。


 その「両方観れる部屋からの景色」は
 今も実際 いろんなかたちで目の前に展開してあり
 私はそれを 楽しく眺めて。

  "自分の移行期間を 謳歌しているのだ"。


 この頃ずっと
 その「なんとも言えない不思議な感覚」を堪能することにハマっている私は
日々「惹かれるところ」へ出向き 
 自分のその「面白い視界」を 実験していて。

 今日も 今日とて
久しぶりのオレンジの景色に悠々と煙突の上で座り
 「どちらかと言えば 朝焼けなのか 夕焼けなのか」
 その検証を楽しくしながらも。

 「両方を映す視界」は 
きちんと眼の前に 
 「終わりゆく世界」と「始まりのせかい」を共存させている。


「    あれは  「終わり」で あっちは、「始まり」か。」

 そんなことを 呟きながら。

「実際の建物」を視て
 「あのビリニスの研究室があった尖塔はもう解体が始まっていて じき無くなるだろうな」とか
 「ヘンリエッタは逆に拡大してきてるのが壁面の輝きでわかるわ」

 そんな風に「存在の方向性」から視える、世界の景色を
 実際の眼にも 映して。

 段々と「変わるかたち」を 自分に適応させてゆくのだ。



「    ふ ぅ 」

 そうしてまた この「高い場所」で

  大きく 息を吸って。

 『今 この瞬間を どれだけ感じ取れるか』

 それを「試しながらも」、
   「でも それも 
  その「潔さ」と「移行」を適用し
  「この
  所謂「生きること」へ 焦点を合わせる。



 この「そらの中」
   「ぬるい橙の風が感じられるところ」

 そこへ
  きちんと「高い位置にある自分」を展開して。

 今一度俯瞰し
  「成りそうな気配」と「積まれている粒子」に焦点を 当てる。
 

     今、ここに立つことで
      また新しい風が吹くこと

  私の周りには いつだって
 「せかいのことば」が展開していること。

そう
またここで、「一息ついた私に」
「せかいが差し出していること」
 それはやはり せかいの息吹と共に 
  展開されるんだ。
    

 ぐっと 身近に、せかいと世界

 その「私の感じ方」は
  「せかい」=「粒子」で
  「粒子」 =「世界の

 そしてそれは ほんとうにありありと
 「これまでなかったものを含め 私の前に展開していて」。

 「自分の 感じられる幅」が 変わっているのがわかる。


 「視点の」
 「見方の」
 「角度の」完全変容

  そこから齎された「新しい視界」

 常に浄め続け 最高のクオリティで存在することを己に課していた私は
 今「その最高のギフト」をせかいから 受け取っているのだ。


  "ただただ 素直に 純粋に

 「感じて在れば」
 「集まってきて」
 「それが集積し」
 「そして 徐々に大きなかたちを創って」。

 それが「私の流れと成り わかること」

 だからこそ 同時に「二つのせかい」が観れて。

 「世界」の有り難みもわかり、より高く道を創れること。


そう、「世界」は今 どんどん荒廃し始めていて
 「正負」で言えば 「負の部分」が浮き出て見えるけれど
 「現実世界」とは私が思っていた様な
 「辛いことも楽しいことも いろんなことを経験できる場」
  では ない。


「   確かに。 ずっと「なんのために」って 思ってたけど。 その、「思ってたんと 違う」は世界も同じ、なんだな ?」


  確かに そう 思えば。


 「」が「思ってたんと違う存在」ならば
 「世界もそうであること然り」で

 「良いこともあれば」
 「悪いこともある」
  「人生トントン」「最後には 帳尻が合う」
  「そういうこと」じゃあ、ないんだ
 「世界」のは。


「  成る程 確かに。」

 「現実」に視点を合わせ過ぎると
 「その解釈」になるけれども

実際「私達は自分で世界を創造していて」
  「自分の体験したい景色を映し出している」。


 だから 「世界の ほんとうの意味」は
  私が思っていた様な ものではなくて。

    
   「もっと 不思議で 興味深くて」
   「希少で 貴重な 

  「無限の可能性が 投影する場所」で
   「私達の守るべきホーム場所」だ。


 だから
 「見たい方向」を見て
 「自分を慰め 宥め進む」でなく
 『今 創っている』を適用して 進むのが大切なんだ。



「   あー、ちょっと待って?  今朝のカードは、 これか。」


      橙色の 空に。

 くるくる くるくると
  激しく回り始めたカケラ達と 明晰君

明晰君はカケラ達が「余計ないろ」を連れてこない様に指揮していて
 確かに「それ」は。

 これまで「みんな光達が を引っ張ってきていたから 見え辛かった」
 それを表して いる。


    ふむ ?

そう
 確かに 私は今朝のカードで。

 「いつもの様に」
 「コンパス」「指針」「真北を向く」
  それを引いていて
だけど その時は「オッケー、目指すところ わかってるわかってる」と。

 「いつもの確認ね」と、ほんのり流して 終わりそうだったんだ。

だけど ほんの少し 気になって。

 「メモ紙に 書いておいた内容は」

   「構造」「作るチカラ」
   「男性性」「頑丈」「強い」
   「意識的に」
   「意図的に 」それで

 その「男性性の強さ」に ほんのりと抵抗があった私は。

まだ それを正面で捉えられていなかったのが
 今 ここでわかる。


 だからずっとみんな光達
 「ああだった」「こうだった」と「重い記憶」を共に連れていて
 そこへ正面を向けていなかった。

 だけど ここへ来て
 主軸が「を正面に置けたから」。

  その「男性性を上手く利用できるのがわかり」、
  「それをまた踏み台にして 高く跳べる」んだ。


「     なるほど   成る程 。」


 煙突の上で立ち上がり
  ぐっと手を広げて胸を張り伸ばし
 少しだけ蹲み込んで。

一旦
 体に
 心に 「新しい」を 吹き流す。


 そうして 展開し出す光景は

    キラキラ と

   みんなが  楽しそうに舞う

     オレンジ色のキャンバスで。

 明晰君が指揮をとり「」は
 「それが正解」
 「ほんとう」
 「美しいかたちで すべてを使う」、
   それを 表していて
 
  "せかいの 言いたかった ほんとう本質

 その「なににも両極あるという真理」
  「その中でも
  それを表して いる。



  これまで「感覚で」「みんな光達からの囁きで」
  使
      「意識的に使うこと」

それは確かに「構造化して使いやすくすること」で
 「形のないものより 強い」。


「    うぅむ 。」

 そう
 また
 「ここでほんのりと出てきた澱」を パッと離すけれど
「強いる」「~させる」
「望んでいないのに やらせられる」
  その「構造化に染み付いた澱」を きちんと流して。

 「それは 私だけに適用するものであること」
 「強いる」で なく
 「適切に使うことで強めるもの」

その「新しいいろ」へ切り替え 自分の中を塗り替えてゆく。

 そう「私の中で ピシリと線を引いて」
   「今ここで 守るべき点」を適用するのだ。


   「意識的に 終わらせること」
   「甘えを許さないこと」
   「この空間を使い意図的に最大を取り」
   「全責任と 勇気を持って」。

   「新しい扉を 創ってゆくこと」。


 やはり「これから観る世界」は一筋縄でいくものではなく
せかいはここで私に「もっと大きなジャンプをさせるつもりだ」。

だから
きちんとそれに応えて 私は「自分で自分を 大きく変態させなければならない」。

 
 そして 「それに使う 大きなチカラ」は
  「今 ここ虚空」にあって。

 だからこそそれを「美しく描き」
  「視えている二つの世界」を ひとつにして。

 自ら「新しい扉」
   「新しいフィールド」を創り
  その外へ出ていく拡大するんだ。



「      なる ほど。  成る程? わかった、ありがとう せかいよ。」

 だから 今日も そう言って。

 「狭い 煙突の上」で「ピョイと回りそうになった自分」を止めて。

   深呼吸をしてから

  地道に梯子を 降りたので ある。
  

 
 
 
 







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