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20の扉 愛の層
いろ
しおりを挟む"かたちのない 世界"で。
どう 「ことば」を選んで
どの 「道」を 通って
どう 「形創るか」
どう「美しく造形するか」。
「 うん。 綺麗。 いや、「美しいな」。 」
そうやって
「懐かしいセリフ」を 言い直して。
誰も いない「静謐の神殿」、
そんな雰囲気づもりで新しく創った祭壇が気に入り 改めてじっくりと 眺める。
正面には 小さなアーチ扉
その前にある設えの祭壇は まっさらのままで。
左脇にあるオルガンと「対」になる様に
右側の低い棚の上に置かれた 白い箱
それと共にバランスを観て 少し高めに飾れる様に壁に取り付けたものは シンプルな凹みのある角材で
魔女部屋で見付けたものを加工し自分で「白」を塗ったものだ。
「 ふむ。 机は これを、使えばいいか。 飾れるところだけ、あればいいもんね。」
あまり「物」は 増やしたくないし 。
少し 離れて 観て
「全体のバランス」「スペースの充満具合」を 観る。
そして
それを確かめているのは 久しぶりの「白い礼拝室」
そう、青縞の廊下の突き当たりにある「あの部屋」だ。
やはり「いろ」が 映えるのは
「白の空間か」
そう思って、カードが届いた次の日の朝、
「起き抜けに」「パッと」 場所を幾つか 思い浮かべて。
結果
「いちばん しっくりきた」のがここなのだが、思えば私の区画に白い部屋はここしか ないとも言える。
「 意外と。 「青い」。」
だから そんなことをブツブツと言いながらも
シンプルに設置した「カードの飾り棚」が とても気に入って。
離れたり 近づいたりしながら
「この礼拝室に 色が入ること」について 考えていた。
「 お花。 捧げ物? 供物 う~ん 「彩り」。 まあ、でも、「気分」。そう、「私が創る色」だもんな。」
真っ白が気に入っていた この空間にとって。
「色が 入ること」
それが どの様に影響するのか
それをぐるりと巡らせてみたけれど
「それ」は「良いとか 悪い」という領域で語るものでなく
やはり、「私が観たいいろ」で
そして「これから創られる世界」だ。
「 ふむ 。」
そう
「そもそも なんで いろが見たいのか」
それは紛れもなく「自分の為」であって。
「私が感じるいろが 創られるから」であり、
そして 私は敢えて「それが 実物ではないこと」に重きを置いており
"それが ここにあること"
それ自体に 意味があるとも 言える。
「 なるほど 。 確かに。」
自分で「自分の回想について」、今 納得したけれど。
「カードを手にして」
「どう 使うか当て嵌めてみて」
「最適な場所を選び」
「ここでいいか 確かめる」
その、「実際ここに色を差すこと」について
「考えた」かの様にみえたそれは
実際には「確認する」「自分のやったことに チェックを入れる」が近くて
私は「それ」を振り返って
「またその意味がわかった」のだ。
そう それは
「まっさらなスクリーンに 生まれる私色」
その「かたちのないものが 生まれくる様子」を 「具体的に」表していて。
「それ」は
「私が そうすることで」
「より そうなる」
その「こと」も 表している。
「 面白い な ?」
だから
そう観えたことに対しみんなに感謝して。
サクサクとカードを 切り始めた。
「今の 自分の いろ」
「今 観たいいろ」
「今 観た方がいいと思ういろ」
基本的に「カード」とは
「質問の答えが返ってくるもの」であり
「何か問いがある者が使う 道具」
そんなかたちで 在ると 思う。
だがしかし
今の私に質問は無いし
観たいいろは自分の内側に視えていて
とどのつまり
「その いろを飾るのか」
「それとも 引いてみるのか」
その二つの「どちらを選択するのか」であると 言える。
「 面白い、よねぇ。」
だけど この頃
「引いてみても」。
「自分が観たいいろ」が 必ず出る。
そんな風に「だよね」という結果が殆どだから、頻繁に引くのをやめたのだけど
もう一つの理由に「今ある解釈と「自分」が 合わなくなってきたから」ということがある。
そう、大概フリジア
若しくはコーネルピン作の既存のカードには
「この世界の概念」が紐付けられており、
それはとても「具体的なもの」だ。
例に挙げれば
「迷いに対する 答え」
「現状を打破するための一言」
「こうなりたい という理想像」
「どう すればいいかのアドバイス」。
しかし私は「それら」を必要としていないし
今はカードひとつひとつの意味を「要素」として観ている。
「今 自分が向いている方向」
「多く持っている 色」
「そしてそれに必要な バランスを取る反対極」。
それを組んで観る時に、「欲しい」と感じたのが「そこから拡げるもの」で
「なに」でもない「抽象」のカード
それは こうして実物を手に取り
「いざ」、やろうとしてわかるけれど。
「自分が 生み出す」
「世界の 要素」
「それをこねて かたちを検討し」
「より美しく仕上げてゆくための練習であり」、
「いろんな色が 自由に組み合わさる」、私の世界の縮図なのだ。
「 成る程、 確かに。 この色も これも あれも。 アリだしな。」
ルールなんて 無視
「こうあるのが 基本」という「お淑やかな色」
「女性らしい組み合わせ」
「男性らしい組み合わせ」
「こうあれば お洒落」
「この組み合わせは奇抜」
「好まれる色合い」
そんなのは 全然無視で。
その時の「感覚で」、自分が組み合わせてゆく色達は
「とんでもなく自由」であり
確かに「これ」は 私にしか出せない、「いろ」だ。
「 うん、 やっぱり。 だから それでいいって こと。」
「いいってこと だよね?」と
みんなに尋きそうになったけれど
その前に「みんな」と同調して。
「瞬時に 繋がる」で なく
「それ そのもの」で ある
それをまた認識して、一人 ニヤニヤと笑う。
「 さて。」
そう して、また 一呼吸おき
自分のなかを まっさらにして。
意識を「ピン」と保ったまま、
一枚一枚のカードを 丁寧に
並べていったんだ。
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