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22の扉 生成の場
弔い
しおりを挟む「 あ 」
そう
それは
「予測していない時」
「今?」
「いや メモれないけど?」
なんて 時に。
素であれば
素で ある程
「うんうん わかってる そうだよね」的で
「しかしとてもわかりやすいことばの内容」が
降りてくるのだけど
「わかっていること」程 スルリと抜けてしまう もので。
「あれって なんだったっけ?」と後から考えるのだが
「結局 それは自分のなかにあるのだから また出てくる」が正解であり
探している間は とんと姿をくらましている。
「 ま、でも。 地図に書けるものは 描いてるからね うん。」
そうやって
「さっき顔を洗いながら思い付いた素敵フレーズ」が思い出せないことを サラリと流して。
大きな紙に描いた 地図を眺めながらも
「生きていればわかる」と思う心
それもまた真理で
実際 私はまた必ず「その場面」に出会すし
それは私に「再押印されたがっている」から
きちんと 送られる為に
時期 姿を現すのだ。
だから それは放っておいて
「今日も散歩に行くか」と切り替えて。
さっさと身支度をして 「行き先のいろ」を回していたんだ。
「弔う」
うん いや
しかし「弔う」と 言っても。
ねぇ うん、
「私の弔う」だから そもそもそんな「神妙な感じ」でもないし
結局「出会った色」に きちんと最後の挨拶をして。
「うん、ありがとう でも もう活躍はできないんだ」って
解雇通告?みたいなのを渡して。
「バイバイ」って 別れて
私は「向こう側にある バランスの取れた地点」へ行くし
「弔われた道標」は
う~ん
「私という一冊の本の一部」に なり
ああ そうね
それがしっくりくる
「物語」は
「新章に入って」。
また 「違う次元の冒険が始まる」し
だから成る程
「この道標」が
そのうち 出てこなくなる時が
くる って ことね
そこから本格的に ふむ
「始まる」と
うん
まあ
なるほど
わかった 。
青の 通路を経て 黒の廊下へ渡り
銀の扉の前を通ってテクテクと回廊を周って ゆく。
「とりあえず 今日の色も 黒」だった私は
素直に黒の廊下へ出て 真っ直ぐに 歩いていたのだけど。
おや ?
なんだか 早速「聞き覚えのある声」がしてきたからして
迅速に屋根裏へ上がり、
「その「屋根裏へ逃亡した私」を検証しながら」
狭間の空気を すうっと 吸う。
そう
「その声」は
実際「逃げなくてもいい声」だけれど 「反射的にそう行動した自分」が興味深くて。
それも確かめると共に「声の主達の会話の内容」も
並行して こっそりと聴いていく。
「 」
「 」
「 」
「 」 「 」
「声」は 三つあって。
メインの声は レシフェ
もう一人は金色で
最後の一人がアリス
よって私が逃亡した原因は この組み合わせと会話の色にあり
何やら三人は「最近のデヴァイ恋愛事情について」話している様である。
ふむ ?
別に なにも しれっと歩いていれば
いいのだけど。
私が 気配を消して歩いていてもあの人だけは 必ず気付くから
「その気配」を察したレシフェが反応して
「それにまたアリスが気付く」、その連鎖が視える為
余計なことを織り込みたくないならば 隠れるに限る。
そして
「ここでの 恋の矢印の向き具合」
そんな話をしているからか、私のなかでは「いつかの景色」が ピロリと展開し始めて。
「俺の女になれよ」 なんていう懐かしのセリフ
それが私の前に現れて
「今なら視える いろんな角度」を 齎し始めた。
はぁ
へぇ?
なるほど 確かに。
このセリフ、ひとつとっても
「いろんないろ」が ある
なるほど ねぇ 。
三人は とっくのとうに 視界からは消え失せていて。
代わりに 私の前に展開しているのは
「あの時レシフェに 言われた色」
その私が「感じていたいろ」であり
そしてまた「それ以外の場面の いろんなバージョン」だ。
「 ふむ」
そう、実際「このセリフ」は。
「良い言い方じゃない」し
「言われた当初は 私も「は?」と思ったけれど」、
それは「嫌悪」ではなく「驚き」が近くて
そう感じた理由は「レシフェの色にある」と 言える。
勿論、「今の私」と「あの時の私」
その二つの視点は別の場所にあり、「あの時の私」はレシフェの事など殆ど解っちゃいなかったけれど
「あの人のいろ」は捉えていたし
「だからあの反応だった」のだ。
今 ここから観れば。
「俺の女になれよ」というセリフ
それ自体は「女の人を馬鹿にしてる言葉」にも取れるし
「ドラマに浸りたい女子の「言われたいセリフランキング」に入るかも」とも思うし
「人を物扱いしている」様にも取れて
いろんな角度から 観ることができる。
だけど彼は 「言ったことをきちんとやる男だ」。
まあ こんな話だから
敢えて「男」と表現したけれど
「落とし前をつける」と「有言実行中」の彼はあの頃から「王権のいろ」を持っていて
「自分のした事のケツが拭ける人間」だし
相手に責任を取ろうという姿勢が窺える。
そう、だから「あの時のことば」は
「俺が責任を取るから一緒にやろう」、
そういう 意味で。
そして 「そのいろ」を感じ取っていた私は
だから「強い拒否感」を感じなかったし
今は「そのセリフもレシフェだったら似合うな?」なんて思っていて
「同じ 言葉」を使うとしても。
「未だ 変わっていない人々」が日常放つ色とは全く違っており
やはり「言葉だけでは 読み取れないいろ」、
そこが大切なのだと 改めて 思う。
そしてそこまで「自分の納得」が 落ちると。
眼の端に「キラリと光る なにか」が映り
顔を上げると向こうに「ひとつの道標」が 観える。
「 あ ~ ~ なるほど 」
そう、「この納得自体」が「道標」で「墓標」
「新たなる角度から理解を経て進む道」であり
「もう 要らないものとサヨナラすること」
その真理が 視えて。
「 確かに。」
大きく頷きながら
「もう「そのセリフ」を誰が言っていても 気にならない私」を観て
「それぞれの世界の尊重」の状態を取れている自分を 観る。
そうなんだ
こうやって
ふとした瞬間降りてくる「一個一個の 墓標」
それを弔いながらも
「しっかり新しい道を踏み締めている自分」を 観て。
"古い 世界の 総まとめ"をし
きっちり祝福も受け取りながら光の道を踏み締め
「その光が強くなっていくのを感じる」んだ。
うん。
実際、
景色の なかで きちんと祈ると。
「古い墓標」は キラキラとした星屑になって消え
それが沁み込んだ足元には光が宿り
私の足元は きちんと照らされて。
"発光した大地"から齎される「絶対感」
「保証」「"せかい"という私の実感」
それがより一層強く 共鳴し
この「弔うことにより 還ってきた祝福」を以て。
光の道が 強くなることもわかるし
「このすべてを丁寧に行い感じること」で
「それが実現すること」も わかる。
そう、
「やって」「感じる」から。
それはいずれ「形になる」し
「私はどんな不可能に見えることでもそれをやり続け」
「かたちにできることを 知っている」。
「 ふむ 」
だから「この道」だって
やり続ければ 「形に成る」し
それはきっと従来の形とは違っていて
とても面白い形に なる筈なんだ。
「 ま、「私の光の道」、 だしね。 フフ」
そうやって「面白い」と表現したスペースに相槌を打ち
くるりと回って 視点を変えると。
"このまま 進め"
そう囁きかけてくるみんなと共に
狭間の景色を テクテクと
歩いて行ったので ある。
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