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第1章 呪われました!
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「いい、いい! おまえもうだいぶ酔い覚めてるだろ」
「多川ぁ~」
「はーいよっと。おとなしくしろ、手嶋ぁ」
「多川! 裏切ったな」
「いいじゃんいいじゃん。手嶋も手伝ったんだし、逢崎に抜いてもらえばさあ」
「そうだ。俺だけというのは不公平だ」
「こんな平等求めてないんだよ俺は」
裏切り者の多川に羽交い締めにされ、逢崎に下肢を剥かれる。これだけ騒いでも新沼はぴくりともしなかった。
「あれ、ちょっと勃ってんじゃん」
「ほんとだ」
「嘘……だろ……」
手嶋の息子は緩く頭をもたげていた。一体どこに反応する要素があった!?
動揺する手嶋の気持ちが追いつくのを、逢崎は待ってくれない。
緩く反応したペニスを自身の精で濡れた手のひらで包みこむと、やわやわ揉んで、上下に擦りあげ始めた。
みるみるうちに勃起する。
「手嶋はちんこも立派だなあ~」
多川が呑気に感想を述べる。
反り返った陰茎の上からローションを垂らされ、ぬるぬるにしてから再度握られる。もう片方の逢崎の手指は、竿から伝い落ちたローションを使ってアナルに侵入してきた。
「……っあ、」
前と後ろを同時に弄られ、手嶋は快感に身悶える。
「あ、……っあ、……ぁ゛……ん」
ごくり、と多川の喉が鳴る。
逢崎の目が、ぎらぎら妙な光を放っていた。
誰も口を聞かない。
手嶋の控えめな喘ぎ声がこだました。
ぐっちゅぐっちゅ、前からか後ろからかわからない粘着質な音がする。
室温が、酷く高く感じられた。
熱気がむんむんしている。
なんだか、妙だった。
妙な雰囲気に呑まれている。
「ぁ……逢崎ぃ……っ」
場の空気に流されまいと口を開いたら、媚びるような声が出た。これでは逆効果だ。逢崎がすっと目を眇め、口元に歪な笑みを刷く。
「イけ」
「~~~~~っ!!」
後孔に突っ込まれたままの指二本をぎゅっと食い締めながら絶頂した。陰茎から飛び出した精液を、逢崎の手が蓋をするようにして受けとめる。
手嶋はぐったりとして、背後の多川に身を預けた。
無言で汚れた手のひらを見つめていた逢崎が、唇を舐める。流し目で、手嶋を見た。
妙だった。
妙に、性的だった。
そう感じることがもう妙だった。
逢崎だぞ?
確かに無駄に面だけは整っているが。
逢崎の目は、まだぎらぎらと危ない光を湛えていた。
あ、これ、欲情してるんだ。
気づいて、唖然とする。
こいつ、男に欲情してる。
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