封魔剣舞 - 倒した魔物を魔石化する剣技と「魔石ガチャ」で冒険者無双 -

花京院 光

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第二章「王都イスターツ編」

第三十四話「合格発表」

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 試験の終了と共に闘技場を出て大広間に進む。二次試験最終組が大広間に入った瞬間、一斉に視線が注がれた。

 大広間の天井には魔法の光が輝いており、光りが闘技場の様子を映し出している。ここで俺達の試験の様子を見ていたのだろう。魔法学校の教員達が大広間に入り、一列に並ぶと、合格者の発表が始まった。

 二千五百人の受験者の内、僅か九十人しか入学が許可されない。ラース大陸最難関の魔法学校入学試験。他の受験生の活躍が分からないから、自分が合格ラインを超えているのかも分からない。それでも最終組の中では俺が最も多くの魔物を討伐した事は間違いない。

 ボリスとレベッカ、ヴィクトリアが近づいてくると、遠くの方に居るレーネが満面の笑みを浮かべて俺を見つめた。彼女の柔和な表情に癒されていると、ボリスが嬉しそうに抱き着いてきた。

「大広間でユリウスの活躍を見ていたよ。まさかBランクのエキドナを三体まとめて狩るとはな!」
「ボリスもBランクの魔物を狩ったんだろう?」
「ああ、俺もエキドナを一体倒したよ。封魔石宝流の力でね」
「円月四連斬で決めたんだよな。魔力だけで分かったよ」
「流石ユリウスだよ。さぁ結果発表だ」

 ヘルガ・グロスハイム校長が受験生の健闘を称える様に笑みを浮かべ、首元に杖を向けて声を拡声した。

「まずは上位合格者五名を発表致します。第五位、聖属性の魔術師。ヴィクトリア・フォン・ファルケンハイン王女! 合格おめでとうございます!」

 校長先生がヴィクトリアの合格を発表すると、ヴィクトリアは無邪気に微笑みながら俺に抱き着いた。彼女の豊かな胸が俺の体に当たり、何とも言えない恥ずかしさと嬉しさを感じる。

「ユリウス! 私が五位だって! 何て嬉しいのかしら……! きっとユリウスとボリスもレベッカも合格しているわ!」

 ヴィクトリアの合格発表と共に、受験生達と教員達が一斉に拍手を送った。

「続きまして、第四位、水属性と聖属性の魔術師。レーネ・フォン・ノイラート! 合格おめでとうございます!」

 まさかレベル四十のレーネがヴィクトリアを抑えて四位で合格するとは思わなかった。レーネは静かに涙を流し、遠くの方で俺を見つめている。合格出来た事が心底嬉しいのだろう。あとでゆっくりと彼女の活躍を聞こう。

「続きまして、第三位、風属性と地属性の魔術師。一次試験一位通過、ヘンリエッテ・フォン・エーベルト! 合格おめでとうございます!」

 一次試験に参加出来なかった俺は初めて見るが、金髪を綺麗に巻いた美しい貴族が合格を喜んでいる。一次試験でボリスを抑え、一位で通過した魔術師。ボリスの説明によると彼女は石の魔法に精通しており、ゴーレムを作り出して強烈な一撃を叩き込む戦い方をしているのだとか。

「続きまして、第二位、風属性と雷属性の魔法剣士! 若干十五歳でAランクのベヒモス討伐を成し遂げた英雄! 見る者を圧倒する高速の剣技と、力強いエンチャントでBランクのエキドナを討伐! ボリス・フォン・イェーガー! 合格おめでとうございます!」

 ボリスは一位で合格出来なかった事を悔しがりながらも、何度も俺に抱き着いて喜びを表現した。

「続きまして、第一位、ローゼンクロイツ魔法学校、創設五百年間で最高得点を叩き出しました。火属性、封魔師、ケットシー救済の英雄! 圧倒的な攻撃魔法と封魔石宝流剣術でCランクのサイクロプスを三十体討伐! そしてCランクのアラクネを立て続けに七十体討伐! 更にBランクのエキドナを三体討伐しました! ファルケンハイン王国、ヴィクトリア第一王女の守護者! ユリウス・シュタイン! 合格おめでとうございます!」

 俺が一位合格!? 一次試験すら受けてない俺が一位で合格出来るなんて想像すらしなかった。空中に魔法の文字が浮かぶと、校長先生をはじめとする職員が一斉に拍手を上げた。受験生達が俺を見つめ、熱狂的な拍手を送ってくれた。

 第一位 2100ポイント(3050) ユリウス・シュタイン
 第二位 1100ポイント ボリス・フォン・イェーガー
 第三位 1010ポイント ヘンリエッテ・フォン・エーベルト
 第四位 900ポイント レーネ・フォン・ノイラート
 第五位 880ポイント ヴィクトリア・フォン・ファルケンハイン

 一次試験を受けていたら3050ポイントで一位合格出来たのだ。二次試験の得点だけでも一位合格出来たのは何よりも嬉しい。

 死に物狂いでエレオノーレ様の修行に耐え、睡眠時間を極限まで削り、魔物との戦いに身を置いていた甲斐があった。呆然としながら校長先生を見つめていると、ヴィクトリアが俺の手を握った。彼女の優しい聖属性の魔力が流れてくる。

「ユリウス……やっぱりあなたは最高の守護者だわ! 王都を守るために試験を放棄してレッドドラゴンの討伐をしたと思ったら、二次試験から参加して歴代最高得点を取ってしまうなんて! 私はあなたを誇りに思うわ!」
「ありがとう、ヴィクトリア! これからも守護者として強さを追求し続けるよ。レッドドラゴン程度の魔物に翻弄された事が悔しいんだ」
「久しぶりにユリウスの本気を見たけど、本当に凄かったわ。やっぱり私が選んだ守護者は偉大な冒険者なのね……あなたの事、誰よりも大切に思っているわ」

 ヴィクトリアが俺に抱き着くと、受験生達が羨ましそうに俺を見つめた。彼女のしなやかな体を抱きしめると、守るべき王女の姿に胸が高鳴った。ボリスは悔しがりながらも何度も俺の頭を撫でてくれ、レベッカは自分の事の様に俺の一位合格を喜んでくれた。

 レーネは大粒の涙を流しながら俺を見つめ、心から俺の合格を喜んでくれている。彼女とは何か特別な縁を感じる。俺と一緒の学校に通いたいというだけの理由で四位合格を果たしてしまったのだ。なんと意思の強い女性だろうか。

 五位合格のヴィクトリアはレベル55だが、レーネはまだレベル40なのだ。上位合格者の中でも彼女が最も低レベル。それでも二次試験で討伐数が多かったから、四位で合格出来たのだ。やはり彼女は将来偉大な魔術師になるだろう。レーネやボリス、ヴィクトリアと共に魔法学校で学べる事が何よりも嬉しい。

 だが、まだ安心は出来ない。俺は十二月に開催される魔法祭で優勝しなければならないのだ。二年生、三年生を抑え、魔法祭で優勝しなければエレオノーレ様を救えない。勿論それはヴィクトリアも同じだ。優勝してフェニックスの涙を入手しなければヒュドラの呪いを解けないのだ。

 レーネはゆっくりと近づいてくると、恥ずかしそうに握手を求めた。すっかり泣き腫らした瞳で俺を見つめ、俺の頬に口づけをすると、ヴィクトリアが愕然とした表情を浮かべ、鋭い目つきでレーネを見つめた。

「え? 何をしているの……?」
「あ……申し訳ありません……! 私、ユリウスさんのファンなんです! 失礼でしたか? その……殿下の守護者に勝手にキスなどをして……」
「いいえ、別に気にしないけど」
「そうですか……安心しました。ユリウスさんは恋人が居ないと新聞に書いてあったので、私がユリウスさんと一緒に居ても良いですよね?」
「勿論。勝手にしたら良いんじゃない? ユリウスは私の守護者だけど恋人ではないのだから」

 ヴィクトリアは明らかに動揺しながらレーネを見つめている。レーネはそんなヴィクトリアを気にせず、俺の手を放さずにヴィクトリアを見つめているのだ。まるで自分のものだと言わんばかりにしっかりと俺の手を握っている。

 彼女もヴィクトリアと同様に聖属性の魔術師だから、非常に心地良い、他人を癒す魔力を感じる。

「ユリウスさん、合格おめでとうございます。これで春から一緒に勉強が出来ますね!」
「そうだね。レーネも合格おめでとう! 四位合格なんて凄いよ!」
「私は順位なんて気にしません。ユリウスさんと一緒に居られたらそれでいいんです。私の半年間の片思いもやっと実りそうです……」
「え……?」

 レーネが意味深な言葉を放った瞬間、俺の体が宙に浮いた。いや、ボリスが肩車をしたのだ。まさか貴族に肩車をされる日が来るとは思わなかった。流石にボリスは肉体を鍛えているからか、八十キロの俺を肩車をしても平気な顔で微笑んでいる。

 受験生達は再び熱狂的な拍手を上げ、俺達の上位合格を祝福してくれた。何とも言えない嬉しさを感じるが、ヴィクトリアが作り笑顔を浮かべている事が気になる。レーネに対して敵意を隠しきれていない事がはっきりと分かる。ヴィクトリアとは迷宮都市ベーレントで出会ってから半年以上も一緒に暮らしていたのだ。

 王都イスターツに来てからは離れている時間も多くなったが、それでも毎日の念話は欠かさない。暇さえあればヴィクトリアは俺に念話を送ってくるのだ。物理的に離れていても、心は非常に近い場所にあり、俺のヴィクトリアに対する好意は日に日に増している。

 それでもこの関係が進展する事はない。彼女が王族で俺が平民だからだ。Bランクでしかない平民の俺が第一王女の守護者をしているという事も奇跡に近い。父がSランクの魔法道具屋として有名じゃなかったら、俺の様な人間では決して近づく事すら出来なかっただろう。

 元々彼女の従者はイェーガー伯爵家の長男であるボリスだった。平民の俺が王族であるヴィクトリアと一緒に居て良いのか、自分自身の能力や家柄を見つめ直す事がある。王族に恋をする事自体が間違いなのだろうか? 答えの出ない問いを繰り返しても意味はない。

 レーネが俺を心から好きな事は確かだ。ヴィクトリアに対する叶いそうにもない恋を抱き続けるか、俺を好いてくれているレーネと更に進んだ関係になるか。

 まだ出会ったばかりだからレーネの事はほとんど分からないが、俺の事が心から好きで、ローゼンクロイツ魔法学校の受験を決めたのだ。レーネの気持ちを無下にはしたくないが、俺のヴィクトリアに対する想いを今すぐ消し去る事は出来ない。

 ヴィクトリアにとって俺は何なのだろうか。ただ都合良い時に召喚され、彼女を狙う存在と戦うだけの戦力なのだろうか。彼女は以前俺の事を大好きだと言っていたが、それは仲間として好きという言葉なのだろう。半年間も一緒に居て、俺達の関係は全く変わりもしなかった。

 まぁこの事は今度考えよう。一人で悩み続けても仕方がない。今は素直に合格を喜びたい。

 それから九十位までの合格発表が終わると、合格者以外の受験生が退場し、各ギルドのマスターや貴族、受験生の保護者などが大広間に入った。俺やボリスの元には大勢のギルドマスターが押しかけ、ぜひギルドに加入して欲しいと勧誘してくれたが、俺は今のところギルドに加入するつもりはない。

 受験生の中にはその場でギルドの加入を決める者も随分多い。どのギルドもローゼンクロイツ魔法学校に合格出来るレベルの魔術師を欲しているのだろう。

 六位で合格したレベッカは王都イスターツで最も加入者数が多い冒険者ギルドに加入を決めた。

 それから俺達は校長先生から入学の日程を聞いて解散した。入学は四月七日。合格者の半数以上は寮での生活を希望したが、俺もボリスもヴィクトリアも寮には入らない。レベッカは入学までの間、俺の屋敷で過ごす事になっている。

「ユリウス、これからどうするんだ?」
「俺はララが待っているから家に帰るよ。ボリスは?」
「僕も一度家に帰ろう。合格を両親に伝えたらユリウスの家に遊びに行くよ」
「ああ、適当な時間に来てくれ」
「それじゃまた後で」

 ボリスが颯爽と大広間を出ると、彼のファン達がボリスを追いかけた。全くボリスの人気には驚かされる。ヴィクトリアは国王陛下と共に城に戻り、王妃様に合格を伝えるのだとか。

『ユリウス、私は城に戻るけど……ユリウスも後で招待するから。お父様が今回のレッドドラゴンとの戦闘における活躍に勲章を贈るつもりなんですって』
『ありがとう、それまでは自宅で待機しているよ』
『ええ、何だかさっきからそこの貴族がユリウスを見つめている気がするけど……どういう関係なの?』
『さっき控室で出会ったばかりだから、まだ友達ですらないよ。俺のファンだとは言っていたけど』
『それだけ? ただのファンには見えないけど……まぁいいわ。それではまた後でね』

 ヴィクトリアは俺との会話をレーネには聞かれたくなかったのだろう、目の前に居るのにもかかわらず念話を送ってきた。それからヴィクトリアは城の衛兵と共に馬車に乗り、ファルケンハイン城に向けて出発した。

「それではユリウスさん。また魔法学校でお会い出来る日を楽しみにしております。それから……眠る前に手紙を一度開いて貰えたら嬉しいです。友情の手紙があれば離れていても文字でやり取りが出来ますから。本当に勝手な事ばかり言って申し訳ありません……」
「寝る前に手紙を見ればいいんだね。分かったよ。気を付けて帰ってね」
「はい! それではごきげんよう」

 レーネが優雅に立ち去ると、俺とレベッカは二人で魔法学校を出て、ゆっくりと街を見物しながら屋敷を目指して歩いた。中央区にはレッドドラゴンの被害は無いが、居住区から中央区に避難してきた人達が大勢たむろしている。

 魔法学校内に居ればレッドドラゴンが王都を襲撃したという事も嘘の様だが、居住区では大勢の市民が命を落としたのだ。市民を死なせた俺が勲章などを貰って良いのだろうか?

「レベッカ、俺、本当に勲章なんて貰っても良いのかな?」
「レッドドラゴンから街を守ったんだから当然じゃない? それとも全ての人間を救えなかったから悔やんでいるの?」
「そうだよ。俺がもっと強かったら、もっと早くレッドドラゴンの襲撃に気が付いていたら、被害を減らせたかもしれなかったから……」
「ユリウス、自分の力で全ての人間を救えるなんて思わない方がいいわ。どれだけ強くてもそんな人間は存在しない。基本的に都市の防衛は衛兵の仕事でしょう? ギルドに登録すらしていない、一般市民のユリウスがレッドドラゴンとの戦いに参加する義務なんて無かったんだし。後悔なんてしなくていいわ」
「だけど、冒険者として市民を守る生き方が当然だったから、ギルドに所属していなくても俺の心は冒険者なんだ」
「そうね。あなたはいつも他人を想って強敵に挑む人だったわね。それじゃもっと強くなって、レッドドラゴンすら逃げ出す程の封魔師になればいいじゃない? もちろん今でも強すぎるくらいだけど。だって、ローゼンクロイツ魔法学校の校長先生より魔力が高いんだから」

 更なる強さを求めれば良い。ただそれだけの事なのだろう。今でも確かに俺は強いが、エレオノーレ様や父と比べればまだまだ弱すぎる。恐らく二人が偉大過ぎるのだろう。Sランクの二人に一日でも早く追い付きたい。それに、早くAランクに上がりたい。いっそ冒険者ギルドでも設立してAランクのクエストに挑戦しようか。

 中央区を進むと、ララが待つ自宅に到着した。自宅の前には大勢の市民が集まっており、市民達が一斉に拍手を送ってくれた。

「ユリウス・シュタイン様! 王都を防衛して下さってありがとうございました!」
「ローゼンクロイツ魔法学校、一位合格おめでとうございます! これからも私達の街をお守り下さい!」
「シュタイン様万歳! レッドドラゴン討伐の英雄に祝福を!」

 市民達が俺を称賛してくれると、俺が守った命を見て、自分の行動が正しかったと実感した。確かに俺はレッドドラゴンの魔力を察知した時、誰よりも早く行動を始めた。それでもエレオノーレ様や父ならもっと早くにレッドドラゴンの存在に気が付いていただろう。

 自分自身の最高の力でレッドドラゴンを討伐したが、まだまだ俺は強くなれる。Bランク程度で満足してはいけないのだ。こうして市民の笑顔を見ているだけで無性に嬉しくなる。本当に俺は冒険者になるために生まれた様な人間なのだろう。

 集まってくれた市民達に何度もお礼を言いながら自宅に入ると、ララが特大のチョコレートケーキを作って待っていてくれた。
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