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第二章「魔石編」
第三十四話「ギルドマスター」
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朝のアイゼンシュタインを回り、顔なじみの露天商と他愛のない話をしてからユグドラシルに向かう。ユグドラシルは朝から活気があり、室内では若い魔術師達が魔法の訓練を行っている。丁度攻撃魔法の練習をしているのか、爆発的な魔法が室内に飛び交っている。
十代前半程の若い魔術師は、俺に魔法の練習を付き合って欲しいと言うと、ギルド内が大いに盛り上がった。俺はユグドラシルを訪れた際には、魔術師の訓練を手伝う事にしている。少しでもこの町の魔術師が強くなれば、町の防衛力が上がるのだから、これも王国を守る騎士の務めだと思っている。
「私が今から魔法で攻撃を仕掛けますから、ラインハルト様が防御して下さい!」
赤髪を長く伸ばした少女は、俺を見上げて微笑むと、木製の杖を向けた。いつもこうして魔術師の無茶な要望に答え、室内で訓練を行っている魔術師に、剣を使う人間との戦い方を教えるのだ。ユグドラシルのメンバーは、あまり外で訓練を行う事が無いのか、実際の戦闘を想定して戦う事が苦手らしい。どちらかといえば、暖かい室内で魔法の研究をしている方が好きという人が多い。
俺の様に、日常的に魔物と戦闘を行う冒険者が新鮮なのか、新たに覚えた魔法や、試してみたい魔法を最大の威力で俺に仕掛けるのが流行っているらしい。ギルドマスターのフリートさん以外の魔法なら、俺は全て防御する事が出来る。タウロスの殺人的な攻撃を受け続けているからだろうか、並大抵の攻撃では魔装が傷つく事も、攻撃魔法を直撃する事も無い。
「それではいきますよ!」
赤髪の魔術師が杖を頭上高く掲げると、俺の足元には強烈な風が吹いた。突然の攻撃に戸惑いながらも、咄嗟に重心を下げて魔法に耐える。体が持ち上がりそうな強い風に耐えるだけで、体力が消耗するが、相手も魔力の消費が多いのだろう、次第に威力が弱まってきた。それから赤髪の魔術師は魔法を解除し、俺に杖を向けて魔力を放出した。
『ウィンドショット!』
魔術師の杖の先からは圧縮された風の塊が放たれた。俺は左手で風の塊を殴りつけると、瞬時に魔術師の懐に飛び込み、杖を取り上げた。俺から攻撃を仕掛ける事はなく、魔術師が俺にダメージを与えられたら、俺の負けという決まりになっている。
「やはり騎士様には勝てませんね……」
「攻撃が少し単純なんだよ。単純な攻撃でも速度が速ければ相手を捉えられる。速度を上昇させるか、複数の魔法を同時に制御して飛ばす練習をした方が良いかもしれないね」
「騎士様は魔法についても詳しいのですね!」
「城の魔術師から魔法を用いた戦闘について、手ほどきを受けているからね。だけど、俺は魔法なんて殆ど使えないよ」
「また、ご謙遜を! 騎士様はソニックブローが使えるではありませんか!」
「俺はソニックブローとファイアしか使えないんだ。魔法はフローラに任せているからね」
「魔法はフローラ姫殿下が、剣はラインハルト様が担当しているんですね!」
「そういう事だよ」
それから俺は暫く赤髪の魔術師と魔法について語り合っていると、ギルドマスターのレーネ・フリートさんが姿を現した。紫色のローブを着ており、腰には銀の杖を差している。長い金髪を丁寧に編み込んでおり、頭には白い帽子を被っている。彼女もフローラの誕生日を祝う宴に招待されているのだとか。
「おや、ラインハルト様。おはようございます」
「フリートさん。お久しぶりです! 実はフリートさんに相談があるのですが」
「私に出来る事なら何でも致します。ラインハルト様はブラッドソードを壊滅して下さった英雄ですからね!」
「それではお言葉に甘えて……今日はフローラのための杖を探しているのですが」
「杖ですか。私の専門分野なのでお手伝い出来ると思います。これから二人で杖を扱う魔法道具屋に行ってみませんか?」
「魔法道具屋ですか。そうですね、宜しくお願いします! 杖については知識が無いので、色々教えて頂けると助かります」
「それでは早速出発しましょうか」
俺はフリートさんと共にギルドを出て、外で待たせておいたヴォルフを連れて町を歩き始めた。町にはフリートさんに言い寄る男が多く、一緒に歩いているだけで何度も声を掛けられる。フリートさんは現在二十七歳。レベル40以上の恋人を募集しているのだとか。『そろそろ恋人が欲しいのですが、ギルドに籠もっているので出会う機会もありません』というのがフリートさんの口癖だ。恋愛に対して消極的なのか、気になる異性が居ても自分から声を掛けられないのだとか。
フリートさんとヘンリエッテさん、エレオノーレさん、フローラの四人はとても仲が良く、時折四人でお酒を飲みに行く事があるそうだが、話題はいつも恋愛の話になるのだとか。四人の中で唯一恋人が居るフローラが、年上の三人の女性から、俺との恋愛の話を根掘り葉掘り聞かれるらしい。
「ところで、いつになったら私の事をレーネと呼んでくれるのですか。エレオノーレやヘンリエッテの事は名前で呼んでいるのに……」
「フリートさんとは随分歳が離れていますからね……レーネさんとお呼びしても良いのですか?」
「勿論です。ラインハルト様は準貴族なのですから、平民の私に敬語まで使う必要はないのに……何だか距離を感じます」
「それではレーネさんと呼ばせて貰いますね」
「はい、ラインハルト様。いつも言っていますけど、どこかで理想的な男性を見つけたら、ヘンリエッテやエレオノーレに紹介する前に、私に紹介して下さいね!」
レーネさんはヘンリエッテさんよりも一歳年上だからか、『私は絶対にヘンリエッテよりも先に結婚します!』と言っている。その割には結婚相手に求める条件が高いので、なかなか理想な相手が見つからないのだ。レベル40以上という時点で、殆どの市民は対象外になるのである。レベル40といえば、城の警備を担当する兵士の平均レベル。一般の冒険者や魔術師の中にはレベル40以上の人間はなかなか居ない。
「私はラインハルト様だけが頼りです! エレオノーレもヘンリエッテも良い男を紹介してくれないんですよ。少し前にエレオノーレがレベル45の冒険者を紹介してくれたのです。確かに強い力を持っていましたが、まるでライカンの様な巨大な男性でした。とてもではありませんが、魔物の様な男性と結婚する事は出来ないと思い、丁重にお断りしました」
「ライカンみたいな人ですか? それは是非見てみたかったですよ! いつも思うのですが、レーネさんの条件が高いのではありませんか? レベルさえ気にしなければ、すぐにでも結婚相手が見つかると思いますよ」
「それはいけません。私がレベルのこだわるのは、自分を向上させられる男性を選びたいからなのです。レベルはステータスの証明。力、魔力、敏捷、耐久。この四つの要素の中で、どれか一つでも四百を超えているのなら、私は十分に信頼出来る人間だと思います」
「レベルがそんなに大切ですか? 確かに、城の兵士に志願するにもレベルが決まっていたり、ギルドに加入する条件に一定のレベルが求められたりはしますからね。レベルも相手を判断する材料になりますが、レベルだけが全ては無いと思いますよ」
以前、酒場でレーネさんとお酒を飲んでいた時、容姿の整った男性がレーネさんに言い寄った事があった。男は必死にレーネさんを口説いたが、レーネさんが男のレベルを知るや否や、男の頬を叩いた事があった。確かあの時の彼のレベルは20だった。アイゼンシュタインで最も規模が大きい魔術師ギルドのマスターとしても、低レベルの人間とは交際したくない、ギルドの品格を落とす、と言っているのだ。
「ラインハルト様! どこかに、高レベルで知的な男性は居ませんか? いくら強くてもスマートでは無い方とは結婚する事は出来ませんが。もしそんな方が居たら紹介してくださいね」
「高レベルで知的といえば、タウロスはどうですか? 彼はレベル70ですし、非常に知的でスマートな男ですよ。ちょっと毛深くて頭から角が生えていますが……」
「ラインハルト様! またその様な冗談を言って。私は本気なんですからね! 今度つまらない冗談を言ったら、土の魔法で体を固めてしまいますよ!」
こうして他愛のない話をしながら、時折冗談を言ってレーネさんと過ごす時間が、俺はとても楽しいのだ。高レベルで知的な男性といえば、新しい衛兵長のドールさんはどうだろうか。確か彼はレベル50の剣士。衛兵長としての地位もあり、陛下からの信頼も厚い。勤務態度も非常に真面目で、毎朝顔を合わせるが、彼が正門に居るからか、駆け出しの衛兵達も安心して職務に付いている。
若い衛兵の中には、魔物との戦闘を恐れる者も多く、魔物が襲撃してきた際には、俺とドール衛兵長が率先して魔物を狩り、手本を見せる。非常に信頼できる人物で愛想も良い。俺はレーネさんにドール衛兵長の話をすると、彼女は眼鏡の奥の大きな瞳を輝かせて俺の手を握った。そうこうしている内に、俺達は目的の魔法道具屋に到着した……。
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「私が今から魔法で攻撃を仕掛けますから、ラインハルト様が防御して下さい!」
赤髪を長く伸ばした少女は、俺を見上げて微笑むと、木製の杖を向けた。いつもこうして魔術師の無茶な要望に答え、室内で訓練を行っている魔術師に、剣を使う人間との戦い方を教えるのだ。ユグドラシルのメンバーは、あまり外で訓練を行う事が無いのか、実際の戦闘を想定して戦う事が苦手らしい。どちらかといえば、暖かい室内で魔法の研究をしている方が好きという人が多い。
俺の様に、日常的に魔物と戦闘を行う冒険者が新鮮なのか、新たに覚えた魔法や、試してみたい魔法を最大の威力で俺に仕掛けるのが流行っているらしい。ギルドマスターのフリートさん以外の魔法なら、俺は全て防御する事が出来る。タウロスの殺人的な攻撃を受け続けているからだろうか、並大抵の攻撃では魔装が傷つく事も、攻撃魔法を直撃する事も無い。
「それではいきますよ!」
赤髪の魔術師が杖を頭上高く掲げると、俺の足元には強烈な風が吹いた。突然の攻撃に戸惑いながらも、咄嗟に重心を下げて魔法に耐える。体が持ち上がりそうな強い風に耐えるだけで、体力が消耗するが、相手も魔力の消費が多いのだろう、次第に威力が弱まってきた。それから赤髪の魔術師は魔法を解除し、俺に杖を向けて魔力を放出した。
『ウィンドショット!』
魔術師の杖の先からは圧縮された風の塊が放たれた。俺は左手で風の塊を殴りつけると、瞬時に魔術師の懐に飛び込み、杖を取り上げた。俺から攻撃を仕掛ける事はなく、魔術師が俺にダメージを与えられたら、俺の負けという決まりになっている。
「やはり騎士様には勝てませんね……」
「攻撃が少し単純なんだよ。単純な攻撃でも速度が速ければ相手を捉えられる。速度を上昇させるか、複数の魔法を同時に制御して飛ばす練習をした方が良いかもしれないね」
「騎士様は魔法についても詳しいのですね!」
「城の魔術師から魔法を用いた戦闘について、手ほどきを受けているからね。だけど、俺は魔法なんて殆ど使えないよ」
「また、ご謙遜を! 騎士様はソニックブローが使えるではありませんか!」
「俺はソニックブローとファイアしか使えないんだ。魔法はフローラに任せているからね」
「魔法はフローラ姫殿下が、剣はラインハルト様が担当しているんですね!」
「そういう事だよ」
それから俺は暫く赤髪の魔術師と魔法について語り合っていると、ギルドマスターのレーネ・フリートさんが姿を現した。紫色のローブを着ており、腰には銀の杖を差している。長い金髪を丁寧に編み込んでおり、頭には白い帽子を被っている。彼女もフローラの誕生日を祝う宴に招待されているのだとか。
「おや、ラインハルト様。おはようございます」
「フリートさん。お久しぶりです! 実はフリートさんに相談があるのですが」
「私に出来る事なら何でも致します。ラインハルト様はブラッドソードを壊滅して下さった英雄ですからね!」
「それではお言葉に甘えて……今日はフローラのための杖を探しているのですが」
「杖ですか。私の専門分野なのでお手伝い出来ると思います。これから二人で杖を扱う魔法道具屋に行ってみませんか?」
「魔法道具屋ですか。そうですね、宜しくお願いします! 杖については知識が無いので、色々教えて頂けると助かります」
「それでは早速出発しましょうか」
俺はフリートさんと共にギルドを出て、外で待たせておいたヴォルフを連れて町を歩き始めた。町にはフリートさんに言い寄る男が多く、一緒に歩いているだけで何度も声を掛けられる。フリートさんは現在二十七歳。レベル40以上の恋人を募集しているのだとか。『そろそろ恋人が欲しいのですが、ギルドに籠もっているので出会う機会もありません』というのがフリートさんの口癖だ。恋愛に対して消極的なのか、気になる異性が居ても自分から声を掛けられないのだとか。
フリートさんとヘンリエッテさん、エレオノーレさん、フローラの四人はとても仲が良く、時折四人でお酒を飲みに行く事があるそうだが、話題はいつも恋愛の話になるのだとか。四人の中で唯一恋人が居るフローラが、年上の三人の女性から、俺との恋愛の話を根掘り葉掘り聞かれるらしい。
「ところで、いつになったら私の事をレーネと呼んでくれるのですか。エレオノーレやヘンリエッテの事は名前で呼んでいるのに……」
「フリートさんとは随分歳が離れていますからね……レーネさんとお呼びしても良いのですか?」
「勿論です。ラインハルト様は準貴族なのですから、平民の私に敬語まで使う必要はないのに……何だか距離を感じます」
「それではレーネさんと呼ばせて貰いますね」
「はい、ラインハルト様。いつも言っていますけど、どこかで理想的な男性を見つけたら、ヘンリエッテやエレオノーレに紹介する前に、私に紹介して下さいね!」
レーネさんはヘンリエッテさんよりも一歳年上だからか、『私は絶対にヘンリエッテよりも先に結婚します!』と言っている。その割には結婚相手に求める条件が高いので、なかなか理想な相手が見つからないのだ。レベル40以上という時点で、殆どの市民は対象外になるのである。レベル40といえば、城の警備を担当する兵士の平均レベル。一般の冒険者や魔術師の中にはレベル40以上の人間はなかなか居ない。
「私はラインハルト様だけが頼りです! エレオノーレもヘンリエッテも良い男を紹介してくれないんですよ。少し前にエレオノーレがレベル45の冒険者を紹介してくれたのです。確かに強い力を持っていましたが、まるでライカンの様な巨大な男性でした。とてもではありませんが、魔物の様な男性と結婚する事は出来ないと思い、丁重にお断りしました」
「ライカンみたいな人ですか? それは是非見てみたかったですよ! いつも思うのですが、レーネさんの条件が高いのではありませんか? レベルさえ気にしなければ、すぐにでも結婚相手が見つかると思いますよ」
「それはいけません。私がレベルのこだわるのは、自分を向上させられる男性を選びたいからなのです。レベルはステータスの証明。力、魔力、敏捷、耐久。この四つの要素の中で、どれか一つでも四百を超えているのなら、私は十分に信頼出来る人間だと思います」
「レベルがそんなに大切ですか? 確かに、城の兵士に志願するにもレベルが決まっていたり、ギルドに加入する条件に一定のレベルが求められたりはしますからね。レベルも相手を判断する材料になりますが、レベルだけが全ては無いと思いますよ」
以前、酒場でレーネさんとお酒を飲んでいた時、容姿の整った男性がレーネさんに言い寄った事があった。男は必死にレーネさんを口説いたが、レーネさんが男のレベルを知るや否や、男の頬を叩いた事があった。確かあの時の彼のレベルは20だった。アイゼンシュタインで最も規模が大きい魔術師ギルドのマスターとしても、低レベルの人間とは交際したくない、ギルドの品格を落とす、と言っているのだ。
「ラインハルト様! どこかに、高レベルで知的な男性は居ませんか? いくら強くてもスマートでは無い方とは結婚する事は出来ませんが。もしそんな方が居たら紹介してくださいね」
「高レベルで知的といえば、タウロスはどうですか? 彼はレベル70ですし、非常に知的でスマートな男ですよ。ちょっと毛深くて頭から角が生えていますが……」
「ラインハルト様! またその様な冗談を言って。私は本気なんですからね! 今度つまらない冗談を言ったら、土の魔法で体を固めてしまいますよ!」
こうして他愛のない話をしながら、時折冗談を言ってレーネさんと過ごす時間が、俺はとても楽しいのだ。高レベルで知的な男性といえば、新しい衛兵長のドールさんはどうだろうか。確か彼はレベル50の剣士。衛兵長としての地位もあり、陛下からの信頼も厚い。勤務態度も非常に真面目で、毎朝顔を合わせるが、彼が正門に居るからか、駆け出しの衛兵達も安心して職務に付いている。
若い衛兵の中には、魔物との戦闘を恐れる者も多く、魔物が襲撃してきた際には、俺とドール衛兵長が率先して魔物を狩り、手本を見せる。非常に信頼できる人物で愛想も良い。俺はレーネさんにドール衛兵長の話をすると、彼女は眼鏡の奥の大きな瞳を輝かせて俺の手を握った。そうこうしている内に、俺達は目的の魔法道具屋に到着した……。
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