精霊物語 - 精霊の最強パーティーで成り上がり -

花京院 光

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第二話「精霊の契約」

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 どうやら俺は意思を失っていた様だ。気がつくとフィリアが俺の頭を撫でていた。どれだけの時間、こうして気を失っていたのだろうか……。

「フィリア……」

 起き上がると、俺の腹部には激痛が走った。フィリアが止血をしてくれたのだろうか。腹部に布が巻かれている。恐る恐る布を剥がしてみると、痛々しい傷が現れた。直ぐに回復魔法を唱えなければならないな。右手に聖属性の魔力を込め、魔法を唱える。

「ヒール」

 腹部の傷は瞬く間に塞がった。しかし、血液を大量に流してしまったからだろうか、気分は最悪だ。フィリアが泣き腫らした目で俺を見つめている。

「フィリア。大丈夫かい?」
「ええ……私は大丈夫」

 破壊の精霊の魔法は俺の想像を遥かに上回る破壊力だった。廃村の建物は焼け焦げており、周囲には魔物の死骸が転がっている。ゴブリンロードまで一撃で仕留めてしまうとは。

「あなたを契約者に選んだわ。今日からあなたは私に尽くしながら生きるのよ。感謝しなさい」
「ありがとう……助けてくれて」
「そんな……別に助けたくて助けた訳じゃないんだからね」

 フィリアは恥ずかしそうに顔を背けた。俺を契約者に選んでくれたのか。魔物の攻撃から俺を守ってくれたんだ。これからは俺がこの子を守ろう。

「ユリウス。あなたは私と契約することにより、破壊の加護を授かったの。ありとあらゆる攻撃魔法の威力が上昇し、習得速度も上がる。攻撃魔法を極められるこの世で唯一の加護よ」
「破壊の加護……?」
「そうよ。精霊は契約を行う事によって、魔力の成長速度が上昇する。その対価としてあなたに加護を与えた。これは精霊としての義務なの」

 俺の体からフィリアの魔力を感じるのはそのせいか。しかし、俺は攻撃魔法が使えない。ホーリーの様な聖属性の魔物にのみ効果がある魔法は使えるが。新たな攻撃魔法を習得した方が良さそうだな。

「ユリウス。早くパンを買って頂戴」
「ああ、わかったよ。ハーフェンに戻ろうか」

 フィリアの手を握りながら、ゆっくりと立ち上がった。傷は回復したが気分は最悪だ。しばらく横になって休めたら良いのだが、魔物が多く生息するこの地域に留まるのは危険だ。

 俺は地面に落ちているゴブリンロードの鎧と剣を拾った。これを冒険者ギルドに持ち帰れば、多額の報酬が貰えるに違いない。傷ついた体には堪える重量だが、今持ち帰らなければ他の冒険者に盗られてしまうかもしれないからな。

「ユリウス。あそこに魔石が落ちているわ」

 フィリアが指差す先には小さな魔石が落ちていた。風属性の魔石だろうか、魔石の中では小さな風の刃が楽しそうに舞っている。

「魔法石ね。ゴブリンロードが死の際に落とした魔石だわ。魔法石に魔力を込めると、ゴブリンロードの魔法を使用する事が出来る。この魔法は多分、ウィンドクロスね」
「ゴブリンロードのみが使用出来る特殊な魔法だって聞いた事がある」

 魔石を左手で握り、右手に意識を集中させると、目の前には十字の風の刃が生まれた。刃を押し出す様に魔力を込めると、風の刃は木々をなぎ倒し、どこか遠くへ消えていった。

「随分強い魔法なんだな。さっきこの魔法を使われていたら、俺は確実に死んでいた」
「そうね……運が良かったわ」

 俺達はハーフェンまでの道を何度も休憩しながら進んだ。町に戻ったら直ぐに冒険者ギルドに行き、その後は宿を探そう。

「もうすぐハーフェンね」
「ああ。長かった……」

 重い体を引きずるように進むと、俺達はついにハーフェンに到着した。町の中央に位置する冒険者ギルドに行かなければならない。しばらく歩くと冒険者ギルドに到着した。木造の二階建ての建物で、入り口には冒険者達がたむろしている。俺達はすぐに室内に入った。

 ゴブリンロードの鎧と剣を手にしているからだろうか、冒険者達が俺達に賞賛の眼差しを向けている。

「おい……あれってゴブリンの支配者の鎧じゃないか……!? あんなに若い冒険者が討伐したなんて!」
「信じられないな。熟練の冒険者が討伐隊を組んで挑まなければ倒せない魔物なのに、まだ幼い二人組が倒すとは……!」

 ギルド内を進むと職員が待機するカウンターがあった。カウンターには二十代前半だろうか、金髪のショートカット、白いローブ。雰囲気の良さそうな受付の女性が微笑んでいた。

「ハーフェンの冒険者ギルドへようこそ! 私は受付のキャサリン・グライナーです。冒険者登録をご希望ですか!?」
「どうも、俺はユリウス・ファッシュです。はい、冒険者登録をしに来ました」
「それでは、この石版に魔力を注いで下さい。魔力を計測させて頂きます」

 受付の女性は黒い石版の様な物をカウンターに置いた。ここに魔力を注げば良いのだろうか? 右手をかざし、魔力を放出した。

 銀色に輝く魔力が石版に流れた瞬間、石版は優しい光を放った。目を凝らして見ると、石版の上には小さなカードが現れていた。

『LV12 冒険者 ユリウス・ファッシュ』
 装備:ルーンソード 支配者の魔剣 支配者の魔装
 属性:【聖】【火】【風】
 魔法:ヒール ホーリー キュア ウィンドクロス
 契約:『破壊の精霊・フィリア』
 加護:破壊の加護(攻撃魔法習得速度上昇・威力上昇)
 特殊:ゴブリンの支配者(風属性魔法効果上昇)

 グライナーさんが銀色の小さなカードを手に取ると、愕然とした表情を浮かべて俺を見た。

「破壊の精霊……? それにゴブリンの支配者!? まさか、ゴブリンロードを討伐したのですか!?」

 グライナーさんが興奮した表情で俺を見つめると、ギルド内がざわついた。

「はい。先程ハーフェン付近の廃村で討伐しました。正確には、この子が倒してくれました」
「冒険者登録さえしていない方がゴブリンの支配者を討伐するとは……! これは信じられない事が起こりました。無数のゴブリンを従え、執拗に冒険者を襲い続けていたゴブリンの支配者を討伐したなんて! それに、ファッシュさんは精霊と契約を結んでいるのですね。精霊の加護を持つ冒険者……」

 冒険者達がギルドカードを覗き込んでいる。賞賛した眼差しで俺とフィリアを見つめている。なんだか恥ずかしいな……。

「ハーフェンの冒険者ギルドからゴブリンロードの討伐者が誕生したぞ!」
「今日は宴だ! 我々を脅かしていたゴブリンロードが死んだのだからな!」

 誰かがそう叫ぶと、熱狂的な喝采が沸き起こった。ゴブリンロードの討伐はそんなに喜ばしい事なのだろうか?

「あの……これで冒険者登録が済んだのでしょうか?」
「はい! これにて登録は完了です。ゴブリンロードを討伐して頂きましたので、討伐に対する報酬をお支払しますね。しばらくお待ち下さい!」

 グライナーさんはギルドの奥の部屋に入った。報酬か……少しでもお金を頂けるならありがたい。

「お待たせしました! これがゴブリンロード討伐の報酬、2000ゴールドです」
「ありがとうございます!」

 小さな革の袋を受け取ると、中には銀貨がギッシリと詰まっていた。一日にこんなにお金が稼げるとは運が良い。やはりフィリアを召喚したのは正解だった。フィリアは俺を見上げながら微笑んでいる。

「これでいくらでもパンが食べられるね」
「ええ。早く美味しい食事を用意して頂戴」
「ああ、分かったよ。これもフィリアのお陰だ。本当にありがとう」

 フィリアにお礼を言うと、彼女は頬を赤らめて俯いた。俺達は冒険者達に祝福されながらギルドを後にした。

 グライナーさんの説明によると、ギルドの近くに安く泊まれる宿があるらしい。ギルドから五分ほど歩くと、小さな木造の宿を見つけた。冒険者ギルドのメンバー御用達の宿なのだとか。

 受付に進むと、愛想の良い四十代程の主人が出てきた。あごひげを蓄え、腰にはショートソードを差している。この人も冒険者なのだろうか。

「いらっしゃい! ロイスの宿にようこそ。宿泊かね? それとも食事かね?」
「ここは食事も出来るんですか?」
「ああ。一階が酒場、肉料理が中心で葡萄酒とエールを提供している。二階と三階が宿になっているんだ」
「そうなんですね。宿泊は一泊幾らですか?」
「一泊15ゴールドだよ。一部屋で良いかね?」
「はい。それでは十日間でお願いします」

 宿代を節約するために、俺達は二人で一部屋借りる事にした。ゴブリンロードの討伐で2000ゴールドも稼げたのは運が良かった。まだまだ金銭的には余裕がある。宿は十日で150ゴールドか。お金を使い果たす前に次の獲物を狩らなければならないな。

 代金を支払って鍵を受け取る。階段を上がって三階の一番奥が俺達の部屋だ。部屋の扉を開けると、そこには広々とした空間が広がっていた。ソファとテーブル、それから大きめのベッドが一つ。あれ……? もしかして二人で一緒に寝る事になるのだろうか?

「雰囲気の良い部屋ね。荷物を置いたら酒場で食事をしましょう」
「ああ。そうしようか」

 ゴブリンロードの魔装と魔剣を置き、肩に掛けていた剣を壁に立て掛けた。全ての荷物を置くと体が一気に軽くなった。食事をして直ぐに休もう……もう体力の限界だ。

 一階の宿に降りると、冒険者ギルドのメンバーが集まっていた。俺達がイスに座るや否や、テーブルには次々と料理が運ばれてきた。

「ゴブリンロード、討伐おめでとう! これは俺達からの感謝の気持ちだ! 実はあいつに仲間を殺された冒険者も多いんだ」
「ありがとうございます! それでは遠慮なく頂きますね」
「ああ。沢山食べてくれ。こんなに嬉しい事はない! 俺は冒険者のギルベルト・ブラーシュだ」
「どうも。俺はユリウス・ファッシュです。それからこの子は破壊の精霊・フィリアです」

 フィリアは人見知りなのだろうか、ブラーシュさんの顔を見ようともしない。冒険者達の中にはフィリアに対して色目を使う者も居る。俺だってフィリアの美しさには目を奪われる事がある。

 テーブルには肉料理や葡萄酒が溢れんばかりに置かれている。だが、パンとミルクがないな。フィリアは小さな手で俺の服を掴んだ。俺は主人にパンとミルクを注文すると、彼女は嬉しそうに微笑んだ。

 まだ幼いのに前の契約者に封印され、外の世界に出る事さえ出来なかったんだ。これからは俺が責任を持って育てなければならない。

「パンとミルクだよ」

 フィリアは嬉しそうにパンを食べ始めた。目の前には豪華な肉料理があるのに、目もくれずにパンを食べている。

「フィリア、肉は嫌いなの?」
「いいえ。そういう訳ではないの。ただ……懐かしくて。前の契約者はいつも私のためにパンとミルクを用意してくれた。彼は私の事を大切にしてくれていたのだけど、召喚してから五日目に私を封印した」
「五日か……フィリア。俺は決して君の事を魔石に封印したりしないよ」
「どんな人間も今までそう言っていたわ。だから私は契約を交わす事は殆どなかった。どうせ契約しても直ぐに私を裏切るんだから」

 フィリアは寂しそうにミルクを見つめると、俺はフィリアの手を握った。優しい火属性の魔力が俺の体に流れてくる。

「それじゃあ……どうして俺とは契約してくれたの?」
「あなたが聖属性の使い手だから。聖属性は他人を癒すための属性。私を傷つける事は無いと思ったから」
「ありがとう……」

 フィリアは俺の顔を見て微笑むと、俺の心臓は高鳴った。俺はこの子に一目惚れしているのだろうか? 魔石の中で眠っていた彼女を見た瞬間、俺は運命の様なものを感じた。

「ユリウス。お肉を小さく切って頂戴。大きくて食べづらいわ」
「……わかったよ」

 他人を試す様な事を言うのは、今まで数々の人間に裏切られてきたからだろうか? 人間を信用しても、加護を与えた瞬間、魔石に封印される。そんな生活を繰り返してきたのだろう。

「ユリウス。明日新しいドレスを買って頂戴。あなたの傷を塞ぐために、私のドレスを破いてしまったの」
「え? この布はフィリアのドレスだったのかい?」
「そうよ」

 よく見ると、フィリアのドレスが大きく破けている。俺の血を止めるために自分のドレスを裂いてくれたのか。明日はフィリアの服や生活に必要な物を買いに行こう。これから楽しくなりそうだ……。

「そろそろ戻ろうか」
「そうね。もうお腹いっぱいだわ」

 俺はフィリアの手を取って部屋に戻った。それから浴室でゆっくりと体を洗い、疲れを取った。フィリアは先に眠ってしまったのだろうか。大きなベッドで心地良さそうに眠っている。

 ソファで寝るか……。俺は硬いソファに横になった。田舎の村を出てこの町に来たのは正解だった……これから俺とフィリアの新しい生活が始まる。冒険者として成り上がり、いつかこの都市に家を建てよう。それが俺の目標だ。

 しばらくソファで横になっていると、俺はいつの間にか眠りに落ちていた……。
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