ヤンキー・モンキー・ベイビー!

卯月うさぎ

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13.竜&猿

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あれから、すごすごとカーテンを纏ってメイドと部屋を出る女子。将軍は数名の男に担がれて、退場………。
そしてもう一度その女子がこの部屋に戻って来た時は、ギャップがすごかった。
あんなものを見せられた後に、超お嬢様ドレスを身に着けた女子に思わず噴き出す。
するとベルナールと女子の両方に凄い勢いで睨まれて、慌ててすまんと詫びる。

そして自己紹介を改めてした。


「私はベルナールの友達のマルクス・へーデルです。お見知りおきを」

ブフッと今度は女子が噴き出した。
今の何処に噴き出す要素があるのか分からない顔を俺がすると、目に涙を溜めて失礼極まりない事を言いやがった。

『ぷふふ…"屁出る"やて。思わず笑ってまうわ!!』

横のベルナールに殴っていいかと聞くと、暫し待てと言われた。此処で待つ理由はあるのかと疑問が出たが、仕方なく続きを話す。


「おい!続きを話していいか?!」

まだ半笑いのこいつには、もう紳士的に話さない。そのせいか、こいつもため口で返す。

『すまん。すまん。私は神崎桃花。言いにくいしトーカって呼んで。ぶふふ…続けてくれ』
「…………聞きたい事があって来た。お前の種類は何だ。黒か?白か?それとも赤か?見た目には赤は無いと思うが…」
『種類って何や?黒、白、赤って何や?』


ベルナールと俺は顔を見合わす。


「何って、お前……まさか!それもない国なのか?」
『?。意味が分からん。屁出るさん、ちゃんと説明して』
「お前わざと伸ばし棒とっただろ!何か非常に腹が立つわ!!」
『ワタシガイコクノヒト。スコシコトバフジュウデアルヨ』
「今の今まで普通に喋ってた奴が、なに片言になってんだよ!!」


ギャーギャーと言い合う俺等。

突然、ガン!!とテーブルの足を蹴る音がして、俺とトーカが音の鳴った方を見る。ふざけ過ぎた会話に、青筋を立てて睨んでいる男が居た。

「「すまん・・・」」2人して謝る。


****


今度は落ち着いて皆で紅茶を飲みながら話す。

「…先程の話だとトーカ殿の国には、人種はないのか?」
『あぁ…、人種の事か。それならあるで。白、赤、黒、黄、茶のこの5種類やったと思う』
「黄色に茶色もあるのか?」マルクスが吃驚して聞いて来た。
『因みに私は黄色人種と白人のハーフや』

「「!!」」

2人がさらに目を見張って驚いた顔をした。
此処ではハーフは珍しんか?

「トーカ殿…、その目の色と髪の毛…そして肌の色はトーカ殿の国では当たり前なものなのか?」
『普通やな。黒人さんと白人さんが結婚したら、肌は黒色で髪は金みたいな人が出来たりもするし……何でそんな事聞くんや?』

ベルナールの代わりに屁出るが説明する。

「此処では、絶対に雑じらないんだが。う~ん、普通の竜人では考えられないよな…」

今、屁出る何言うた?竜人って聞こえたけど………慌ててそこを突っ込んだ。

『竜人って?!』
「はぁ?お前、何言ってんだ?竜人は竜人だろ」
『私は只の人間や!お前等…竜なんか?』
「俺達も只の人間だ。ただ、進化の過程の話でそう言うんだよ」
『過程って何や』
「お前なぁ…、そこからか…。こんな事子供でも知ってるぞ。竜が進化して人間になった。その名残として生まれた子供には、数枚の鱗が何処かについてる。生まれて1年もしたらその鱗も取れるけどな」


あんぐりである。ほんま口が閉まらんかった。
飲みかけの紅茶を口から出しながら固まった。

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