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15.もしかしなくてもこれがファーストキス
「結婚してください」
確かにキースはそう言った。
真っ裸で下半身にタオル一枚だけ巻いた姿で。
「……え?」
「フウリ様が好きです。私と結婚してください」
どうやら聞き間違いではないらしい。
(キースが私を好き? え、いま、結婚って言った!?)
一気に顔が熱くなって、真っ赤になっているだろう顔を両手で顔を押さえる。
すると身体に巻きつけていた毛布が落ちて、たゆんとおっぱいが丸出しになってしまった。
「あ、やだ!」
「フウリ様、どうぞ」
すぐにキースが毛布を拾って私にかけてくれた。
しかしキースを見れば落ち着いたはずのタオルの下が、こんもり膨らんでピクリピクリと動いている。
「キース……それ……」
「フウリ様の聖なるおっぱいの力ですね」
「いやいや」
「フウリ様のおっぱいが目に入る限り、こうなるのは仕方ないのであきらめてください」
「そうなの?」
「はい」
キースはキッパリと言い切った。
そして私の両肩をつかむとさらに真剣な顔をした。
「このままフウリ様と過ごせなくなるなんて耐えられません! 私と結婚するか、もしくはフウリ様の屋敷で護衛として私を雇ってください!!」
「それって、まずは護衛の方から頼むものじゃない?」
「希望する順です」
「でも、キースはまだ18歳でしょ。他にもっと好きな人ができるかもしれないし……」
キースがハァーッと大きなため息をつく。
「フウリ様?」
「はい」
このやり取りは今日だけでもう何度目だろうか。
「私はフウリ様と出会った10歳の頃からフウリ様一筋です。神殿の中でずっと眠ってらっしゃるフウリ様と違って、私は外に出て色んな人とも会っています」
「はぁ」
「それでもフウリ様以外には欲情しないんです。フウリ様と結婚できなければ、私は一生誰とも結婚できません」
「そうなの……?」
「そうです!」
キースが悲壮な目をして私の顔をのぞき込む。
「フウリ様は私が嫌いですか?」
「嫌い? 私がキースを?」
思ってもみなかったことを言われて考えこむと、キースが眉を下げて泣きそうな顔で目をうるませている。
それを見ていたら幼い頃のキースの顔と重なって見えてくる。
その瞬間、なんだかストンと私の気持ちが収まるところに収まった気がした。
「ううん。私も聖女を引退したらキースに会えなくなるのがさみしいなってずっと思ってた。だからキースが病気なのかもって思っても、キースと離れるのが嫌で何も聞けなかったの」
「フウリ様……」
「それにキースが私のおっぱいをHな目で見てるって知ってショックだったけど、もしキースが私以外のおっぱいを変な目で見てたらって思ったら、そっちの方が嫌だなって」
真っ赤になってモジモジしながら切り出すと、キースが私をグイと引き寄せて抱きしめた。
肩にかけた毛布がパサリと落ちる。
「フウリ様、愛しています。結婚してください」
「……キース。うん、いいよ」
私もキースの背中にそっと手を回して抱きしめ返す。
包帯越しにキースの鍛えられた胸板を感じてすりすりと頬を寄せる。
するとハァッと熱い吐息とともにさらに強く抱きしめられた。
「ん、キース……」
「フウリ様……」
顔を上げると、キースが熱い目で私を見つめている。
こんな情熱的に見られたのは初めてで、嬉しくて胸が高鳴る。
キースの顔がゆっくり近づいてきて、私がキュッと目をつぶるとあたたかいものが唇に触れた。
あたたかいものはゆっくりと離れていき、目を開けるとキースが顔を赤らめながら嬉しそうに微笑んでいる。
なんだか恥ずかしくてまっすぐ見ていられなくて目をつぶると、またあたたかいものが唇に触れた。
何度も何度も唇が触れ合って、そのうちキースの唇が私の唇を優しく喰んで舌先で舐めてくる。
「ん……キース」
うっすら目を開けると、キースも目を開けて私の顔を見ていた。
私と目が合って、キースが嬉しそうに目を細める。
「やだ、見ないで……」
「かわいい。フウリ様」
キースはそのままゆっくりと私をベッドに押し倒す。
「ではヤリましょうか」
「え? なにを?」
「フウリ様の中に私の子種を入れさせてください」
キースはうっとりとした表情のまま、そんなことを言い放った。
確かにキースはそう言った。
真っ裸で下半身にタオル一枚だけ巻いた姿で。
「……え?」
「フウリ様が好きです。私と結婚してください」
どうやら聞き間違いではないらしい。
(キースが私を好き? え、いま、結婚って言った!?)
一気に顔が熱くなって、真っ赤になっているだろう顔を両手で顔を押さえる。
すると身体に巻きつけていた毛布が落ちて、たゆんとおっぱいが丸出しになってしまった。
「あ、やだ!」
「フウリ様、どうぞ」
すぐにキースが毛布を拾って私にかけてくれた。
しかしキースを見れば落ち着いたはずのタオルの下が、こんもり膨らんでピクリピクリと動いている。
「キース……それ……」
「フウリ様の聖なるおっぱいの力ですね」
「いやいや」
「フウリ様のおっぱいが目に入る限り、こうなるのは仕方ないのであきらめてください」
「そうなの?」
「はい」
キースはキッパリと言い切った。
そして私の両肩をつかむとさらに真剣な顔をした。
「このままフウリ様と過ごせなくなるなんて耐えられません! 私と結婚するか、もしくはフウリ様の屋敷で護衛として私を雇ってください!!」
「それって、まずは護衛の方から頼むものじゃない?」
「希望する順です」
「でも、キースはまだ18歳でしょ。他にもっと好きな人ができるかもしれないし……」
キースがハァーッと大きなため息をつく。
「フウリ様?」
「はい」
このやり取りは今日だけでもう何度目だろうか。
「私はフウリ様と出会った10歳の頃からフウリ様一筋です。神殿の中でずっと眠ってらっしゃるフウリ様と違って、私は外に出て色んな人とも会っています」
「はぁ」
「それでもフウリ様以外には欲情しないんです。フウリ様と結婚できなければ、私は一生誰とも結婚できません」
「そうなの……?」
「そうです!」
キースが悲壮な目をして私の顔をのぞき込む。
「フウリ様は私が嫌いですか?」
「嫌い? 私がキースを?」
思ってもみなかったことを言われて考えこむと、キースが眉を下げて泣きそうな顔で目をうるませている。
それを見ていたら幼い頃のキースの顔と重なって見えてくる。
その瞬間、なんだかストンと私の気持ちが収まるところに収まった気がした。
「ううん。私も聖女を引退したらキースに会えなくなるのがさみしいなってずっと思ってた。だからキースが病気なのかもって思っても、キースと離れるのが嫌で何も聞けなかったの」
「フウリ様……」
「それにキースが私のおっぱいをHな目で見てるって知ってショックだったけど、もしキースが私以外のおっぱいを変な目で見てたらって思ったら、そっちの方が嫌だなって」
真っ赤になってモジモジしながら切り出すと、キースが私をグイと引き寄せて抱きしめた。
肩にかけた毛布がパサリと落ちる。
「フウリ様、愛しています。結婚してください」
「……キース。うん、いいよ」
私もキースの背中にそっと手を回して抱きしめ返す。
包帯越しにキースの鍛えられた胸板を感じてすりすりと頬を寄せる。
するとハァッと熱い吐息とともにさらに強く抱きしめられた。
「ん、キース……」
「フウリ様……」
顔を上げると、キースが熱い目で私を見つめている。
こんな情熱的に見られたのは初めてで、嬉しくて胸が高鳴る。
キースの顔がゆっくり近づいてきて、私がキュッと目をつぶるとあたたかいものが唇に触れた。
あたたかいものはゆっくりと離れていき、目を開けるとキースが顔を赤らめながら嬉しそうに微笑んでいる。
なんだか恥ずかしくてまっすぐ見ていられなくて目をつぶると、またあたたかいものが唇に触れた。
何度も何度も唇が触れ合って、そのうちキースの唇が私の唇を優しく喰んで舌先で舐めてくる。
「ん……キース」
うっすら目を開けると、キースも目を開けて私の顔を見ていた。
私と目が合って、キースが嬉しそうに目を細める。
「やだ、見ないで……」
「かわいい。フウリ様」
キースはそのままゆっくりと私をベッドに押し倒す。
「ではヤリましょうか」
「え? なにを?」
「フウリ様の中に私の子種を入れさせてください」
キースはうっとりとした表情のまま、そんなことを言い放った。
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