記録少女狂想曲

食べられたウニの怨念(ウニおん)

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XXXVI 肉食兎

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。」
 一人の少女が、京香に声をかける。
「…恋都こと。」
 恋都と呼ばれた少女は、優しく微笑み京香の周りを踊るように一周する。
「お姉ちゃん、何度も言ってるけどお姉ちゃんは悪くないよ。凛泉ちゃんも悪くない。全部私の判断だし、私の決断。凛泉ちゃんは私の意思を優先してくれた。お姉ちゃんは私のいないところで頑張ってた……それで納得できない?」
 少女の言葉を聞き、京香は拳を強く握る。
「納得など…できるわけがないだろう。なぜ…なぜお前が、お前が死ななければならなかったんだ。」
 恋都は少し浮き上がり、京香の頭を撫でる。
「お姉ちゃんは優しいね。いつもそう、全部自分のせいだ、お前は悪くないって言ってくれる。」
 恋都の優しい笑顔を見て、京香も微笑み返す。
「だからさ」
「やさしくてありがとうねおねえちゃん」
「そんなおねえちゃんがだいすき」
「だからさ」
 京香は周りから木霊こだまする声に囲まれたような感覚に陥る。
「…!」
 目の前の恋都の目から黒い、涙のような…それでいて泥のような液体がこぼれ出る。それは口、耳、鼻からも溢れ出て、恋都の体すらどろどろに変えて地面を埋め尽くす。
「こ、恋都…ッ!」
 その瞬間、地面の泥から無数の手が現れる。それは京香の体を掴み、地面にゆっくりと引き摺り込もうとしていた。
「はな……せ……!!」
 すると、腕の一つが長く伸びて京香の前に黒い何かを突き出す。
 それは 恋都の頭部だった。
「ず ぅっ ト ズッ と 私ヲ 想 ッて てネ お 姉 チ  ャン 」
「あ……」
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

「………。」
 京香が目を覚ますと、北海道閉鎖区域の管理局自室にいた。
「…眠っていたのか。久々に…。」
 京香は部屋に置いていた鏡を見つめる。目の下にはクマができており、元の鋭い目つきは以前より厳しいように見えた。
「…クソ。」

───────────────────

 北海道閉鎖区域管理局 食堂兼会議室(?)
「…てーなわけでね、これから少し探索を行おうと思うよ。」
「探索ゥ?」
 純生の言葉を聞き、気だるそうに凛泉がぼやく。
「要するに、これから偽神フェイカー[レタラ・ウェンカムイ]が住処にしてる旭岳の攻略作戦が行われるわけじゃない?だから、そのためにも周辺の探索を事前に行って、魔人の出現条件とかを調べる必要があるワケ。」
「敵戦力は実際のところ、ぼく達じゃ予想できない。偽神は実質無限に戦士を増やせるわけだしね…。」
 博也のその言葉に、純生が指を鳴らす。
「朱雀井チャンの言う通り、僕達の予想を超える戦力がいる前提で作戦を組まなくちゃならない。そのためにも「向こうの今いる戦力」を把握しておくのが大切ってコト。で、そのメンバーなんだけど…」
 そういって純生は空の頭に手を置く。一瞬凛泉がナイフを抜きそうになるが紫音が(慣れた動きで)取り押さえる。
「わっ。」
「氏家チャンは結チャンを信用してくれてないからねぇ、結チャンが清廉潔白な新メンバーってことを証明するためにも、氏家チャンと結チャンは同じチームに組ませて欲しいんだけど…ダメかに?」
 財閥から来たメンバーの数人が顔を合わせてうーむと声を漏らす。最初に口を開いたのは碧射だった。
「…京香さんは財閥に所属して5年になるベテラン戦士。我々も決してあの人が空に対してすぐに信頼しろなんては言わないっスけど…ホラ、うちのモンスターがなんていうか。」
「誰がモンスターだって?」
 凛泉が碧射を睨む。
「あ~…じゃあ赫田かくたチャンも一緒にってのはどうだい?」
 純生の提案を聞き、凛泉がピクリと反応する。
「あ~……私も私であの人と色々あったっつうかさ…でも空ちゃん一人行かせるのもアレだし……あ~~…っ。」
 凛泉は髪をわしゃわしゃと掻き乱す。それを後ろから櫛で直しながら学が口を挟む。
「それこそ、お前も話さなきゃいけねぇことがあるってことだろー?だったら一緒に行ってその話も済ませたらどーだ?」
「…それもそうかもしれんけど。」
 皆がそう話していると、部屋の扉が開かれ京香が入ってくる。その場にいたほとんどの人が肩を強張らせる。
「…何をしている?松原。」
「んー?今日やる予定の探索、氏家チャンと俺は勿論結チャンもどうかと思ってさ。」
 京香はじっと空を見つめる。その目線だけで空は蛇に睨まれた蛙のように固まってしまう。
「…余計なことはするなよ。二十分後に出る。」
 そう言って京香は扉を閉めて出ていってしまう。
「ほぁ……緊張しました…。」
「なんとも威圧感pressureのすごいヒトですネー…空サンほんとにダイジョビ?」
「じょび…?」
 ドロテアの言葉に空は首を傾げる。それを見て紫音が小さくため息をつく。
「ドロテアさんがまた変な言い方覚えてる…。」
「まさか本来の言い方より先に覚えるとは思ってなかった。」
「幽子…。」
「まさか「それが主流の言い方」ってジョークを信じるとは思わなかった…。」
「凛泉さん…。」

───────────────────

 ちょうど二十分後に準備を終えた空たちは、京香と合流して探索に向かった。五分前に支度は済ませろと小言を言われながらも、共に北海道の探索を開始する。
「どこまで歩いても一面雪景色ですね…。」
「奴が現れてからの3年間、人がある程度歩けるくらいの整備くらいしかしてないからね~。雪だけでできた小さい山まで出来るくらいだもん。」
 純生の説明を聞き流しながら凛泉は雪玉を作る。
「この周辺に魔人の出現情報は?」
「特にないねぇ。ま、探索5分前の情報すら微妙に信用できないのがこの環境なわけだけど。」
「と、いうと?」
 振り向きもせず一人歩き続ける京香を追いかけながら、純生に空が問いかける。
「この雪の中だ、真っ白な体をしてるアイツらの発見は容易じゃないでしょ?それに生体反応感知も完全ってわけじゃないし、何よりこの雪に囲まれた環境は何故か、回線異常を起こすこともある。魔法の効果なのかなんなのかは不明だけども…とにかく、その場の情報がすべて信じられるとは限らないのが厄介なのヨ。」
「…無駄口が多いぞ、松原。」
「無駄口じゃないのよー、新人ちゃんへの解説担当だよーん。」
 京香は鋭い目つきで睨みつけるが、純生はまるで気にしていないようだった。
(なんというか、この二人の距離感は独特だな娘よ…ヨッシーの距離感は昔からの友人のようだが、ケカっちの距離感はあくまで仕事上の関係…と言ったような距離感に感じる。)
 空に向けて千変万化がそう語りかけた。
「何か複雑な事情があるのかもね…。無理に聞き出そうとはしないけど…気になる。」
(……………。)
「それはそうとセンちゃん、純生さんのあだ名はちょっと…変えた方がいいと思う……。」
 (え。何故だ。)
 少し歩いてから、空が小さくつぶやいた。


「…氏家チャン?どこまで行くのさ~…探索ならこの辺までで良いっしょ?他の探索メンバーも多分もう帰還してるって~。」
「今回はメンバーが多いんだ、多少遠くまでの探索も可能と判断したんだ…お前たち二人には、?」
 京香はそう言ったが、その目は完全に「期待」ではなく「警戒」の視線を放っていた。
「全く信用する気ないじゃん……。」
 凛泉はそうぼやいたが、空は期待に応えようと気合を入れる。
「…む?」
 4人が歩みを進めていると、雪の中から何か小さな生き物が姿を現した。
「……何アレ」
 凛泉が生物を警戒しながら近づく。その姿は白い毛並みで長い耳をぴこぴこと動かしている…まごうことなきウサギであった。
「わっ、普通の生き物もいるんですか?可愛いです……ね…。」
(娘?どうした?)
 空以外の全員がその兎を見て臨戦体制を取る。空はその兎を見て、疑問点に目を向ける。
「あの兎……なんだか、変……。なんで?」
 全員が見つめるその兎と思われる生命体は、ウサギとしては異質な点がいくつか存在していた。まず、兎の特徴である長い耳は中間から先までが捩れており、捩れた先がツノのように尖って見えた。動かしてそうなっているわけではなく、最初からその形のままで動いていた。更に…。
『ヴルルルルルルル…ッ。』
「フツーの兎の声じゃねーだろ、アレ。」
 凛泉がそう呟くと、兎が雪を蹴って走り出す。全員が武器を構え臨戦体制を取るが、兎は周りを駆け回りながら一切手を出そうとしなかった。その動きはまるで、こちらを観察しているように見えた。
「ちっ、いつまで走り回ってる気だコイツ…っ!」
 その瞬間、目で追っていた兎がピタリと立ち止まる。4人は全員その兎を見つめて膠着状態となる。
「………。」
 あまりにも長く感じる数秒。
 その瞬間は一瞬だった。
(後ろだ!!)
 空ではなく、千変万化がそう叫んだ。
「ッ!?」
 空がその言葉に気づき振り向くと、後ろの雪の中からゆっくりと体を起こしてもう一匹の兎が現れた。
「凛泉ちゃん、後ろ!!」
 凛泉が振り向くと同時に背後の兎は跳躍し、凛泉の首筋に前歯を突き刺した。
「ぐが…っ!?」
 そのまま凛泉の首筋に牙を突き立てたまま前足と後ろ足を駆使して肩にしがみつくと、今度は耳が動き尖った部分で凛泉の首にさらなる攻撃を仕掛けようとしていた。
「こっちも動いたぞ!!」
 純生がそう叫んだ時、すでに正面の兎は空の眼前まで迫っていた。
「あ…っ!」
 空に迫った兎が、空に噛み付こうと牙を剥く。
「気を抜くな!」
 京香が腰の鞘からレイピアを引き抜き、横から兎の胴体を貫く。
「ヴヴヴヴヴィァァァァァァァッ!!」
 声帯が存在しないはずの兎の口から、けたたましい雄叫びが響き渡る。兎の突き刺した傷口から煙が漏れ出し、内側から炎が炸裂して兎を灰にする。
「ひぁっ!」
 兎の体が爆発するように燃え上がったことに驚き空が腕で顔を庇う。京香は突き刺した兎を投げ捨てるようにレイピアから捨てる。凛泉に襲いかかった兎は、純生が掌底で打撃を加え、更に風で吹き飛ばして遠ざける。
「イッテェ~…なんだよあの兎!!」
「さぁねぇ、魔人ではなさそうだけどなんでこんなところに兎がいるんだか…。止血できる?」
「舐めんな…得意分野だっつうの。」
 凛泉は傷口から噴き出した血を魔法で硬質化させ傷口を塞ぐ。
「油断するな…まだ来るぞ。」
「え…。」
 空が周りを見渡すと、地面に積もった雪がところどころ動いていることに気づく。
(視界に入るだけでも7…いや8匹。先ほどのを含めると10匹いたことになるぞ。群れを成して獲物を狩る…兎だと…?)
「ヴィィィィィィィィッ!!」
 周辺の雪から一斉に飛び出した兎達は、周りをジグザグ走行で撹乱するように走り回る。
「く…っ!」
 空は千変万化で剣を構成し構える。襲ってきた兎の一匹を腹を貫くが、兎は深く刺さり続けながらも暴れながら空に襲い掛かろうとする。
「やぁっ!」
 剣を振るい兎を投げ飛ばすが、兎はふらつきながらもこちらから目を逸らさない。死ぬ寸前まで獲物から目を逸らさず、地面にゆっくり横たわる。
「なんなの…この生き物…っ!」
「わーい!僕だけ抜けられたーっ!」
 兎の包囲網を一人抜け出し、走り出した純生が背を向けたままそう叫ぶと、兎達は一斉に純生に向けて走り出した。
「あら、意外と引っかかるんだ…ねっ!!」
 兎達が眼前まで迫った瞬間、純生は上に向かって腕を突き出す。突風が吹き、兎達が空へ吹き飛んだ。
「今だよっ!!」
 3人は武器を構え、落下してくる兎達を次々と攻撃した。空は二匹ほど仕留め損なったが、その二匹は地面に着地するなり背を向けて走り出した。
「あ…逃げ…っ!」
 その瞬間、京香が鞘にレイピアを戻し、顔を上げる。兎達を睨みつけて両手の指を鳴らし、二匹に同時に落雷を落とした。落雷は兎に必中しその身を黒焦げにした。
「……。」
「油断して逃すとは、やる気があるのか?貴様…。」
 京香は冷たい視線を空に向ける。さらに、空が剣で切った兎の首筋に引き抜いたレイピアを突き刺した。
「あ…。」
 レイピアを突き刺した傷口から炎が発火し、兎は喉の焼ける苦しみで絶命した。
「確実に仕留めるまで油断するな。お前は死ぬためにここまできたのか?」
「まぁまぁ氏家チャン、それくらいに…。」
 京香は宥めようとした純生を睨みつける。
「松原。こいつらは、なんだ?」
「あ?知らねえの?」
 凛泉が小声でそう言ったのを聞き逃さず凛泉を睨むが、すぐに純生に視線を戻す。
「…ん、ごめん知らない。こんな兎にそっくりな生き物見たことないもん、僕。」
「………。」
 空は兎の死体をじっと見つめる。兎はもう呼吸すらしてなかった。
「一体この子達は…なんなの?この地方で…何が、起こってるの…。」

「……。」
 銃についたスコープで、遠くから京香達を見つめる影が一人いた。スコープをしまうと、影は森の中に消えていった。

───────────────────

特級【封魔武具フウマノホコ】燃焼剣「ソレイユ」
所有者:氏家京香
魔法【燃焼】
切り裂いた物質の断面や突き刺した傷口から炎を発生させる剣。剣そのものが燃焼したり炎を纏っているのではなく、剣で作った「傷」から炎を発生させる。

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