黒蛇男

zubro909

文字の大きさ
16 / 95
2. 寧々の正体

2. 寧々の正体 (6)

しおりを挟む
寧々は男のコンプレックスを最大化する動画を提供する時、男に金銭と自分の動画の提供を要求した。

男達は狂ったように莫大な資産と動画を提供した。

動画は「私を最高に興奮させると思うもの」という条件だった。男が軍人達だったこともあり、男達は、自分が残虐に人を殺す動画を送った。彼らは麻薬の様に寧々の動画を欲したから、多様な趣向を凝らし、寧々に動画を送った。

寧々は世界中で、最も殺人動画を集めるネットワークを築いた。男達は寧々を興奮させるため、自分達だけではなく、自分の上長や、自分より残虐な者の殺人動画を差し出すようになった。

寧々が途中からターゲットに定めたのは、肉体的には弱いが、世界中の戦地や基地内の情報管理を行う諜報系の情報管理者だった。CIA、M18が主要顧客だった。

彼等は例外なく、肉体的に優れた軍人に、深淵なコンプレックスを持っていた。

寧々は、彼らに一度自分を抱かせた。寧々にとって退屈なセックスだった。その後に、肉体型の軍人とのセックスを彼らに見せた途端、彼らは完璧な奴隷になった。

「ほら、よく見なさいよ。あなたと全く違う広背筋、大胸筋、太腿の筋肉。挿入した後の私のイキ方。あなたが必死にやっても、全くイカない私。彼らにかかれば、何度も涎を垂らしてイクわ。シーツに漏れた私の汁の量を見なさいよ」

その動画を見せながら、彼らを縛ってなじってやった。彼らにとって、寧々は神になった。狂ったようにハッキングの技術を高め、世界中の機密情報を寧々に集めた。

一般人が考えられない方法で、寧々は世界で特異な諜報機関になった。その後に、諜報系組織の情報管理者と同じ方法で、世界中のエリートを奴隷にしていった。

セックスと殺人という、他人には一般的には見せられないが、本当は一番関心を持っている対象。その自分の本質を他人に見せたい、全てを曝け出したいという欲望。自分の根本を揺るがしてくれる強烈な嫉妬。自分が愛して欲情する異性に攻撃されたい被虐的な願望…。

寧々は一般企業やエンジニアが触れる事が出来ない深淵なインサイトを掘り起こし、軍人・諜報関係者・エリート達に気が狂う様なインセンティブを与え続けた。

知的だが肉体的なコンプレックスを持つ層は、セックスと暴力に極めて弱かった。
邪魔になれば、自殺に追い込んだ。

これが巨額の資産を持ち、上品でありながら野蛮な色気を纏っている寧々の正体だった。
中2の剛は寧々の正体は知らなかったが、寧々の野蛮な色気を誰よりも察知していた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

世界の終わりにキミと

フロイライン
エッセイ・ノンフィクション
毎日を惰性で生きる桐野渚は、高級クラブの黒服を生業としていた。 そんなある日、驚くほどの美女ヒカルが入店してくる。 しかし、ヒカルは影のある女性で、彼女の見た目と内面のギャップに、いつしか桐野は惹かれていくが…

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...