ダンマス(異端者)

AN@RCHY

文字の大きさ
29 / 2,518

第29話 娘たちは可愛い

しおりを挟む
「さて飯と自己紹介も終わったから、次はみんなお風呂に入ってこ~い。年長のみんなは下の娘たちの面倒も看てやってくれよ。ミドリ、一応風呂の場所は教えたけどこの娘達を案内してお風呂の使い方教えてやってくれ。

 レイリーも部屋に案内してやってくれ。レイリーの部屋には風呂をつけるからそこを使ってくれ、と言ってもその部屋は男の奴隷部屋になる予定だからよろしくな」

「ラジャであります」

 ミドリは敬礼をして、娘たちを先導していく。

「さて、あの娘たちの服どうするか?」

「そうね、しばらくはDPで安物の服与えといて、その間に考えたらいいんじゃない?」

「そうだな、カエデの言う通りにするか。戦闘奴隷かメイドとして一人前になったら、きちんとした服をプレゼントするか」

「一応、プレゼントする前に私に相談してね。シュウに任せるととんでもない物を渡すかもしれないからチェックだよ」

「ん? そんなに間違ってるもの渡そうとしてるか?」

「初めに奴隷に一人一部屋与えようとしてたでしょう?」

「なんにしても、プレゼントに関してはカエデの意見も聞きたいと思ってたからいっか。とりあえず、あの娘たちに着せるのはこんな感じでいいか?」

 この世界の服は見た感じ生地がボロいのに軒並み10DP、1万フランを超えているようで、地球の安物でも探そうかと異世界のタブの方を開いて、生地のしっかりした紺色の長袖ロングスカートのワンピースを指さしてカエデに聞いてみる。

「へ~異世界の服って安いのね、2DPってことは2000フランで新品が買えるんだね。生地の値段がそのくらいになるから中古でもないと、服はそこまで安くならないわね。みた感じかなりしっかりしてない?」

「この家で着ている分には問題ないんじゃないかな? 安いわけだしね。この世界の服を1枚買うと、地球の物なら5枚は買えるわけだし。後、下着も買わないとな。一番安いスポーツショーツが3枚で1DP、スポーツブラが2枚1DPってとこか」

 召喚リストを見ながら悩む。

「とりあえず、ワンピース・ショーツ・ブラを6枚ずつで1人分にするかな。おしゃれっぽく腰にリボンベルトみたいな服を買うか? やっぱり可愛い子には可愛い恰好をしてもらいたいもんな! 3DPで良さそうなのがあるからこれにしよう。これで一人頭ちょうど20DPか、こんなもんだろう」

「シュウ? 下着はわかるんだけど、ショーツとかブラってなに?」

「え? 知らないのか? ショーツはいわゆるパンツでブラは、胸を形よくととのえる下着っていえばいいのかな?」

「パンツはわかったけど、ブラってのはあの娘たちに必要なものなの? 着る服にそれだけの物を与えるだけで、かなり好待遇なのは分かってる?」

「何となく分かってるけど、ブラは譲れない! しっかりと着けてもらう必要があるんだ。俺の精神衛生上つけてもらわないと困るんだよ」

「ん? なんでブラつけると精神衛生上よくなるの?」

「そんなの決まってるだろ、童貞の俺に胸のふくらみの上のぽっちが見えてる状態は困るんだよ」

「胸のふくらみのぽっち? あ~ちk「いわせねえよ!」痛いってば! 放してよ!」

「あえて言葉にしなかったことを言葉にするなよ。まぁそういうことだからブラは譲れない。カエデに何と言われようが、断固として意見を変えるつもりはないからな」

「ふ~ん、まあいいわ、そのブラとショーツって着心地っていいの?」

「多分いいと思うよ。カエデもつけてみるか? さすがに娘たちと同じのはあれだから、少しいい物出してみるか。鍛冶仕事もするし汗に強いっていえばいいのか? 熱にも強そうなやつ出してみるか」

「シュウ、ありがと」

 ブラとショーツを出してやると、その場で脱ぎ始めたのでアイアンクローをきめてから風呂場へ運んでいく。

 食堂に戻って、片付けをしていたスカーレットに声をかける。娘たちに合わせて召喚した服と下着を渡して、お風呂の使い方を教えているミドリ以外のシルキーたちに運んでもらう。シルキーたちは戻ってきた後、食堂の片付けの続きを始めた。

 食堂でのんびりしていると、アマレロが紅茶を入れてきてくれた。俺が紅茶が好きだということを召喚された時の知識で知っていたため、ティーポットとそれなりの品質の茶葉を召喚して淹れてくれたようだ。ミルクも用意してくれており非の打ちどころがなかった。

 お風呂に入っているカエデと娘たち、レイリーのために冷えたミルクティーを用意するようアマレロに頼んでおく。

「レイリーの服準備してなかったな。ボクサーパンツにティーシャツ、執事風にしたいから……ワイシャツとそれっぽいスラックスにベルトとベストでいいかな? 全部で35DPか、まぁこんなもんだろう。コバルト、これレイリーのとこに持っていって」

「了解であります」

 シルキーたちは「~であります」っていうのがはやりなのだろうか? ふよふよ飛んでいくコバルトを見ながらそんなことを考えていた。

 紅茶の香りと味を楽しんでいると、お風呂から上がって食堂に娘たちが戻ってきた。

 元から可愛いかったが、きれいな服とお風呂に入ったせいか前より明らかに可愛さがアップしていた。うん、ブラつけさせてなかったらきっと俺の息子がテントが張るところだったな、俺の判断グッジョブ!

「みんな、おかえり。飲み物を用意してるから席について。服は気に入ってもらえたかな?」

 娘たちは個々に「こんないい服着たの初めて!」「ブラとショーツ? これってぴったりしてるけどすごく着心地いいよね!」「私これからどうなるんだろ」「夢でもみてるのかな?」喜んでいる娘、混乱してる娘、現実逃避している娘。色々な反応が見て取れた。

「しばらくは、渡した服を着て生活するように。洗濯もしっかりしてね。飲み物も出てきたことだし飲んでいいよ。俺が好きな飲み物で、ミルクティーっていう飲み物だ」

 初めて飲んだ娘たちは、笑顔で冷たいミルクティーを味わっていた。今まで飲んだことない味の上に、ほのかに甘い飲み物にびっくりしているようだ。

「喜んでもらえてよかったよ。この後、戦闘訓練をしてもらおうと思ったんだけど、知識のないままに体だけ動かせるようになっても意味がないので、冒険者としての知識と職業というか立ち位置についての勉強をしてもらおうと思います」

 一息ついて、

「俺も冒険者になる前に、しっかり冒険者ギルドで勉強してからクエスト始めてるからね。みんなに冒険者ギルドで講義に出てもらうには、少し問題があるかもしれないので、俺がメモってきた資料を元にみんなに教えていくからよろしくね。みんなは文字って読み書きできるのかな?」

 異世界召喚ものでは、貴族や大商人の子息以外は読み書きできない人が多いって相場が決まってるからな。案の定、読み書きできる娘は5人だった。22人中5人は多いのか少ないのか分からないが、これは文字の読み書きの勉強もしていかないといけないな。

 そういえば、ギルドの講義で絵を多く使っていたのは、読み書きができない人が多いから、それに合わせた教え方だったのだろう。

「文字の方は、読み書きできる娘ができない娘たちに教えてあげてくれ。今から始めるのは、文字が読めなくても大丈夫なように絵を使って説明とかしてくから、分からない事があったらどんどん聞いてくれ。

 迷惑とか考えないでどんどん聞いてほしい、分からないまま放置したら周りの娘に迷惑がかかると思ってほしい。俺の冒険者仲間候補を探すためのものだけど、それと同時にみんな同士も冒険者仲間、メイド仲間として生活するわけだからその辺を理解してくれ」

「「「「「わかりました」」」」」
しおりを挟む
感想 316

あなたにおすすめの小説

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~

犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。 塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。 弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。 けれども違ったのだ。 この世の中、強い奴ほど才能がなかった。 これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。 見抜いて、育てる。 育てて、恩を売って、いい暮らしをする。 誰もが知らない才能を見抜け。 そしてこの世界を生き残れ。 なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。 更新不定期

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

スキル【レベル転生】でダンジョン無双

世界るい
ファンタジー
 六年前、突如、異世界から魔王が来訪した。「暇だから我を愉しませろ」そう言って、地球上のありとあらゆる場所にダンジョンを作り、モンスターを放った。  そんな世界で十八歳となった獅堂辰巳は、ダンジョンに潜る者、ダンジョンモーラーとしての第一歩を踏み出し、ステータスを獲得する。だが、ステータスは最低値だし、パーティーを組むと経験値を獲得できない。スキルは【レベル転生】という特殊スキルが一つあるだけで、それもレベル100にならないと使えないときた。  そんな絶望的な状況下で、最弱のソロモーラーとしてダンジョンに挑み、天才的な戦闘センスを磨き続けるも、攻略は遅々として進まない。それでも諦めずチュートリアルダンジョンを攻略していたある日、一人の女性と出逢う。その運命的な出逢いによって辰巳のモーラー人生は一変していくのだが……それは本編で。 小説家になろう、カクヨムにて同時掲載 カクヨム ジャンル別ランキング【日間2位】【週間2位】 なろう ジャンル別ランキング【日間6位】【週間7位】

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。

夜兎ましろ
ファンタジー
 高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。  ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。  バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...