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第232話 前半戦終了
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抱き枕にされて反対側も塞がれていたためほとんど寝返りを打てなかったようで若干体が痛い。でもそんな痛みも回復魔法で和らぐし、抱き枕にされていたためアリスの胸が顔の前にあるのだ。男だったらこれがどれだけ嬉しい事かわかるよな? そういう行為をしている時とこういう場合の胸は別腹なんだよ!
のんびりと堪能していると頭の上から「エッチ」と言われてしまった。エロくて結構だ! みんながかわいいのがいけないんだ。
さて、今日は東側の部隊に対して攻撃を仕掛けるか。やることは昨日とたいして変わらないけど、違うとすれば駄女神の名前を使った神罰という名の蹂躙戦、神への娯楽提供だ。
あいつらに娯楽を提供するのは気が引けるが、今回は少し借りを作ってしまったしな。早めに清算しておかないとあのチビ神に何言われるかわからんし。あまり干渉しないとか言ってたのにめっちゃ干渉してくるしな。
今日の朝食は俺の希望で朝からガッツリメニューも出してもらった。ハンバーグにステーキなどの肉食だ! とはいってもこの世界では、朝だから夜だからと関係なくこってりだったりあっさりだったりその日の気分でメニューが決まることが多いそうだ。
そもそも冷蔵庫が一般市民に普及していないため、生物はその日に食べるようで、大量に取れた安い物を買って調理するみたいだ。
ちなみに、ソースは和風系でさっぱり食べられるのをチョイスしている。今日の朝食一番はおろしポン酢のハンバーグがよかった。
朝食も終わり昨日と同じように物資と足を潰すことに専念をした。やり方は魔法による奇襲と落とし穴戦法だ。今まで使ってきていなかったが典型的であるがゆえに、こういった状況での作戦にかなり有効となる手段である。
魔法で指定した場所に穴を掘れてしまうのだ、特に荷馬車などには有効過ぎるほどだろう。ただ魔法にも射程範囲があるため無限に離れた位置からの落とし穴の魔法は使えないが、それでも奇襲と組み合わせればこれほど有効なものは無い。
火魔法で慌てている所に落とし穴を使えば面白いようにひっかかってくれるのだ。七部隊に試したが荷馬車に仕掛け落とし穴に、火魔法で混乱して落ちた人間が四〇〇人を超したのだ。この世界の人間に戦略を考える人間がいないのだろう。
力で蹂躙するような脳筋たちばかりなのだろう。元の世界の中学生とこっちの世界の将軍に同じ力量の軍隊を与えれば、十中八九中学生が勝つのではないだろうか? そもそも侵略を受けている側が相手に遠慮する必要もないので、こういった手段をとっているのだしな。
問題なく物資をいただいて本日の蹂躙戦の場所へと向かう。敵部隊が昼休憩をしている時を狙う予定だ。今日の蹂躙戦は直接手をかけるわけではないので昨日の様な無様はさらさないで済むだろう。娘たちは後方から砲撃をしてもらい、いかにも俺が神罰をくだしているように見える風を装うのだ。
さて準備も整ったので、カエデ、レイリー、ミリーと従魔たちを連れて敵部隊の休憩場所から五〇〇メートル程離れた位置に陣取ってから、風の拡声魔法を使用して宣言する。
「え~、私はディストピアの領主シュウである。侵略者のバリス聖国の諸君。神の名を憚り、自分たちの都合のいい神託をでっちあげ、聖戦といって兵士たちに侵略行為をさせる卑怯な者たちよ。本当の神であるアリスが大変怒っています。
そこで神アリスは私に、神罰を与える力を授けてくれました。今からその神の怒りをお見せしよう。愚かなる者たちに踊らされた自分たちを恨め。そして本当の神の怒りがある事を知れ。お前らの偽りの神が持ちえない本当の力に怖れよ」
『プークスッ! 何それ! 今みんな広場であんたたちの様子見てるよ! 久々の娯楽だけあって盛り上がってるからもっとやっちゃって!』
くそ、やっぱり見られてるのか。そりゃそうだよな、娯楽に飢えてるやつらがこれからある戦いを楽しまないわけないよな。
そんなことはどうでもいいか、せっかく名前を借りたんだ派手にやろう。俺がつらつら恥ずかしい事を言っている間に数人馬に乗ってこっちへ来ている。到着して俺に言ったことはありきたりでつまらない物だった。
「我が神を愚弄するとは万死に値する」
「侵略者だと? 我が国の物を勝手に盗んでおいてよく言う」
「ここで貴様をとらえれば私の昇進は確実だ」
うん、見事に毒されてるか屑ばかりだな。
「バリスなんて言う神は存在しない。それを証明することはできないが、少なくとも俺に神託をくれた神アリスは、神罰をくだす力をくれたぞ。今からお前たちの野営地に神の怒りが降り注ぐからよく見ておけ」
手を天に向けて突き上げ振り下ろす。それが合図となって迫撃砲が打ち出されるが、着弾までに時間がかかる。
「何も起きないではないか、我が神を愚弄した報いうけるがいい!」
武器を構えて俺に襲い掛かってくるが、俺に勝てると思っているのだから身の程知らずは困る。
ドッカーン! ドッカーン! ドッカーン!
近付いてきていた兵士が後ろを振り返ると、野営地に土煙が上がっているのが見えたのか俺に振り返って、
「貴様、何をした!」
「さっき言ったじゃないか、神アリスから神罰をくだす力をもらったと。その神アリスはいもしない神の名前を使った、侵略、犯罪、差別、弾圧、その他もろもろの行為にひどく怒っているようで、これから侵略される街の領主の俺に、力をくれたんだよ。
お前たちを滅ぼせとな。お前らの神はアリスみたいに神罰を与える力なんてないだろ? そして自分たちの都合のいいように、上の人間が神託を作っているんだからな」
俺が話し終わった後にレイリーが近づいてきていた三人を切り倒した。二人は片腕を切り落とされ、もう一人の司祭みたいな奴は片足を切り飛ばされた。後悔をしてもらうために傷口だけは治している。これで上位の薬、神薬エリクサーでもない限りは治すことができないだろういい気味だ!
数十発撃ち込まれた迫撃砲と切り飛ばされた四肢を見て、愕然した三人を放置して地下通路に入る階段へ向かう。司祭っぽい奴がここで起こった事を、上層部に正確に伝えてくれることを祈ろう。
さてどうなるのだろうか? 必死になって殺しに来るのかな? 後はそんなことは無いと言いくるめてごまかすのだろうか? そんなことはどうでもいいか、侵略しに来るならそれに見合った報復をしてやればいいだろう。
砲撃で死んだ人間も目の前で死んだわけではないから、昨日みたいな失態を見せることもなくてよかった。さて食事もとったし、残りの物資も回収しに行こうか。
蹂躙戦が終わり奇襲も今日はもう終わりだ。夜になったら物資を回収して、二部隊程迫撃砲を撃ち込めば終わりだな。
明日は昨日襲撃した部隊が街につくだろうからのんびりと様子を見に行こうかな。俺的には街を襲ってくれるといいんだけど、さすがにそれはないかな?
のんびりと堪能していると頭の上から「エッチ」と言われてしまった。エロくて結構だ! みんながかわいいのがいけないんだ。
さて、今日は東側の部隊に対して攻撃を仕掛けるか。やることは昨日とたいして変わらないけど、違うとすれば駄女神の名前を使った神罰という名の蹂躙戦、神への娯楽提供だ。
あいつらに娯楽を提供するのは気が引けるが、今回は少し借りを作ってしまったしな。早めに清算しておかないとあのチビ神に何言われるかわからんし。あまり干渉しないとか言ってたのにめっちゃ干渉してくるしな。
今日の朝食は俺の希望で朝からガッツリメニューも出してもらった。ハンバーグにステーキなどの肉食だ! とはいってもこの世界では、朝だから夜だからと関係なくこってりだったりあっさりだったりその日の気分でメニューが決まることが多いそうだ。
そもそも冷蔵庫が一般市民に普及していないため、生物はその日に食べるようで、大量に取れた安い物を買って調理するみたいだ。
ちなみに、ソースは和風系でさっぱり食べられるのをチョイスしている。今日の朝食一番はおろしポン酢のハンバーグがよかった。
朝食も終わり昨日と同じように物資と足を潰すことに専念をした。やり方は魔法による奇襲と落とし穴戦法だ。今まで使ってきていなかったが典型的であるがゆえに、こういった状況での作戦にかなり有効となる手段である。
魔法で指定した場所に穴を掘れてしまうのだ、特に荷馬車などには有効過ぎるほどだろう。ただ魔法にも射程範囲があるため無限に離れた位置からの落とし穴の魔法は使えないが、それでも奇襲と組み合わせればこれほど有効なものは無い。
火魔法で慌てている所に落とし穴を使えば面白いようにひっかかってくれるのだ。七部隊に試したが荷馬車に仕掛け落とし穴に、火魔法で混乱して落ちた人間が四〇〇人を超したのだ。この世界の人間に戦略を考える人間がいないのだろう。
力で蹂躙するような脳筋たちばかりなのだろう。元の世界の中学生とこっちの世界の将軍に同じ力量の軍隊を与えれば、十中八九中学生が勝つのではないだろうか? そもそも侵略を受けている側が相手に遠慮する必要もないので、こういった手段をとっているのだしな。
問題なく物資をいただいて本日の蹂躙戦の場所へと向かう。敵部隊が昼休憩をしている時を狙う予定だ。今日の蹂躙戦は直接手をかけるわけではないので昨日の様な無様はさらさないで済むだろう。娘たちは後方から砲撃をしてもらい、いかにも俺が神罰をくだしているように見える風を装うのだ。
さて準備も整ったので、カエデ、レイリー、ミリーと従魔たちを連れて敵部隊の休憩場所から五〇〇メートル程離れた位置に陣取ってから、風の拡声魔法を使用して宣言する。
「え~、私はディストピアの領主シュウである。侵略者のバリス聖国の諸君。神の名を憚り、自分たちの都合のいい神託をでっちあげ、聖戦といって兵士たちに侵略行為をさせる卑怯な者たちよ。本当の神であるアリスが大変怒っています。
そこで神アリスは私に、神罰を与える力を授けてくれました。今からその神の怒りをお見せしよう。愚かなる者たちに踊らされた自分たちを恨め。そして本当の神の怒りがある事を知れ。お前らの偽りの神が持ちえない本当の力に怖れよ」
『プークスッ! 何それ! 今みんな広場であんたたちの様子見てるよ! 久々の娯楽だけあって盛り上がってるからもっとやっちゃって!』
くそ、やっぱり見られてるのか。そりゃそうだよな、娯楽に飢えてるやつらがこれからある戦いを楽しまないわけないよな。
そんなことはどうでもいいか、せっかく名前を借りたんだ派手にやろう。俺がつらつら恥ずかしい事を言っている間に数人馬に乗ってこっちへ来ている。到着して俺に言ったことはありきたりでつまらない物だった。
「我が神を愚弄するとは万死に値する」
「侵略者だと? 我が国の物を勝手に盗んでおいてよく言う」
「ここで貴様をとらえれば私の昇進は確実だ」
うん、見事に毒されてるか屑ばかりだな。
「バリスなんて言う神は存在しない。それを証明することはできないが、少なくとも俺に神託をくれた神アリスは、神罰をくだす力をくれたぞ。今からお前たちの野営地に神の怒りが降り注ぐからよく見ておけ」
手を天に向けて突き上げ振り下ろす。それが合図となって迫撃砲が打ち出されるが、着弾までに時間がかかる。
「何も起きないではないか、我が神を愚弄した報いうけるがいい!」
武器を構えて俺に襲い掛かってくるが、俺に勝てると思っているのだから身の程知らずは困る。
ドッカーン! ドッカーン! ドッカーン!
近付いてきていた兵士が後ろを振り返ると、野営地に土煙が上がっているのが見えたのか俺に振り返って、
「貴様、何をした!」
「さっき言ったじゃないか、神アリスから神罰をくだす力をもらったと。その神アリスはいもしない神の名前を使った、侵略、犯罪、差別、弾圧、その他もろもろの行為にひどく怒っているようで、これから侵略される街の領主の俺に、力をくれたんだよ。
お前たちを滅ぼせとな。お前らの神はアリスみたいに神罰を与える力なんてないだろ? そして自分たちの都合のいいように、上の人間が神託を作っているんだからな」
俺が話し終わった後にレイリーが近づいてきていた三人を切り倒した。二人は片腕を切り落とされ、もう一人の司祭みたいな奴は片足を切り飛ばされた。後悔をしてもらうために傷口だけは治している。これで上位の薬、神薬エリクサーでもない限りは治すことができないだろういい気味だ!
数十発撃ち込まれた迫撃砲と切り飛ばされた四肢を見て、愕然した三人を放置して地下通路に入る階段へ向かう。司祭っぽい奴がここで起こった事を、上層部に正確に伝えてくれることを祈ろう。
さてどうなるのだろうか? 必死になって殺しに来るのかな? 後はそんなことは無いと言いくるめてごまかすのだろうか? そんなことはどうでもいいか、侵略しに来るならそれに見合った報復をしてやればいいだろう。
砲撃で死んだ人間も目の前で死んだわけではないから、昨日みたいな失態を見せることもなくてよかった。さて食事もとったし、残りの物資も回収しに行こうか。
蹂躙戦が終わり奇襲も今日はもう終わりだ。夜になったら物資を回収して、二部隊程迫撃砲を撃ち込めば終わりだな。
明日は昨日襲撃した部隊が街につくだろうからのんびりと様子を見に行こうかな。俺的には街を襲ってくれるといいんだけど、さすがにそれはないかな?
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