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第251話 ダンジョン侵攻
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比較的聖都の近くにある街にダンジョンがあるようだ。街は範囲で大雑把にまとめて掌握していたため、ダンジョンの入口があることに気付いていなかった。
入口が小さいので注意深く探しても、マップをある程度拡大してくまなく探さないとわからないので気付くことは難しいだろう。各大国の地下にはダンジョンがあることは、何となく示唆されていたので気付くことができたけどな。
鬼人たちの準備も終了し、今回の作戦について説明も終わっている。基本的には鬼人たちが中心にダンジョンを制圧していく。格上の相手でも基本的には自分たちで対処したいと申し出があった。
なので俺たちは可能な限りのバックアップをすることにした。自分たちで戦う事に意味があるとの事で、ケガした人たちを手当てするヒーラーというよりは、本当の後方支援の衛生兵みたいな形だろう。
リュウと一緒に指揮について話しながらやるのもいいかもしれないな。鬼人たちとも付き合いが長いので、マップ先生を使用できるタブレットを渡してある。といっても五個だけだけどね。リュウと大隊長の四人が持っているだけだ。
鬼人たちの組織は、リュウが師団長でトップ、その下に四人の大隊長がいて、その下に四人ずつの中隊長がいて、さらにその下に四人の小隊長がいて、その下に四人の隊員がいるような形だ。師団長+二五六人が基本の組織になっているようだ。で残りの鬼人は、子供だったり裏方として活動しているらしい。
今回の作戦に参加する鬼人たちは、他の仕事についているメンバーもいるので二大隊で一二八人とリュウの一二九人という事になる。十六人一組の中隊で八チームを組み、司令塔としてリュウが取り仕切る形だそうだ。
奴隷輸送のためのメンバーが足りない恐れがあったので、ディストピアの冒険者に依頼を出して有志に集まってもらった。一〇〇人程を予定していたのだが、五〇〇人もの冒険者が応募してきたのだ。パーティごとの抽選をして協力してくれる冒険者を選んだ。
ダンジョンに潜っていた方が儲かるはずなのにこれだけ募集に応募があったのは、俺たちへの感謝の気持ちが強いようで協力をしたいという動機のもとに応募してくれたらしい。
こういうのって嬉しいよね、別に何かを返してほしくて助けたわけじゃないけど、こうやって返してくれるとなると心の中に熱いものが感じられる。
「今回、ダンジョンの無効化は、コアを奪取してから行うつもりだけどいいかな?」
「えっと……シュウ殿、どういう事でしょうか?」
「今思いついたんだけど、ダンジョンを隔離してしまうと後から入ってくる奴らをとらえられないだろ? だから三階あたりに俺たちの拠点を作って、そこを中心に下の階を攻略してく。十階ずつ位に拠点を設けて更に下を攻略していこうと思うんだ。
連絡なら魔導無線でやり取りできるし、入ってくる敵なら入り口付近はマップ先生で把握できるから問題ないだろ? 連れ出すのもマップ先生を見ながらやれば問題ないかなって思ったんだよ。どうかな?」
「なんとなく分かりました。出入りはマップ先生を見ながら行って、攻略するために拠点を複数作るってことですよね? 拠点に大体一中隊残していけばいいですかね?」
「ん~そんなところかな? 前線には俺たちがついていくし、入口に一番近い拠点には従魔たちを置いてくから問題ないと思うよ。ただ無理はしない事! リュウたちの仕事は危険と隣り合わせが多いんだ、見極めはしっかりしてくれよな」
偉そうなことを言っているが、極力死んでほしくないのが俺の望みだからそれっぽい事を言ってみただけなんだよね。
「了解しました。もし階数が予想より多くなった場合は拠点の人員を見直す形で行きます。行く間に色々話し合っておきます」
とりあえず、後は移動だけだな。ダンジョンの出口は、見にくい場所に作らないとな。ここならブラインドになってみえないよな。後は出入りの際に気を付ければ問題ないだろう。
冒険者たちは地下通路の出口付近に大部屋を作って、交代で入ってこないか見張っておいてもらえば問題ないかな? 物資で問題が出たら俺が召喚すれば問題ないからいいだろう。
問題なく出発して、目的地まで到着した。入口には特に誰もいなかったので、一気にダンジョンの中に入る。
「特に戦闘音は聞こえないな? 一階の魔物はゴブリンかな、特に上位種って感じもしないから、初歩の初歩ってところだろうな。とりあえず、油断しないように一階の捜索をして二階へ向かおうか。リュウの指揮は三階からお願いするよ」
俺の指示と共に鬼人たちが散って行く。二十分もしないうちに二階への階段を発見した。思ってたより広くはなさそうなので、三階と四階をつなぐ通路から離れた位置に拠点を作ることを伝え、一気に攻略していく。
三階まで降りて来たが、人はまだ見当たらない。魔物はゴブリンだけだった。ただ若干Lvが上がっているようだ。亜人の森にいるゴブリンの上位種よりは強くはなさそうだ。三階の広さは大体直径三キロメートル程だろうか?
俺の作っている四角形のタイプとは違うタイプのようだ。拠点を決めて、必要な資材を設置していく。従魔たちにもきちんと指示を出していく。一応指示する人間としてレイリーを置いていく。これで何かあっても従魔たちは大丈夫だろう。
拠点を作り終えレイリーに指示を出すころには、鬼人たちの準備もできていたようで、俺の事を待っていた。俺の準備ができた事を確認すると、リュウが指示を出し行動開始となる。
四階五階と特に問題なく進んでいく、何だろうな、戦争映画? 特殊部隊の映画? とかでみられる流動的に部隊が動いて、敵を排除していくあれを見ている感じなのだ。人という個人が集まった集団なのだが、集団が一つの意思の下に流動的に動いていくのだ。
ただあれは銃という武器を中心に考えられた動きなのに対して、今見ているこれは近接戦闘武器が中心の部隊なのだ。すごい違和感がするのだが、無駄がなく攻略が進んでいく。
六階に突入すると魔物が変わっていた。ゴブリンの強化種が出てきた。ジェネラルクラスの上位種ではなく、ナイトやアーチャーなどの強化種だ。
確実に強くなっているが鬼人たちの相手ではない。波に飲み込まれてドロップ品に変わっていく。俺は妻たちと一緒に行動しても、ここまで滑らかな動きはできないだろう。
だからと言って戦ったら負けるかといえばそれはないだろうな。同数であればステータスに任せて押し切ることはできるだろう。倍の数でもやはりステータスの差で押し切れるだろう。ただ三倍となると、場所を選ばないとジリ貧になる可能性があるかな、って感じだろうか?
まぁ仮定の話をしても意味はないか、実際にやれば魔法もあれば魔導兵器もある、カエデとリンド特製の武具だってあるのだ考えるだけ無駄だろう。
八階に入ると戦闘音らしきものが聞こえてくる。こっちの存在に気付かれないように接近していく。
入口が小さいので注意深く探しても、マップをある程度拡大してくまなく探さないとわからないので気付くことは難しいだろう。各大国の地下にはダンジョンがあることは、何となく示唆されていたので気付くことができたけどな。
鬼人たちの準備も終了し、今回の作戦について説明も終わっている。基本的には鬼人たちが中心にダンジョンを制圧していく。格上の相手でも基本的には自分たちで対処したいと申し出があった。
なので俺たちは可能な限りのバックアップをすることにした。自分たちで戦う事に意味があるとの事で、ケガした人たちを手当てするヒーラーというよりは、本当の後方支援の衛生兵みたいな形だろう。
リュウと一緒に指揮について話しながらやるのもいいかもしれないな。鬼人たちとも付き合いが長いので、マップ先生を使用できるタブレットを渡してある。といっても五個だけだけどね。リュウと大隊長の四人が持っているだけだ。
鬼人たちの組織は、リュウが師団長でトップ、その下に四人の大隊長がいて、その下に四人ずつの中隊長がいて、さらにその下に四人の小隊長がいて、その下に四人の隊員がいるような形だ。師団長+二五六人が基本の組織になっているようだ。で残りの鬼人は、子供だったり裏方として活動しているらしい。
今回の作戦に参加する鬼人たちは、他の仕事についているメンバーもいるので二大隊で一二八人とリュウの一二九人という事になる。十六人一組の中隊で八チームを組み、司令塔としてリュウが取り仕切る形だそうだ。
奴隷輸送のためのメンバーが足りない恐れがあったので、ディストピアの冒険者に依頼を出して有志に集まってもらった。一〇〇人程を予定していたのだが、五〇〇人もの冒険者が応募してきたのだ。パーティごとの抽選をして協力してくれる冒険者を選んだ。
ダンジョンに潜っていた方が儲かるはずなのにこれだけ募集に応募があったのは、俺たちへの感謝の気持ちが強いようで協力をしたいという動機のもとに応募してくれたらしい。
こういうのって嬉しいよね、別に何かを返してほしくて助けたわけじゃないけど、こうやって返してくれるとなると心の中に熱いものが感じられる。
「今回、ダンジョンの無効化は、コアを奪取してから行うつもりだけどいいかな?」
「えっと……シュウ殿、どういう事でしょうか?」
「今思いついたんだけど、ダンジョンを隔離してしまうと後から入ってくる奴らをとらえられないだろ? だから三階あたりに俺たちの拠点を作って、そこを中心に下の階を攻略してく。十階ずつ位に拠点を設けて更に下を攻略していこうと思うんだ。
連絡なら魔導無線でやり取りできるし、入ってくる敵なら入り口付近はマップ先生で把握できるから問題ないだろ? 連れ出すのもマップ先生を見ながらやれば問題ないかなって思ったんだよ。どうかな?」
「なんとなく分かりました。出入りはマップ先生を見ながら行って、攻略するために拠点を複数作るってことですよね? 拠点に大体一中隊残していけばいいですかね?」
「ん~そんなところかな? 前線には俺たちがついていくし、入口に一番近い拠点には従魔たちを置いてくから問題ないと思うよ。ただ無理はしない事! リュウたちの仕事は危険と隣り合わせが多いんだ、見極めはしっかりしてくれよな」
偉そうなことを言っているが、極力死んでほしくないのが俺の望みだからそれっぽい事を言ってみただけなんだよね。
「了解しました。もし階数が予想より多くなった場合は拠点の人員を見直す形で行きます。行く間に色々話し合っておきます」
とりあえず、後は移動だけだな。ダンジョンの出口は、見にくい場所に作らないとな。ここならブラインドになってみえないよな。後は出入りの際に気を付ければ問題ないだろう。
冒険者たちは地下通路の出口付近に大部屋を作って、交代で入ってこないか見張っておいてもらえば問題ないかな? 物資で問題が出たら俺が召喚すれば問題ないからいいだろう。
問題なく出発して、目的地まで到着した。入口には特に誰もいなかったので、一気にダンジョンの中に入る。
「特に戦闘音は聞こえないな? 一階の魔物はゴブリンかな、特に上位種って感じもしないから、初歩の初歩ってところだろうな。とりあえず、油断しないように一階の捜索をして二階へ向かおうか。リュウの指揮は三階からお願いするよ」
俺の指示と共に鬼人たちが散って行く。二十分もしないうちに二階への階段を発見した。思ってたより広くはなさそうなので、三階と四階をつなぐ通路から離れた位置に拠点を作ることを伝え、一気に攻略していく。
三階まで降りて来たが、人はまだ見当たらない。魔物はゴブリンだけだった。ただ若干Lvが上がっているようだ。亜人の森にいるゴブリンの上位種よりは強くはなさそうだ。三階の広さは大体直径三キロメートル程だろうか?
俺の作っている四角形のタイプとは違うタイプのようだ。拠点を決めて、必要な資材を設置していく。従魔たちにもきちんと指示を出していく。一応指示する人間としてレイリーを置いていく。これで何かあっても従魔たちは大丈夫だろう。
拠点を作り終えレイリーに指示を出すころには、鬼人たちの準備もできていたようで、俺の事を待っていた。俺の準備ができた事を確認すると、リュウが指示を出し行動開始となる。
四階五階と特に問題なく進んでいく、何だろうな、戦争映画? 特殊部隊の映画? とかでみられる流動的に部隊が動いて、敵を排除していくあれを見ている感じなのだ。人という個人が集まった集団なのだが、集団が一つの意思の下に流動的に動いていくのだ。
ただあれは銃という武器を中心に考えられた動きなのに対して、今見ているこれは近接戦闘武器が中心の部隊なのだ。すごい違和感がするのだが、無駄がなく攻略が進んでいく。
六階に突入すると魔物が変わっていた。ゴブリンの強化種が出てきた。ジェネラルクラスの上位種ではなく、ナイトやアーチャーなどの強化種だ。
確実に強くなっているが鬼人たちの相手ではない。波に飲み込まれてドロップ品に変わっていく。俺は妻たちと一緒に行動しても、ここまで滑らかな動きはできないだろう。
だからと言って戦ったら負けるかといえばそれはないだろうな。同数であればステータスに任せて押し切ることはできるだろう。倍の数でもやはりステータスの差で押し切れるだろう。ただ三倍となると、場所を選ばないとジリ貧になる可能性があるかな、って感じだろうか?
まぁ仮定の話をしても意味はないか、実際にやれば魔法もあれば魔導兵器もある、カエデとリンド特製の武具だってあるのだ考えるだけ無駄だろう。
八階に入ると戦闘音らしきものが聞こえてくる。こっちの存在に気付かれないように接近していく。
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