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第485話 追加依頼完遂!
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「アンソニ! 終わったぞ!」
街を作り終えたので、アンソニに報告にきている。
「早いですね。まだ二週間くらいしかたっていないと思うのですが……その間に盗賊の退治までしていますし……私の常識とシュウ様の常識を一緒にしてはいけませんね。もうすぐにでも使用する事は出来そうですか?」
「どういうレベルで聞いているか分からないけど、言われた通り宿二つに鍛冶場は作ったぞ。領主館に冒険者ギルドを作ったし、ついでに冒険者たちが雑魚寝できるように、平屋をギルドの近くにいくつか作っておいた。後で厩舎に作り替えれるように、本当に簡単な造りの建物だな」
「最後の平屋は、その子たちの練習台ってところですかね?」
「バレちゃ仕方がない! 追加で準備した木材が余ったから、この子たちの練習として、簡単な建物を建てさせたやつだ」
「冒険者たちが集まる場所なので、そういったのも必要ですよね。何かで仕切りさえしてしまえば、各パーティー毎に泊まれますし、貴重品であればギルドに預ければいいだけですからね。あの森でどれだけの採取物が取れるかですね。有能そうな冒険者を先に派遣して、調査してもらいましょうか?」
「あ~そこね……」
「なんですかその間は?」
「いや、マップ先生でだいたいのあるものはわかるよ? あくまで魔物や動物に限るけどね。薬草なんかは種類はわからないけどね。
後、いくつか木を伐採してみたけど、あそこの森って樹海に近い性質があるね。他の森の事は知らないからあれだけど、伐採した切り株から、すでに芽が出てたな。一年もかからずに再伐採可能になるんじゃないかな?」
「ほぅ、じゃぁ燃料には困らなそうですね。物は相談なのですが、シュウ様もう一仕事受けてもらえませんか?」
「内容次第だけど、俺の支配下にある土地の話だから頑張るよ」
「あそこならシュウ様が以前話していた、炭を作ることも問題ないですよね? できれば街の隅でいいので、炭窯を作っていただければと思います。そこの近くに木材置き場も作ってもらえれば、うれしいですね。良ければ、何が採取できるかも調べて頂ければ……」
「炭窯は俺が作るとあれだから、作り方だけドワーフたちに教える形でいいか? その代わり、木材置き場は広いのを作っておくからな。採取は、ピクニックのつもりで木材置き場作ったら行ってくるわ」
「よろしくお願いします」
「一旦ディストピアに帰るぞ!」
そう声をかけると、裾を引っ張る感覚がしたので下を見ると、
「ディストピアに帰ったら、私たちもまた来れる?」
「今回は土木組の作業は終わったから、やっぱり自分たちの家で休みたいだろ? だから送ってこうかと思ってな」
「私たちも戦闘訓練をしたから、何が採取できるかの調査に行きたいです!」
土木組は真剣な顔をして俺の方が見てくる。その中に三幼女の姿もある……今さっきまで、俺の横にいたはずなんだがな。そして、ニコたちスライムと他の従魔のクロたち、獣組もいつの間にか土木組側にいてこっちを見ている。少しにらむとシレっと明後日の方向を向いた。
「みんながそれでいいなら、そのまま採取調査にいこうか?」
みんなが喜んでいるので、疲れているところ悪いが頑張ってもらおう。
「じゃぁ、野営地は潰しちゃったから、領主館でも使うか? アンソニ、何か問題あるか?」
「いえ、何の問題もありません。領主館と言いますが、領主代理が滞在させてもらう場所なので、本当の領主であるシュウ様が使う事に、何の問題もありません」
「そっか、一応俺が領主になるのか? そんなに色んな所の領主になっても大丈夫なのか?」
「何言ってるんですか? 他の国の貴族だっていうなれば、王に変わって街を収めている領主代行ですからね。あ、これ貴族たちの前で言わないでくださいね。本当の事だけに逆切れしてきますので注意ですよ」
そんなもんか?
「時間もあるし、簡単にあっちの街まで道路を整地しようか? 今から森に急いでも、大した時間調査できないからね。準備開始!」
アマレロとブラウニーたちは、先に領主館に行ってもらい料理と掃除を頼んである。三時間程かかって道の整備が終わった。ちょっと調子に乗ってすいません!
硬めの方がいいよねとか言って、クリエイトゴーレムじゃなくて、土魔法のロックウォールで高さ十センチメートル幅六メートル程の壁を作成した。あら不思議、壁を作ったはずなのに道ができてしまいました! これもイメージで何とでもなってしまう、魔法って便利だな。
で、それを真似て土木組が順々にロックウォール使って道を作っていった。つなぎ目の部分は、後発のカエデとリンドがキレイに整えてくれている。
街に着いても時間があったので、木材置き場をサクッと作ってしまった。
その後は、特に変わった事もなく夜が過ぎた。
「今日は、採取調にいこうか!」
土木組はいつものような作業着ではなく、革の鎧を装備していた。あの色って、ワイバーンの革かな? 誰が加工したか知らんが、俺以上の過保護な奴がいたもんだ。
三日ほど森の中を駆け回って、調査を終了する。
この森でとれるのは、基本的に食材になる物が多いようだ。森の外周に食材になる木の実や果物等が取れた。
魔物の強さも中心部に向かわなければ、大して強くないのに、何で人気がないのかと思ったら、ここで採取しても、街に運ぶのに手間がかかって割に合わないし、木の実を運ぶくらいなら、魔物のドロップ品を持ち帰った方が得だという事らしい。
重要なのは、中心に近付くと魔法薬に使える素材が多く存在していたことだろう。人気がなくて人が来ないため、貴重な素材が育ちやすい可能性があると考えられる。ちょっとしたいたずらごころを出して、本当に森の真ん中に、ちょっとしたダンジョンを作ってみた。
先日勝ったダンジョンバトルで覚えた、ダンマスのスキルを使用してみたのだ。自然発生するダンジョンっていうのは、基本的に魔物の多いエリアに生まれるのだが、ダンマスのスキル【自由改築ダンジョン】でも、作れるようになるらしい。
このスキルを使うダンマスは基本的にいないと思う。だって設置するのに一〇〇万DPを使用するのに、自分の管理下にないダンジョンになるのだ。誰も作ろうとしないよね。レベル上げにはちょうどいいけどな。
この情報をもってアンソニの所へ報告をしに行く。ちなみにダンジョンの事は一切触れてない。報告が終わり、そのままディストピアへ帰還する。
街を作り終えたので、アンソニに報告にきている。
「早いですね。まだ二週間くらいしかたっていないと思うのですが……その間に盗賊の退治までしていますし……私の常識とシュウ様の常識を一緒にしてはいけませんね。もうすぐにでも使用する事は出来そうですか?」
「どういうレベルで聞いているか分からないけど、言われた通り宿二つに鍛冶場は作ったぞ。領主館に冒険者ギルドを作ったし、ついでに冒険者たちが雑魚寝できるように、平屋をギルドの近くにいくつか作っておいた。後で厩舎に作り替えれるように、本当に簡単な造りの建物だな」
「最後の平屋は、その子たちの練習台ってところですかね?」
「バレちゃ仕方がない! 追加で準備した木材が余ったから、この子たちの練習として、簡単な建物を建てさせたやつだ」
「冒険者たちが集まる場所なので、そういったのも必要ですよね。何かで仕切りさえしてしまえば、各パーティー毎に泊まれますし、貴重品であればギルドに預ければいいだけですからね。あの森でどれだけの採取物が取れるかですね。有能そうな冒険者を先に派遣して、調査してもらいましょうか?」
「あ~そこね……」
「なんですかその間は?」
「いや、マップ先生でだいたいのあるものはわかるよ? あくまで魔物や動物に限るけどね。薬草なんかは種類はわからないけどね。
後、いくつか木を伐採してみたけど、あそこの森って樹海に近い性質があるね。他の森の事は知らないからあれだけど、伐採した切り株から、すでに芽が出てたな。一年もかからずに再伐採可能になるんじゃないかな?」
「ほぅ、じゃぁ燃料には困らなそうですね。物は相談なのですが、シュウ様もう一仕事受けてもらえませんか?」
「内容次第だけど、俺の支配下にある土地の話だから頑張るよ」
「あそこならシュウ様が以前話していた、炭を作ることも問題ないですよね? できれば街の隅でいいので、炭窯を作っていただければと思います。そこの近くに木材置き場も作ってもらえれば、うれしいですね。良ければ、何が採取できるかも調べて頂ければ……」
「炭窯は俺が作るとあれだから、作り方だけドワーフたちに教える形でいいか? その代わり、木材置き場は広いのを作っておくからな。採取は、ピクニックのつもりで木材置き場作ったら行ってくるわ」
「よろしくお願いします」
「一旦ディストピアに帰るぞ!」
そう声をかけると、裾を引っ張る感覚がしたので下を見ると、
「ディストピアに帰ったら、私たちもまた来れる?」
「今回は土木組の作業は終わったから、やっぱり自分たちの家で休みたいだろ? だから送ってこうかと思ってな」
「私たちも戦闘訓練をしたから、何が採取できるかの調査に行きたいです!」
土木組は真剣な顔をして俺の方が見てくる。その中に三幼女の姿もある……今さっきまで、俺の横にいたはずなんだがな。そして、ニコたちスライムと他の従魔のクロたち、獣組もいつの間にか土木組側にいてこっちを見ている。少しにらむとシレっと明後日の方向を向いた。
「みんながそれでいいなら、そのまま採取調査にいこうか?」
みんなが喜んでいるので、疲れているところ悪いが頑張ってもらおう。
「じゃぁ、野営地は潰しちゃったから、領主館でも使うか? アンソニ、何か問題あるか?」
「いえ、何の問題もありません。領主館と言いますが、領主代理が滞在させてもらう場所なので、本当の領主であるシュウ様が使う事に、何の問題もありません」
「そっか、一応俺が領主になるのか? そんなに色んな所の領主になっても大丈夫なのか?」
「何言ってるんですか? 他の国の貴族だっていうなれば、王に変わって街を収めている領主代行ですからね。あ、これ貴族たちの前で言わないでくださいね。本当の事だけに逆切れしてきますので注意ですよ」
そんなもんか?
「時間もあるし、簡単にあっちの街まで道路を整地しようか? 今から森に急いでも、大した時間調査できないからね。準備開始!」
アマレロとブラウニーたちは、先に領主館に行ってもらい料理と掃除を頼んである。三時間程かかって道の整備が終わった。ちょっと調子に乗ってすいません!
硬めの方がいいよねとか言って、クリエイトゴーレムじゃなくて、土魔法のロックウォールで高さ十センチメートル幅六メートル程の壁を作成した。あら不思議、壁を作ったはずなのに道ができてしまいました! これもイメージで何とでもなってしまう、魔法って便利だな。
で、それを真似て土木組が順々にロックウォール使って道を作っていった。つなぎ目の部分は、後発のカエデとリンドがキレイに整えてくれている。
街に着いても時間があったので、木材置き場をサクッと作ってしまった。
その後は、特に変わった事もなく夜が過ぎた。
「今日は、採取調にいこうか!」
土木組はいつものような作業着ではなく、革の鎧を装備していた。あの色って、ワイバーンの革かな? 誰が加工したか知らんが、俺以上の過保護な奴がいたもんだ。
三日ほど森の中を駆け回って、調査を終了する。
この森でとれるのは、基本的に食材になる物が多いようだ。森の外周に食材になる木の実や果物等が取れた。
魔物の強さも中心部に向かわなければ、大して強くないのに、何で人気がないのかと思ったら、ここで採取しても、街に運ぶのに手間がかかって割に合わないし、木の実を運ぶくらいなら、魔物のドロップ品を持ち帰った方が得だという事らしい。
重要なのは、中心に近付くと魔法薬に使える素材が多く存在していたことだろう。人気がなくて人が来ないため、貴重な素材が育ちやすい可能性があると考えられる。ちょっとしたいたずらごころを出して、本当に森の真ん中に、ちょっとしたダンジョンを作ってみた。
先日勝ったダンジョンバトルで覚えた、ダンマスのスキルを使用してみたのだ。自然発生するダンジョンっていうのは、基本的に魔物の多いエリアに生まれるのだが、ダンマスのスキル【自由改築ダンジョン】でも、作れるようになるらしい。
このスキルを使うダンマスは基本的にいないと思う。だって設置するのに一〇〇万DPを使用するのに、自分の管理下にないダンジョンになるのだ。誰も作ろうとしないよね。レベル上げにはちょうどいいけどな。
この情報をもってアンソニの所へ報告をしに行く。ちなみにダンジョンの事は一切触れてない。報告が終わり、そのままディストピアへ帰還する。
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