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第922話 亀戦隊!
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『これがわらわを呼んだ理由って事ですね』
ピックアップした亀たちを召喚すると、シエルがそう念話を飛ばしてくる。ダマは器用に腹を抱えて笑っているけど、何かおかしかったか?
そんな風にダマの様子を見ていると、
『わらわは、一応亀に属する霊獣ではありますが、亀の事に詳しいわけでは無いのです。この獣が、獣に属する霊獣でも、他の獣に詳しいわけでは無いのと一緒で、そろそろ黙りなさい!』
そう言ってシエルは、腹を抱えて笑っているダマの尻尾に噛みつく。あまりに痛かったのか反撃に出るが、シエルは素早く甲羅にこもってしまい手が出せなくなる。小さい姿同士だとシエルの方が有利みたいだな。それにしても、最近シエルとダマのこんな様子をよく見る気がする。
「そうなんだ。シエルが従魔になったからか、色んな亀たちが召喚できるようになったから、何かアドバイスがあればと思ってシエルを呼んだんだけど、意味なかったか。まぁいいや。見た目からでも色々考えてみよう」
1匹目は、アーマータートル。とりあえず、デカい! とにかくデカい! 俺の身長が175センチメートル位だから、体高で目算3メートル近くある。幅も同じくらい3メートル位ある。見た目は半球状の甲羅を背負った亀という所だろうか?
で、特徴的なのは、剥き出しになっている手足や頭と尻尾が、甲羅のような素材で包まれている所だろう。アーマー、鎧の名にふさわしい防御力を持っていそうだ。
2匹目は、ヒールタートル。こいつはアーマータートルに比べれば小さいな。白い甲羅にうっすらピンク色がかかっている、綺麗なシルエットだ。大きさは大体50センチメートル位だろうか? 日本人が一般的に見る亀の基準からすると大きいのだが、呼んだ亀の中では一番小さかった。
3匹目は、ニンジャタートル。よかった、目に赤いハチマキのような物を着けていなかった。大きさは、ヒールタートルを2回り位大きくした感じかな? 大体80センチメートル位だろうか? これは狙っているのか、甲羅は平べったく体高は30センチメートル程で、真上から見ると手裏剣みたいな形をした甲羅なのだ。
手裏剣のように尖っている4ヵ所は、ちょうど手足が出てくる場所で、上からの攻撃はその甲羅ではじくため手足の守りが堅い気がする。
4匹目は、ジェットタートル。俺の予想では、ジェットの効果か何かで機動力の高い亀だと思っていたのだが、ジェットが出るであろう部分は、前を向いていたのだ。そこから水魔法を使うようで、遠距離攻撃主体の亀なようだ。大きさは大体1メートル程。
5匹目は、デッドリータートル。大きさは大体1.5メートル程。予想では、噛みつきとかが危険、デッドリーな亀だと思っていたのだが、これも違った。いや、口で攻撃するのはあってるにはあってるのだが、その攻撃方法が予想外だと言うべきだろうか?
口をパカッとあけて噛みつくと思いきや、何やら鋭い棘のような物を突き出したのだ。そしてすぐに口の中に戻っていった。後で確認すると、硬質化して攻撃する舌らしい。しかも舌の先から猛毒が出る。これは確かにデッドリーと言ってもおかしくないか?
「一応、亀でパーティーを組めるように召喚してみたけど、まさか全部そろうとは思わなかったな。ダマとシエルはどう思う?」
『そうですにゃ。この5匹の亀でもLv次第では十分に戦力になると思いますにゃ。自分でも水中の戦闘だと負けそうですにゃ』
『わらわは、水中という事を考えればベストだと思います。水中での遠距離物理攻撃は、距離に比例してダメージが減りますから、遠距離が水魔法というのはかなり高評価かと。それに、攻撃の中心となるデッドリータートルの毒は、毒耐性の少ない水の中の魔物には有効です』
「おぉ~水の中の魔物ってそういう特徴があるのか。今回の召喚も豪運先生達のおかげかな?」
その後、色々確認してみたが、陸上の動きは良くないが、水中の機動力はそれなりにあるようだ。それに嬉しい事に、シエルの指示をしっかりと理解するため、水中での連携がかなりすごい事になっていた。
魚人とは違う水中戦力を手に入れられた。なので、シエルを中心とした水中軍を創設する事にした。とはいえ、無制限に増やすわけでは無く、今回海に出る事と製塩所の規模を考えて、あまり多く召喚できない事を伝えている。
よし、後はシエルがどれだけ召喚するかを聞いてから、検討して召喚するだけだな。
しばらくシエルと亀が話し合っている姿を、ダマと一緒に見ていた。
『決まりました! アーマータートルは4匹、ヒールタートルも4匹、ニンジャタートルも4匹、ジェットタートルは8匹、デッドリータートルは12匹で、合計32匹にしようと思います。1チーム8匹の4チーム分の数でどうですか?』
「うん、悪くないんじゃないかな? 製塩所に4チームは多い気がするけど、邪魔をしないなら問題ないかな」
『あっ! 製塩所で待機する亀は、2か3チームにするつもりです。そこにいないチームは湖のフィールドダンジョンがある、あの島の護衛に行かせようと思っています』
「なるほど! それは良い考えだ。なら、もう1チーム分追加しよう。全部で5チーム40匹でいこう。製塩所に2チーム、島の拠点に3チームでいいだろ。島の方が多いと感じれば、休みか製塩所に回せば十分だしな」
こうして、亀の配置も決まったが、まだしなければいけない事がある。
「シエル、こいつらのレベルはDPで上げちゃった方がいいか? 一応戦闘させるべきか?」
『戦闘でLvをあげている時間があるのであれば、可能な限りは戦闘で上げたいですね。連携の問題もありますが、やはり戦闘経験は大切ですからね。わらわがついて戦闘をしますので、危険は無いと思いますし、どうですか?』
「それなら問題ないか? すぐに出発できるわけじゃないし、ダンジョンに泊まり込むわけじゃないよな?海底ダンジョンは魔物が大きいからそれなりの広さがあるし、アーマータートルでも問題ないかな? もし狭かったら改造するから戻ってきた時に教えてくれ」
『了解しました!』
ダンジョン農園と湖は水中で繋がっているので、シエルはそのまま亀たちを連れて海底ダンジョンへ向かって行った。先頭が一番小さい亀の姿のシエルっていうのもシュールな気がする。
ピックアップした亀たちを召喚すると、シエルがそう念話を飛ばしてくる。ダマは器用に腹を抱えて笑っているけど、何かおかしかったか?
そんな風にダマの様子を見ていると、
『わらわは、一応亀に属する霊獣ではありますが、亀の事に詳しいわけでは無いのです。この獣が、獣に属する霊獣でも、他の獣に詳しいわけでは無いのと一緒で、そろそろ黙りなさい!』
そう言ってシエルは、腹を抱えて笑っているダマの尻尾に噛みつく。あまりに痛かったのか反撃に出るが、シエルは素早く甲羅にこもってしまい手が出せなくなる。小さい姿同士だとシエルの方が有利みたいだな。それにしても、最近シエルとダマのこんな様子をよく見る気がする。
「そうなんだ。シエルが従魔になったからか、色んな亀たちが召喚できるようになったから、何かアドバイスがあればと思ってシエルを呼んだんだけど、意味なかったか。まぁいいや。見た目からでも色々考えてみよう」
1匹目は、アーマータートル。とりあえず、デカい! とにかくデカい! 俺の身長が175センチメートル位だから、体高で目算3メートル近くある。幅も同じくらい3メートル位ある。見た目は半球状の甲羅を背負った亀という所だろうか?
で、特徴的なのは、剥き出しになっている手足や頭と尻尾が、甲羅のような素材で包まれている所だろう。アーマー、鎧の名にふさわしい防御力を持っていそうだ。
2匹目は、ヒールタートル。こいつはアーマータートルに比べれば小さいな。白い甲羅にうっすらピンク色がかかっている、綺麗なシルエットだ。大きさは大体50センチメートル位だろうか? 日本人が一般的に見る亀の基準からすると大きいのだが、呼んだ亀の中では一番小さかった。
3匹目は、ニンジャタートル。よかった、目に赤いハチマキのような物を着けていなかった。大きさは、ヒールタートルを2回り位大きくした感じかな? 大体80センチメートル位だろうか? これは狙っているのか、甲羅は平べったく体高は30センチメートル程で、真上から見ると手裏剣みたいな形をした甲羅なのだ。
手裏剣のように尖っている4ヵ所は、ちょうど手足が出てくる場所で、上からの攻撃はその甲羅ではじくため手足の守りが堅い気がする。
4匹目は、ジェットタートル。俺の予想では、ジェットの効果か何かで機動力の高い亀だと思っていたのだが、ジェットが出るであろう部分は、前を向いていたのだ。そこから水魔法を使うようで、遠距離攻撃主体の亀なようだ。大きさは大体1メートル程。
5匹目は、デッドリータートル。大きさは大体1.5メートル程。予想では、噛みつきとかが危険、デッドリーな亀だと思っていたのだが、これも違った。いや、口で攻撃するのはあってるにはあってるのだが、その攻撃方法が予想外だと言うべきだろうか?
口をパカッとあけて噛みつくと思いきや、何やら鋭い棘のような物を突き出したのだ。そしてすぐに口の中に戻っていった。後で確認すると、硬質化して攻撃する舌らしい。しかも舌の先から猛毒が出る。これは確かにデッドリーと言ってもおかしくないか?
「一応、亀でパーティーを組めるように召喚してみたけど、まさか全部そろうとは思わなかったな。ダマとシエルはどう思う?」
『そうですにゃ。この5匹の亀でもLv次第では十分に戦力になると思いますにゃ。自分でも水中の戦闘だと負けそうですにゃ』
『わらわは、水中という事を考えればベストだと思います。水中での遠距離物理攻撃は、距離に比例してダメージが減りますから、遠距離が水魔法というのはかなり高評価かと。それに、攻撃の中心となるデッドリータートルの毒は、毒耐性の少ない水の中の魔物には有効です』
「おぉ~水の中の魔物ってそういう特徴があるのか。今回の召喚も豪運先生達のおかげかな?」
その後、色々確認してみたが、陸上の動きは良くないが、水中の機動力はそれなりにあるようだ。それに嬉しい事に、シエルの指示をしっかりと理解するため、水中での連携がかなりすごい事になっていた。
魚人とは違う水中戦力を手に入れられた。なので、シエルを中心とした水中軍を創設する事にした。とはいえ、無制限に増やすわけでは無く、今回海に出る事と製塩所の規模を考えて、あまり多く召喚できない事を伝えている。
よし、後はシエルがどれだけ召喚するかを聞いてから、検討して召喚するだけだな。
しばらくシエルと亀が話し合っている姿を、ダマと一緒に見ていた。
『決まりました! アーマータートルは4匹、ヒールタートルも4匹、ニンジャタートルも4匹、ジェットタートルは8匹、デッドリータートルは12匹で、合計32匹にしようと思います。1チーム8匹の4チーム分の数でどうですか?』
「うん、悪くないんじゃないかな? 製塩所に4チームは多い気がするけど、邪魔をしないなら問題ないかな」
『あっ! 製塩所で待機する亀は、2か3チームにするつもりです。そこにいないチームは湖のフィールドダンジョンがある、あの島の護衛に行かせようと思っています』
「なるほど! それは良い考えだ。なら、もう1チーム分追加しよう。全部で5チーム40匹でいこう。製塩所に2チーム、島の拠点に3チームでいいだろ。島の方が多いと感じれば、休みか製塩所に回せば十分だしな」
こうして、亀の配置も決まったが、まだしなければいけない事がある。
「シエル、こいつらのレベルはDPで上げちゃった方がいいか? 一応戦闘させるべきか?」
『戦闘でLvをあげている時間があるのであれば、可能な限りは戦闘で上げたいですね。連携の問題もありますが、やはり戦闘経験は大切ですからね。わらわがついて戦闘をしますので、危険は無いと思いますし、どうですか?』
「それなら問題ないか? すぐに出発できるわけじゃないし、ダンジョンに泊まり込むわけじゃないよな?海底ダンジョンは魔物が大きいからそれなりの広さがあるし、アーマータートルでも問題ないかな? もし狭かったら改造するから戻ってきた時に教えてくれ」
『了解しました!』
ダンジョン農園と湖は水中で繋がっているので、シエルはそのまま亀たちを連れて海底ダンジョンへ向かって行った。先頭が一番小さい亀の姿のシエルっていうのもシュールな気がする。
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