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第928話 意外な所に島発見
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2日程その部屋に引きこもった俺は、何とか回復に成功して部屋から出る事ができた。
この2日間は、みんなにすべてを任せっきりだった。一応報告などは聞いていたけど、特に何もなかったので問題は無かったと思う。食事は、シルキーたちが俺の気持ちに合わせて、ジャンクフードを作ってくれていたのだ。
ハンバーガーも美味しかったし、ピザも美味しかったな。
「シュウ、やっと出てきたわね。あんなことでいちいち傷付かないでよ。2日間こっちは苦労したんだからね!」
カエデの一言に膝をつきかけるが何とかこらえた。追い打ちをかけるようなことは止めてくれ! 声を大にして言いたいが、それを言うとまた色々言われて、部屋に戻ってしまいそうだったので止めた。
「ごめん。でも、俺だってそういう事があるんだよ。でさ、シーワームが何回か襲ってきたこと以外は、特に何もなかった?」
「そうね~特になかったかしら? 魔物の襲撃は何度もあったみたいだけど、シーワーム以外は気付けなかったからね。気付いたら亀たちがドロップ品をもってくる感じだったわね」
「海ってもっと大きい魔物が多い気がしてるんだけど、そうでもないのかな?」
「魔物のサイズは分からないけど、この船だから沈んでないだけだよ。何度かこの船が揺れて、大きな音が聞こえたと思うけど、気付かなかったの?」
「何か揺れたなっていうのは気付いたけど、あの部屋に入ってると音には気付けないから。あの揺れって魔物がぶつかってたって事か、アダマンコーティングした船でよかった。木造船ならまず沈んでるな。鉄造船でも何度も体当たりしたら壊れるか?」
「あの部屋って、そんなに防音がすごいの? それに驚きだよ!」
リンドに呆れられてしまった。大工仕事も出来るリンドからしたら、そんな部屋を船の中に造る正気度が信じられないのだろう。あの部屋は無駄に凝って作ったからな。今回初めて使ったけどな!
「とりあえず、どこまで正確か分からないけど、この位の範囲は探したと思うわよ」
新しく作っている街からの距離を測る魔導具を使って九十九折に進んだのだろう、調べたであろう範囲が塗りつぶされていた。
「あれ? 思ったより進んでない? いや、これでも早い方か?」
船の速度を考えれば全然とは言わないが進んでいないと思うが、知らない海で探しながら進むんだったらこれでも早いのかな?と思ってしまうが、基準が分からないので判断ができなかった。
「とりあえず、島探しを続けようか!」
気合を入れなおすと同時にダマから念話が入る。
『主殿、バッハが島を発見したようです』
「どこら辺に見つけたって?」
『方角にすると、ここから北西の方らしいですね』
北西って言うと、俺達が探しそびれた場所だな。今いる位置がちょうど九十九折の最西端に当たる位置だったので、見つけられなかったのだろう。バッハ助かった!
「バッハ! 方角を指示してくれ!」
声を張り上げて、バッハに案内をしてもらう。たどり着いて思った事は、
「思っていた以上にデカいな」
少なくとも湖にある島の倍はあるのでは? と思うサイズの島の大きさだった。それに火山みたいなのがあるって聞いてたのに山がない! ってどういう事じゃ! ちょっとした森がある丘? みたいな感じなのだ。休火山とかいう落ちじゃないよな? フィールドダンジョンだからか?
「ご主人様、この島って私たちの住んでる島からどれくらい離れてるの?」
「ん? そういえばどの位離れてるんだろうな」
距離の分かる魔導具を見て、自分たちがいる場所を調べていく。
「えっ? あの大陸から、40キロメートル位しか離れてないぞ? 陸地に高い建物建てたらこの島みえるんじゃね?」
予想以上に近くてびっくりしたのだが、この位置をヴローツマインの南っていうのは、ちょっと勘弁してもらいたいな!
新しく街を作り始めた位置から西に100キロメートル程移動して、そこから南に40キロメートル位進んだ位置にこの島があったのだ。
「バッハ! ちょっと降りてきてくれ。俺を持ちあげれるか?」
『自分だけだと辛いって言ってますね。ハクさんにも手伝ってもらえれば大丈夫だと思うとの事です』
ハクも呼んで、俺を少し上に運んでもらう。100メートル程上空に上がって、大陸がある方を見ると陸地っぽいものが見えていた。こんなに近かったのか……
「でもさ、こうなると新しい街の位置って悪くないか?」
「そんなこと気にする必要ないでしょ? 一番近い所に中継点みたいなのを作ればいいと思うよ」
もう1個街みたいなのを作ればいいのか、ってそんな簡単に行くのか?
「シュウ、モーリスとテオに連絡しておくわね。道に関しては、土木組の娘たちがいるから問題ないでしょ」
俺がOKを出す前にカエデが2人に連絡していた。無駄に動きが早いぞ。
「まぁいい。この島にダンジョンアタック? するなら、あの島みたいに拠点を造らないとな、サイズはどうする?」
半分ほど独り言のつもりで話していたが、ピーチが
「移動手段はどうするんですか?」
と、聞いてきた。
「ん~そうだな。今回は距離もあるし、ダンジョンマスターのスキルで道を造ろうかなって考えてる。道って言っても、上を馬車、道の中を魔導列車でも走らせようかな? って思ったんだけどどうかな?」
「へ~それいいんじゃない? シュウの考えは、上を冒険者用、魔導列車が関係者用って感じでしょ?」
「シュウ君、それに他の皆も忘れてる事があるわよ。この島、フィールドダンジョンが使えるかもわからないのに、話を進めてもいいのですか?」
ミリーの言葉を聞いてみんなで、ハッとした顔をする。
「とりあえず、俺たちがゆっくりできるスペースがあればいいか?」
「ご主人様、それなら船があるんだから、いちいち拠点はいらなくない?」
シェリルの言葉で、何で俺たちは拠点を造る方向で進んでいるのか首をかしげてしまった。
「じゃぁ、船を泊められるようにして、そこから島に行けるようにしておけばいいか。亀たちは島の中には連れてけないから、ここの守りでいいよな?」
なんとなく話をまとめていく。
この2日間は、みんなにすべてを任せっきりだった。一応報告などは聞いていたけど、特に何もなかったので問題は無かったと思う。食事は、シルキーたちが俺の気持ちに合わせて、ジャンクフードを作ってくれていたのだ。
ハンバーガーも美味しかったし、ピザも美味しかったな。
「シュウ、やっと出てきたわね。あんなことでいちいち傷付かないでよ。2日間こっちは苦労したんだからね!」
カエデの一言に膝をつきかけるが何とかこらえた。追い打ちをかけるようなことは止めてくれ! 声を大にして言いたいが、それを言うとまた色々言われて、部屋に戻ってしまいそうだったので止めた。
「ごめん。でも、俺だってそういう事があるんだよ。でさ、シーワームが何回か襲ってきたこと以外は、特に何もなかった?」
「そうね~特になかったかしら? 魔物の襲撃は何度もあったみたいだけど、シーワーム以外は気付けなかったからね。気付いたら亀たちがドロップ品をもってくる感じだったわね」
「海ってもっと大きい魔物が多い気がしてるんだけど、そうでもないのかな?」
「魔物のサイズは分からないけど、この船だから沈んでないだけだよ。何度かこの船が揺れて、大きな音が聞こえたと思うけど、気付かなかったの?」
「何か揺れたなっていうのは気付いたけど、あの部屋に入ってると音には気付けないから。あの揺れって魔物がぶつかってたって事か、アダマンコーティングした船でよかった。木造船ならまず沈んでるな。鉄造船でも何度も体当たりしたら壊れるか?」
「あの部屋って、そんなに防音がすごいの? それに驚きだよ!」
リンドに呆れられてしまった。大工仕事も出来るリンドからしたら、そんな部屋を船の中に造る正気度が信じられないのだろう。あの部屋は無駄に凝って作ったからな。今回初めて使ったけどな!
「とりあえず、どこまで正確か分からないけど、この位の範囲は探したと思うわよ」
新しく作っている街からの距離を測る魔導具を使って九十九折に進んだのだろう、調べたであろう範囲が塗りつぶされていた。
「あれ? 思ったより進んでない? いや、これでも早い方か?」
船の速度を考えれば全然とは言わないが進んでいないと思うが、知らない海で探しながら進むんだったらこれでも早いのかな?と思ってしまうが、基準が分からないので判断ができなかった。
「とりあえず、島探しを続けようか!」
気合を入れなおすと同時にダマから念話が入る。
『主殿、バッハが島を発見したようです』
「どこら辺に見つけたって?」
『方角にすると、ここから北西の方らしいですね』
北西って言うと、俺達が探しそびれた場所だな。今いる位置がちょうど九十九折の最西端に当たる位置だったので、見つけられなかったのだろう。バッハ助かった!
「バッハ! 方角を指示してくれ!」
声を張り上げて、バッハに案内をしてもらう。たどり着いて思った事は、
「思っていた以上にデカいな」
少なくとも湖にある島の倍はあるのでは? と思うサイズの島の大きさだった。それに火山みたいなのがあるって聞いてたのに山がない! ってどういう事じゃ! ちょっとした森がある丘? みたいな感じなのだ。休火山とかいう落ちじゃないよな? フィールドダンジョンだからか?
「ご主人様、この島って私たちの住んでる島からどれくらい離れてるの?」
「ん? そういえばどの位離れてるんだろうな」
距離の分かる魔導具を見て、自分たちがいる場所を調べていく。
「えっ? あの大陸から、40キロメートル位しか離れてないぞ? 陸地に高い建物建てたらこの島みえるんじゃね?」
予想以上に近くてびっくりしたのだが、この位置をヴローツマインの南っていうのは、ちょっと勘弁してもらいたいな!
新しく街を作り始めた位置から西に100キロメートル程移動して、そこから南に40キロメートル位進んだ位置にこの島があったのだ。
「バッハ! ちょっと降りてきてくれ。俺を持ちあげれるか?」
『自分だけだと辛いって言ってますね。ハクさんにも手伝ってもらえれば大丈夫だと思うとの事です』
ハクも呼んで、俺を少し上に運んでもらう。100メートル程上空に上がって、大陸がある方を見ると陸地っぽいものが見えていた。こんなに近かったのか……
「でもさ、こうなると新しい街の位置って悪くないか?」
「そんなこと気にする必要ないでしょ? 一番近い所に中継点みたいなのを作ればいいと思うよ」
もう1個街みたいなのを作ればいいのか、ってそんな簡単に行くのか?
「シュウ、モーリスとテオに連絡しておくわね。道に関しては、土木組の娘たちがいるから問題ないでしょ」
俺がOKを出す前にカエデが2人に連絡していた。無駄に動きが早いぞ。
「まぁいい。この島にダンジョンアタック? するなら、あの島みたいに拠点を造らないとな、サイズはどうする?」
半分ほど独り言のつもりで話していたが、ピーチが
「移動手段はどうするんですか?」
と、聞いてきた。
「ん~そうだな。今回は距離もあるし、ダンジョンマスターのスキルで道を造ろうかなって考えてる。道って言っても、上を馬車、道の中を魔導列車でも走らせようかな? って思ったんだけどどうかな?」
「へ~それいいんじゃない? シュウの考えは、上を冒険者用、魔導列車が関係者用って感じでしょ?」
「シュウ君、それに他の皆も忘れてる事があるわよ。この島、フィールドダンジョンが使えるかもわからないのに、話を進めてもいいのですか?」
ミリーの言葉を聞いてみんなで、ハッとした顔をする。
「とりあえず、俺たちがゆっくりできるスペースがあればいいか?」
「ご主人様、それなら船があるんだから、いちいち拠点はいらなくない?」
シェリルの言葉で、何で俺たちは拠点を造る方向で進んでいるのか首をかしげてしまった。
「じゃぁ、船を泊められるようにして、そこから島に行けるようにしておけばいいか。亀たちは島の中には連れてけないから、ここの守りでいいよな?」
なんとなく話をまとめていく。
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