ダンマス(異端者)

AN@RCHY

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第1015話 次の日

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 食事を食べた後に部屋に戻りベッドに戻り……

「お前ら……」

 俺のベッドに隙間が無くなっていた。

「俺の寝る場所……」

 仕方が無いので、ベッドソファーをフラットにしてそこで寝る事にした。


 重い。そう思い目が覚めた。

「って、お前らか!」

 ベッドの上で寝ていた従魔たちが、俺を中心に団子状態になっていたのだ。レベルが上がってなかったら、確実に潰れていただろうな。それより、俺ってこんな状況で寝てたんだな。前にも同じような事あったような?

「起きろ!!」

 大声を出すと、ビクッとして跳ね起きる。ウゲッ! 誰だ俺の腹の上に手を置いて跳ね起きた奴。キョロキョロすると1匹だけ明後日の方向を向いている奴がいた。

「ギン! ちょっとこっち来い!」

 俺の腹の上に足を置いて跳ね起きた犯人を呼んで、ちょっと怒った。一応反省はしているようだったので、それ以上怒る事は止めた。

「みんな、昨日は心配してくれてありがとな」

 そう言うと、従魔たちに全方位からタックルを受けた。スライムたちは痛くなかったけど、クロとギンのタックルはめっちゃ痛かった。鼻先が脇腹に食い込んだからな。

 そういえば、俺が寝てからピーチはすぐに戻ったのかな? 従魔たちがいるから問題ないだろう? みたいな感じでさ。それはそれで、ちょっと寂しいな。

 と言うか、俺ってかなりの甘えん坊だな。自覚は無かったけど、1人でいるのは心細い。

「それはそうだと思いますよ。だってご主人様は、地球から知らない世界に飛ばされてきたんですから、私たちは奴隷でしたが、その中で知り合えた人たちがいて、お互いを支え合ってこれたりして、ご主人様に買ってもらえましたので、今はすごく幸せです」

「あれ、声に出してた?」

「そんな風に考えてるのかな? と思っただけです。良く寝れましたか?」

「あ~うん。よく寝れたよ。起きた時にピーチがいなかったのが不満だけどね。そういえば昨日、名前で呼んでくれてたのに、ご主人様にもどっちゃった?」

「あの時は名前で呼んだ方がいいかと思いまして、ゴニョゴニョゴニョ」

 何かピーチがもじもじしてて可愛いな、思わず抱き着いてしまった。ピーチは食事ができたので、呼びに来たようだった。

 食堂に入ると、妻たちに順々に抱き着かれて何事かと思ったんだけど、昨日の事を心配していたみたいで、みんなの気持ちがとても心地よかった。一人ひとりにお礼を言って、頬にキスをした。

 最後に、妊娠している3人が、優しく抱き着いてくれた。

「シュウ、今まで大変だったと思うけど、もう少し私たちを信用して。私たちにあなたの抱えているものを、少しでいいから肩代わりさせてよ。私たちは家族なんだからさ」

 無意識に抱え込んでしまっている事なのでよくわからないが、もう少しみんなの事を頼りにしよう。今まで頼っていなかったわけじゃないけど。

 スカーレットが出てきて、朝食を食べ始めた。

「ご主人様、今日はどうするの? また昨日の所に行くの?」

「あ~どうしよっかな。確かにあそこに行くと楽しくて、時間を忘れちゃうからな」

「え~私たちせっかく休みにしたのに、ご主人様! 行こうよ! 連れてって!」

 シェリル・イリア・ネルに体を揺さぶられてお願いされたので、今日も秘密基地パート2に行く事にした。本当は、2~3日のんびりしたかったんだけど、今は下手に暇な時間をとらない方がいいかと思いなおして連れて行く事にした。

 移動にはバッハを使い島まで移動をする。バッハもこの島に秘密基地を作る! とか言い出して、小さい体になって寝心地の良さそうな所を探していた。それって秘密基地じゃなくて、寝床探しじゃねえか? おそらく昼寝用の……

 中に入ると、すでに2人は活動を始めていた。話を聞くと、指令室そっちのけで、家具の選定と配置を考えて言い合っていたそうだ。男と女の感性が違うからなかなかまとまってない様子だったけど、部屋毎に担当を分けて配置してから意見を交換したようだ。

 綾乃のデザインした部屋は、女の子っぽいのをイメージしていたが、シックに決まっており無駄なものが一切表に見えないようになっていた。シンプルと言えばシンプルなのだが、シンプルとは何か違う気がする。

 見て一言いってしまった。

「自分の部屋は片付けられないのに、デザインさせると綺麗なんだな」

 そう言うと、全力で頭をハリセンで叩かれた。どこに持ってたし。まぁ、めちゃ〇ケのハリセンじゃないので、全力だったとしてもそこまで痛くないのだが、ハリセンっていい音がするんだな。と、ズレた事を考えていた。

「「「綾乃お姉ちゃん!」」」

 そうすると、ついてきた3人が綾乃に噛み付いて怒り始めたので、音の割にいたくないから大丈夫だと3人をあやしたが、3人が怒っていたのは、俺の頭を叩いた事じゃなくて、部屋を綺麗に片付けられない事に対してだったので、俺の援護は何の意味もなさなかった。

 綾乃は、年下に正座をさせられて説教をされているので、触らぬ神に祟りなしと言う事で、バザールと戦略的撤退を選択して、2人で指令室の設計を始める。

 まぁ俺はアドバイザー役みたいなもので、バザールが規格に合わない設計をした時に突っ込む役割で一緒にいる感じだ。

 なので、バザールが設計している間は、携帯ゲーム機で遊んだりブッ君で小説を読んだりしていた。

 ちなみに綾乃がこっちに来たのは、俺たちが昼飯を食べている時に、生まれたての小鹿のように足をプルプルさせて俺たちの所に来た。説教をしていた3人は、俺の近くを離れてしまった事を謝っていたが、俺の監視役としてきたわけでは無いので特に問題なかった。

 問題があるとすれば、監視役で来ているはずのダマが昼寝をしていた事だろう。その姿を見つかったダマは、3人に午後説教を受けてたけどな。解放されたダマも何故か、生まれたての小鹿のように足がプルプルしていた。どうしてだ?

 今日1日で指令室の作成は終わったが、無難なところに落ち着いた。
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