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第1081話 ビックリした
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「ご主人様!?」
慌てて俺の作業スペースに駆け込んできたブラウニーが、そう言いながら俺に跳び付いてきた。
「ブラウニー、落ち着け! 何があった?」
このブラウニーの慌てぶりを見るに、何かあった事は間違いない。なので、落ち着くように促してから何があったか聞く。
「ミリー様のお子様が!?」
ミリーの娘……ミーシャに何かがあったのか? その瞬間に全身から殺気にも見た気配があふれ出した。この日、シュウが殺気を漏らした時間、工房から200メートル以内では、よくわからない寒気に襲われた人間が多数いたとかいないとか。
「ミーシャ様が! ハイハイをされたそうです!」
はぁ? ミーシャがハイハイした? マジか! 俺の殺気に気付いたバザールが、慌てた様子で俺の作業スペースにやって来た。ちなみに綾乃は、何か寒気がするな? 昨日の夜更かしが悪かったのかな? みたいな事を思って、作業を続けていたらしい。
「バザール! 俺、一旦家に帰ってくる! ミーシャがハイハイをしたみたいなんだ!」
それを聞いたバザールは「あっ! はい」とだけ答えて、俺を見送ってくれた。その後ろからブラウニーがなんか言っている声が聞こえたが、何を言っているか分からなかったので無視した。
工房から直接、魔導列車の準備されていたホームに向かった。俺が来ることが分かっていたのか、出発準備が終わっておりすぐに魔導列車が出発した。
「ミーシャ!」
ドタバタ走って娘達の部屋の扉を勢い良く開けて、ハリセンで顔面を叩かれてひっくり返った。
「ご主人様、うるさいです」
実に寒気のする笑顔で、俺の事を見降ろしているスカーレットが、そう言い放ち俺を強制的にクールダウンさせる。
「あっ、すいません」
条件反射でDOGEZAをしていた。
「じゃなくて、ミーシャがハイハイしたって聞いて、慌てて帰って来たんだけど……」
ミーシャはいつものように、仰向けになって手足をバタバタさせて、猫やケットシーたちと遊んでいた。あれ? ハイハイは?
「慌てるのも分かりますが、少しハイハイしただけなので、帰ってくる必要も無かったと思いますが?」
少しだけ? あっ! 魔導列車に向かって走っている時に、ブラウニーの声が後ろでしたのってこの事を伝えるためか? でも、少しだけハイハイしたってわかれば結果は同じか。
「食事の後に、ミリー様を追うような形で5~6歩ほどハイハイされました。その様子は、食事の後だった事と近くに母親や私たちがいたので、映像は残っていませんが」
それを聞いた瞬間、血の涙を流すかと思う程悔しい思いをした。ディストピアはエリア掌握しているが、地上の部分はダンジョンじゃないので、スキルで過去を見れないんだよね。くそう……
「首が座っているので、ハイハイしてもおかしくないと思ってたけど、食事の後に私を追いかけてくるとは思ってなかったよ」
ミリーにとっても突然だったので、カメラも準備できなかったようだ。それにしても、獣人の赤ちゃんの成長ってやっぱり早いんだな。
しばらくすると、ミーシャが泣きだした。どうやら猫たちが気付く前に、排便をして泣いてしまったようだ。例の如くおれは部屋から追い出されて、外で待機する事になった。一緒に、スミレやブルムのオムツも交換する様だ。
あ、オムツは日本製の使い捨てを大量に召喚している。お尻を綺麗にするティッシュなども過剰なほどに召喚しており、娘たちの部屋に置いてある収納の箱に詰め込んである。もちろん、母親の3人の収納の腕輪の中や、ブラウニーとシルキーのメイドの嗜みの中にも大量に入っている。
数だけで言えば、後5人が産まれても問題ない位の量が年齢別に入っている。やり過ぎだと怒られたが、かまわん!
オムツを交換した後に、ミーシャをハイハイさせてみようとミリーが試みたが、やっぱりハイハイする事は無かった、残念。リンドやカエデはちょうど授乳中だったので、ミーシャがハイハイした所は見れていなかったそうだ。
そりゃそうだな、自分たちの娘とは言え授乳を中断してまで見るわけにはいかないもんな。
「今日はもうハイハイしないかもな、仕事に戻るわ」
ミーシャの雄姿を見る事が出来なかったのは残念だが、俺たちの都合でミーシャに強要するのも違うので、今度の機会に見せてくれることを祈ろう。
しょげて工房に戻ると、何かを察知してくれたバザールが優しく肩を叩いて、
「よくわかるでござるよ。忙しくて牛たちの出産に立ち会えなかった時に、そんな感じになるでござる!」
一緒にしてほしくない! と思うが、大切に育てている牛たちの出産に立ち会えなかったバザールも、こんな感じだという事か? なんか複雑だな。
「そういえばさ、バザールはスケルトンたちが使う農具を作ったって聞いたけど、綾乃が何を作ったか知ってるか?」
「聞いてないでござるか? 綾乃殿は自分で作った、歯医者用のドリルみたいなのを使って、アクセサリーを作っていたでござるよ。シルバーリングを作ってから、複雑な模様をつけていたみたいでござる。他にも自分で買った宝石に模様を入れて見たりしていたでござる」
へ~アクセサリーなんか作ってるのか?
「自分で使うならクリエイトゴーレムで、作ればいいんじゃないか?」
「どうやら違うようでござるよ。自分でも使うでござるが、ディストピアで流行らせようとしているでござる。それに、綾乃殿だとあそこまで細かい模様はつけられないでござるよ。もちろん自分でもあそこまで細かいのは無理でござるな」
そこまで細かい模様をつけてるのか、今度見せてもらおう。
特にめぼしいことも無く、1週間が過ぎた。ゴーストタウンのダンジョンでは、今週1週間で8人の冒険者が亡くなったそうだ。普段が2~3人だったのに対して、8人なので3倍くらいの冒険者が亡くなったようだ。
報告によると、無謀にも敵に挑んで亡くなったそうなので、自分の実力にあわない冒険をしてしまったという事だろう。ディストピアの冒険者に見張らせていた、鉄鉱石とクリアメタルのエリアでの被害は、4人もいたそうだ。
結構なケガ人が出たそうだが、この位は普通だと言っていた。亡くなった4人はよそから来た冒険者で無謀に突っ込んで、7人パーティーが半壊して近くにいた冒険者が助けた形だったとか。
ポーション類も豊富なゴーストタウンは元々ケガで死ぬ事はあまりないので、冒険者ギルドでは苦い顔をしていた。
残りの4人の内2人も、他所からの冒険者だったそうだ。残りの2人は、残念ながらゴーストタウンの冒険者だったそうだ。
まぁこの程度で済んで良かったかもな。
週が明けて仕事始めの1日。自分の作業スペースで行動を開始しようと思ったら、
ブラウニーが慌てた様子で俺に駆け寄ってきた!?
デジャヴュ……
慌てて俺の作業スペースに駆け込んできたブラウニーが、そう言いながら俺に跳び付いてきた。
「ブラウニー、落ち着け! 何があった?」
このブラウニーの慌てぶりを見るに、何かあった事は間違いない。なので、落ち着くように促してから何があったか聞く。
「ミリー様のお子様が!?」
ミリーの娘……ミーシャに何かがあったのか? その瞬間に全身から殺気にも見た気配があふれ出した。この日、シュウが殺気を漏らした時間、工房から200メートル以内では、よくわからない寒気に襲われた人間が多数いたとかいないとか。
「ミーシャ様が! ハイハイをされたそうです!」
はぁ? ミーシャがハイハイした? マジか! 俺の殺気に気付いたバザールが、慌てた様子で俺の作業スペースにやって来た。ちなみに綾乃は、何か寒気がするな? 昨日の夜更かしが悪かったのかな? みたいな事を思って、作業を続けていたらしい。
「バザール! 俺、一旦家に帰ってくる! ミーシャがハイハイをしたみたいなんだ!」
それを聞いたバザールは「あっ! はい」とだけ答えて、俺を見送ってくれた。その後ろからブラウニーがなんか言っている声が聞こえたが、何を言っているか分からなかったので無視した。
工房から直接、魔導列車の準備されていたホームに向かった。俺が来ることが分かっていたのか、出発準備が終わっておりすぐに魔導列車が出発した。
「ミーシャ!」
ドタバタ走って娘達の部屋の扉を勢い良く開けて、ハリセンで顔面を叩かれてひっくり返った。
「ご主人様、うるさいです」
実に寒気のする笑顔で、俺の事を見降ろしているスカーレットが、そう言い放ち俺を強制的にクールダウンさせる。
「あっ、すいません」
条件反射でDOGEZAをしていた。
「じゃなくて、ミーシャがハイハイしたって聞いて、慌てて帰って来たんだけど……」
ミーシャはいつものように、仰向けになって手足をバタバタさせて、猫やケットシーたちと遊んでいた。あれ? ハイハイは?
「慌てるのも分かりますが、少しハイハイしただけなので、帰ってくる必要も無かったと思いますが?」
少しだけ? あっ! 魔導列車に向かって走っている時に、ブラウニーの声が後ろでしたのってこの事を伝えるためか? でも、少しだけハイハイしたってわかれば結果は同じか。
「食事の後に、ミリー様を追うような形で5~6歩ほどハイハイされました。その様子は、食事の後だった事と近くに母親や私たちがいたので、映像は残っていませんが」
それを聞いた瞬間、血の涙を流すかと思う程悔しい思いをした。ディストピアはエリア掌握しているが、地上の部分はダンジョンじゃないので、スキルで過去を見れないんだよね。くそう……
「首が座っているので、ハイハイしてもおかしくないと思ってたけど、食事の後に私を追いかけてくるとは思ってなかったよ」
ミリーにとっても突然だったので、カメラも準備できなかったようだ。それにしても、獣人の赤ちゃんの成長ってやっぱり早いんだな。
しばらくすると、ミーシャが泣きだした。どうやら猫たちが気付く前に、排便をして泣いてしまったようだ。例の如くおれは部屋から追い出されて、外で待機する事になった。一緒に、スミレやブルムのオムツも交換する様だ。
あ、オムツは日本製の使い捨てを大量に召喚している。お尻を綺麗にするティッシュなども過剰なほどに召喚しており、娘たちの部屋に置いてある収納の箱に詰め込んである。もちろん、母親の3人の収納の腕輪の中や、ブラウニーとシルキーのメイドの嗜みの中にも大量に入っている。
数だけで言えば、後5人が産まれても問題ない位の量が年齢別に入っている。やり過ぎだと怒られたが、かまわん!
オムツを交換した後に、ミーシャをハイハイさせてみようとミリーが試みたが、やっぱりハイハイする事は無かった、残念。リンドやカエデはちょうど授乳中だったので、ミーシャがハイハイした所は見れていなかったそうだ。
そりゃそうだな、自分たちの娘とは言え授乳を中断してまで見るわけにはいかないもんな。
「今日はもうハイハイしないかもな、仕事に戻るわ」
ミーシャの雄姿を見る事が出来なかったのは残念だが、俺たちの都合でミーシャに強要するのも違うので、今度の機会に見せてくれることを祈ろう。
しょげて工房に戻ると、何かを察知してくれたバザールが優しく肩を叩いて、
「よくわかるでござるよ。忙しくて牛たちの出産に立ち会えなかった時に、そんな感じになるでござる!」
一緒にしてほしくない! と思うが、大切に育てている牛たちの出産に立ち会えなかったバザールも、こんな感じだという事か? なんか複雑だな。
「そういえばさ、バザールはスケルトンたちが使う農具を作ったって聞いたけど、綾乃が何を作ったか知ってるか?」
「聞いてないでござるか? 綾乃殿は自分で作った、歯医者用のドリルみたいなのを使って、アクセサリーを作っていたでござるよ。シルバーリングを作ってから、複雑な模様をつけていたみたいでござる。他にも自分で買った宝石に模様を入れて見たりしていたでござる」
へ~アクセサリーなんか作ってるのか?
「自分で使うならクリエイトゴーレムで、作ればいいんじゃないか?」
「どうやら違うようでござるよ。自分でも使うでござるが、ディストピアで流行らせようとしているでござる。それに、綾乃殿だとあそこまで細かい模様はつけられないでござるよ。もちろん自分でもあそこまで細かいのは無理でござるな」
そこまで細かい模様をつけてるのか、今度見せてもらおう。
特にめぼしいことも無く、1週間が過ぎた。ゴーストタウンのダンジョンでは、今週1週間で8人の冒険者が亡くなったそうだ。普段が2~3人だったのに対して、8人なので3倍くらいの冒険者が亡くなったようだ。
報告によると、無謀にも敵に挑んで亡くなったそうなので、自分の実力にあわない冒険をしてしまったという事だろう。ディストピアの冒険者に見張らせていた、鉄鉱石とクリアメタルのエリアでの被害は、4人もいたそうだ。
結構なケガ人が出たそうだが、この位は普通だと言っていた。亡くなった4人はよそから来た冒険者で無謀に突っ込んで、7人パーティーが半壊して近くにいた冒険者が助けた形だったとか。
ポーション類も豊富なゴーストタウンは元々ケガで死ぬ事はあまりないので、冒険者ギルドでは苦い顔をしていた。
残りの4人の内2人も、他所からの冒険者だったそうだ。残りの2人は、残念ながらゴーストタウンの冒険者だったそうだ。
まぁこの程度で済んで良かったかもな。
週が明けて仕事始めの1日。自分の作業スペースで行動を開始しようと思ったら、
ブラウニーが慌てた様子で俺に駆け寄ってきた!?
デジャヴュ……
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