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第1313話 なんだこれ?
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バザールがグレイプニルを試す前に、超感覚なのか、それ以外なのかを検証するべきか?
「バザール、一旦グレイプニルは中止。その前に調べてほしい事がある」
「ん? 何でござるか?」
綾乃と相談していた事をバザールに伝えると、
「なる程でござる。確かにあの死角からの攻撃に対応するには、超感覚や念話、視覚共有でもできないと厳しいでござるな。ということは、視界を塞いでからのサイレントアタックでござるか?」
「別にサイレントじゃなくてもいいだろ。音でも感覚でも、勇者の超感覚かどうかは分かるからな。全員の視界を奪ってからの攻撃で少なくとも、超感覚なのかそうじゃないかがわかる」
「了解でござる!」
バザールが黙って、スケルトンに指示を出しているようだ。
「綾乃、一旦ゴーレムは邪魔にならないように下げてくれ」
「了解。シュウはどれだと思う?」
「個人的には超感覚であってほしいかな?」
「ん? なんで?」
「念話だったら、普通の会話と変わらないだろ? それで攻撃を防げるとなったら、俺より反射神経がいいと思う。意識同調の場合なら、複数人と共有して正確な情報をつかみ取ってるって事だろ? 視覚共有なら、俺らと頭の作りが違う事になるんだぜ? もし3つの内どれかだったらバケモンだと思う」
「言われてみればそうね。って、私から見ればシュウもバケモノじみていると思うけどね」
「そりゃそうだろ。DPで体を作り変えたんだから、少なくとも普通の人間とは言い難いな。だけど、その人外がヤバいって言うんだから、もしその3つの内どれかだったら本当にバケモノだと思うぞ」
「本当にそう思う? 超感覚でなければ、視覚さえ塞いでしまえばグレイプニルで捕縛できるはずよ」
「あ~そっか。戦う前提で考えたらバケモノだけど、スケルトンに任せる分には脅威じゃなくなるか? そう考えると、超感覚じゃない方がありがたいか?」
俺らがそんな事を話している内に、バザールが準備を終えたようだ。
3匹のスケルトンが魔法を使った。火を勇者の上に撃ち出し、大爆発をさせる。
3パーティーとも水魔法によって防御するが、視界を奪われている状態だ。そこに弓使いが矢を撃ち込む。
水魔法の防御を突き抜けて勇者に迫る。間一髪気付いた男勇者2人は何とか回避した。
「超感覚では無いな。視界を奪われていたとはいえ、正面からの攻撃を辛うじて回避したって事は、そう言う事だろう」
「だとしたら、視覚共有の可能性が高いのかな?」
「拙者は、視覚共有の線を推すでござる。だって、自分だってできているでござるからな」
「お前は人間じゃねーだろ! アンデッドでしかもノーライフキングだ! そもそも脳みそなんかないだろうが!」
「む? そうでござった。最近は、人に囲まれて人の姿にもなれるでござるから、人間だと勘違いしていたでござる!」
「元人間だけどね。シュウ、殺さずに捕まえるの?」
「そのまま出て行っても話し合いは出来ないから、倒す方向で考えていたけど、捕獲できるなら話し合い位はしてみようかと思う。もしダメなら、殺すしかないかな? もしあいつらが納得しないまま解放したら、俺の街が破壊対象になる可能性だってあるわけだし、情けはかけれないね」
「表面上納得した風に装ってたらどうするの?」
「そこは、奴隷の首輪を使おうかと思っている。あれなら嘘を付けないようにするだけなら簡単だしね。無効化されるような加護があったらどうしようもないから、【トゥルーオアフォールス】も同じか?」
「まぁいいわ。後悔の無いようにだけはしてね」
綾乃がお姉さんっぽく見えた。
「いてっ! なんで叩くんだよ!」
「何か失礼な事考えてたでしょ? だから叩いた」
なんていう勘の鋭さだ! 妻たちにも考えている事がバレバレって言われる事があるけど、そんなに分かりやすいか?
「で、どうするでござる? 捕まえるでござるか?」
「そうだな。もう一度視覚を塞いでから、捕らえよう。1人はグレイプニルが足りないけど、大丈夫だよな?」
「勇者じゃなければ問題ないでござるな。特に男勇者の後衛の魔法使いであれば、捕らえるのは楽でござるな」
グレイプニルで、複数人捕まえる事は出来るが、スケルトンにいきなり実践させるのは無理があるので、1匹1人ずつの捕縛にしている。
「よろしく頼む」
バザールは黙って準備を始めた。
「ねぇシュウ、これって音声を拾う事出来ないの?」
「マイク持ちの誰かがいれば無理じゃないとは思うけど、戦闘中の奴に付けてたら風の音とか色々うるさいと思うぞ? 準備するにしても今回は時間が無かったしな」
「ちょこちょこ会話している内容が気になるんだよね。何とかしてくんない?」
「お前も自分で何か考えろや!」
そんなやり取りをしていたら、バザールがまた同じように視界を塞いでいた。
俺達はユグドラシルの感覚で捕えている映像を見ているので、視界が塞がれても問題は無いのだが、アンデッド、特にスケルトンってどうやって相手の事を把握してるんだろ? 昔に聞いた覚えがあるような無いような?
「おぉ、全員捕まえたな。話し合いをするか」
「どうやって?」
…………
「考えてなかったのね。ドッペルで行ってくれば? 勇者は全員捕えているし、護衛は沢山いるからお嫁さんたちに文句は言われないでしょ?」
「それもそうだな。行ってくるわ」
庁舎に置いてあるドッペルに意識を移して移動する。グリエルに途中であったので、移動用にエメラルドドラゴンを借りる事を伝えた。
もともとは俺が貸し出しているモノという事になっているので、問題なかった。
こいつ、めっちゃ速いな。5分もしない内に到着した。
「じゃぁ、庁舎に戻っておいていいよ。帰りはワイバーンにでも頼むから、ありがとね」
そう言って勇者から500メートル程離れた所に降ろしてもらう。そこから走り抜け勇者の前に到着する。
うわ、めっちゃ睨まれてる。
「えっと、君たちは、神に何か言われてきたのかな?」
「お前がダンジョンマスターのシュウか?」
「そうだよ。俺がダンジョンマスターのシュウだ。お前らと同じで、神に無理やり連れてこられた1人だ」
「あやめ、さとし! ここなら届く!」
次の瞬間、視界が真っ白になった。
「バザール、一旦グレイプニルは中止。その前に調べてほしい事がある」
「ん? 何でござるか?」
綾乃と相談していた事をバザールに伝えると、
「なる程でござる。確かにあの死角からの攻撃に対応するには、超感覚や念話、視覚共有でもできないと厳しいでござるな。ということは、視界を塞いでからのサイレントアタックでござるか?」
「別にサイレントじゃなくてもいいだろ。音でも感覚でも、勇者の超感覚かどうかは分かるからな。全員の視界を奪ってからの攻撃で少なくとも、超感覚なのかそうじゃないかがわかる」
「了解でござる!」
バザールが黙って、スケルトンに指示を出しているようだ。
「綾乃、一旦ゴーレムは邪魔にならないように下げてくれ」
「了解。シュウはどれだと思う?」
「個人的には超感覚であってほしいかな?」
「ん? なんで?」
「念話だったら、普通の会話と変わらないだろ? それで攻撃を防げるとなったら、俺より反射神経がいいと思う。意識同調の場合なら、複数人と共有して正確な情報をつかみ取ってるって事だろ? 視覚共有なら、俺らと頭の作りが違う事になるんだぜ? もし3つの内どれかだったらバケモンだと思う」
「言われてみればそうね。って、私から見ればシュウもバケモノじみていると思うけどね」
「そりゃそうだろ。DPで体を作り変えたんだから、少なくとも普通の人間とは言い難いな。だけど、その人外がヤバいって言うんだから、もしその3つの内どれかだったら本当にバケモノだと思うぞ」
「本当にそう思う? 超感覚でなければ、視覚さえ塞いでしまえばグレイプニルで捕縛できるはずよ」
「あ~そっか。戦う前提で考えたらバケモノだけど、スケルトンに任せる分には脅威じゃなくなるか? そう考えると、超感覚じゃない方がありがたいか?」
俺らがそんな事を話している内に、バザールが準備を終えたようだ。
3匹のスケルトンが魔法を使った。火を勇者の上に撃ち出し、大爆発をさせる。
3パーティーとも水魔法によって防御するが、視界を奪われている状態だ。そこに弓使いが矢を撃ち込む。
水魔法の防御を突き抜けて勇者に迫る。間一髪気付いた男勇者2人は何とか回避した。
「超感覚では無いな。視界を奪われていたとはいえ、正面からの攻撃を辛うじて回避したって事は、そう言う事だろう」
「だとしたら、視覚共有の可能性が高いのかな?」
「拙者は、視覚共有の線を推すでござる。だって、自分だってできているでござるからな」
「お前は人間じゃねーだろ! アンデッドでしかもノーライフキングだ! そもそも脳みそなんかないだろうが!」
「む? そうでござった。最近は、人に囲まれて人の姿にもなれるでござるから、人間だと勘違いしていたでござる!」
「元人間だけどね。シュウ、殺さずに捕まえるの?」
「そのまま出て行っても話し合いは出来ないから、倒す方向で考えていたけど、捕獲できるなら話し合い位はしてみようかと思う。もしダメなら、殺すしかないかな? もしあいつらが納得しないまま解放したら、俺の街が破壊対象になる可能性だってあるわけだし、情けはかけれないね」
「表面上納得した風に装ってたらどうするの?」
「そこは、奴隷の首輪を使おうかと思っている。あれなら嘘を付けないようにするだけなら簡単だしね。無効化されるような加護があったらどうしようもないから、【トゥルーオアフォールス】も同じか?」
「まぁいいわ。後悔の無いようにだけはしてね」
綾乃がお姉さんっぽく見えた。
「いてっ! なんで叩くんだよ!」
「何か失礼な事考えてたでしょ? だから叩いた」
なんていう勘の鋭さだ! 妻たちにも考えている事がバレバレって言われる事があるけど、そんなに分かりやすいか?
「で、どうするでござる? 捕まえるでござるか?」
「そうだな。もう一度視覚を塞いでから、捕らえよう。1人はグレイプニルが足りないけど、大丈夫だよな?」
「勇者じゃなければ問題ないでござるな。特に男勇者の後衛の魔法使いであれば、捕らえるのは楽でござるな」
グレイプニルで、複数人捕まえる事は出来るが、スケルトンにいきなり実践させるのは無理があるので、1匹1人ずつの捕縛にしている。
「よろしく頼む」
バザールは黙って準備を始めた。
「ねぇシュウ、これって音声を拾う事出来ないの?」
「マイク持ちの誰かがいれば無理じゃないとは思うけど、戦闘中の奴に付けてたら風の音とか色々うるさいと思うぞ? 準備するにしても今回は時間が無かったしな」
「ちょこちょこ会話している内容が気になるんだよね。何とかしてくんない?」
「お前も自分で何か考えろや!」
そんなやり取りをしていたら、バザールがまた同じように視界を塞いでいた。
俺達はユグドラシルの感覚で捕えている映像を見ているので、視界が塞がれても問題は無いのだが、アンデッド、特にスケルトンってどうやって相手の事を把握してるんだろ? 昔に聞いた覚えがあるような無いような?
「おぉ、全員捕まえたな。話し合いをするか」
「どうやって?」
…………
「考えてなかったのね。ドッペルで行ってくれば? 勇者は全員捕えているし、護衛は沢山いるからお嫁さんたちに文句は言われないでしょ?」
「それもそうだな。行ってくるわ」
庁舎に置いてあるドッペルに意識を移して移動する。グリエルに途中であったので、移動用にエメラルドドラゴンを借りる事を伝えた。
もともとは俺が貸し出しているモノという事になっているので、問題なかった。
こいつ、めっちゃ速いな。5分もしない内に到着した。
「じゃぁ、庁舎に戻っておいていいよ。帰りはワイバーンにでも頼むから、ありがとね」
そう言って勇者から500メートル程離れた所に降ろしてもらう。そこから走り抜け勇者の前に到着する。
うわ、めっちゃ睨まれてる。
「えっと、君たちは、神に何か言われてきたのかな?」
「お前がダンジョンマスターのシュウか?」
「そうだよ。俺がダンジョンマスターのシュウだ。お前らと同じで、神に無理やり連れてこられた1人だ」
「あやめ、さとし! ここなら届く!」
次の瞬間、視界が真っ白になった。
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