1,362 / 2,518
第1362話 平和
しおりを挟む
結局、ウルが俺にくっついて寝ていた理由は分からず。本人に直接聞くのもあれだったので、ミーシャたちに聞いてみたのだが、
「みんな仲良し!」
「みんな大好き!」
「とーたん大好き!」
と、自分たちの気持ちを言うだけで、肝心なウルの気持ちを教えてくれる娘はいなかった。分からなくても一緒に寝てくれた。その事実があるので、嫌われていないことは間違いないのだ!
それだけでも嬉しい。心の距離を縮めるのは後でも問題ないしな。
もちろん個々に気持ちを伝えてきたミーシャたちには、抱きついたりほっぺたにチューをしたりしてやった。めっちゃ喜んでいたけど、どんな愛情表現かと思ったが本人たちは真似をしているだけだった。
初めてやられた時は、猫みたいに止めてくれと訴えているのかと思ったが、クロやギンがやるあまがみ……かまってくれ! と言う意味だったらしい。直接本人たちに聞いたからな、他の人にはしないように言い聞かせておいた。
ディストピアに帰ってきてから1週間、日常に帰ってきた気がするな。帝国の一部と戦争していたから殺伐としていたが、ここに帰ってきてからは面倒な事務仕事の後に、農業エリアに行ったり家畜エリアに行ったり海産物エリアに行ったり、と穏やかだからな。
あ、帝国との戦争で何もしていなかったじゃん! とか言う苦情は受け付けませんよ。戦争以外、一番大変だったのは、屑共への対処でしたからな!
んっ? そこの人、放置していただけとか言わないの! きちんと兵士たちのために牢屋や防音設備、汚物処理等々、頑張って手を回していたんだぞ!
って、誰に言ってるんだ、俺?
強くなったときは何かと戦いたいと思ったけど、今はわざわざ力を誇示する必要性を感じないな。
力を持つとそれを使いたいと思う人間が多いと聞くけど、俺はマイノリティーな方なのだろうか? 平和が一番である。
その平和を脅かす者たちがいれば、力を行使するのに躊躇わないくらいには暴力になれている。
娘たちは可愛いし、養子として引き取ったウルはお姉ちゃんとして便りになるしおまけにかわいい! 無理する傾向があるから、しっかりと看ておかないとな。
おそらくここら辺も影響してあるんだろうな。娘たちが生まれてからは、妻たちだかだったときより殺した相手にも家族がいるのだろう、と思うことが多くなった。
だからと言って、手を抜いたりすることはない。もし死んでほしくないやであれば、戦場に送り出すのではなく必死に止めるべきなのだ。俺の妻たちみたいにな。
戦場に送り出す。頑張ってと言う……それは、相手の兵士を殺してこいということだ。殺されないと思うのは自由だが、殺されて恨むのは筋違いだと俺は考えている。
感情は別かも知れないが、そんなことは関係ない。戦場にでた奴が悪い。
俺の場合は、安全に安全を期してマージンを必要以上にとっているので同列に語れないが、戦場にでてきた以上、等しく死神の鎌が首を狙っている。
安全な後方で指示を出している害虫には、虫酸が走るけどな。あいつらは死の覚悟すらせずに、兵士たちに死んでこいって言うだけだからな。
話が盛大に逸れたな。
何が言いたいのかといえば、娘も妻たちもみんな可愛い! 戦争は無駄ばかりで人が死ぬ。平和が一番だ!
戦争に費やす労力を開拓に回せば、それだけで豊かになる可能性があるのにバカらしい。開拓できる場所や街を広げるスペースが、そこら中にあるのにな。畑を広げて簡易的な壁を作れば、食に余裕だって出来るかもしれない。
なのに政治の中の交渉で、一番非効率の方法を選択するのは何故なのだろうか?
考えても無駄なので、そこで思考を止めた。
少し根を詰めすぎたかな? 今日の報告書はいつもに比べて多かったからな。
窓の外に見える大きな湖。これって本当に湖って言っていいのだろうか? 地下とはいえ海と繋がっているし塩水なのだから、海と呼んでいいのではないだろうか?
無駄な事を考えないように思考を止めたのに、すぐに次の思考を開始していた。
30分くらい悩んでから、辞書を調べてみる事にした。
海とは、地球上の陸地以外の部分で、海水に満たされたところ。ということらしい。
海水とは何ぞ? 海水は、塩(ナトリウムイオンと塩素イオン)を主成分とするミネラルなどが、おおむね濃度3%台で水に溶け込んでいる物のことらしい。
なんというか塩水みたいな事が書いてあるかと思ったが、辞書ではそんな適当な説明はしないようだ。
1つ分かったことといえば、この湖は海と呼んでいい成分がしっかりと含まれているということだ。
湖海……こかい? みずうみうみ? みずうみかい? こうみ?
名前を決めていないことに気付いて、湖と海を繋げて読み方を考えてみたが、しっくりとこねえな! そのまま「みずうみ」でいいんじゃね? とか思ってしまった。
結局何も決めずに考える事を止めた。どうせ名前を決めても呼ぶ人がいなければ、決めた所で意味がないからな。
こんな適当な事をしていても問題ないのは、しっかりとディストピアや俺が得た街をしっかりと管理してくれているグリエルとガリアがいるからな。ゼニスも商会をまとめて諜報員を送り出しているし、財務系もすべてやってくれているからな。
あ、商会の中に諜報員がいるのは、俺が商会を乗っとるかたちでゲットしてから結構早い段階で派遣されていた。
治療院や孤児院を併設すると決まった段階で、一緒に送り出されていた。こいつらに関して知らされたのは、しっかりと結果を残してから報告が上がってきたときだ。
もし俺がそういったことはなしだ! と言っても実際に成果をあげていれば、なしくずし的に許可が降りると考えていたらしい。
情報は大切だからな。しかも平和的に手に入れているのであれば、特に文句はない。相手が非合法な方法で攻めてきたなら、それ相応の対応で十分だろう。それが拷問だったとしてもな。
後、明らかに犯罪を犯しており放って置けないレベルであれば、こちらも手加減は無しで対応している。
改めて考えると、俺を支えてくれている中心にいる4人は本当に有能だよな。グリエル、ガリア、ゼニス、レイリー……いずれも替えがきかない人材だな。
今度、何かサプライズでもしてみようかな?
「みんな仲良し!」
「みんな大好き!」
「とーたん大好き!」
と、自分たちの気持ちを言うだけで、肝心なウルの気持ちを教えてくれる娘はいなかった。分からなくても一緒に寝てくれた。その事実があるので、嫌われていないことは間違いないのだ!
それだけでも嬉しい。心の距離を縮めるのは後でも問題ないしな。
もちろん個々に気持ちを伝えてきたミーシャたちには、抱きついたりほっぺたにチューをしたりしてやった。めっちゃ喜んでいたけど、どんな愛情表現かと思ったが本人たちは真似をしているだけだった。
初めてやられた時は、猫みたいに止めてくれと訴えているのかと思ったが、クロやギンがやるあまがみ……かまってくれ! と言う意味だったらしい。直接本人たちに聞いたからな、他の人にはしないように言い聞かせておいた。
ディストピアに帰ってきてから1週間、日常に帰ってきた気がするな。帝国の一部と戦争していたから殺伐としていたが、ここに帰ってきてからは面倒な事務仕事の後に、農業エリアに行ったり家畜エリアに行ったり海産物エリアに行ったり、と穏やかだからな。
あ、帝国との戦争で何もしていなかったじゃん! とか言う苦情は受け付けませんよ。戦争以外、一番大変だったのは、屑共への対処でしたからな!
んっ? そこの人、放置していただけとか言わないの! きちんと兵士たちのために牢屋や防音設備、汚物処理等々、頑張って手を回していたんだぞ!
って、誰に言ってるんだ、俺?
強くなったときは何かと戦いたいと思ったけど、今はわざわざ力を誇示する必要性を感じないな。
力を持つとそれを使いたいと思う人間が多いと聞くけど、俺はマイノリティーな方なのだろうか? 平和が一番である。
その平和を脅かす者たちがいれば、力を行使するのに躊躇わないくらいには暴力になれている。
娘たちは可愛いし、養子として引き取ったウルはお姉ちゃんとして便りになるしおまけにかわいい! 無理する傾向があるから、しっかりと看ておかないとな。
おそらくここら辺も影響してあるんだろうな。娘たちが生まれてからは、妻たちだかだったときより殺した相手にも家族がいるのだろう、と思うことが多くなった。
だからと言って、手を抜いたりすることはない。もし死んでほしくないやであれば、戦場に送り出すのではなく必死に止めるべきなのだ。俺の妻たちみたいにな。
戦場に送り出す。頑張ってと言う……それは、相手の兵士を殺してこいということだ。殺されないと思うのは自由だが、殺されて恨むのは筋違いだと俺は考えている。
感情は別かも知れないが、そんなことは関係ない。戦場にでた奴が悪い。
俺の場合は、安全に安全を期してマージンを必要以上にとっているので同列に語れないが、戦場にでてきた以上、等しく死神の鎌が首を狙っている。
安全な後方で指示を出している害虫には、虫酸が走るけどな。あいつらは死の覚悟すらせずに、兵士たちに死んでこいって言うだけだからな。
話が盛大に逸れたな。
何が言いたいのかといえば、娘も妻たちもみんな可愛い! 戦争は無駄ばかりで人が死ぬ。平和が一番だ!
戦争に費やす労力を開拓に回せば、それだけで豊かになる可能性があるのにバカらしい。開拓できる場所や街を広げるスペースが、そこら中にあるのにな。畑を広げて簡易的な壁を作れば、食に余裕だって出来るかもしれない。
なのに政治の中の交渉で、一番非効率の方法を選択するのは何故なのだろうか?
考えても無駄なので、そこで思考を止めた。
少し根を詰めすぎたかな? 今日の報告書はいつもに比べて多かったからな。
窓の外に見える大きな湖。これって本当に湖って言っていいのだろうか? 地下とはいえ海と繋がっているし塩水なのだから、海と呼んでいいのではないだろうか?
無駄な事を考えないように思考を止めたのに、すぐに次の思考を開始していた。
30分くらい悩んでから、辞書を調べてみる事にした。
海とは、地球上の陸地以外の部分で、海水に満たされたところ。ということらしい。
海水とは何ぞ? 海水は、塩(ナトリウムイオンと塩素イオン)を主成分とするミネラルなどが、おおむね濃度3%台で水に溶け込んでいる物のことらしい。
なんというか塩水みたいな事が書いてあるかと思ったが、辞書ではそんな適当な説明はしないようだ。
1つ分かったことといえば、この湖は海と呼んでいい成分がしっかりと含まれているということだ。
湖海……こかい? みずうみうみ? みずうみかい? こうみ?
名前を決めていないことに気付いて、湖と海を繋げて読み方を考えてみたが、しっくりとこねえな! そのまま「みずうみ」でいいんじゃね? とか思ってしまった。
結局何も決めずに考える事を止めた。どうせ名前を決めても呼ぶ人がいなければ、決めた所で意味がないからな。
こんな適当な事をしていても問題ないのは、しっかりとディストピアや俺が得た街をしっかりと管理してくれているグリエルとガリアがいるからな。ゼニスも商会をまとめて諜報員を送り出しているし、財務系もすべてやってくれているからな。
あ、商会の中に諜報員がいるのは、俺が商会を乗っとるかたちでゲットしてから結構早い段階で派遣されていた。
治療院や孤児院を併設すると決まった段階で、一緒に送り出されていた。こいつらに関して知らされたのは、しっかりと結果を残してから報告が上がってきたときだ。
もし俺がそういったことはなしだ! と言っても実際に成果をあげていれば、なしくずし的に許可が降りると考えていたらしい。
情報は大切だからな。しかも平和的に手に入れているのであれば、特に文句はない。相手が非合法な方法で攻めてきたなら、それ相応の対応で十分だろう。それが拷問だったとしてもな。
後、明らかに犯罪を犯しており放って置けないレベルであれば、こちらも手加減は無しで対応している。
改めて考えると、俺を支えてくれている中心にいる4人は本当に有能だよな。グリエル、ガリア、ゼニス、レイリー……いずれも替えがきかない人材だな。
今度、何かサプライズでもしてみようかな?
0
あなたにおすすめの小説
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
スキル【レベル転生】でダンジョン無双
世界るい
ファンタジー
六年前、突如、異世界から魔王が来訪した。「暇だから我を愉しませろ」そう言って、地球上のありとあらゆる場所にダンジョンを作り、モンスターを放った。
そんな世界で十八歳となった獅堂辰巳は、ダンジョンに潜る者、ダンジョンモーラーとしての第一歩を踏み出し、ステータスを獲得する。だが、ステータスは最低値だし、パーティーを組むと経験値を獲得できない。スキルは【レベル転生】という特殊スキルが一つあるだけで、それもレベル100にならないと使えないときた。
そんな絶望的な状況下で、最弱のソロモーラーとしてダンジョンに挑み、天才的な戦闘センスを磨き続けるも、攻略は遅々として進まない。それでも諦めずチュートリアルダンジョンを攻略していたある日、一人の女性と出逢う。その運命的な出逢いによって辰巳のモーラー人生は一変していくのだが……それは本編で。
小説家になろう、カクヨムにて同時掲載
カクヨム ジャンル別ランキング【日間2位】【週間2位】
なろう ジャンル別ランキング【日間6位】【週間7位】
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる