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第1419話 船の墓地
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俺たちは2日後、準備を整えて攻略を開始した。
何故急ピッチで準備が進められたかというと、1日でも早く攻略をしたいと俺がいったからだ。理由はいくつかあるが一番大きな理由はこれから50階、同じような船の墓場みたいな場所が続くからだ。
船について検討している時に判明したのだが、収納の鞄で収納できる船のサイズが、大体40フィート級が限界だと判明したのだ。
40フィートというと、全長約12メートルクラスである。屋形船のような形で30人程、寝泊まり可能な状態であれば15人程だろうか? 移動するためには2隻必要であり、寝泊まり可能にするのであれば3隻は必要となる。
なので移動は2隻、寝泊まりする為にもう1隻準備する形になった。
さすがに俺も40フィートクラスの船にクリエイトゴーレムをかけるには、魔力量が厳しかった。魔力回復ポーションを使い、魔力の枯渇を前提に船を整備している。
魔力の枯渇は、枯渇中に気分が悪くなるだけで体に影響はないと証明されている。なので俺は急ピッチで準備をするように我侭を通した。
魔力枯渇については、妻たちの中で魔法組のメンバーは、強く反対した。魔力枯渇による体調不良がどれほどきついものか知っているため、強く反対してきたのだ。
だけど、それは普通の人間に限って起こる現象である。俺は、普通の人間じゃないからな。ダンジョンマスターでチビ神に体を改造された、特殊な存在なので魔力枯渇時に起こる体調不良はたいして、きつくないのだ。
急ピッチで行われた準備は滞りなくすんだが、俺を心配するライムが何度もこう聞いてくる。
「シュウ様、本当に体調は大丈夫なのですか?」
と、魔力枯渇時の体調不良を知っているため、出発した後に聞いてくるのだ。目の前で体を動かしたり、目を合わせて俺が本当に体調不良でないと証明するために
「本当に問題ないぞ。俺はみんなと体のつくりが違うからな。知っているだろ? ダンジョンマスターで、チビ神に頼んで体を作り変えているからな。ライムたちみたいに、体調不良が強く出ないんだよ。そこまで信用できないって言うなら、ベッドで確認してみるか?」
夜のベッドの上で積極的なライムだが、明るい時間に言うと照れ屋なので、
「シュウ様のバカ! ショックウェーブ!」
と、こんな感じで照れ隠しで魔法を使ってくるのだ。本来ショックウェーブは、発動がはやいがそれほど強い魔法ではないが、魔力を注ぎ込めば上限なく威力が上がる。まぁ上限は上がるが幾何級数的に魔力消費も増えるため、牽制以外で使われることがほとんどない魔法だ。
そして俺は後発でありながら、ライムの魔法に合わせて同じ威力のショックウェーブを使用し、相殺する。
「いっただろ? 俺の体調は完璧だぜ。体調が悪ければさすがに、こんな芸当は出来ないだろ?」
何とか納得してもらえたようだ。
攻略を急いだ理由は、大きく分けて2つある。
1つ目は、船ではゆっくり休むためのスペースが確保しにくいからだ。強引にDPで2階建てに改造してスペースを広げているが、その所為で天井が低くなっているため圧迫感がある。夜営は可能な限り、沈没船の上でスペースのとれるところを探す予定だ。無理な時は船を使って休む。
2つ目の理由は、娘たちのプレッシャーだな。無垢な顔でキラキラ目をして「まだ?」って娘たちに毎日きかれたら、さすがにしんどいものがある。ミリーたちも説明してくれているのだが、よく理解できていないため毎日きいてくるのだ。
そんなこともあり、攻略を急いでいる。
「シリウス、潜ってなければやっぱり骨魚たちには攻撃されない感じか?」
イリアの腕に抱かれているシリウスが、顔を上下に振る。
やはり骨魚のアンデッドには、俺たち生者とでも呼ぶ存在を感知できるのかもしれない。水中に限っての話だが……あれかもな、サメが数キロメートル離れた血を嗅ぎつけるのと同じで、あいつらは俺たちから出ている生気でも感じてるのかもな。
「大変かもしれないけど、監視は続けてくれ。船は強化しているけど、レベル300を超える魔物の猛攻には耐えきれないからな。ここからの生命線になるから、それだけに集中してくれ」
体を使い〇を作ったシリウスを見て、俺は頭を撫でた。ついでにシリウスの一番好きな、牛肉のステーキを収納の腕輪から取りだし、口に近づけるとアグアグと食べ始めた。
「しばらくは、船の操船まかせるよ。俺は休憩しているから、例の地点に来たら呼んでもらっていいか?」
「了解しました。それまでの船の操船はお任せください」
アリスにそういわれて、操縦室から追い出されるように外へ出た。
「それにしても、不気味だよな。船の墓場の所為か、時間は10時前なのに薄暗いんだよな。これは、ダンジョンによる演出かな?」
休憩エリアに向かう間に通った船の外で、そんなことを呟いていた。
この階に初めて偵察に来た時は夜だった。それなのに、今と同じような光景だったことを考えると、今までのフィールドタイプとは違うものだろう。朝昼がない……あっ、これってどこかで休憩をとるより、休みなく移動する方がいいか?
そう考えてみたものの、階段の移動は自分で歩かないと行かないので、寝ているメンバーを起こす事になる。しかも、タイミングが悪ければ2回~3回と起きなければならない可能性があるんだよな。
そう考えると負担が大きくなりすぎるメンバーが出てくるので、24時間移動の件は考えない事にした。
予定では、53階に到着して、おやつの時間あたりで俺の魔法を使うタイミングが来るはずだ。本当はそこまでゆっくりとしているのではなく、操船をするつもりだったのだがさすがに休めと怒られてしまった。
なので、何もなければ船内でゆっくりと本を読んだり、テレビを見たりしていろと言われた。
娘たちとも話せるようになっていたので、俺が確認しなければならない書類を確認した後に、娘たちにリモートで勉強を教える事になった。算数に関しては、家族の中で一番得意なのだ。
だけど、まだ娘たちに算数は早くないか? と思ったが、娘たちは頭がいいみたいで早めに教える事になったのだ。娘たちも、無理のない程度に勉強したいと言っているので、手伝う事にしたのだ。
何故急ピッチで準備が進められたかというと、1日でも早く攻略をしたいと俺がいったからだ。理由はいくつかあるが一番大きな理由はこれから50階、同じような船の墓場みたいな場所が続くからだ。
船について検討している時に判明したのだが、収納の鞄で収納できる船のサイズが、大体40フィート級が限界だと判明したのだ。
40フィートというと、全長約12メートルクラスである。屋形船のような形で30人程、寝泊まり可能な状態であれば15人程だろうか? 移動するためには2隻必要であり、寝泊まり可能にするのであれば3隻は必要となる。
なので移動は2隻、寝泊まりする為にもう1隻準備する形になった。
さすがに俺も40フィートクラスの船にクリエイトゴーレムをかけるには、魔力量が厳しかった。魔力回復ポーションを使い、魔力の枯渇を前提に船を整備している。
魔力の枯渇は、枯渇中に気分が悪くなるだけで体に影響はないと証明されている。なので俺は急ピッチで準備をするように我侭を通した。
魔力枯渇については、妻たちの中で魔法組のメンバーは、強く反対した。魔力枯渇による体調不良がどれほどきついものか知っているため、強く反対してきたのだ。
だけど、それは普通の人間に限って起こる現象である。俺は、普通の人間じゃないからな。ダンジョンマスターでチビ神に体を改造された、特殊な存在なので魔力枯渇時に起こる体調不良はたいして、きつくないのだ。
急ピッチで行われた準備は滞りなくすんだが、俺を心配するライムが何度もこう聞いてくる。
「シュウ様、本当に体調は大丈夫なのですか?」
と、魔力枯渇時の体調不良を知っているため、出発した後に聞いてくるのだ。目の前で体を動かしたり、目を合わせて俺が本当に体調不良でないと証明するために
「本当に問題ないぞ。俺はみんなと体のつくりが違うからな。知っているだろ? ダンジョンマスターで、チビ神に頼んで体を作り変えているからな。ライムたちみたいに、体調不良が強く出ないんだよ。そこまで信用できないって言うなら、ベッドで確認してみるか?」
夜のベッドの上で積極的なライムだが、明るい時間に言うと照れ屋なので、
「シュウ様のバカ! ショックウェーブ!」
と、こんな感じで照れ隠しで魔法を使ってくるのだ。本来ショックウェーブは、発動がはやいがそれほど強い魔法ではないが、魔力を注ぎ込めば上限なく威力が上がる。まぁ上限は上がるが幾何級数的に魔力消費も増えるため、牽制以外で使われることがほとんどない魔法だ。
そして俺は後発でありながら、ライムの魔法に合わせて同じ威力のショックウェーブを使用し、相殺する。
「いっただろ? 俺の体調は完璧だぜ。体調が悪ければさすがに、こんな芸当は出来ないだろ?」
何とか納得してもらえたようだ。
攻略を急いだ理由は、大きく分けて2つある。
1つ目は、船ではゆっくり休むためのスペースが確保しにくいからだ。強引にDPで2階建てに改造してスペースを広げているが、その所為で天井が低くなっているため圧迫感がある。夜営は可能な限り、沈没船の上でスペースのとれるところを探す予定だ。無理な時は船を使って休む。
2つ目の理由は、娘たちのプレッシャーだな。無垢な顔でキラキラ目をして「まだ?」って娘たちに毎日きかれたら、さすがにしんどいものがある。ミリーたちも説明してくれているのだが、よく理解できていないため毎日きいてくるのだ。
そんなこともあり、攻略を急いでいる。
「シリウス、潜ってなければやっぱり骨魚たちには攻撃されない感じか?」
イリアの腕に抱かれているシリウスが、顔を上下に振る。
やはり骨魚のアンデッドには、俺たち生者とでも呼ぶ存在を感知できるのかもしれない。水中に限っての話だが……あれかもな、サメが数キロメートル離れた血を嗅ぎつけるのと同じで、あいつらは俺たちから出ている生気でも感じてるのかもな。
「大変かもしれないけど、監視は続けてくれ。船は強化しているけど、レベル300を超える魔物の猛攻には耐えきれないからな。ここからの生命線になるから、それだけに集中してくれ」
体を使い〇を作ったシリウスを見て、俺は頭を撫でた。ついでにシリウスの一番好きな、牛肉のステーキを収納の腕輪から取りだし、口に近づけるとアグアグと食べ始めた。
「しばらくは、船の操船まかせるよ。俺は休憩しているから、例の地点に来たら呼んでもらっていいか?」
「了解しました。それまでの船の操船はお任せください」
アリスにそういわれて、操縦室から追い出されるように外へ出た。
「それにしても、不気味だよな。船の墓場の所為か、時間は10時前なのに薄暗いんだよな。これは、ダンジョンによる演出かな?」
休憩エリアに向かう間に通った船の外で、そんなことを呟いていた。
この階に初めて偵察に来た時は夜だった。それなのに、今と同じような光景だったことを考えると、今までのフィールドタイプとは違うものだろう。朝昼がない……あっ、これってどこかで休憩をとるより、休みなく移動する方がいいか?
そう考えてみたものの、階段の移動は自分で歩かないと行かないので、寝ているメンバーを起こす事になる。しかも、タイミングが悪ければ2回~3回と起きなければならない可能性があるんだよな。
そう考えると負担が大きくなりすぎるメンバーが出てくるので、24時間移動の件は考えない事にした。
予定では、53階に到着して、おやつの時間あたりで俺の魔法を使うタイミングが来るはずだ。本当はそこまでゆっくりとしているのではなく、操船をするつもりだったのだがさすがに休めと怒られてしまった。
なので、何もなければ船内でゆっくりと本を読んだり、テレビを見たりしていろと言われた。
娘たちとも話せるようになっていたので、俺が確認しなければならない書類を確認した後に、娘たちにリモートで勉強を教える事になった。算数に関しては、家族の中で一番得意なのだ。
だけど、まだ娘たちに算数は早くないか? と思ったが、娘たちは頭がいいみたいで早めに教える事になったのだ。娘たちも、無理のない程度に勉強したいと言っているので、手伝う事にしたのだ。
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