1,557 / 2,518
第1557話 なんとも……
しおりを挟む
それにしても、最後の機動はすごかったな。あれ、やったことあるけど、体に負荷がめっちゃかかって気持ち悪くなるんだよね。
オーガがどんな動きをしたかというと、簡単に言えば2射目の矢を撃ってから、ダゴンの水のバリアを迂回して後ろを取った、だけなのだがその軌道がおかしいのだ。
半球状の水のバリアがあって、オーガとダゴンの逃げた先を線でつなぎ、バリアを迂回するように台形のような形になるように移動しているのだ。
これ自体は何もおかしなことではないと思うが、台形の角になる位置での方向転換がすざましかった。
角になる位置で地面に軌道変更用のアームを突き刺して、直線軌道を円軌道に、直線軌道、円軌道……最後にダゴンの後ろを取るときは、360度とは言わないが、300度近い回転軌道を描いて移動している。
強引に方向転換するあれ、スピードある状態でやると体にすごいGがかかって、気持ち悪くなるんだよね。
一般人があのスピードで移動すれば、確実に気絶するだろうな……ん? そう考えると、重力とかに対する耐性も高いのかな?
「最後のあの軌道、ちょっとおかしくない? なんであんなことできるのよ!」
って、何も言わないでボケーッと見てたのは、知ってたからじゃなくてお前も驚いてたんかい!
「確かにあの軌道はすごかったでござるな。某は骨だけでござるから、あの軌道をしてもなんともないでござるが、生身でよくあんな動きができるでござるな」
バザールも驚いている。
「お前らも知らないってことは、暗部の鬼人たちが編み出したというか、やっている動きってことかな?」
俺は暗部の人間に戦慄を覚えた瞬間だった。単純なスピードならおそらく問題なく対応できるが、複数しかも不意打ちであれをやられたら、やばいかもしれん。
と、そんなことを考えてしまった。
「とりあえず、次どうするんだ?」
「8勝しているわけだし、マーフォークの方はおそらく、次の試合を捨ててあの武器を召喚するでしょうね。ダゴンの方はよくわからないけど、あのまま戦術が変わらないのかしら? 動きがよくなっているから、油断したら足元すくわれそうだけど」
「もう、3式のテストはこの辺でいいのではないでござるか? どうせなら、2式の方を使いたいでござる!」
やっぱり男の子のロマン、ロボットの操縦をしたいんだな。しかも、実戦経験をつめるからな!
「何言ってるのよ! 2式は10勝目をするときに使うから面白いんじゃない! 次の試合も同じように、オーガにやらせるわよ!」
綾乃、面白いとか言ってるけど、勝手に決めんなよ!
すったもんだがあり、次の試合が始まった。
ダゴンは変わらず、でもここにきてハーピーに戻したのは何でだろう? と思ったが、すぐに理由を理解した。
攻撃の届かないはるか上空まで飛んでいったのだ、というのは大げさだな。上空と言っても限度はあり、こちらからの攻撃も届きはするけど、下に対戦相手が残っている状態では狙うこともできないな。
なので、ダゴンとオーガの戦闘が開始される。
先ほどと同じように牽制と妨害、たまに本命の攻撃と、かなり上級者的な戦いをしている。
ダゴンは全周囲防御ではなく、ピンポイントに切り替えてきている。ピンポイントでもしっかりと水流があるため、矢はそれ仕込み籠手の矢も簡単に防がれている。
拳大の重量級の矢に対しては防ぐことをやめ、斜めに水の流れを作ってそらすことに成功している。
正面で受け止めると爆発的なエネルギーで破裂したように水がはじけるが、角度をつけて受け流すことで攻撃を無効化しているのだ。
そんな中、俺たちは、
「おぉ! これすごいな! 俺も水使ってあんな風に戦ってみたいな」
「忍ばない忍びの漫画で、砂を操っているキャラがいたから、あれをまねたら?」
「あれも悪くないよな。もとになった砂鉄を操る忍術もいいな」
「砂鉄を操るのは、電撃姫もやっているでござるよ」
漫画と小説の入り乱れる会話をのんきにしていた。
オーガが移動して側面や背後を取ろうとしても、水の妨害と補助で上手く立ち回っている。このダゴン、戦闘前と比べるとかなり成長しているよな。あっちの試合も見たことあるけど、ダゴンの水でおぼれさせるか、水棲魔物なら水を出さずに戦うか力押しのイメージだったのにな。
「あっ!」
綾乃の気の抜けた声、でもそんな声を出したくなるのもわかる。
だって、ダゴンとオーガが戦っている不意を突いて、ハーピーがダゴンの頭から串刺しにしたのだ。
ん? なんで先にオーガを狙わずにダゴン? オーガの方が倒しにくいと判断したのか?
ダゴンを倒した後、すぐに上空へ退避してしまった。
「そういうことか。俺たちは勝ち数が多いから、上空に逃げれば前の試合みたいに自害するとか思ってるんだな。あれは対空装備がなかっただけなのにな」
「でも、不意打ちは上手かったでござるな。見ていた某たちも、存在を忘れていたでござるよ」
確かに、不意打ちは上手かった。だけど、その後のこと考えているのだろうか? 対空装備を持ったオーガは……
「あれ? あいつ寝転がってね?」
「寝転がったでござるな」
「何寝てんのよ!」
オーガが地面に横になったのだ。無防備な様子をさらけ出してどうするつもりだ? 体力的にオーガの方が有利なのは明白だけど、どっちも魔物だからにらみ合いをしたら……先に寝た方が負けじゃねえか? それなのに横に何のかお前は!
2時間ほど硬直が続いた。何やら画面に文字が、投稿動画サイトのように文字が流れ始めた。その9割以上を占めていたのが、さっさと戦え! といった内容だ。
ってか、この機能なんだ?
運営から? このまま両者が動かなければ、共に負けとなります。だってさ。それはハーピーに言えよ、こっちは被害者みたいなもんだぞ!
向こうからすれば俺に1勝を取られるくらいなら、負けでいいと思っているのかもしれない。アナウンスされても動く気配がなかった。
オーガが仕方がないとばかりに動き出して、弓と仕込み籠手で攻撃するが、さすがに距離が遠すぎて当たらねえ。500メートル近く離れてるもんな。
更に6時間が経過。
俺と綾乃は普通に寝て、5時間ほどで目を覚ましている。
「決着つかないわね、どっちかが寝るまでこれ続くのかしら?」
さっさと終わらせろ! とか文字が流れているが、マジであのハーピーに言ってくれ。
結局、この試合は3日間続いた。決着は、ハーピーの意識喪失による落下で首の骨を折って死亡。何ともしまらない結果だ。どうせ負けるなら、さっさと負けてくれよ! この3日、娘たちと会えてないんだぞ! こんちきしょうめが!
オーガがどんな動きをしたかというと、簡単に言えば2射目の矢を撃ってから、ダゴンの水のバリアを迂回して後ろを取った、だけなのだがその軌道がおかしいのだ。
半球状の水のバリアがあって、オーガとダゴンの逃げた先を線でつなぎ、バリアを迂回するように台形のような形になるように移動しているのだ。
これ自体は何もおかしなことではないと思うが、台形の角になる位置での方向転換がすざましかった。
角になる位置で地面に軌道変更用のアームを突き刺して、直線軌道を円軌道に、直線軌道、円軌道……最後にダゴンの後ろを取るときは、360度とは言わないが、300度近い回転軌道を描いて移動している。
強引に方向転換するあれ、スピードある状態でやると体にすごいGがかかって、気持ち悪くなるんだよね。
一般人があのスピードで移動すれば、確実に気絶するだろうな……ん? そう考えると、重力とかに対する耐性も高いのかな?
「最後のあの軌道、ちょっとおかしくない? なんであんなことできるのよ!」
って、何も言わないでボケーッと見てたのは、知ってたからじゃなくてお前も驚いてたんかい!
「確かにあの軌道はすごかったでござるな。某は骨だけでござるから、あの軌道をしてもなんともないでござるが、生身でよくあんな動きができるでござるな」
バザールも驚いている。
「お前らも知らないってことは、暗部の鬼人たちが編み出したというか、やっている動きってことかな?」
俺は暗部の人間に戦慄を覚えた瞬間だった。単純なスピードならおそらく問題なく対応できるが、複数しかも不意打ちであれをやられたら、やばいかもしれん。
と、そんなことを考えてしまった。
「とりあえず、次どうするんだ?」
「8勝しているわけだし、マーフォークの方はおそらく、次の試合を捨ててあの武器を召喚するでしょうね。ダゴンの方はよくわからないけど、あのまま戦術が変わらないのかしら? 動きがよくなっているから、油断したら足元すくわれそうだけど」
「もう、3式のテストはこの辺でいいのではないでござるか? どうせなら、2式の方を使いたいでござる!」
やっぱり男の子のロマン、ロボットの操縦をしたいんだな。しかも、実戦経験をつめるからな!
「何言ってるのよ! 2式は10勝目をするときに使うから面白いんじゃない! 次の試合も同じように、オーガにやらせるわよ!」
綾乃、面白いとか言ってるけど、勝手に決めんなよ!
すったもんだがあり、次の試合が始まった。
ダゴンは変わらず、でもここにきてハーピーに戻したのは何でだろう? と思ったが、すぐに理由を理解した。
攻撃の届かないはるか上空まで飛んでいったのだ、というのは大げさだな。上空と言っても限度はあり、こちらからの攻撃も届きはするけど、下に対戦相手が残っている状態では狙うこともできないな。
なので、ダゴンとオーガの戦闘が開始される。
先ほどと同じように牽制と妨害、たまに本命の攻撃と、かなり上級者的な戦いをしている。
ダゴンは全周囲防御ではなく、ピンポイントに切り替えてきている。ピンポイントでもしっかりと水流があるため、矢はそれ仕込み籠手の矢も簡単に防がれている。
拳大の重量級の矢に対しては防ぐことをやめ、斜めに水の流れを作ってそらすことに成功している。
正面で受け止めると爆発的なエネルギーで破裂したように水がはじけるが、角度をつけて受け流すことで攻撃を無効化しているのだ。
そんな中、俺たちは、
「おぉ! これすごいな! 俺も水使ってあんな風に戦ってみたいな」
「忍ばない忍びの漫画で、砂を操っているキャラがいたから、あれをまねたら?」
「あれも悪くないよな。もとになった砂鉄を操る忍術もいいな」
「砂鉄を操るのは、電撃姫もやっているでござるよ」
漫画と小説の入り乱れる会話をのんきにしていた。
オーガが移動して側面や背後を取ろうとしても、水の妨害と補助で上手く立ち回っている。このダゴン、戦闘前と比べるとかなり成長しているよな。あっちの試合も見たことあるけど、ダゴンの水でおぼれさせるか、水棲魔物なら水を出さずに戦うか力押しのイメージだったのにな。
「あっ!」
綾乃の気の抜けた声、でもそんな声を出したくなるのもわかる。
だって、ダゴンとオーガが戦っている不意を突いて、ハーピーがダゴンの頭から串刺しにしたのだ。
ん? なんで先にオーガを狙わずにダゴン? オーガの方が倒しにくいと判断したのか?
ダゴンを倒した後、すぐに上空へ退避してしまった。
「そういうことか。俺たちは勝ち数が多いから、上空に逃げれば前の試合みたいに自害するとか思ってるんだな。あれは対空装備がなかっただけなのにな」
「でも、不意打ちは上手かったでござるな。見ていた某たちも、存在を忘れていたでござるよ」
確かに、不意打ちは上手かった。だけど、その後のこと考えているのだろうか? 対空装備を持ったオーガは……
「あれ? あいつ寝転がってね?」
「寝転がったでござるな」
「何寝てんのよ!」
オーガが地面に横になったのだ。無防備な様子をさらけ出してどうするつもりだ? 体力的にオーガの方が有利なのは明白だけど、どっちも魔物だからにらみ合いをしたら……先に寝た方が負けじゃねえか? それなのに横に何のかお前は!
2時間ほど硬直が続いた。何やら画面に文字が、投稿動画サイトのように文字が流れ始めた。その9割以上を占めていたのが、さっさと戦え! といった内容だ。
ってか、この機能なんだ?
運営から? このまま両者が動かなければ、共に負けとなります。だってさ。それはハーピーに言えよ、こっちは被害者みたいなもんだぞ!
向こうからすれば俺に1勝を取られるくらいなら、負けでいいと思っているのかもしれない。アナウンスされても動く気配がなかった。
オーガが仕方がないとばかりに動き出して、弓と仕込み籠手で攻撃するが、さすがに距離が遠すぎて当たらねえ。500メートル近く離れてるもんな。
更に6時間が経過。
俺と綾乃は普通に寝て、5時間ほどで目を覚ましている。
「決着つかないわね、どっちかが寝るまでこれ続くのかしら?」
さっさと終わらせろ! とか文字が流れているが、マジであのハーピーに言ってくれ。
結局、この試合は3日間続いた。決着は、ハーピーの意識喪失による落下で首の骨を折って死亡。何ともしまらない結果だ。どうせ負けるなら、さっさと負けてくれよ! この3日、娘たちと会えてないんだぞ! こんちきしょうめが!
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる