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第1611話 毒って何?
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メグちゃんは力技で毒水を突破し、立ちはだかる魔物は水流操作で動かされている、S級スケルトン3式装備をバザールが動かしてなぎ倒している。
敵の魔物は問題なく活動しているため、おそらく毒に強いか解毒剤を投与されているのだろう。それよりも、さっきまで食い散らかしていたのに、バザールに処分させてるのは何故だ?
バザールに確認を取ると体調不良などは無いが、味覚に違和感が出たのでバザールを利用しているとのことだ。
なるほど毒に強いってことは、毒を持っていてもおかしくないのか? いや、おかしいだろ! もしかして、毒と解毒剤を両方使ってたりするのか? それで食べたメグちゃんに、多少の影響が出始めているとか?
「バザール、3番にエリクサー持たせてるから、Dランクあたりのをメグちゃんに飲ませてやってくれ。確かエリクサーには、一定時間治療できる毒を無効化する能力があったはずだ」
「メグちゃんは、そんなの必要ないって言ってるでござるけど」
「バザール、分かってるのか? もしメグちゃんが毒で死なないにしても怪我でもしてみろ、娘たちが何言いだすか分かったもんじゃないぞ。それにシリウス君が慕っている、メグちゃんが怪我をしたと知ったら……あのダンジョンが壊れる勢いで暴れるぞ。娘たちのために飲んでくれって言って飲ませてくれ」
「了解でござる」
バザールは、娘たちが泣いた時の事でも想像したのだろうか、顔が青くなっている。骨なのに生前の姿を再現できるようになったバザールだが、今は骨の状態だ。なのに青くなっていると分かるのは、骨が白から若干青っぽく変色したからだ。骨って青くなるものなのか?
娘たちが泣いたら、多分だけど……うちの従魔が総出で敵ダンジョンに攻め込むだろうな。それくらい俺の従魔たちは、娘たちにぞっこんである。最近、娘たちの相手をしているときのクロとギンなんて、俺の話聞こうともしねえからな。
バザールがなんとかメグちゃんにエリクサーを飲ませることに成功した。でもさ、飲んだ瞬間からまた貪り始めるのは止めようよ。
「それにしても、この階層ってでかく作ってあるな。ディザスターラットの対策にしては、やたらと広くねえか?」
「確かに広いわね」
「もしかしたらでござるが、元々この階は広い水エリアだったってことは無いでござるかね? 6階層も元々は水エリアで、そこに後付けで大滝をつけた、みたいな?」
「ディダスターラットも水の流れが無ければ、生存時間は上がるしそのまま階層を突破する可能性があったから、滝を作ったのかもな。その一手間加えたせいで現状があるのだから、なんとも言えんな」
健司も一緒になり頷いている。
「1ついいっすか? 相手が毒を使っているみたいっすけど、それって本当に毒っすかね?」
「なんだ? 頓智か?」
「違うっすよ。シュウさんも作戦で使ってたじゃないっすか。人は生きるために塩分は必要っすよね、だけど取りすぎると体に害を与えるってやつです。酸素や二酸化炭素だって空気中にはありふれているっすけど、濃度が極端に高くなったり低くなったりすると、意識障害が起きたり最悪死に至るっすよ」
健司に言われて気付いたが、前に使った塩水の例で言えば、毒のような効果を発揮するが毒ではないんだよな。濃度って重要だな。
「何を使ってメグちゃんに害をなそうとしてるんだ?」
「水銀とか、ありえないっすかね? あれなら、害を与えられないっすかね?」
「水銀か……この世界での扱いってどうなんだろうな。ちょっと調べてみるか」
召喚リストで鉱石や鉱物、金属などで調べてみたが水銀は無かった。検索では出るのに、種別で調べると見つけられないのは何でだろうか?
まさかと思い毒の項目で調べてみたら、水銀が毒の欄にあった。確かに毒だけど、一応金属だよな?
「主殿、地球のリストでは鉱物のリストにあるでござるが、こっちの世界では毒のリストにあるでござるな」
どうやら水銀は、鉱物ではなく毒薬としてこの世界では認識されているらしい。そのせいで俺が調べていたリスト。この世界の召喚リストでは、毒のリストに入っていたのだろう。
「使っている可能性はあるけど、水銀ってどんな味がするんだ?」
「「「さ~」」」
「さすがに味覚をピリッとさせることは無いと思うが、水銀の線は低いんじゃないか?」
「あ~そういった可能性があるっすから、メグちゃんに何でもかんでも貪るのは止めた方がいいかと進言したらどうっすかね?」
「そういうことか……理由は分かったけど、今の状態のメグちゃんにどう言い聞かせるべきだろうか?」
「良い手なのかどうかは置いておいて、聞いてくれると思われる方法ならあるっすよ」
健司があの状態のメグちゃんに言うことを聞かす方法があるというのだ。
「不思議そうな顔をしているっすけど、今さっきやったじゃないっすか。娘さんたちに、余計なものは食べちゃダメ! みたいなこと言ってもらえれば、食べなくなると思うっす」
なるほど! 確かに娘たちを話に出せば、おそらく聞いてもらえるな。娘たちに敵のダンジョンには悪いものが沢山あるから、みたいな感じで言いきかせれば、従ってくれるかもな。戦っている様子は見せられないけど、声を届ける方法はあるからやってみるか。
娘たちの様子を見に行くと起きていたので、メグちゃんがみんなの代わりに頑張ってくれていることを話し、その中で敵の魔物を食べ散らかしているとこを伝えた。その中には毒があるかもしれないから、食べるのはやめてほしいとお願いしてもらえないかと聞いたら、毒はダメ! とすぐに伝えてくれることになった。
「「「「メグちゃん! 変なモノ食べないで! 帰ってきたら、美味しいごはんだすから!」」」」
と、メグちゃんに伝言……ちょっと話がずれている気がするが、メグちゃんが食べ散らかさなくなったので一安心。
広大な水エリアも問題なく踏破した。
先行させていたウィスプたちによると、50階はあるそうだ。
敵の魔物は問題なく活動しているため、おそらく毒に強いか解毒剤を投与されているのだろう。それよりも、さっきまで食い散らかしていたのに、バザールに処分させてるのは何故だ?
バザールに確認を取ると体調不良などは無いが、味覚に違和感が出たのでバザールを利用しているとのことだ。
なるほど毒に強いってことは、毒を持っていてもおかしくないのか? いや、おかしいだろ! もしかして、毒と解毒剤を両方使ってたりするのか? それで食べたメグちゃんに、多少の影響が出始めているとか?
「バザール、3番にエリクサー持たせてるから、Dランクあたりのをメグちゃんに飲ませてやってくれ。確かエリクサーには、一定時間治療できる毒を無効化する能力があったはずだ」
「メグちゃんは、そんなの必要ないって言ってるでござるけど」
「バザール、分かってるのか? もしメグちゃんが毒で死なないにしても怪我でもしてみろ、娘たちが何言いだすか分かったもんじゃないぞ。それにシリウス君が慕っている、メグちゃんが怪我をしたと知ったら……あのダンジョンが壊れる勢いで暴れるぞ。娘たちのために飲んでくれって言って飲ませてくれ」
「了解でござる」
バザールは、娘たちが泣いた時の事でも想像したのだろうか、顔が青くなっている。骨なのに生前の姿を再現できるようになったバザールだが、今は骨の状態だ。なのに青くなっていると分かるのは、骨が白から若干青っぽく変色したからだ。骨って青くなるものなのか?
娘たちが泣いたら、多分だけど……うちの従魔が総出で敵ダンジョンに攻め込むだろうな。それくらい俺の従魔たちは、娘たちにぞっこんである。最近、娘たちの相手をしているときのクロとギンなんて、俺の話聞こうともしねえからな。
バザールがなんとかメグちゃんにエリクサーを飲ませることに成功した。でもさ、飲んだ瞬間からまた貪り始めるのは止めようよ。
「それにしても、この階層ってでかく作ってあるな。ディザスターラットの対策にしては、やたらと広くねえか?」
「確かに広いわね」
「もしかしたらでござるが、元々この階は広い水エリアだったってことは無いでござるかね? 6階層も元々は水エリアで、そこに後付けで大滝をつけた、みたいな?」
「ディダスターラットも水の流れが無ければ、生存時間は上がるしそのまま階層を突破する可能性があったから、滝を作ったのかもな。その一手間加えたせいで現状があるのだから、なんとも言えんな」
健司も一緒になり頷いている。
「1ついいっすか? 相手が毒を使っているみたいっすけど、それって本当に毒っすかね?」
「なんだ? 頓智か?」
「違うっすよ。シュウさんも作戦で使ってたじゃないっすか。人は生きるために塩分は必要っすよね、だけど取りすぎると体に害を与えるってやつです。酸素や二酸化炭素だって空気中にはありふれているっすけど、濃度が極端に高くなったり低くなったりすると、意識障害が起きたり最悪死に至るっすよ」
健司に言われて気付いたが、前に使った塩水の例で言えば、毒のような効果を発揮するが毒ではないんだよな。濃度って重要だな。
「何を使ってメグちゃんに害をなそうとしてるんだ?」
「水銀とか、ありえないっすかね? あれなら、害を与えられないっすかね?」
「水銀か……この世界での扱いってどうなんだろうな。ちょっと調べてみるか」
召喚リストで鉱石や鉱物、金属などで調べてみたが水銀は無かった。検索では出るのに、種別で調べると見つけられないのは何でだろうか?
まさかと思い毒の項目で調べてみたら、水銀が毒の欄にあった。確かに毒だけど、一応金属だよな?
「主殿、地球のリストでは鉱物のリストにあるでござるが、こっちの世界では毒のリストにあるでござるな」
どうやら水銀は、鉱物ではなく毒薬としてこの世界では認識されているらしい。そのせいで俺が調べていたリスト。この世界の召喚リストでは、毒のリストに入っていたのだろう。
「使っている可能性はあるけど、水銀ってどんな味がするんだ?」
「「「さ~」」」
「さすがに味覚をピリッとさせることは無いと思うが、水銀の線は低いんじゃないか?」
「あ~そういった可能性があるっすから、メグちゃんに何でもかんでも貪るのは止めた方がいいかと進言したらどうっすかね?」
「そういうことか……理由は分かったけど、今の状態のメグちゃんにどう言い聞かせるべきだろうか?」
「良い手なのかどうかは置いておいて、聞いてくれると思われる方法ならあるっすよ」
健司があの状態のメグちゃんに言うことを聞かす方法があるというのだ。
「不思議そうな顔をしているっすけど、今さっきやったじゃないっすか。娘さんたちに、余計なものは食べちゃダメ! みたいなこと言ってもらえれば、食べなくなると思うっす」
なるほど! 確かに娘たちを話に出せば、おそらく聞いてもらえるな。娘たちに敵のダンジョンには悪いものが沢山あるから、みたいな感じで言いきかせれば、従ってくれるかもな。戦っている様子は見せられないけど、声を届ける方法はあるからやってみるか。
娘たちの様子を見に行くと起きていたので、メグちゃんがみんなの代わりに頑張ってくれていることを話し、その中で敵の魔物を食べ散らかしているとこを伝えた。その中には毒があるかもしれないから、食べるのはやめてほしいとお願いしてもらえないかと聞いたら、毒はダメ! とすぐに伝えてくれることになった。
「「「「メグちゃん! 変なモノ食べないで! 帰ってきたら、美味しいごはんだすから!」」」」
と、メグちゃんに伝言……ちょっと話がずれている気がするが、メグちゃんが食べ散らかさなくなったので一安心。
広大な水エリアも問題なく踏破した。
先行させていたウィスプたちによると、50階はあるそうだ。
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