1,731 / 2,518
第1731話 知らない所で色々進んでいた
しおりを挟む
グリエルは忙しい業務の中、どうやってか時間を作り出して土魔法の基本を覚えたらしい。俺たちや土木組のように大規模な土魔法は使えないが、一直線に地面に線を刻むと平らにするという2点だけを強化して覚えたらしい。
街の設計図はパソコンを使えば大枠は簡単に作れるが、実際に現場に立ち細かい調整をしないといけない部分があるのだ。その修正を口頭で説明して土魔法で誰かにやってもらうのと、自分でイメージしながらやるのとではかなり差が出る。
特に説明して引いてもらった線は間違っていなかったのに、全体のバランスを考えるともう少し線の移動をさせたいという時などは、土魔法使いはすごく嫌がるのだ。それでも妥協できない部分が多いので、金を払っている立場ということもあり、強引にやらせるのだ。
指示に従って線を引いたり平らにするだけでお金をもらえるのに、待遇がよくなってきた土魔法使いたちは過去のことを忘れて、面倒な事を面倒だと言い傲慢になり始めているのだとか。
ちょっと前まで見向きもされなかったのに、俺たちが重宝していると注目が集まり便利になった時は、どんな仕事でも喜んでやってたはずなのにな。
確かに土魔法使いがいると、土木作業の細かい部分が本当に楽になるし、基礎部分の強化もかなり便利になる事が分かって、引っ張りだこになっているんだよな。で、今はかなり品薄状態が続いており、雇い入れるのにお金がかかるんだとさ。
高い金払って悪態つかれて時間がかかるくらいなら、自分の睡眠時間を削って土魔法、線を掘る、平らにするの2点に特化して覚えた方がマシだということで、1週間位かけて覚えたみたいだ。
土魔法を1週間で覚えられたのも、宝珠とDPによるLv上げ、土の大精霊であるノーマンの指導、ダンジョンでの効率的で集中して訓練したからである。普通なら魔法を覚えるのすら大変なのに、ダンジョンマスターの能力って酷いな。
俺は知らなかったけど、ノーマンが協力してたのだとか。
その点、俺の妻たちがマネージャーとして仕事の受注をしている土木組は、一切文句を言わずに知識を蓄え指示に従うというのに。今の土魔法使いの特需を作り出した子たちは、多少仕事内容を選ぶが、受けたからには誠実にこなしているというのに。
あの子たちは、大規模な土魔法を使えて身を守る手段もあるから、街の基礎作り等が中心となってくるんだよな。細かい依頼も来るらしいが、それはこの子たちと縁を持ちたいとかいう、浅はかな下心があるから妻たちがはじいているとか。
グリエルは身を自分で守れないけど、俺の部下で最古参のこいつであれば、動かせる駒がかなりあるからな。今回なんかは、一見1人でいるように見えるけど、あいつの影の中に4つほど魔物の気配がある。シャドーがついて来ているということだ。
この辺の魔物なら、瞬殺するくらいには強い護衛だ。
おや? 収納の腕輪を付けた腕を前に突き出して、何かを取りだした。
って、おい!!
思わず心の中で突っ込んでしまった。
グリエルの前に現れたのは、メカニカルな蜘蛛型人造ゴーレムだった。あくまで分類すれば蜘蛛型というだけで、蜘蛛とは言えない見た目だ。
まだそれだけならよかったのだが、それがとあるマンガに出てくる思考戦車、自立思考型多脚戦車である、あれに酷似していたのだ。
最近アニメを見ていなかったので詳細な部分までは覚えていないが、俺の記憶の中にあるあいつらがそのままそこにいた。
この犯人は考えなくても分かる。人造ゴーレムを作れるのは、俺とバザールと綾乃。俺は作っていない。バザールは人造ゴーレムで作るなら、骨を組み合わせてボーンアンデッドで作るだろう。となれば、綾乃しかいない。
作るなとは言わんが、知らないでいきなり出てくると、自分の中で処理するのが大変なんだよ!
そしてさ、妙に動きがアニメのままっぽいんだよな。しかも、普通に会話してやがる。あの綾乃は、魔核をいじって風魔法を使って、声を再現したのだろう。抑揚がないので、良くあるロボット音声だ。
なんでタチ……ゲフンゲフン……じゃなくて、思考戦車の人造ゴーレム? と思ったのだが、正確に距離を測るのにこいつら程適した奴らっていないな。距離と角度広さを口頭で指示すれば、その通りに指定した位置についてくれるのだ。便利過ぎる。
漫画やアニメとは違う使い方だが、重機のような使い方もできるようで、こいつら自身も直線や円であれば、簡単に掘り返して溝を作る事くらい朝飯前だ。人造ゴーレムなので、飯は食べないけどな。
あっ! グリエルにお願いされて、ダンジョンの入口を中心に半径3キロメートルを平らに整地したよ。
ここはグリエルに任せて俺は、一番近くの村へ向かう。
この街にはどの位の人が住む事になるんだろうな? 場所的にはここで寝泊まりすることは殆どないと思うが、食料の貯蔵場所になったりするのかな? もしそうなら、ここの地下に保存用の倉庫を、ダンジョンで作るか? あれなら、腐らないからな。
原理は分からないけど、知的生物以外の時の歩みがほぼゼロになる、トラップみたいなものがあるんだよな。ダンジョン農園にもある倉庫で、その中に俺の家で消費するなら50年はかかる分が貯蔵されている。時々中身を入れ替えられているようだけどね。
そんな倉庫があれば、かなり便利だと思わないか? さっきの多脚人造ゴーレムやリビングアーマーを、見張り兼単純力作業を手伝わせれば、広くても簡単に管理できるんじゃないか?
俺は、良いことを思いついた! と心の中で叫び、サクッと地下に倉庫を設置する。出入り口はやっぱり中央にあるのがいいよね! 後でいくらでも変えられるから、とりあえず設置!
急に現れた穴にびっくりしたこの街で休憩した冒険者たちに謝り、この村の状況について聞いてみた。
グリエルの指示では、この街は丸ではなく四角形にするそうだ。角の部分に門を作り、その門の1つが街を作る予定の方へ向いており、残りの3つの内2つがこことは別の村の方を向いているようだ。
完成は、街を囲う四角い壁の外側にもう1枚壁を作り、その間を馬車が4台通れる広さを確保する様だ。
村の中を通らずに外壁に沿って進めるようにって感じかな?
予定の3割程しか木を切れていないようで、俺も付いてきた妻たちと一緒に樵になって手伝った。
街の設計図はパソコンを使えば大枠は簡単に作れるが、実際に現場に立ち細かい調整をしないといけない部分があるのだ。その修正を口頭で説明して土魔法で誰かにやってもらうのと、自分でイメージしながらやるのとではかなり差が出る。
特に説明して引いてもらった線は間違っていなかったのに、全体のバランスを考えるともう少し線の移動をさせたいという時などは、土魔法使いはすごく嫌がるのだ。それでも妥協できない部分が多いので、金を払っている立場ということもあり、強引にやらせるのだ。
指示に従って線を引いたり平らにするだけでお金をもらえるのに、待遇がよくなってきた土魔法使いたちは過去のことを忘れて、面倒な事を面倒だと言い傲慢になり始めているのだとか。
ちょっと前まで見向きもされなかったのに、俺たちが重宝していると注目が集まり便利になった時は、どんな仕事でも喜んでやってたはずなのにな。
確かに土魔法使いがいると、土木作業の細かい部分が本当に楽になるし、基礎部分の強化もかなり便利になる事が分かって、引っ張りだこになっているんだよな。で、今はかなり品薄状態が続いており、雇い入れるのにお金がかかるんだとさ。
高い金払って悪態つかれて時間がかかるくらいなら、自分の睡眠時間を削って土魔法、線を掘る、平らにするの2点に特化して覚えた方がマシだということで、1週間位かけて覚えたみたいだ。
土魔法を1週間で覚えられたのも、宝珠とDPによるLv上げ、土の大精霊であるノーマンの指導、ダンジョンでの効率的で集中して訓練したからである。普通なら魔法を覚えるのすら大変なのに、ダンジョンマスターの能力って酷いな。
俺は知らなかったけど、ノーマンが協力してたのだとか。
その点、俺の妻たちがマネージャーとして仕事の受注をしている土木組は、一切文句を言わずに知識を蓄え指示に従うというのに。今の土魔法使いの特需を作り出した子たちは、多少仕事内容を選ぶが、受けたからには誠実にこなしているというのに。
あの子たちは、大規模な土魔法を使えて身を守る手段もあるから、街の基礎作り等が中心となってくるんだよな。細かい依頼も来るらしいが、それはこの子たちと縁を持ちたいとかいう、浅はかな下心があるから妻たちがはじいているとか。
グリエルは身を自分で守れないけど、俺の部下で最古参のこいつであれば、動かせる駒がかなりあるからな。今回なんかは、一見1人でいるように見えるけど、あいつの影の中に4つほど魔物の気配がある。シャドーがついて来ているということだ。
この辺の魔物なら、瞬殺するくらいには強い護衛だ。
おや? 収納の腕輪を付けた腕を前に突き出して、何かを取りだした。
って、おい!!
思わず心の中で突っ込んでしまった。
グリエルの前に現れたのは、メカニカルな蜘蛛型人造ゴーレムだった。あくまで分類すれば蜘蛛型というだけで、蜘蛛とは言えない見た目だ。
まだそれだけならよかったのだが、それがとあるマンガに出てくる思考戦車、自立思考型多脚戦車である、あれに酷似していたのだ。
最近アニメを見ていなかったので詳細な部分までは覚えていないが、俺の記憶の中にあるあいつらがそのままそこにいた。
この犯人は考えなくても分かる。人造ゴーレムを作れるのは、俺とバザールと綾乃。俺は作っていない。バザールは人造ゴーレムで作るなら、骨を組み合わせてボーンアンデッドで作るだろう。となれば、綾乃しかいない。
作るなとは言わんが、知らないでいきなり出てくると、自分の中で処理するのが大変なんだよ!
そしてさ、妙に動きがアニメのままっぽいんだよな。しかも、普通に会話してやがる。あの綾乃は、魔核をいじって風魔法を使って、声を再現したのだろう。抑揚がないので、良くあるロボット音声だ。
なんでタチ……ゲフンゲフン……じゃなくて、思考戦車の人造ゴーレム? と思ったのだが、正確に距離を測るのにこいつら程適した奴らっていないな。距離と角度広さを口頭で指示すれば、その通りに指定した位置についてくれるのだ。便利過ぎる。
漫画やアニメとは違う使い方だが、重機のような使い方もできるようで、こいつら自身も直線や円であれば、簡単に掘り返して溝を作る事くらい朝飯前だ。人造ゴーレムなので、飯は食べないけどな。
あっ! グリエルにお願いされて、ダンジョンの入口を中心に半径3キロメートルを平らに整地したよ。
ここはグリエルに任せて俺は、一番近くの村へ向かう。
この街にはどの位の人が住む事になるんだろうな? 場所的にはここで寝泊まりすることは殆どないと思うが、食料の貯蔵場所になったりするのかな? もしそうなら、ここの地下に保存用の倉庫を、ダンジョンで作るか? あれなら、腐らないからな。
原理は分からないけど、知的生物以外の時の歩みがほぼゼロになる、トラップみたいなものがあるんだよな。ダンジョン農園にもある倉庫で、その中に俺の家で消費するなら50年はかかる分が貯蔵されている。時々中身を入れ替えられているようだけどね。
そんな倉庫があれば、かなり便利だと思わないか? さっきの多脚人造ゴーレムやリビングアーマーを、見張り兼単純力作業を手伝わせれば、広くても簡単に管理できるんじゃないか?
俺は、良いことを思いついた! と心の中で叫び、サクッと地下に倉庫を設置する。出入り口はやっぱり中央にあるのがいいよね! 後でいくらでも変えられるから、とりあえず設置!
急に現れた穴にびっくりしたこの街で休憩した冒険者たちに謝り、この村の状況について聞いてみた。
グリエルの指示では、この街は丸ではなく四角形にするそうだ。角の部分に門を作り、その門の1つが街を作る予定の方へ向いており、残りの3つの内2つがこことは別の村の方を向いているようだ。
完成は、街を囲う四角い壁の外側にもう1枚壁を作り、その間を馬車が4台通れる広さを確保する様だ。
村の中を通らずに外壁に沿って進めるようにって感じかな?
予定の3割程しか木を切れていないようで、俺も付いてきた妻たちと一緒に樵になって手伝った。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる