1,792 / 2,518
第1792話 何をしているか聞きたいが、怖い
しおりを挟む
午前中に大きなトラブルはあったが、それ以外はいつも通りだった。
準備してもらった昼食を食べながら、付き添いで一緒に来ている従魔の4匹を見る。こいつらの食事もシルキーたちが特別に作ってくれている餌だ。本当に美味そうに食うな。俺にもちょっと食わせてくれ。
ん~ほとんど味がしねえな。なんというか、素材の味しかしないな。お前たち、俺の食事ももらって食べてなかったか? 塩味がしなくても、美味く感じるのか?
ダマが言うには、素材の味は素材の味で美味い。味付けがあっても、俺の味覚に近い召喚された従魔たちは、それでも美味く感じるんだとさ。あれ? っつーか、お前は俺が召喚してないのに、何で平気なんだ?
それは……シルキーたちの飯が美味いから? あ~それなら納得だわ。確かにシルキーたちが指揮して、ブラウニーたちが作ってくれる飯は美味い! それは揺るがな事実だ。お前さんの味覚は、人に近いんだな。
お腹がいっぱいになったら、急に眠気が……午前中に色々あったからな。ダマ、ちょっとこっちゃにこい! 後、テトも来るのだ。ランはそこに横になって、前足はそのままにしてくれ。
ダマとテトは俺の抱き枕、ランは俺に腕枕、そしてライは……ランと反対側に陣取り、俺をサンドイッチする感じだ。モフモフに包まれて、昼寝をすることにした。1時間ほどしたら起こすようにお願いしておく。
ダマのモフモフは、モコモコなんだよ。言うなら……柔らかいタオルといった感じだろう。それに対してテトは、サラサラで気持ちがいいのだ。ランとライはフッカフカだ。
気付いたら時間になったようで、起きるように声をかけられるが、至福のモフモフたちが俺を起きさせてくれない。俺の鋼鉄のハートをもってしても、起きることを許してくれないのだ! あいたっ!
「変なこと考えていないで、起きてください。仕事をするのではないのですか?」
シュリに、モフモフに包まれて幸せを感じていることを、変なことと言われちょっと抗議を始める。この幸せがお前にはわからんのか? この幸福感が! あっ、すいません。そろそろ起きます。
俺は、シュリの無言の圧力を受け、体を起こす。こいつらは、家に帰ると娘たちの近くへ行くので、ここでしか堪能できない幸せだったのにな。
近くに行くけど、一緒に寝れないかわいそうな従魔たちだ。それなら俺のとこに来いと思うのだが、俺の所には妻たちが来るから追い出されることもあるんだよな。
さて、午後の仕事を……グリエル、なんだ?
「午前中の報告へ来ました。領主代行補佐は、無断雇用と雇用した人間の職務怠慢の責任を取らせ、クビにしています。無断雇用で雇われた奴は、職務を怠り賃金を受け取っていたため、罰金を支払わせ街外退去をさせています」
おぉ、街外退去って言ってるけど、実質フレデリクにも入れないから、無一文で隣街……近くの王国の街へ行くのだろうか? それとも、連帯責任でクビになった親族の人が、その援助をするのだろうか?
あ、連帯責任を取らされた親族は、追放された奴を激しく罵って門の外でボコボコにしたのか。親族だったとしても、領主代行補佐の地位に就けたのに、あほの所為でクビになったんだから、それも当然の行いか? でも、お前が雇わなければよかったんだけどな!
それで、他の街の人事も確認したところ、報告の上がってきていない人事がいくつかあったようだ。ただ、無断雇用ではなくしっかりと、各街で相談して雇っているので問題はなさそうだった。
2つの街を1人に任せて、そして片方を代行補佐に任せてしまった、こちらから派遣した俺たち上層部のミスだ。だから、領主代行への罰は無しだ。グリエル、2つの街を兼任は止めよう。1人で1つの街にしよう。ということで、人事の調整お願い。
街のトップは必ず、お前たちの部下を派遣してくれ。絶対だぞ! 俺の街なのに、俺の意思が反映されないのだけは勘弁してくれ。あっ、グリエルたちが街を欲しいなら話は別だけど……いらんだろ?
お前たちは良く分からんが、俺がトップでいることにこだわるからな。
じゃぁ、張り切って午後の仕事を……って、まだ何かあるのか?
「人事に関してなのですが、もう1つ聞いておきたいことが……」
ん? なんだ? 人事で何か問題でもあったか?
「えっと、ディストピアの学校を卒業した中で、優秀な成績を収めた者を起用してもよろしいでしょうか?」
「それって、何か問題でもあるのか? 優秀ならどんどん雇えば良くないか?」
「そうなんですが、シュウ様のお墨付きがあれば、ゴリ押しできますので何か証明書みたいなものがあれば、お願いしてもいいですか?」
「お墨付きが無いと、何か問題なのか?」
「私たちの部下であれば問題ないのですが、現地採用の人間には、自分より年下が上司になると……色々ありましてね。バカなことをしでかす奴がいるんです」
「俺のお墨付きがあっても、それは変わらないんじゃないか?」
「それは無いです。各街に派遣されているブラウニーたちが、教育に参加していますので、シュウ様には逆らわないように教え込まれています。軍隊以上に色々厳しいですね。絶対に、シュウ様とブラウニーたちには逆らいません」
何をしているんだ、ブラウニーたちは……
「まぁ、お墨付きだけで、優秀な卒業生が気持ちよく働けるなら、いくらでも書くよ。どういう風に書けばいい?」
グリエルに聞きながら、卒業生のためにせっせと書いていく。だけどさ、俺が書いたって分かるのかね?
「シュウ様、ブラウニーたちが各街に散っている中で、シュウ様の名前を使って偽造する人間なんていませんよ。もしいたとしても、既に排除されています。私も、シュウ様の名前を使う時は、シルキー様たちに確認を取って使っています」
なんだそれ? グリエルたちには、自由に俺の名前を使ってもいいと言っているけど、事後報告だけはしてもらっているので、問題は無いと思う……が、事後報告の前に、シルキーたちに確認を取っているんだな……偽造したのを使えば、どうなるんだろう?
「えっと、本当にお聞きしたいですか? 聞きたいのであれば、お話ししますが……覚悟をして聞いていただくことになると思います」
考えていることがバレているのは今更だけど、それ以上にシルキーやブラウニーたちが何をしているのか気になるが……怖すぎる。触らぬ神に祟りなし! 兵法三十六計、逃げるに如かず! 不利になったから、離脱する!
準備してもらった昼食を食べながら、付き添いで一緒に来ている従魔の4匹を見る。こいつらの食事もシルキーたちが特別に作ってくれている餌だ。本当に美味そうに食うな。俺にもちょっと食わせてくれ。
ん~ほとんど味がしねえな。なんというか、素材の味しかしないな。お前たち、俺の食事ももらって食べてなかったか? 塩味がしなくても、美味く感じるのか?
ダマが言うには、素材の味は素材の味で美味い。味付けがあっても、俺の味覚に近い召喚された従魔たちは、それでも美味く感じるんだとさ。あれ? っつーか、お前は俺が召喚してないのに、何で平気なんだ?
それは……シルキーたちの飯が美味いから? あ~それなら納得だわ。確かにシルキーたちが指揮して、ブラウニーたちが作ってくれる飯は美味い! それは揺るがな事実だ。お前さんの味覚は、人に近いんだな。
お腹がいっぱいになったら、急に眠気が……午前中に色々あったからな。ダマ、ちょっとこっちゃにこい! 後、テトも来るのだ。ランはそこに横になって、前足はそのままにしてくれ。
ダマとテトは俺の抱き枕、ランは俺に腕枕、そしてライは……ランと反対側に陣取り、俺をサンドイッチする感じだ。モフモフに包まれて、昼寝をすることにした。1時間ほどしたら起こすようにお願いしておく。
ダマのモフモフは、モコモコなんだよ。言うなら……柔らかいタオルといった感じだろう。それに対してテトは、サラサラで気持ちがいいのだ。ランとライはフッカフカだ。
気付いたら時間になったようで、起きるように声をかけられるが、至福のモフモフたちが俺を起きさせてくれない。俺の鋼鉄のハートをもってしても、起きることを許してくれないのだ! あいたっ!
「変なこと考えていないで、起きてください。仕事をするのではないのですか?」
シュリに、モフモフに包まれて幸せを感じていることを、変なことと言われちょっと抗議を始める。この幸せがお前にはわからんのか? この幸福感が! あっ、すいません。そろそろ起きます。
俺は、シュリの無言の圧力を受け、体を起こす。こいつらは、家に帰ると娘たちの近くへ行くので、ここでしか堪能できない幸せだったのにな。
近くに行くけど、一緒に寝れないかわいそうな従魔たちだ。それなら俺のとこに来いと思うのだが、俺の所には妻たちが来るから追い出されることもあるんだよな。
さて、午後の仕事を……グリエル、なんだ?
「午前中の報告へ来ました。領主代行補佐は、無断雇用と雇用した人間の職務怠慢の責任を取らせ、クビにしています。無断雇用で雇われた奴は、職務を怠り賃金を受け取っていたため、罰金を支払わせ街外退去をさせています」
おぉ、街外退去って言ってるけど、実質フレデリクにも入れないから、無一文で隣街……近くの王国の街へ行くのだろうか? それとも、連帯責任でクビになった親族の人が、その援助をするのだろうか?
あ、連帯責任を取らされた親族は、追放された奴を激しく罵って門の外でボコボコにしたのか。親族だったとしても、領主代行補佐の地位に就けたのに、あほの所為でクビになったんだから、それも当然の行いか? でも、お前が雇わなければよかったんだけどな!
それで、他の街の人事も確認したところ、報告の上がってきていない人事がいくつかあったようだ。ただ、無断雇用ではなくしっかりと、各街で相談して雇っているので問題はなさそうだった。
2つの街を1人に任せて、そして片方を代行補佐に任せてしまった、こちらから派遣した俺たち上層部のミスだ。だから、領主代行への罰は無しだ。グリエル、2つの街を兼任は止めよう。1人で1つの街にしよう。ということで、人事の調整お願い。
街のトップは必ず、お前たちの部下を派遣してくれ。絶対だぞ! 俺の街なのに、俺の意思が反映されないのだけは勘弁してくれ。あっ、グリエルたちが街を欲しいなら話は別だけど……いらんだろ?
お前たちは良く分からんが、俺がトップでいることにこだわるからな。
じゃぁ、張り切って午後の仕事を……って、まだ何かあるのか?
「人事に関してなのですが、もう1つ聞いておきたいことが……」
ん? なんだ? 人事で何か問題でもあったか?
「えっと、ディストピアの学校を卒業した中で、優秀な成績を収めた者を起用してもよろしいでしょうか?」
「それって、何か問題でもあるのか? 優秀ならどんどん雇えば良くないか?」
「そうなんですが、シュウ様のお墨付きがあれば、ゴリ押しできますので何か証明書みたいなものがあれば、お願いしてもいいですか?」
「お墨付きが無いと、何か問題なのか?」
「私たちの部下であれば問題ないのですが、現地採用の人間には、自分より年下が上司になると……色々ありましてね。バカなことをしでかす奴がいるんです」
「俺のお墨付きがあっても、それは変わらないんじゃないか?」
「それは無いです。各街に派遣されているブラウニーたちが、教育に参加していますので、シュウ様には逆らわないように教え込まれています。軍隊以上に色々厳しいですね。絶対に、シュウ様とブラウニーたちには逆らいません」
何をしているんだ、ブラウニーたちは……
「まぁ、お墨付きだけで、優秀な卒業生が気持ちよく働けるなら、いくらでも書くよ。どういう風に書けばいい?」
グリエルに聞きながら、卒業生のためにせっせと書いていく。だけどさ、俺が書いたって分かるのかね?
「シュウ様、ブラウニーたちが各街に散っている中で、シュウ様の名前を使って偽造する人間なんていませんよ。もしいたとしても、既に排除されています。私も、シュウ様の名前を使う時は、シルキー様たちに確認を取って使っています」
なんだそれ? グリエルたちには、自由に俺の名前を使ってもいいと言っているけど、事後報告だけはしてもらっているので、問題は無いと思う……が、事後報告の前に、シルキーたちに確認を取っているんだな……偽造したのを使えば、どうなるんだろう?
「えっと、本当にお聞きしたいですか? 聞きたいのであれば、お話ししますが……覚悟をして聞いていただくことになると思います」
考えていることがバレているのは今更だけど、それ以上にシルキーやブラウニーたちが何をしているのか気になるが……怖すぎる。触らぬ神に祟りなし! 兵法三十六計、逃げるに如かず! 不利になったから、離脱する!
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる