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第1844話 実験と治療開始
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「一応、この2つが部位欠損の箇所と率の多いでござるな。3人目は、どうするでござるか?」
「今後のために、両手両足を千切った状態でも検証するか?」
「そうでござるな。胸糞悪いでござるが、盗賊なんかに捕まった女性で、逃げないように両足、抵抗できないように両腕を落とされていた事例もあるでござるからな」
「人間って、欲望を満たすためだけに、あそこまで酷いことが平気で出来るんだから、恐ろしいよな」
バザールが胸糞悪い事例を思い出し、やり場のない怒りを実験体にぶつけてしまった。
その怒りを受けた実験体は、腰から下を失い今にも死にそうになっていた。
「一応、回復魔法をかけて死にはしなかったけど、これどうすんだよ……排泄口がねえぞ」
「死刑囚でござるから、死んでもいいでござらんか?」
「死んでもいいけど、実験前に死なれると勿体ないだろ……」
「ん~部位欠損が治っていけば、排泄できるようになるでござるから……そのままでもいいでござらんか? まぁ、尿が流れる場所位は穴を空けておけば、破裂するようなこともきっと無いでござるよ。便の方は、2日くらいでなくても平気でござるから、その間にけつの穴ができるのではござらんか?」
バザールの言っていることを頭で考え、実験としては問題ないと考えることにした。
それにしても、俺もこの世界に染まってきたな。こんなことが起きても、平然とまではいわないが動じなくなっているし、普通に命令を出せるようになってしまっているからな。
地球にいたころの俺では、考えられなかったことだろう……そもそも、こんな環境何てありえないもんな。
死んでもいい相手なので、バザールの案を採用して尿の出る場所だけ穴を空けることにした……
「でさ、尿道ってどこ? これって膀胱はあるよな? さすがに手を突っ込んで……とか嫌だぞ」
腰から下が無くなっていたので、どこに尿道や膀胱があるのか、全く分からない状態になっている。
「某なら、感覚だけを切れるから、手を突っ込むでござるよ。あまりいじりすぎて死んでも困るから、大体どこら辺にあるか参考にするための本を出してほしいでござる」
バザールに本を出してやりながら思った。こいつって、感覚器官を自分でオンオフできるんだな……めっちゃ便利じゃね? と。痛覚とかは、生存本能に近い器官ではあるが、自由にオンオフできるのならかなり便利な機能だと思うんだよね。
地球にいたころに、親知らずが変な方向に生えてきて、激痛で苦しんだことがあるんだよね。薬飲んでも効かないから、マジで死にたいくらいしんどかったんだよな。オフにできるなら、抜くまでのあの苦しみを味わう必要もなかったはず……
おぉ……バザールが手を突っ込んで何やら確認している。何を確認しているんだ? お前、感覚を切ってるのに……
って思ってたら、指先だけ感覚をオンにして、体の中を探っているらしい。探って分かるのかも不明だが、何やら納得している様子なので、問題はないのだろう。
「無理でござる! どこに何があるか分からないでござるよ。この際尿道ができるまでに、膀胱が破裂しないかの実験も兼ねてしまえばいいでござらんか?」
「そうだな。分からないことに時間を使っても仕方がないな。どうせ薬を使って寝たままにさせるんだし、膀胱が破裂しても、点滴しているポーションが治してくれるよな。体内に尿が漏れて死ぬなら、こいつの運命ってことかね」
無暗に殺すのはもったいないが、苦労してまで助けようとも思わないので、このまま治療を開始することにした。
暗部の人たちが戻ってきたので、点滴と胃ろうのやり方を教え、任せることにした。教えたと言っても、一緒に教本みたいなのを読んだだけだけどな!
バザール、後は任せたぞ!
俺は仮説病院が作られている場所へ足を運ぶ。プレハブとは違うけど1部屋ずつ作っているようで、既に4部屋が完成していた。
比較的率の少ない部位欠損なら、治療を始められるな……
キリエの所へ向かい、状況を確認する。欠損率が高くなればなるほど、取り乱しているようで落ち着いている人は少ないそうだ。欠損でも体の一部がえぐれた人や、指を数本失ったくらいなら、比較的落ち着いているらしい。
なるほど! 俺はすぐに治療可能な欠損率の少ない人たちを、仮説病院に移動するようにお願いする。それで移動できたのは、20人ほどだな。4人部屋が4部屋……ちと足りないが、すぐに治せるので窮屈だが我慢してくれ!
移動させられた本人たちは、治療が終わっているからもっと重症の人たちを、看てほしいと訴えてきているが、まだあんたたちの治療は終わってないし、順番的にあんたたちからの方が、こっちは助かるんだよ!
と、そのままいう訳にはいかないので、順序良く説明していき、今えぐれていたり欠損している指が治せるので、大人しくしていてほしいことを伝える。半信半疑でこちらを見てくるが、こればかりは治療しないことには信用できないだろう。
部位欠損が治る高級なポーションがあることを知っているが、俺たちが発見したように、手軽に部位欠損を治す方法は教えていないのだ。
色々説明をしていき、栄養剤を飲んでもらいポーションを点滴する。点滴なんて知らない人に、魔法薬だから問題ないことを何度も説明して、1人が受け入れ指が少しずつ伸びてきたことが分かると、他の人たちも納得して点滴を受け入れてくれた。
この人たちは、1時間もしないうちに治るだろう。
まだ、向こうの広場に治さないといけない人たちが、沢山いるんだよな……排泄管理が出来なくて、衛生面が悪くなると困るので、治療する人を浮かべる浴槽はサクッと作っておこう。
初めは全部クリエイトゴーレムで作っていたが、よくよく考えればDPバスタブを召喚できるのだから、大き目にカスタマイズした浴槽に、クリエイトゴーレムを使えば時間短縮ができることに気付き、ブラウニーたちに浴槽を召喚させ、俺と綾乃は排泄物吸引パンツを作成していった。
病室は、外から見えないように工夫するよう指示を出し、同性介助になるように人員を集めてもらっている。男が女の人に世話をしてもらうのはまだいいが、女が男の人に世話をしてもらうのはさすがにね……
とりあえず、被害状況が分かった。軽傷は除き、部位欠損している人が192人、死者が34人と報告が入る。部位欠損者は、自殺をしない限りは命に別状はないので、これ以上死者が増えることは無いだろう。
こんなことを計画しやがった奴らは……絶対に許さねえぞ!
「今後のために、両手両足を千切った状態でも検証するか?」
「そうでござるな。胸糞悪いでござるが、盗賊なんかに捕まった女性で、逃げないように両足、抵抗できないように両腕を落とされていた事例もあるでござるからな」
「人間って、欲望を満たすためだけに、あそこまで酷いことが平気で出来るんだから、恐ろしいよな」
バザールが胸糞悪い事例を思い出し、やり場のない怒りを実験体にぶつけてしまった。
その怒りを受けた実験体は、腰から下を失い今にも死にそうになっていた。
「一応、回復魔法をかけて死にはしなかったけど、これどうすんだよ……排泄口がねえぞ」
「死刑囚でござるから、死んでもいいでござらんか?」
「死んでもいいけど、実験前に死なれると勿体ないだろ……」
「ん~部位欠損が治っていけば、排泄できるようになるでござるから……そのままでもいいでござらんか? まぁ、尿が流れる場所位は穴を空けておけば、破裂するようなこともきっと無いでござるよ。便の方は、2日くらいでなくても平気でござるから、その間にけつの穴ができるのではござらんか?」
バザールの言っていることを頭で考え、実験としては問題ないと考えることにした。
それにしても、俺もこの世界に染まってきたな。こんなことが起きても、平然とまではいわないが動じなくなっているし、普通に命令を出せるようになってしまっているからな。
地球にいたころの俺では、考えられなかったことだろう……そもそも、こんな環境何てありえないもんな。
死んでもいい相手なので、バザールの案を採用して尿の出る場所だけ穴を空けることにした……
「でさ、尿道ってどこ? これって膀胱はあるよな? さすがに手を突っ込んで……とか嫌だぞ」
腰から下が無くなっていたので、どこに尿道や膀胱があるのか、全く分からない状態になっている。
「某なら、感覚だけを切れるから、手を突っ込むでござるよ。あまりいじりすぎて死んでも困るから、大体どこら辺にあるか参考にするための本を出してほしいでござる」
バザールに本を出してやりながら思った。こいつって、感覚器官を自分でオンオフできるんだな……めっちゃ便利じゃね? と。痛覚とかは、生存本能に近い器官ではあるが、自由にオンオフできるのならかなり便利な機能だと思うんだよね。
地球にいたころに、親知らずが変な方向に生えてきて、激痛で苦しんだことがあるんだよね。薬飲んでも効かないから、マジで死にたいくらいしんどかったんだよな。オフにできるなら、抜くまでのあの苦しみを味わう必要もなかったはず……
おぉ……バザールが手を突っ込んで何やら確認している。何を確認しているんだ? お前、感覚を切ってるのに……
って思ってたら、指先だけ感覚をオンにして、体の中を探っているらしい。探って分かるのかも不明だが、何やら納得している様子なので、問題はないのだろう。
「無理でござる! どこに何があるか分からないでござるよ。この際尿道ができるまでに、膀胱が破裂しないかの実験も兼ねてしまえばいいでござらんか?」
「そうだな。分からないことに時間を使っても仕方がないな。どうせ薬を使って寝たままにさせるんだし、膀胱が破裂しても、点滴しているポーションが治してくれるよな。体内に尿が漏れて死ぬなら、こいつの運命ってことかね」
無暗に殺すのはもったいないが、苦労してまで助けようとも思わないので、このまま治療を開始することにした。
暗部の人たちが戻ってきたので、点滴と胃ろうのやり方を教え、任せることにした。教えたと言っても、一緒に教本みたいなのを読んだだけだけどな!
バザール、後は任せたぞ!
俺は仮説病院が作られている場所へ足を運ぶ。プレハブとは違うけど1部屋ずつ作っているようで、既に4部屋が完成していた。
比較的率の少ない部位欠損なら、治療を始められるな……
キリエの所へ向かい、状況を確認する。欠損率が高くなればなるほど、取り乱しているようで落ち着いている人は少ないそうだ。欠損でも体の一部がえぐれた人や、指を数本失ったくらいなら、比較的落ち着いているらしい。
なるほど! 俺はすぐに治療可能な欠損率の少ない人たちを、仮説病院に移動するようにお願いする。それで移動できたのは、20人ほどだな。4人部屋が4部屋……ちと足りないが、すぐに治せるので窮屈だが我慢してくれ!
移動させられた本人たちは、治療が終わっているからもっと重症の人たちを、看てほしいと訴えてきているが、まだあんたたちの治療は終わってないし、順番的にあんたたちからの方が、こっちは助かるんだよ!
と、そのままいう訳にはいかないので、順序良く説明していき、今えぐれていたり欠損している指が治せるので、大人しくしていてほしいことを伝える。半信半疑でこちらを見てくるが、こればかりは治療しないことには信用できないだろう。
部位欠損が治る高級なポーションがあることを知っているが、俺たちが発見したように、手軽に部位欠損を治す方法は教えていないのだ。
色々説明をしていき、栄養剤を飲んでもらいポーションを点滴する。点滴なんて知らない人に、魔法薬だから問題ないことを何度も説明して、1人が受け入れ指が少しずつ伸びてきたことが分かると、他の人たちも納得して点滴を受け入れてくれた。
この人たちは、1時間もしないうちに治るだろう。
まだ、向こうの広場に治さないといけない人たちが、沢山いるんだよな……排泄管理が出来なくて、衛生面が悪くなると困るので、治療する人を浮かべる浴槽はサクッと作っておこう。
初めは全部クリエイトゴーレムで作っていたが、よくよく考えればDPバスタブを召喚できるのだから、大き目にカスタマイズした浴槽に、クリエイトゴーレムを使えば時間短縮ができることに気付き、ブラウニーたちに浴槽を召喚させ、俺と綾乃は排泄物吸引パンツを作成していった。
病室は、外から見えないように工夫するよう指示を出し、同性介助になるように人員を集めてもらっている。男が女の人に世話をしてもらうのはまだいいが、女が男の人に世話をしてもらうのはさすがにね……
とりあえず、被害状況が分かった。軽傷は除き、部位欠損している人が192人、死者が34人と報告が入る。部位欠損者は、自殺をしない限りは命に別状はないので、これ以上死者が増えることは無いだろう。
こんなことを計画しやがった奴らは……絶対に許さねえぞ!
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